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エメラルドを取得、来春の開業目指す

2011年10月11日
編集部

 鶴雅グループ(大西雅之社長)は9月27日、阿寒湖温泉で休館している「ホテルエメラルド」(203室)をカラカミ観光から取得し、改装した上で来年の5月連休前に開業すると発表した。隣に立地するグループ旗艦店の「鶴雅」(233室)と渡り廊下でつなぎ、和を基本とした「温泉リゾート」として一体運営する。 ホテルエメラルドは7月から1年間の期限で休館を発表していた。早期再開を望む声に加え、休館が長引くことになれば温泉街が致命的なダメージを受けると判断し、協議を重ねてきた。
 取得したのは、地上9階、地下1階建て、総客室数203、収容人数877のホテルと、社員寮として使っていた6階建ての建物。取得金額の2億2千万円を含め6億円を投じる。開業に合わせ、正社員35人、パート従業員15人を新規採用する。
 新ホテルは、鶴雅より阿寒湖に面した部屋が多い特徴を生かしながら、レストランでは野菜を主としたブッフェを採用する。
 大浴場も鶴雅にない魅力を取り入れ改装。それぞれの個性を打ち出し、今夏から力を入れている「長期滞在」需要に応えられる施設づくりを目指す。

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