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No.280 ハウステンボス・澤田社長に聞く - アジアに開く観光ビジネス都市へ

2011年6月1日
編集部

ハウステンボス・澤田社長に聞く
アジアに開く観光ビジネス都市へ

 昨年3月から旅行業大手のエイチ・アイ・エス(H.I.S)傘下で経営再建を進める、長崎県佐世保市のリゾート施設ハウステンボス(HTB=澤田秀雄社長)が、2011年9月期の第1四半期(10年10-12月)決算で営業黒字を達成した。リゾート、テーマパーク、医療、教育などからなる「観光ビジネス都市」を将来イメージに描く澤田社長に、東日本大震災後の見通しや上海航路開設をはじめとする今後の計画など聞いた。

(聞き手=関西支社長・有島 誠)

「1.2倍の改革スピード、お客様目線が経営の基本」

 ――この1年を振り返って。

 やはり大変だった。引き受けた時点は業績が下がり続け、社内に負け癖がついていた。平均年齢も高く、なかなか変われない。改革のスピードに、社員もよくついてきてくれたと思う。何事もスピード感が大事。東日本大震災の影響によるインバウンドのキャンセルでは、素早く国内に展開を切り替えた。

澤田 秀雄社長

 ――売上、入込み増の要因は。

 当初は基本ができていなかったので、まず基本を皆でやるところから始めた。どんな業態でも汚い店は流行らない。工場でもオフィスでも一流とされるところは清潔に保たれている。だから、まず皆で掃除をして常に清潔な園内を保つようにした。

 それと、テーマパークは暗い雰囲気ではダメ。当初は閉鎖中の店やミュージアムもあり、お客様に失望感を与えていた。スタッフ自身が明るく振る舞うことはもちろん、約半年ほどかけて、ほとんどのお店をオープンさせた。開店すれば人件費などの経費はかかるが、やはりお客様の目線にあわせることが大事。夜もさみしかったので、ミュージカルを入れたり、光のショーを行ったりにぎわいを創出した。

 

※ 詳細は本紙1421号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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