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No.269 旅館・ホテル現代考 - 旅館の強みをホテルに

2011年2月1日
編集部

旅館・ホテル現代考
旅館の強みをホテルに

 日本のマーケットにおいてうまく併存してきた和風旅館とホテル。宿泊施設の形態は細分化され、出尽くしたともいわれるが、ここ数年、東京都内に旅館とホテルを融合させた新しいスタイルの宿泊施設が生まれてきている。2009年5月オープンの「庭のホテル東京」(東京・千代田)と同年6月オープンの「ホテル龍名館東京」(東京・中央)。ともに基本はホテルだが、長年、旅館で培ってきた強みを活かす。さりげない和を感じるホテルが今後、増えていきそうだ。

【沖永 篤郎】

「居心地のいい和を追求」

 水道橋駅東口から徒歩3分、日本大学経済学部の隣に建つ「庭のホテル東京」。09年5月にオープンした。近隣は大学や出版社が多い場所柄、一見ビジネスホテルのようにも見えるが、館内に一歩足を踏み入れると、明らかにそれとは違う温かな雰囲気が感じられる。中庭からエントランスに続く水の流れ。ふんだんに日の光が差し込むフロントロビー。そこに配された巨大な行灯のような照明。いたるところに和のおもてなしの心がさりげなく表現されている。

 木下彩社長は、この場所で1935年に創業した旅館、森田館の3代目。旅館は1970年代の高度成長期、東京グリーンホテルという名でビジネスホテルに転身。日本のビジネスホテルの先駆けとなった。庭のホテル東京は、そのホテルの1つ東京グリーンホテル水道橋を施設の老朽化に伴い建て替えた。

 「今の東京で新しいホテルを建てるのであれば、どういう形が望ましいのか。大手ホテルチェーンと同じ土俵で張り合っても、やがては価格競争するしかなくなってしまう。10年、20年とたったときに何で勝負できるのかといろいろ考えました」(木下社長)。新しいホテルの構想を作り上げるまでには5年近い歳月を費やした。1つのヒントになったのが事業の原点である旅館だ。70年以上にわたる伝統や、スタッフの家庭的な雰囲気、ホスピタリティといった強みを活かせないかと考えた。若い世代の間や海外では日本の伝統美や和のデザインが見直されてもきている。そしてたどりついたのが和の趣と現代人のニーズに見合う機能性を併せ持つ「美しいモダンな和」というコンセプト。「難しかったのは、どのくらいの和にするのか。京都の雅な和ではなく、さっぱりとした江戸の和。今の東京で居心地のいい和を追求しました」(木下社長)。

 

※ 詳細は本紙1409号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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