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No.258 楽しい旅に“安心”を - 静岡女将 地震マニュアル作成

2010年9月11日
編集部

楽しい旅に“安心”を
静岡女将 地震マニュアル作成

 2009年の静岡沖地震の経験を踏まえ、静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合女性部会「あけぼの会」が全国で初となる「女将の地震初動マニュアル」を作成した。安心して静岡へ旅行に来てもらいたいと、地震当日の現場の状況と対応を洗い出し、地震発生時に女将が直面する課題とその対応をまとめた。地震と縁を切ることのできない日本において、どう対処していくべきか。「危機管理と安全もおもてなしの一つ」と、静岡の女将たちが立ち上がる。

【伊集院 悟】

■大きな地震を経験

 09年8月11日に起きた静岡沖地震。静岡県の伊豆市・焼津市・牧之原市・御前崎市では震度6弱を記録した。大きな地震を経験した静岡県の女将たちは、このときの初動対応について勉強会を開き、地震発生時のマニュアルの必要性を感じる。

 10年2月に「安心・安全なお宿をめざして」をテーマに、県旅連あけぼの会「しずおか流おもてなし研修会」を開催。石川県和倉温泉「加賀屋」総支配人・手島孝雄氏による能登半島地震発生時の経験について講演を聞き、さらに防災について強く意識した。

■地震対応のマニュアル作りへ

 全国で初となる「女将の地震初動マニュアル」。マニュアル作りに着手したのは今年2月から。マニュアル作成にあたっては、防災や危機管理を専門とし、災害図上訓練DIGの考案者である小村隆史氏(富士常葉大学環境防災学部准教授)に監修を依頼。計4回以上の勉強会を開き、地震当日の現場の状況とその対応を洗い出した。強い地震に襲われたときに、ホテル・旅館でお客の安心・安全を預かる女将が直面すると思われる課題を整理し、まとめた。

(左から)杉山美喜女将、宇田倭玖子女将、稲葉きみ江女将
(左から)杉山美喜女将、宇田倭玖子女将、稲葉きみ江女将

 

※ 詳細は本紙1391号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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