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カンボジア出発へ結団式、国際ボランティア学生協会

2010年9月1日
編集部

 国際ボランティア学生協会(IVUSA)は8月16日、「第3次カンボジア小学校建設活動」のため、カンボジアへ出発するにあたり、勉強会を兼ねた結団式を行った。

 勉強会では、関西の学生も含め10の班に分かれ、それぞれカンボジアの観光案内所、地雷、宗教とタブー、言語、歴史、教育、経済、環境、ライフスタイルなどについて調べた内容を発表した。

 カンボジアは、ポルポト政権後に教育機関の再建が始まったが、急激な人口増加も影響し、いまだに校舎、教員の数が足りていない状況。小学校は700校舎足りないといわれている。IVUSAでは、カンボジアの教育環境を少しでも良くしたいと、2008、09年に2地域で2校舎を建設した。3年目となる今年は、メコン川沿岸に位置するコンポンチャム州トンレーバット村に5教室1校舎を建設予定。学校建設費用は、学生たちが4月から行ってきた街頭募金で賄う。カンボジア渡航期間は8月17―29日で、日本の学生約50人と現地のカンボジア人学生約10人が活動する。

 学生時代にIVUSAで活動し、卒業後、事務局で働く事業統括担当の外木絢子さんは「募金活動では心ない言葉をかけてくる人もいるが、多くの人から温かい言葉をいただいた。学生たちには、いいことも悪いことも含めて成長の糧になるのでは。カンボジアでは、自分の目でしっかり見て、いろいろ感じてほしい」と語った。

 IVUSAは93年、「ラオスに小学校を建てたい」という大学生の夢からスタート。現在は、国際協力、地域活性化、環境保護、災害救援の4つを柱に活動。カンボジア小学校建設活動をはじめ、今年2月には、南インドの豪雨災害復興支援活動も行った。そのほか、定期的に行う新潟県長岡市栃尾地区のふるさと作り活動や、各地の祭りへの協力、多摩川(東京都)や九十九里浜(千葉県)の清掃――といった環境保護活動、各地の災害救援活動を行っている。

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