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20代独身男女旅行意識調査、気軽に誘える友人がカギ、JTBアンケート

2009年12月1日
編集部

 JTBはこのほど、20代独身男女を対象にアンケート調査を実施、過去3年間に自発的に旅行した人としなかった人を比較しながら、旅行に関する意識を調査した。

 旅行経験の有無は、一緒に出かけられる親しい友人の存在がカギとなっており、とくに女性は、「旅行した」人の48・4%が「自分から気軽に誘って会える友人」が「4―5人」いるのに対し、「旅行しなかった」人では25・7%と半減した。「2人で泊まりがけで出かけることができる友人」に関しても、「旅行した」女性の67・3%、男性は41・7%が「2―3人」以上いると回答した。調査は10月にオンラインで実施。サンプル数はインターネットによるアンケート会員1200人。内訳は「旅行した人」600人(男女各300人)、「旅行しなかった人」600人(男女各300人)。

 理想の同行者は、すべての層で「パートナー(恋人)と2人」が最も多くなった。「旅行した」女性は47・0%、男性は48・7%と半数を占めた。一方で、現実的な同行者は、「パートナー」は「旅行した」層で30%に減少。「旅行しなかった」層をみると女性は「親や兄弟姉妹」が38・3%、男性は「1人旅」が32・0%とそれぞれ1位となった。

 旅行以外の消費動向については、「旅行した」女性は、「ファッション関連の買物」(35・0%)、「エステ・美容院・ネイルサロン」(24・7%)などに関心が高く、ショッピングやエステなど外出を伴う消費に積極的であることがわかった。一方、「旅行しなかった」層では「家でDVD、CD、ゲーム」(女性41・7%、男性44・7%)、「家でネットやブログ」(女性29・0%、男性30・0%)が高く、それぞれ「旅行経験あり」の2倍以上となった。

 さらに、「旅行した人」の83・2%が、小学校時代に1年に1回以上家族旅行を経験。一方、「旅行しなかった人」は58・7%。子供の頃の旅行経験が、大人になってからの旅行に与える影響が大きいことがうかがえた。  「今、旅行したいか」という質問には、「旅行した」女性の94・0%、男性の87・7%、「旅行しなかった」人でも女性の71・0%、男性の48・3%が「したい」と回答した。年収による旅行意欲の違いもほとんどなかった。

 「今、旅行したくない」と回答した人に旅行するための条件を質問したところ、男女ともに「混雑していないなら」がトップ。男性は「一緒に旅行したい同行者ができれば」(34・8%)、女性は「おもしろいところに連れて行ってくれるなら」(35・6%)などが高く、受動的ではあるが、お膳立てしてもらえれば、旅行に行きたいという姿が見られた。

 20代の若年層が敬遠しがちとみられる「周遊型旅行」や「団体旅行」のイメージを聞いたところ、「旅行しなかった」人は「乗り物や宿の心配をしなくてよいので楽」(61・7%)、「旅行費用が安くて済むならよい」(39・0%)と回答。「楽に」「安く」旅行できることを長所と見ていた。

 「旅行した」人は「ガイドから詳しい説明を聞ける」(31・5%)、「多くの見どころを楽に回れる」(31・3%)などの回答が多く、「説明つきで」「効率よく」旅行できることを長所と捉えていた。また、「旅行先で参加する旅行」であれば参加したいという回答も32・3%あった。

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