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ホテル雅叙園東京で近江・美濃・飛騨ひな紀行

2017年12月20日
営業部:後藤 文昭

2017年12月20日(水) 配信

文化財とお雛様約500体の艶やかな共演

岐阜県と滋賀県の9地域から、約500体の人形が「百段階段」に勢ぞろいする。ホテル雅叙園東京で2018年1月19日(金)から、「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」が始まる。

 日本各地の時代雛が集結する人気展覧会の9回目のテーマは、初の近江・美濃・飛騨地域のお雛さま。貴重な大名家の姫君の婚礼調度や、近江商人として栄えた旧家に伝わる逸品をはじめ、関東では珍しい西の雛文化である御殿飾りから指先ほどの小さな郷土玩具まで、岐阜と滋賀の地域に息づく百花繚乱のお雛さまたちが文化財にお目見え。雛人形と展示会場である絢爛豪華な文化財とのコラボレーションもみどころだ。

見どころ1  高さ約2㍍の巨大飾りも!西の文化“御殿飾り”が多数登場!

御殿飾り

 京都御所を模した、御殿の中に雛人形を飾る“御殿飾り”は西の雛文化の1つとして知られ、関東では見る機会の少ない貴重な雛飾り。本展では、近江商人として栄えた近江八幡や日野の旧家に伝わる、約6畳分もの広さを要する大型の御殿飾りをはじめ、板葺きや屋根部分にしゃちほこが乗せられ、絢爛豪華な装飾を施したものなどさまざまな特徴を持った御殿飾りを8点一挙公開する。その他お雛さまや白木道具など、圧巻のコレクションを展示する。

見どころ2  井伊家のお姫様の雛や雛道具が関東初公開!

砂千代姫の古今雛

 彦根藩主 井伊直弼の七女、砂千代姫の古今雛と雛道具が関東地域で初の特別公開。江戸時代のものと伝わる一対の古今雛は、現在では長浜城歴史博物館で保管されている貴重なもの。雛道具は黒漆に牡丹唐草文が配され、小さいながら実物と遜色ない精巧な作りを間近で見ることができる。

見どころ3   雛展史上初の一部写真撮影OK!ギネス登録された郷土人形コレクションの展示を再現

日本土鈴館での展示の様子

 岐阜県郡上市、白鳥町にある日本土鈴館は、日本全国の土鈴や土雛をはじめ、世界各国の郷土玩具のコレクションでも知られる博物館。ギネスにも登録されているコレクションの数は10万点を超える。本展では、指先ほどの小さな郷土玩具から、1㍍近い土人形、地域に伝わる土雛など、日本土鈴館からよりすぐりのコレクションを展示。写真撮影も可能で、圧巻の展示と共に撮影を楽しむことができる。

特別企画 中川政七商店の郷土玩具ルームが登場!

「日本全国まめ郷土玩具蒐集全シリーズ(イメージ)

 百段階段内の第8の位置にあたる部屋を雛まつり展では初開放し、人気雑貨店 中川政七商店との特別コラボレーションルーム「中川政七商店の郷土玩具の雛段」が登場する。同社の、「日本全国まめ郷土玩具蒐集」(海洋堂とのコラボレーション)シリーズは、精巧な仕上がりで人々を魅了し、現在第7弾まで続く人気シリーズ。今回は漆の雛段に配した「日本全国まめ郷土玩具蒐集」全シリーズをはじめ、こけしやだるまなどの郷土玩具が一堂に並ぶ。

近江・美濃・飛騨エリアのお雛さまの特徴

 江戸の中心地である日本橋に大店をかまえ、京都や大阪をはじめ日本各地と交易した近江商人。商家として栄えた家には、娘の初節句などであつらえた立派な雛が現代に至るまで受け継がれている。また、“飛騨の小京都”と称される高山市には、旧家を代表する雛や、美濃和紙の産地として有名な美濃市の旧和紙問屋に伝わる御殿飾りなどがあり、豪華な雛飾りから当時の商売で繁栄した地域のようすを感じることができる。

企画展概要

展覧会名:「百段雛まつり 近江・美濃・飛騨ひな紀行」

開催期間:2018年1月19日(金)~2018年3月11日(日) 会期中無休

開催時間:午前10:00~午後5:00(最終入館午前4:30)

入場料:1500円(前売券1200円、学生800円※要学生証呈示)※小学生以下無料

会場:ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」

問合せ:03-5434-3140(午前10:00~午後6:00 イベント企画)

アクセス:

目黒駅(JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線)より徒歩3分

主催:

百段雛まつり展実行委員会(ホテル雅叙園東京、長浜市、東近江市、日野観光協会、一般社団法人近江八幡観光物産協会、美濃市、美濃市観光協会、美濃市教育委員会、 一般社団法人飛騨・高山観光コンベンション協会、 公益財団法人日本大正村、郡上市、郡上市観光連盟、日本土鈴館)

後援:

外務省・観光庁・岐阜県・滋賀県・目黒区・一般社団法人めぐろ観光まちづくり協会

展示一覧:

・十畝(じっぽ)の間 近江商人のお雛さま (滋賀・東近江市、近江八幡市、日野町)

・漁樵(ぎょしょう)の間 飛騨高山の雛まつりI (岐阜・飛騨高山)

・草丘(そうきゅう)の間 御殿飾りとお雛さま (岐阜・個人コレクション)

・静水(せいすい)の間 井伊家・砂千代姫の婚礼調度のお雛さま (滋賀・長浜城歴史博物館、大通寺)

・星光(せいこう)の間 郷土玩具と土雛の世界 (岐阜・日本土鈴館)

・清方(きよかた)の間 飛騨高山の雛まつりII (岐阜・飛騨高山)

・頂上(ちょうじょう)の間 美濃のお雛さまと大正村のお雛さま (岐阜・美濃市、日本大正村)

・第8番目に位置する部屋 特別コラボレーション/中川政七商店の郷土玩具の雛段

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