デイビッド・ベッカム氏が来日。日本型IRに向け、ラスベガス・サンズがパネルディスカッション

2017年10月5日
編集部:平綿 裕一

2017年10月5日(木) 配信

同社の親善大使を務めるベッカム氏

シンガポールのマリーナベイ・サンズなど、統合型リゾート(IR)を開発・運営するラスベガス・サンズ(ロバート・G・ゴールドスティーン社長兼COO)は2017年10月4日(水)にパレスホテル東京で、日本でのIRについてパネルディスカッションなどを行った。

 同社のグローバル大使、元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏も登壇し、トークショーを実施。米国のロックバンド、イーグルスの元ギタリスト、ジョー・ウォルシュ氏も駆け付け、日本でのIRについて想いを語った。ジョン・ボン・ジョヴィやポール・マーカットニーらのマネジメントを担うアーヴィン・エイゾフ氏らを交えたパネルディスカッションを行った。エンターテインメント業界の立役者が、このように日本に集まるのは初めて。

ラスベガス・サンズ代表あいさつと、企業概要

ゴールドスティーン氏があいさつ

 ゴールドスティーン氏は、「日本の統合型リゾート関する取り組みは、10年以上行っている。2003、4年に始まった。これは重要な決定だった。我われはマカオや、シンガポールでIRを運営している。統合型リゾートは、まさに観光や経済の原動力になることができる。導入にはメリットがある。」とあいさつ。

 さらに「世界最高のレジャーとビジネスツーリズムのモデルを生み出しながら、ツーリズム業界に変革をもたらしてきた。私たちはMICEビジネスにおける統合型リゾートのリーダーとしても知られていますが、サンズ・グループでは、スポーツ、音楽、映画などで最高のライブエンターテインメントを提供してきたいという点も、ぜひ知ってもらいたい」と述べた。

 同社は世界最大級のIRを手がける企業。高級ホテルやカジノ、食事、エンターテイメント、MICEのほか、数多くのビジネス・レジャー施設を特徴としている。MICEを中心とするIRを初めて開発し、ビジネス・観光・レジャー旅行業界を牽引してきた。エンターテイメント業界でも強みがあり、米国やマカオ、シンガポールの9カ所の施設で、年間900回ほどショーを実施。

 2010年にオープンしたシンガポールのマリーナベイ・サンズでは、2015年に観光客が1520万人を超え、2009年の970万人から57%増加した。業績も好調。17年第2四半期の連結純収益は18.6%増の31億4千万米㌦(約3529億円)で、純利益は61.9%増の6億3800万米㌦(約717億円)だった。今後は世界展開により力を入れる方向だ。

デイビット・ベッカム氏らによる記念撮影

第1部:パネルディスカッション「統合型リゾート通じて国内のエンターテイメントを世界レベルにする」(各氏発言要旨)

 「日本国内のエンターテインメント施設は不十分。日本は伝統舞踊など、さまざまな文化や歴史がある。日本はIRを通じて、施設の整備を進めれば世界の人が、それらに接することができる。ポップや、ロックだけでなく、文化に触れてもらえる。過去には日本の文化は大事な輸出品だった。将来的にもそうであってはいけない、といったことはないはずだ」(エイブス氏)。

 スポーツエンターテイメントや、アリーナ及びスタジアムの運営に関わってきたOak View GroupのCEOティム・レイウェック氏は「スポーツや音楽を含むライブエンターテインメントは、国内外の幅広い層の観光客を引き寄せる力があり、IRにとって非常に重要な役割を果たす。日本型IRが国際競争力のある施設になるためにも、IR運営で実績のある事業者と国内のエンターテインメント事業者がパートナーシップを組むことが重要だ」と述べた。

 ラスベガス・サンズのグローバル開発マネージング・ディレクターで、マリーナベイ・サンズの社長兼CEOのジョージ・タナシェヴィッチ氏は、「シンガポールで手がけたシンガポールの素晴らしい施設は、すべてを1つにまとめられたということ。新しいエンターテインメントの流れができた。これだけでも旅の動機になる。日本におけるIRは観光の魅力としての日本のエンターテインメントの可能性を掘り起こし、日本のエンターテインメントの海外発信において役割を担っていくはず」と発言。

□第2部:ディビット・ベッカム氏のトークショー

同社の親善大使を務めるベッカム氏

 ベッカム氏は「私はいつも、“ビジネスは何が可能か”だけでなく、“コミュニティー(地域社会)のために何ができるのか”を考えています。ラスベガス・サンズの彼らは、コミュニティーに対して、常に何ができるかを考え、コミュニティーにいかに還元するかを考えている。親善大使として、父親として、そのことが非常に大事。ビジネスも素晴らしい。人生で大変な時期があっても、素晴らしいパオーマンスをみることで、生活が変わる。さらに、慈善活動も行っていて、華やかなものばかりではない」と話した。

ウォルシュ氏、アーティストの視点で

ウォルシュ氏が登壇

 「21世紀となり、デジタルの時代が始まった。ライブの体験も随分変わり、パフォーマンスのヴィジュアルの部分が非常に重要になった。日本の伝統的なライブの施設では、よいパフォーマンスを発揮する条件が揃わなくなってきた。海外アーティストは本当に残念に思いながら、日本を飛ばさざるを得ない状況。だから、現代的なアーティストが演奏できる施設を作ってほしい。そうすれば、海外アーティストツアーのハブに、日本が復活すると思う。アーティストの声として聞いてほしい。素晴らしいパフォーマンス施設ができればいい」と訴えかけた。

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