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1月訪日客230万人、単月では過去2番目に(JNTO)

 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)がこのほど発表した1月の訪日外客数推計値によると、1月は前年同月比24・0%増の229万5700人となり、16年1月の185万1895人を44万人以上上回り、1月として過去最高を記録した。単月では、16年7月(229万6451人)に迫る過去2番目の数値となった。

 今年は旧正月が1月末から始まり、中華圏の国や地域を中心に訪日旅行者数が増加した。1月の市場別では、韓国と豪州が単月として過去最高を記録。そのほかロシアを除く17市場が1月として過去最高となった。とくにマレーシアが70%台、インドネシアが60%台と年初から高い伸びを示している。

 1月の重点市場の動向をみると、韓国は同21・5%増の62万5400人で単月として過去最高を記録。旧正月(ソルラル)休暇が今年は1月に移行したことや、複数の航空路線が増便されたことなどが要因となり、訪日需要を押し上げた。

 中国は同32・7%増の63万600人で1月として過去最高記録した。春節が1月に移行したことで、その前後を含め訪日者数が増加。また、春節期間のチャーター便運航による航空座席供給量の増加や、旺盛なクルーズ需要なども訪日者数の押し上げに寄与した。

 台湾は同9・3%増の35万800人で1月の過去最高を記録。前年のトランスアジア航空の解散にともなうツアーキャンセルや、航空座席供給量減少による航空券の値上がりなどにより、伸び率は1ケタにとどまった。

 香港は同48・4%増の18万5500人で1月の過去最高を記録。旧正月休暇が1月に移行したことに加え、航空座席の供給量が、前年比で約2割増加したことなどが訪日需要を高めた。

 そのほか、東南アジア諸国は、タイが同6・7%増、シンガポールは同35・2%増、ベトナムは同46・0%増、インドは同4・8%増など。インドは1万100人で1月として過去最高を記録。例年1月は外国旅行のオフシーズンであるため、緩やかな伸びとなった。

 なお、出国日本人数は同1・9%増の130万人となった。

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