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6月17日運行開始へ、豪華寝台列車「瑞風」(JR西日本)

トワイライトエクスプレス瑞風(イメージ=JR西日本提供)
トワイライトエクスプレス瑞風(イメージ=JR西日本提供)

 JR西日本は、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の運行を6月17日から開始すると発表した。料金はロイヤルツイン(2人利用)1泊2日で1人27万円から。6―9月出発の1期分は昨年12月5日から申し込みを受け付けており、締め切りは1月末まで。申し込み多数の場合は抽選に。

 コースは、山陰・山陽を巡る1泊2日の片道4コースと、2泊3日の周遊1コースの全5コースを設定。1泊2日の山陽コース(下り)の場合、京都・大阪を出発し途中、倉敷駅で下車し「大原美術館」、南岩国で「錦帯橋」などに立ち寄り、観光して下関に向かう。1泊2日の山陰コース(上り)は、下関を出発し、出雲で「出雲大社」、鳥取で「鳥取砂丘」などに立ち寄り、大阪・京都に向かう。

 山陽・山陰を周遊する2日3日のコースは、京都・大阪を出発し、1日目に岡山で「岡山後楽園」、2日目は宍道でたたら製鉄の遺構「菅谷たたら山内」、松江で茶の湯文化を堪能する「明々庵」、3日目は東浜で世界ジオパーク認定の「浦富海岸」に立ち寄り、京都・大阪に戻ってくる。

 山陽コースでは明石海峡や瀬戸内海、山陰コースでは余部橋梁や宍道湖など、いずれのコースも日本の原風景や美しい自然が堪能できるビュースポットがいくつも用意されている。

 料金は、6―8月出発の1泊2日(4コース共通)がロイヤルツイン(2人利用)1人27万円、ロイヤルシングル(1人利用)同33万円、ザ・スイート(2人利用)同75万円。9月出発はいずれも3万円増。2泊3日コースは、6―8月出発がツイン同50万円、シングル同62万円、スイート同120万円。9月出発はいずれも5万円増。ロイヤルシングルは2人、ザ・スイートは4人まで利用できる。

 「瑞風」は10両編成で運行。最大の特徴といえるのが、1両すべてを使ったスイート。1両1室の構成は世界的にも珍しく、バスタブ付きのバスルームを備えるなど、広さだけでなく随所にこだわりをみせている。

 料理は、フードコラムニストの門上武司氏プロデュースのもと、京都「菊乃井」3代目の村田吉弘氏ら7人による、食の匠の監修による沿線の食材を盛り込んだメニューを提供する。

昨年11月29日の発表会見
昨年11月29日の発表会見

 昨年11月29日に開いた発表会見で、同社の来島達夫社長は「瑞風は美しい日本の素晴らしさと、鉄道の旅の醍醐味を感じていただける、まったく新しい列車になる。地域の皆様と沿線の魅力を発信し、より多くの人にこの地を訪れていただき、地域全体を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

 また、来島社長は会見で「より多くの人に気軽に鉄道の旅を楽しんでいただけるよう、瑞風とは別の新たな長距離列車も検討している」と、さらなるクルーズ列車の導入を示唆した。

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