政策要望決議など可決、安全安心の決意を固める

  • 2016-12-1
上杉雅彦会長

上杉雅彦会長

日本バス協会 全国大会開く

 日本バス協会(上杉雅彦会長)は11月16日に、岩手県・花巻温泉「千秋閣」で第61回全国バス事業者大会を開いた。約400の会員らが全国各地から一堂に会した。政策要望決議と、安全輸送決議を満場一致で可決。業界を挙げて「安全安心がすべてに優先する」と、決意を固めた。

 政策要望書は2017年度の予算増額を求めた。バス業界は大都市部と地方部で収支の差が拡大している。15年度の収支の差は、約500億円。

 増額対象は「地域公共交通確保維持改善事業」で、地域の生活バス交通を支援する事業。各地方における生活交通網の維持、改善に資する支援を求めたかたちだ。

 安全輸送決議は(1)基本動作の励行(2)走行中のスマートフォン使用禁止(3)飲酒運転防止対策マニュアル――などの徹底を採択した。

 安全への決議の一因に、相次ぐバス業界の不祥事がある。上杉会長は「信頼回復の時期に言語道断。忸怩たる思いだ」と会員らに再発防止を強く訴えた。

 そのほか、第60回「優良運転者日本バス協会会長表彰」や、2つの講演などが行われた。

 岩手県の開催は1989年以来、27年ぶり。多くの来賓がかけつけ、同県の達増拓也知事も祝辞を述べた。大会が終わったあと、懇親パーティーを開催。岩手県の地酒や郷土料理のほか「さんさ踊り」も披露され、盛会裡のうちに終了した。

安全輸送決議を満場一致で可決

安全輸送決議を満場一致で可決

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