test

「西洋旅館」を続々展開、今後10年で15―20店へ(ひらまつ)

「ザ・ひらまつホテルズアンドリゾーツ熱海」のイメージ
「ザ・ひらまつホテルズアンドリゾーツ熱海」のイメージ

 高級フレンチレストランなどを展開する「ひらまつ」(陣内孝也社長、東京都渋谷区恵比寿)は8月25日、東京都内で同社の新たな事業の柱として、日本のおもてなしによるヨーロッパの旅館(西洋旅館)を順次展開していく方針を説明した。今後10年で15―20店出店し、ホテル事業全体で年間売上300億円を目指す。

 同社は「ひらまつ」や「ポール・ボキューズ」などのブランドで、日本全国とパリを合わせて33のレストラン・カフェを展開している。創業35周年を迎えるにあたり、ホテル事業に着手した。今年7月15日には三重県志摩市に、全8室の直営ホテル「ザ・ひらまつホテルズアンドリゾーツ賢島」をオープン。同ホテルは伊勢エビやフグ、アワビをはじめ、豊富な海の幸・山の幸を使ったフレンチを提供している。宿泊料金は1泊2食(2人1室)13万円からに設定しており、予約は好調という。

 10月27日には静岡県・熱海に全13室のホテルを開業する。建物は、日本の美を表現する現代の名工・木下孝一棟梁による数寄屋造り。レストランは地産地消を基本とし、自由な発想で贅を尽くしたディナーを用意する。宿泊料金は1泊2食(2人1室)で、1人8万7千円からに設定。

 12月末には、神奈川県・箱根での開業を予定している。そのほかにも、沖縄県・宜野座村への出店も計画している。

 陣内社長は「ホテル事業は20年前からの構想。『西洋旅館』と『滞在するレストラン』がコンセプトで、日本旅館の “おもてなしのこころ”を取り入れ、スモールラグジュアリーホテルのノウハウを蓄積しながら、軽井沢や広島、仙台、北海道、九州にも展開していきたい」と語った。

 滞在客に向けては、「和の勉強をしたシェフも多く、長期滞在客には和食を提供することも可能」と説明した。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。