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海外旅行は7.4%増に、旅行意欲継続 支出は慎重(JTB夏休み 旅行動向)

2016年7月11日
編集部

 海外旅行は7・4%増の260万人、国内旅行は1・0%減の7485万人に――。JTBはこのほど、「夏休み(7月15日―8月31日)に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向の見通しを発表した。昨今の日本をめぐる経済環境はめまぐるしく変化しており、先行きへの不透明感がぬぐえない状況が続いている。このことから、今夏は8月のリオデジャネイロオリンピックや、今年新たに国民の休日として設定された「山の日」などの影響により、旅行意欲は継続するものの、急激な円安などの影響で支出に関しては慎重になるとみられる。

 今年は、8月11日が「山の日」として国民の祝日となる初の夏休みだが、同アンケート結果によると「8月11日が山の日になったが夏期休暇への影響はない」と回答した人が21・2%いることから、新たに国民の祝日「山の日」が設定されても、あまり影響を感じていないことが伺える。また、今夏は8月にリオデジャネイロオリンピックが開催されるが、アンケートによると「オリンピックを家でTV観戦したいからでかけない」は5・8%、「オリンピックに合せてTVを買い替えるので旅行は行かない」は0・3%となり、オリンピックも夏休みの旅行には直接的な影響は見られない結果となった。

 今年の夏休みの海外旅行人数は、前年比7・4%増の260万人となる見込み。日本人の年間出国者数は2013年以降低迷が続いていたが、今年1月から4カ月連続で対前年を超えている。海外旅行の行き先を方面別にみると、アジアでは台湾、タイが昨年に引き続き堅調。中国や韓国は復調傾向にある。ヨーロッパは国際情勢の影響はあるものの、スペインやポルトガルなどが好調で前年を上回る見込み。

 同社の海外旅行企画商品の予約状況によると、出発日のピークは、欧州などの長距離方面は8月13日、ハワイや東南アジアなどの中距離方面は8月10日、韓国や台湾などの近距離方面は8月14日。

 国内旅行人数は、同1・0%減の7485万人と前年と比べ微減となる見込み。アンケート結果によると、旅行の目的では「帰省・離れて住む家族と過ごす」が19・4%(同3・8%増)と前年より増加。その一方で、「テーマパークやレジャー施設」は9・3%(同2・2%減)、「おいしいものを味わう」は4・9%(同2・9%減)と減少傾向にある。宿泊施設に関しては、「ホテル」42・7%(同1・7%減)、「旅館」25・9%(同2・0%減)が減少し、「実家・知人宅」が27・3%(同5・5%増)と昨年より増加している。今年は、帰省が増え、費用を抑える傾向にあることが伺える。

 旅行の同行者は、「子供連れ(中学生まで)」が31・9%(同0・4%減)、「夫婦のみ」が17・1%(同2・0%減)が昨年より減少し、「3世代旅行」は9・8%(同2・0%増)で、全体では家族連れが67・9%(同0・9%増)と増加した。

 利用交通機関では、鉄道の利用が前年に比べ23・8%(同2・8%増)と上がっていることから、北陸新幹線や北海道新幹線の開業効果や、地域の魅力を集めた観光列車の人気が続いていると考えられる。

 国内旅行の行き先を方面別で見てみると、北海道新幹線の開業にともない、北海道や東北が注目されている。また、熊本地震後に帰省やボランティアに参加する人が増えていることから、九州が増加している。

 さらに、今春開業した京都鉄道博物館や、15周年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの効果から、近畿も行き先として高い人気を誇っている。

 国内旅行企画商品の予約状況では、出発のピークは8月12―15日となる見込み。

 なお、同調査は1200人から回答を得た旅行動向アンケートに加え、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向、経済動向から推測。1969年の調査開始以来、今年で48回目となる。

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