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上期訪日客914万人、主要19市場で過去最高(JNTO)

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 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)がこのほど発表した6月の訪日外客推計値によると、6月の訪日外客総数は前年同月比51・8%増の160万2200人となり、5割以上の増加で6月の過去最高を更新した。1―6月の上期累計では、前年同期比46・0%増の913万9900人と過去最高だった2014年を約290万人上回った。

 6月の市場別では、中国が全市場を通じ単月として過去最高を更新。また、米国は欧米豪市場で初めて単月で10万人を超えた。台湾、香港が単月として過去最高、インドネシア、英国、ロシアを除く17市場が6月として過去最高を記録した。

 上期でみると、過去最高を記録した市場は、ロシアを除く19市場。

 6月の重点市場の動向をみると、韓国は同21・2%増の25万1500人と過去最高を記録したが、15年上期で最も低い伸び率となった。中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大で外出自体が控えられ、海外旅行需要全体が鈍化したことが要因。

 中国は、同167・2%増の46万2300人で、単月として過去最高を記録し、全市場を通じて初となる単月50万人に迫る勢い。クルーズ市場も好調で、30本が寄港した。

 台湾は、同35・8%増の34万5200人で、単月として過去最高を記録した。格安航空会社(LCC)との共同広告や旅行博出展などの訪日プロモーションと、継続する円安傾向や航空路線の増便などにより、安定した需要を確保した。香港は、同75・4%増の13万7千人と大幅に増加し、単月過去最高を更新。旅行価格の高騰を避けて夏休み前に訪日した旅行者や、韓国でのMERSの感染拡大を受けて訪問先を日本に変更した旅行者が需要を押し上げた。

 そのほか、東南アジア諸国の好調な伸びも継続し、タイは同19・5%増、シンガポールは同25・3%増、ベトナムは同52・7%増、インドは同15・9%増など。ベトナムは42カ月連続で各月の過去最高を更新。福島へのチャーター便がホーチミンから3便、ハノイから1便運航され、訪日客数増加に貢献した。

 なお、出国日本人数は同7・8%減の118万9千人となった。

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