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人材の宝庫・郡山

2015年3月11日
編集部

 福島県郡山市には、40年も続くタウン誌「街こおりやま」がある。歴史や文化を地元の人たちが熱心に語る誌面を見るたび、「この街は人材の宝庫」と感じていた。

 2月末に参加した視察旅行で一端を垣間見た。鯉の養殖に情熱を注ぐ廣瀬剛さん。見学後の試食で鯉料理を前に、「1匹から5グラムしかとれません」。どの部位かと質問されると、(まだ開発中なので)「分からないんです」。こんなやんちゃなやり取りも「人柄」と許せるから不思議。

 深く残った声もいくつか。デコ屋敷の橋本広司さんはひょっとこ踊りの名人。「からっぽにして」踊ったら「清らかになるね」。ブランド野菜の生産に力を入れる藤田浩志さんの言葉は「代わりのきかないいいもの」を作りたい。市の魅力紹介は近号で。

【鈴木 克範】

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