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円空仏、福島に

2014年11月1日
編集部

 福島県立美術館(福島市)で来年1月27日から4月5日まで、企画展「飛騨の円空展 千光寺とその周辺の足跡」が開かれる。飛騨・千光寺所蔵の「両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)」など、岐阜県高山市にある約100体が展示される。

 題名から、東京国立博物館(トーハク)の企画展を思い浮かべた方がいるかもしれない。昨年の会期中19万人が訪れ、話題になった。今回は震災復興支援と位置付け、同様の展示を行うという。

 トーハクでは、100体の円空仏を林立する木に見立て、「飛騨高山の森が上野に出現」というテーマで会場を演出した。表情や造形の美しさが際立つ照明、像の背後を見られるのも企画展ならではだ。福島ではどんな演出が待っているのか。会場で確かめてみたい。

【鈴木 克範】

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