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1―6月訪日客630万人、主要15市場で過去最高

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 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)がこのほど発表した6月の訪日外客数推計値によると、6月の訪日外客数総数は前年同月比17・3%増の105万7100人となり、6月のこれまでの過去最高を更新した。3月から4カ月連続で100万人を突破している。

 1―6月の上半期累計では前年同期比26・4%増の626万400人と、これまで過去最高だった2013年を130万人ほど上回った。

 市場別では、米国が年間を通じ単月として過去最高を更新。中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、カナダ、フランスが6月として過去最高を記録した。

 上半期でみると、過去最高を記録した市場は、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツの15市場。

 6月の重点市場の動向をみると、台湾は同12・0%増の25万4300人。13年2月から17カ月連続で各月の過去最高を更新中だ。上半期の累計でも韓国を抜き、訪日の最大市場となった。中華系航空会社の沖縄路線就航をはじめ、地方路線の増便やチャーター便の運航にともない、各地への訪日旅行が盛んだった。

 韓国は同1・8%減の20万7600人。旅客船沈没事故の影響は続いたが、5月に比べ減少幅は縮小した。中国は同76・7%増の17万4900人と6月の過去最高を記録。上海発の大型クルーズ船6隻の寄港が大きな伸びにつながった。同じく6月の過去最高を記録した香港は同4・5%増の7万8100人。訪日商品の価格は値上がりしているが、団体・個人旅行ともに航空座席供給量が増えている関西、沖縄方面を中心に好調だ。

 そのほか、東南アジア諸国の好調な伸びも継続し、タイは同77・1%増、マレーシアは同73・4%増、フィリピンは80・1%増など。タイは6月下旬からLCCが新たに就航し、個人旅行のさらなる拡大が期待できる。フィリピンは航空路線の新規就航や増便で座席供給量が大きく増加した。

 なお、出国日本人数は同0・3%減の129万6千人となった。

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