市内開催イベントに合わせBAYSIDE BLUE」と「あかいくつ」の運行時間を延長 車内にイルミネーションを装飾

2020年12月9日(水) 配信

観光スポット周遊バス「あかいくつ」

 神奈川県横浜市は12月26日(土)までの毎週土曜日、横浜駅からみなとみらいや山下エリアなどにアクセスできるバス「BAYSIDE BLUE」と、観光スポット周遊バス「あかいくつ」の運行時間を延長している。同市で行われているイベント「YOKOHAMAミッドナイトHAR★BAR 2020 CHRISTMAS」と、「ヨルノヨ」と連携した企画。便数は、「BAYSIDE BLUE」が2便と「あかいくつ」が1便で、車内にイルミネーションを装飾している。

 12月12日には、「YOKOHAMAミッドナイトHAR★BAR 2020 CHRISTMAS」来場者用循環バスとして、イルミネーション装飾したあかいくつの特別便も運行する。運行ルートは、横浜赤レンガ倉庫~横浜ロイヤルパークホテル~横浜ベイホテル東急~ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル~横浜ハンマーヘッド~横浜赤レンガ倉庫。

11月宿泊業倒産は8件 第3波影響受ける可能性も 東京商工リサーチ調べ

2020年12月9日(水) 配信

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 東京商工リサーチが発表した2020年11月の宿泊業倒産は8件(前年同月12件)と、4カ月ぶりに前年同月を下回った。20年1~10月の累計では113件で、過去10年間では東日本大震災のあった11年の134件に次いで2番目に多い。同社はGo Toトラベル事業による市場回復が、新型コロナウイルス感染第3波で「再び縮小する可能性がある」と危惧する。

 負債総額は15億9300万円(同183億6600万円)で前年同月比91・3%減となった。前年同月は負債145億4000万円の倒産が発生したため、大幅な反動減となったほか、負債5億円以上10億円未満の倒産は1件(同3件)にとどまった。

 地区別では東北が3件、関東2件、中部、北陸、近畿が各1件となった。

 おもな倒産事例として、古谷興業(神奈川県・箱根町)が、11月2日(月)に破産開始決定を受けた。負債総額は約3億円。芦ノ湖温泉で97年余りの歴史を有する「箱根宿夕霧荘」を運営していたが、近年業績不振が続いた。19年9月期にて売上高約1億8500万円まで低迷した。

 福島県相馬市のステーションプラザホテルは、JR原ノ町駅東口に隣接し、ビジネス客を中心に利用されていた。19年12月期には売上高6800万円を計上し黒字も確保していたが、今年に入って新型コロナの影響で業績が悪化した。先行きの見通しが立たず、11月13日(金)に破産手続開始を受けた。負債総額は1億500万円。

 一方、旅行業の11月の倒産は2件となり、2カ月ぶりに前年同月(4件)を下回った。20年1~11月の累計件数は26件で、19年(1~12月)の25件を11カ月ですでに上回った。休廃業・解散件数は139件にのぼり、前年同期の97件より1・4倍増となっている。負債総額は8500万円。2件ともに負債総額1億円を下回る小規模倒産となった。

 原因別はどちらも「販売不振」、形態別は「破産」だった。同社は原因について、「倒産せずとも事業継続を断念した企業の増加が鮮明となった」とみている。

1月から360°VRホラーイベント 映画「樹海村」公開記念 ラグナシア

2020年12月9日(水) 配信

イベントのイメージ。「体験者は逃げ場のない恐怖の世界に引き込まれます」という

 ラグーナテンボス(小寺康弘社長、愛知県蒲郡市 )は2021年1月16日(土)から21年6月6日(日)まで、運営するテーマパークの「ラグナシア」で、東海地方初となる 360°VR(仮想現実)ホラー「おうちに行こう」を行う。

 同イベントは 21年2月5日(金)に公開される映画「樹海村」の上映を記念して実施するもの。映画「THE JUON/呪怨」の監督清水崇氏と「シン・ゴジラ」の西村喜廣監督が、世界初となる監督によるコラボレーションで制作したという。利用者はVRゴーグルを装着し、360°の映像を視聴。「逃げ場のない恐怖の世界に引き込まれます」(同社)とアピールする。

 物語は、1人でいる視聴者が夕暮のお墓や、田んぼ道、深夜のバスのなかで、現れた少女につぶやく一番怖い言葉は何かと考えたときに、「おうちへ行こう」というセリフを思いついところから恐怖の旅が始まる設定となる。

 料金は1回800円で、パスポートを持っている人は500円。なお、別途ラグナシアの入場料が必要になる。

ミキツーリスト、“新たな船旅様式”オンラインセミナーを開く

2020年12月9日(水)配信

オンラインセミナーは「Zoom」を利用する

 ミキツーリスト(檀原徹典社長)は12月17日(木)、ウィズコロナ時代の新たなクルーズ様式「ソーシャル・バブル」を解説する特別オンラインセミナーを実施する。米国大手クルーズ会社のロイヤル・カリビアン・インターナショナルの日本総代理店が、クルーズだからこそ実現できる、新しい船旅様式を解説する。

 後半には、特別対談「クルーズライター上田寿美子が語る、ロイヤル・カリビアンを選ぶ5つの理由」を予定。さらに、2021年春に出航するクァンタム・オブ・ザ・シーズの日本発着クルーズが1組2人に当たる、プレゼント企画も実施する。

 開催時間は午後8:00~8:30(入場開始7:50)。定員は先着500人限定で、参加費は無料。

【山梨県】料理人を対象に「やまなしジビエセミナー」 1月12日(東京)の参加者募集中

2020年12月9日(水)配信

 山梨県は「美味しく、楽しく、ワインによく合う」をコンセプトに 、「やまなしジビエ」の消費拡大に取り組むなか、2021年1月12日(火)に東京で、調理人を対象とした「やまなしジビエ料理セミナー」を開催する。

 やまなしジビエとは、適正な衛生管理・処理を行っているシカ食肉処理加工施設において処理されたシカのうち、認証基準を満たしたシカ肉のことをいう。一般消費者に受け入れられるジビエ料理の普及による消費拡大のため、ジビエに精通した辻調理師専門学校の講師陣による、調理人等を対象とした料理セミナーを、山梨学院短期大学、日本ジビエ振興協会と連携して開催する。

 セミナーでは、山梨県におけるジビエに対する取組について紹介するとともに、栄養価も踏まえて、安全で、おいしいジビエ料理を提供できるようにするために、必要となる知識・調理技術等を伝授する。ジビエと相性のいい、県産ワインも楽しめる企画だ。

 参加費は無料。日時は2020年1月12日(火)の午後1~4時。会場はエコール辻東京(東京都国立市)。なお2月9日(火)の山梨会場は、応募が定員に達したため受付を終了している。申し込み・問い合わせは山梨県農政部販売・輸出支援課国内販売支援担当(電話055-223-1603)まで。

ロコ・パートナーズ、KDDIと連携 料金1%分のPontaポイント還元

2020年12月8日(火) 配信

宿泊料金の1%分のPontaポイントを還元する

 ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partners(ロコ・パートナーズ、村上文彦社長、東京都港区)は12月7日(月)、KDDIと連携し、Pontaポイントを導入した。

 具体的には、Reluxポイントのほか、 宿泊料の1%にあたるPontaポイントを還元する。貯まったPontaポイントは、1ポイントを1円分として、次回の宿泊予約時に使用可能。なお、還元を受けるには、au IDとRelux会員IDの連携が必要となる。

 ロコ・パートナーズはPontaポイントの導入を記念して、 宿泊予約で1000Pontaポイント以上を利用した人に、宿泊料の最大20%をReluxポイントで追加還元するキャンペーンを実施している。予約は2021年1月10日(日)までで、同年1月11日(月)までにチェックアウトする宿泊プランが対象。還元率はauスマートパスプレミアム会員が20%。会員以外は15%。

 同社は今後も、「KDDIとの連携を強化する」とコメントした。

温泉風呂を併設 「グランピングヴィレッジIBARAKI」開業 

2020年12月8日(火) 配信

大型のドーム型テント

 メイズムランド(村田源柱社長、茨城県北茨城市)はこのほど、「グランピングヴィレッジIBARAKI」を茨城県・磯原エリアに開業した。

 水平線から昇る絶景の朝日を望む、抜群の眺望を誇る温泉風呂を併設した高級感のあるグランピングリゾート。北関東では初となる直径6㍍の大型ドームテント2張、専用のシャワールーム、トイレ、キッチンスペースを完備した海外から輸入したグランピングトレーラー5基を配置する。

 部屋は半円形型大型ドームテントタイプと、3種のトレーラータイプを用意。トレーラータイプは、「ラグジュアリーグランピングトレーラー」と「大型トレーラー」、専用のドッグランスペースを配置した愛犬同伴可能な「グランピングトレーラー」の3種類がある。

 食事はステーキや地元農産物、海産物を使用した贅沢なグランピングBBQが味わえ、敷地内にある同社が運営する温浴施設「湯かっぺ」では、絶景と温泉を満喫できる。

るるぶキッチンで国境の島グルメを 直送の食材でオリジナルメニュー JTBパブ

2020年12月8日(火) 配信

第1弾メニュー

 JTBパブリッシング(今井敏行社長)の直営飲食店舗「るるぶキッチン」(東京都新宿区)は来年1月31日(日)まで、島の食材を使った「るるぶキッチン×国境の島グルメ」特集フェアを実施している。

 内閣府による「特定有人国境離島地域における情報発信強化に係る調査業務」の推進を目的に、各島直送の海産物や農産物を活用したオリジナルメニューを提供する。

 フェアは、特定有人国境離島地域の中から13島15自治体を対象に、12月4日(金)から第1弾を、1月4日(月)から第2弾を実施。第1弾のメニューは、北海道・奥尻島の活あわびと炙りイチボの塩辛や、島根県・島後の白バイ貝とレバーのジンジャー煮込み、鹿児島県甑島の牛モモステーキなど、第2弾は、長崎県・宇久島のレンコ鯛のアクアパッツァ、鹿児島県・種子島の黒糖香るバルサミコ牛肉角煮などをそろえる。

第2弾メニュー

 期間中は、各島のお酒やパンフレットの設置、写真展示も行っている。

 参加の特定有人国境離島地域は、次の13島15自治体。

 北海道・礼文島(礼文町)、利尻島(利尻町、利尻富士町)、奥尻島(奥尻町)、東京都・八丈島(八丈町)、新潟県・佐渡島(佐渡市)、島根県・隠岐諸島の島後(隠岐の島町)、長崎県・壱岐島(壱岐市)、五島列島の宇久島(佐世保市)、若松島(新上五島町)、福江島(五島市)、鹿児島県・甑島列島(薩摩川内市)、種子島(西之表市、南種子町)、屋久島(屋久島町)。

官民一体で「分散型旅行」推進へ 旅行需要の平準化目指す

2020年12月8日(火) 配信

観光庁は12月4日から、「分散型旅行」促進キャンペーンを始めた。

 観光庁は12月4日(金)から、旅行会社や交通事業者と連携し、時と場所が分散される「分散型旅行」を促進するキャンペーンを始めた。旅行需要の平準化を目指し、新しい旅のスタイルを提案する。同日に、Go Toトラベル事業公式サイト内に特集ページを開設した。

 民間の事業者各社は、「分散型旅行」のテーマに沿った旅行商品の特集や、ポイント付与などに取り組む。平日の利用促進や早朝の時間帯を活用した混雑の回避など、旅行需要の分散につながるような独自CPの展開を要請する。

 観光庁では、公式サイトの特集ページを中心に、普及や啓発活動に取り組んでいく。

 9月11日(金)~11月20日(金)までに開かれた新型コロナウイルス感染対策分科会での提言を踏まえて、「官民一体となりCPを行う」(観光庁)考え。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(119)  得た型を活かす心を育む研修 考動の根っこを育てる

2020年12月8日(火) 配信

 

 クライアント企業の研修で、楽しみにしているのが「現場体験研修」です。優れたサービスで、多くのリピーターを創客する、ホテルでの宿泊やレストランでの食事体験です。スタッフと一緒に同じサービスを受け、何を感じたかを発表し合う「感じる力」を養う研修です。

 「大した気付きではないですが」と発表するなかに、驚くような事例が飛び出してくると、本当にうれしく思います。

 CAの研修で食事したときも、素晴らしいおもてなしの一つひとつに感動の時間が過ぎて行きました。そして座敷の会場で食事を終えて帰るとき、上がり框に1脚のイスがあるのに気付きました。

 すると、CAが「西川さん、鳥肌が立ちました」と声を掛けてきたのです。事態を呑み込もうとしたとき、彼女が持っていたロングブーツを見て納得です。「大好きなブーツだけど履く時に苦労するので、座敷の食事時には履いていかないようにしたんです」。用意されたイスは、スタッフのおもてなし行動でした。

 先日のおもてなしセミナーに、そのお店の方々も数人参加していました。この素晴らしいおもてなし行動を事例として話したあとに、「このイスはマニュアルに書かれた行動ですか」とスタッフに質問してみました。

 すると、首を横に振っていらっしゃいました。当然のことです。こうした行動をその都度マニュアル化したら、とんでもなく分厚いものになってしまいます。読むだけでも大変です。しかも、こうした小さな行動は日々増えていくものです。

 しかし、気付いたスタッフのその場だけの個人行動なら、その人が退職したあとに、その素晴らしい行動は引き継がれることなく、その店からなくなってしまうのです。こうした体験を多くの店でしてきました。

 大切なのは、樹に咲く花を真似るのではなく、その花を咲かせる「根っこ」を育てることです。その「根っこ」を育てるため、多くの企業で実行しているのが「現場体験研修」です。所作などの型を学ぶことも大切ですが、現場は所作だけでは対応しきれない出来事が数多くあります。

 「学んでいないから、十分な対応ができなかった」では困ります。その場で最良のおもてなし「考動」が取れる「根っこ」を持つことこそ、人を育てる真の研修となるのです。

 一緒に同じ体験をして、他の人が何にどのように気付くかを知ることで、「感じる力」を養い、そのアンテナをより高くしていく。一人ひとりの「感じる力」が高まれば、驚くような感動サービスが現場で起こることでしょう。まずは所作といった意識を経営者自身が進化させることが求められています。

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。