ジェットスターや愛媛県ら、共同CPスタート 関東圏からの誘客はかる

2020年11月13日(金) 配信

 関東圏からの誘客をはかり、四国の観光需要を増加させようとジェットスター・ジャパン(片岡優社長、千葉県成田市)と愛媛県、香川県、高知県は11月11日(水)から、4者共同キャンペーンをスタートした。

 第1弾として、成田から松山、高松、高知の四国3都市への最低運賃を「しこく」の読み方を数字に変えた4590円にした。さらに、11月16日(月)午後5:00まで開催する「スーパースターセール」では、成田空港と四国を結ぶ3路線を往復で予約をする人に、復路を459円で販売する。

 同社は2013年6月に、愛媛県、同年12月に香川県、18年12月には高知県に就航した。現在は四国に就航する唯一のLCC(格安航空会社)となっている。

 このほか、同社はセール期間中に四国3路線以外の国内線も、往復予約した利用客に復路の航空券を座席と曜日限定で1000円で販売する。

相鉄とJR東日本横浜支社、直通1周年記念スタンプラリー開催 集めた人にはプレゼント配布

2020年11月13日(金) 配信

スタンプラリーのイメージ。3駅のスタンプを重ねるとデザインが完成する

 相模鉄道(千原広司社長、神奈川県横浜市)と東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜支社(照井英之支社長、神奈川県横浜市)は11月21日(土)から12月13日(日)まで、2019年11月30日(土)に開業した両社直通線の開業1周年を記念し、「相鉄・JR直通線開業1周年記念スタンプラリー」を行う。

 同スタンプラリーは、相鉄線の羽沢横浜国大駅と西谷駅、希望ケ丘駅、大和駅、かしわ台駅をはじめ、JR線武蔵小杉駅と大崎駅、恵比寿駅、渋谷駅に設置されたスタンプを集めるもの。スタンプ帳は11月21日(土)から相鉄線各駅とJR線の東京と横浜を中心とする首都圏の主な駅で配る。

 このうち、羽沢横浜国大駅と西谷駅、武蔵小杉駅のスタンプは、同駅に所属する駅員が共同でデザインを考案した。3駅のスタンプを重ね押しすると、1つのデザインが完成する。同スタンプをすべて集めた人には、同駅のいずれかの駅の改札窓口への申告で、重ね押しスタンプ賞として開業1周年記念オリジナルカードがプレゼントされる。

 先着8000人には9駅すべてのスタンプを集めたうえで、指定店舗で300円(税込)以上の買い物をSuicaやPASMOなどの交通系電子マネーで支払うと、コンプリート賞として両面ポストカードと缶バッジのセットが配られる。

 スタンプの設置時間は羽沢横浜国大駅と西谷駅、希望ケ丘駅、大和駅、かしわ台駅は初電から終電まで。武蔵小杉駅は初電から午前零時。恵比寿駅が初電から午後11:50。渋谷駅は午前7:00から午後10:00まで。商品の引換期間は12月14日(月)まで。賞品がなくなり次第配布を終了する。

直通記念グッズも販売

 11月21日(土)からは、NewDaysの大崎北口店と横浜南口店、シァル横浜店、横浜中央店、二俣川駅の「SOTETSU GOODS STORE」で「相鉄・JR直通線開業1周年記念グッズ」のほか、羽沢横浜国大駅では「記念硬券セット」、武蔵小杉駅では「キャラクターコラボグッズ」を1200セット限定で販売する。

 同グッズはA4クリアファイルが370円、マスクケースは420円、アクリルキーホルダーは650円、キーホルダーは550円、ボールペンが616円、A4クリアファイル は370円。記念硬券セットは1セット300円で、1人1回につき5セットまで購入できる。

 11月29日(日)からは、羽沢横浜国大駅で「羽沢横浜国大駅開業1周年記念入場券」を1200セット限定で売り出す。価格は1セット300円。

 このほか、同イベントを活気づけるため羽沢横浜国大駅と武蔵小杉駅の駅係員が「相鉄・JR直通線開業1周年記念バッジ」を着用するほか、武蔵小杉駅では駅内連絡通路にあるポスターラックに設置し、階段アートを描く。さらに、同駅の指定席券売機で2000円以上を購入した人先着100人には、同駅社員がデザインした「相鉄・JR直通線開業1周年記念オリジナルコースター」をプレゼントする。

 

前年比で最大3割安、年末年始の国内線航空券 スカイスキャナー

2020年11月13日(金) 配信

年末年始の国内線の価格動向を調査(写真はイメージ)

 航空券などの価格比較サービスを提供するスカイスキャナージャパンはこのほど、年末年始の国内線航空券の価格動向を発表した。これによると、国内発着往復航空券の平均価格は前年同期比で約14%下落。目的地別では宮崎(宮崎県)が最も価格を下げ、同29%減となった。

 同社は世界約1200社とシステム連携しており、日本国内でもLCC含むほぼすべての航空会社の航空券をリアルタイムで検索できるという。今回の価格調査は蓄積された予約データから、平均価格を算出した。

 下落幅が大きいのは宮崎以下、釧路(北海道)の27%減、宮古島(沖縄県)の26%減、鹿児島(鹿児島県)の25%減、大分の24%減と続く。通常であれば人気の旅行先も新型コロナウイルス感染拡大の影響で軒並み価格を下げている。

 感染症対策として、混雑を避けた旅行にも注目が集まる。一般的な年末年始休暇期間の12月29日~1月3日に出発する便と、1月4~11日の出発便の平均価格を比較すると、那覇と石垣島、宮古島で約3割、東京や大阪で約1~2割、鹿児島で約5割減少している。同社は「ピークを外した旅行は混雑回避につながるだけではなく、予算も抑えられる」とし、今後も価格や混雑が少ない日程を探すサポートをしていきたいとしている。

〈観光最前線〉物語は何にも勝る調味料

2020年11月13日(金) 配信

目の前に広がる葡萄畑獲れた葡萄で造られたワインを楽しむ

 食には、空間演出と物語が大切。とくに物語は、何にも勝る調味料だ。歴史や背景、食材の話、興味は尽きない。

 11月7日、那須塩原で行われたONSEN・ガストロノミーウォーキングに参加した。手にしているワインは、目の前に広がる畑で収穫されたブドウで造られた。その物語を知るだけで、1日中呑んでいたいと思った。

市役所の職員が執事、メイドの格好で参加者をもてなし

 ライトアップされた文化財を間近に感じながらの食事は、演出の妙もあり、空間演出がいかに重要かを再認識させてくれた。2週間前に来た場所が違って見えたのも、両者が絶妙な音色で重なったから。川のせせらぎを聴きながら飲む珈琲もまた然り。

 その土地で採れた食材をその土地で食べる。そこが何気ない景色であっても、3者が組み合わされば、異郷へ扉を開く鍵になる。

【後藤 文昭】

TEJ東京商談会、オンラインの訪日旅行商談も TEJ沖縄は新型コロナ感染報告なし

2020年11月12日(木) 配信 

池畑孝治理事・事務局長

 日本旅行業協会(JATA)は11月12日(木)、2021年1月に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われる「ツーリズムEXPOジャパン東京商談会/トラベルフェスタ」(TEJ東京商談会、2021年1月7~9日開催)での新たな試みとして、訪日旅行のオンライン商談会を行うと説明した。

 また、11月1日(日)に閉幕した「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典in沖縄」(TEJ沖縄)において、来場者の新型コロナウイルス感染症の発症や濃厚接触者は11月12日(木)時点で確認されていないことも報告した。

 同日に東京・霞ヶ関の本部で開いた定例会見で、池畑孝治理事・事務局長は「沖縄では、感染防止と両立するニューノーマル時代の新たなイベントモデルを示すことができた」と説明。そのうえで「TEJ東京商談会は、次のステップに行くために、リアルな商談会とハイブリッド型のオンラインを活用し、最後まで結果が出るよう取り組んでいく」と力を込めた。

 TEJ東京商談会出展のメリットには、全国の旅行会社の企画担当者ら250人(予定)がバイヤーとして参加するアポイント制商談会がある。また、JNTOの協力のもと、オンラインの訪日旅行商談を行う。新型コロナウイルス感染症が収束しつつある中国や韓国、台湾、タイ、フィリピンなど、東アジア、東南アジアを中心に海外の旅行会社から20~30人の参加を予定しているという。

 現在、出展申込期限を一部延長し、受付を継続している。

 TEJ沖縄での感染症対策は、詳細なマニュアルを作成し、沖縄県の保健所と打ち合わせを重ねたことを明かした。「無症状の人が紛れる可能性も想定した。その際、我われがやらなければならないことは、濃厚接触者をつくってはいけないこと。万が一、感染者が発生した場合の体制も整えていた。しっかりとした対策を取ることで、イベントを開催しても大丈夫だと分かった」(池畑孝治理事・事務局長)と述べ、あらゆる場面において対策を取ることの必要性を確認した。

 また、来年再び大阪で開催する「ツーリズムEXPOジャパン2021 大阪・関西」(2021年11月25~28日開催)の出展受付を10月29日(木)に開始。ツーリズムEXPOジャパン推進室広報担当の石井悦子マネージャーは、開催期間までに海外との交流が再開することも見据え、「現地ともやり取りをしている」と現状を説明した。池畑理事・事務局長も「潮目は変わってくる。2030年にインバウンド6000万人に向けて、そして(2019年に)2000万人を超えたアウトバウンドの次のステップを目指す」と多くの企業・団体の出展を呼び掛けた。

 会期中の来場者は、10万人(業界2万6000人、一般7万4000人)を見込む。

11月29日、成田空港オンライン見学ツアー第2弾 申込受付中

2020年11月12日(木)配信

成田国際空港(写真はイメージ)

 NAA(成田国際空港)グループのグリーンポート・エージェンシーは11月29日(日)、8月に実施して好評を得た「成田空港オンライン見学ツアー」の第2弾ツアーを実施する。前回の参加者は135人。今回のツアーでは第1弾と違った、解説付き空港見学や空港周辺の魅力を紹介する。販売期間は11月23日(月・祝)まで。

 同企画は、ニューノーマルな観光が主流になるなか、なかなか観光に行けない人や空港ファン・航空ファンに向けた旅行商品。少しでも空港の非日常的な雰囲気や、周辺エリアで旅気分を味わってもらえたらとの思いを込めて構想し、NAAや空港周辺エリア観光事業者の協力のもと実現したもの。

 空港も周辺エリアも第1弾とは違った内容となり、今回は配信時間も増やし、新たに空港でのライブ配信にも挑戦する。本邦初公開映像をはじめ、今回もオンラインツアーならではの角度からの映像や、航空科学博物館学芸員による解説など、普段見られない空港の姿を空港グッズや産品付きで楽しめる。

 料金はプランにより異なり、1人980円~8980円(税込)まで。詳細や申し込みは、オンライン旅行サービス「おうちソクたび」のサイト内から。

山梨県・富士河口湖温泉郷、無料で利用できる足湯を整備

2020年11月12日(木) 配信 

足湯が楽しめる「四季の宿 富士山」

 山梨県の富士河口湖町観光連盟はこのほど、「富士河口湖温泉郷 足湯プロジェクト」計画として、訪れた観光客や地元住民に向けて無料で足湯の提供を始めた。10月24日(火)には「四季の宿 富士山」に、11月7日(土)には富士急行線河口湖駅に足湯を新設し、町の活性化を目指す。

 富士河口湖温泉郷は全国的に見るとまだ温泉地としてのイメージが浸透していないことを課題としている。同プロジェクトでは、誰でも無料で利用できる足湯を町内の公園や富士山の展望地など全9カ所に足湯を整備することで、温泉地としての認知度向上につなげる。

足湯概要

富士急行線 河口湖駅

 開業日:11月7日(土)

 所在地:〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津3641

 利用時間:午前10:00~午後3:00

 ※冬期利用時間の詳細は、富士河口湖町観光連盟に問い合わせが必要。

四季の宿 富士山

 開業日:10月24日(火)

 所在地:山梨県南都留郡富士河口湖町船津6713-19

 利用時間:午前10:00~午後8:00

竹富島の「入島料」周知と協力を 竹富島地域自然資産財団がTEJ沖縄で

2020年11月12日(木) 配信

竹富島(イメージ)

 沖縄で開催された「ツーリズムEXPOジャパン 旅の祭典in沖縄」(TEJ沖縄、10月29日~11月1日開催)では、国内外から285の企業・団体が出展した。参加団体の1つ、沖縄県・竹富町の「竹富島地域自然資産財団」は、同島の保全活動やトラスト活動を目的に徴収している〝入島料〟について、さらなる周知と協力を呼び掛けた。

 同財団は竹富町から事業委託を受け、昨年9月から、竹富島を訪れる観光客らを対象に、地域自然資産法に基づいた任意の入島料(入域料)1人300円を徴収し、管理、運用している。

 だが、この1年間の収受率は12~13%で、当初の計画の50%を大きく下回っている。昨年の竹富島の入域観光客数は50万人(竹富町発表)を超えたが、仮にすべての人が支払った場合は1億5000万円以上が、半分でも7500万円前後の収受が見込める。しかし、実際に集まったお金は2000万円に届いていない。

 同財団の水野景敬(かげゆき)常務理事は「運営だけで精一杯」と危機感を募らせた。収受率の低さの要因として、「周知ができていない、活動自体を見せていない」と話す。

 現在の徴収方法は、竹富港または石垣島の石垣港離島ターミナルに券売機を設置し、観光客が入島券(通称・うつぐみチケット)を購入する。そのほか、桟橋や民宿で直接販売することもある。

 入島料300円の使途は、200円は保全活動に、100円はトラスト活動に充てられる。保全活動は、海浜清掃やサンゴの保全などのほか、島内の暮らし、集落、文化の保全活動に使用する。トラスト活動は、島外のリゾート開発業者に売られた土地を買い戻すための基金として貯蓄し、島の自然環境再生に取り組んでいく。

 水野常務理事は、文化保全について「昔は島内に多かった茅葺き屋根の家を維持できなくなっている」と危惧。理由の一つに、茅が自生する畑の管理ができていないことを挙げる。「茅は畑を耕し、手間暇かけないと作れない。このままでは伝統的技術も景観も途絶えてしまう」と述べ、入島料を活用した保全活動の重要性を訴えた。

 収受率を上げる施策として、今後は旅行会社を通じて竹富島を訪れるツアー客に協力を呼び掛けるほか、環境教育ツアー「まいふなーツーリズム」を実施する。

 まいふなーとは、島の言葉で「おりこうさん」を意味する。同ツアーは、ビーチクリーンをしながら海洋ゴミ問題を学んだり、薬草ツアーでは島に自生する薬草の効能を学ぶ。また、昔ながらの耕作方法を学ぶ「伝統耕作ツアー」など、6種類のツアーを検討している。

 「入島券を購入した人には、みーはいゆー(ありがとうの意味)ステッカーや、島に自生している植物の種など記念品をプレゼントしている。島の人はお礼をしたくなってしまう」と話し、さらなる協力を呼び掛けた。

横浜DeNAベイスターズ、観光ツアー造成を進める 実際にツアーも実施

2020年11月12日(木) 配信

横浜スタジアム誕生前に作成された計画図を基に「幻のハマスタ」についても解説

 横浜DeNAベイスターズが観光ツアー造成を進めている。9月28日にはオンラインで2回目のワークショップを行い、参加者全員で実際に楽しめる横浜スポーツタウンツアーの1日プランを議論。「スタジアムツアーでどんな体験をしたいか」、「ランチ~夜までにしたい観光、体験は」、「夜に楽しみたいこと」、「お土産に欲しいモノは」の問いに対し、参加者がオンラインワークショップツールを使い回答し、意見交換を行った。

 「スタジアムツアーでどんな体験をしたいか」という問いに対しては、「脱出ゲーム」や、「鬼ごっこ」など場所を生かした遊びや、「ナイトミュージアムツアー」「野球の歴史ツアー」などファンがより野球を深く楽しめるコンテンツが提案された。

 球場外での体験メニューに関しては、「ロケツーリズム」や「横浜の歴史探訪」など定番のものから、「くすぶっている人に会いに行くツアー」や「まち猫ツアー」、「選手の一日疑似体験」など変わったものまでさまざまな案が提案された。

 10月29日、31日日には、2回のワークショップのなかでとくにアイデアが多かった試合観戦の前後にフォーカスし、試合日をまるごと楽しむ観光ツアーをワークショップの3回目として行った。

 29日のスタンダードプランでは、ベイスターズの選手が実際に行っているリズム体操などを盛り込んだ「ウォーミングアップ」プログラムなどの体験、今シーズンから新設されたレフト側スタンド「ウィング席」など、スタジアム内見学とバックネット裏での選手の練習見学などが盛り込まれた。また、スタジアムがある横浜公園では歴史を学べるプログラムも実施した。31日の親子向けプランでは、ランニングやスタジアム見学、子供限定の応援ボード作成などを行った。

 参加者からは、「いつかは訪れたいと思いつつ行けなかった横浜のまちのランニングができて良かった」、「普段通っている道や公園に新しい発見が多く、魅力的だった」などの声が上がった今回のツアー。関係者は、「スタジアム外の運動や横浜公園散策などに対する反応がとてもよかったことが印象的でした。今回のツアーでも十分にパッケージ化することが可能だと手応えを感じています」とツアーを総括した。

 一方で、ツアーの参加者の多くがベイスターズファンだったことを踏まえ、「今後はベイスターズ・野球のファンに関わらずスポーツのあるまち、横浜に興味がある方々をお呼びできるような魅力的なツアーを企画していきたい」との展望も語った。

屋形船の楽しさ発信、屋形船東京都協同組合 11月21~23日に無料試乗会

2020年11月12日(木) 配信

屋形で東京散策(写真はイメージ)

 屋形船東京都協同組合は11月21日(土)~23日(月)、屋形船の無料試乗会を行う。

 組合に加盟している各船宿が参加し、屋形船の魅力を広く発信することが目的。船内では、船着場ゆかりのお菓子でもてなすほか、ガイドによる景観解説も行う。

 周遊コースは①お台場②日の出③桜橋④葛西臨海公園――の4コース。日の出コースでは隅田川を通り、湾岸のタワーマンション群や豊洲市場、東京オリンピックの選手村を水上から観覧する。乗船時間は約1時間。各船宿とも船内やデッキおよび船内備品のアルコール消毒と船内の換気を随時実施。ソーシャルディスタンスを確保する取り組みとしては、使用できる席数は半分に減らし、席と席の間隔を空けるだけではなく、非対面になるよう配席する。