函館七飯スノーパークに「恋人の聖地サテライト」

2018年11月19日(月) 配信

函館七飯スノーパークの山頂・PEAK CAFEにある「PEAK BELL」がこのほど、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット「恋人の聖地サテライト」に認定された。

 PEAK CAFEの絶景テラスに、鳴らすと幸福になれる鐘として設置している「PEAK BELL」。鐘の音が澄み渡る空に響き渡り、鳴らした人に幸せを運んでくれるとされている。PEAK CAFEでは、本格的なコース料理など、充実したビストロメニューも楽しめる。

函館七飯スノーパーク

北海道内最長約4キロのゴンドラから眺める幻想的な霧氷や、美しく雄大な景色は絶景そのもの。初心者でも安心な広い緩斜面、雄大な駒ケ岳を眼前に、スキー、スノーボードが楽しめる。

営業期間:2018年12月8日(土)~19年4月7日(日) 午前8:00~午後5:00
ナイター:2018年12月15日(土)~19年3月10日(日)の金、土、日、祝日、祝前日 午後5:00~同10:00
住所:北海道亀田郡七飯町東大沼666

恋人の聖地プロジェクト

 NPO法人地域活性化支援センターでは「少子化対策と地域の活性化への貢献」をテーマにした「観光地域の広域連携」を目的に、「恋人の聖地プロジェクト」を展開している。

 2006年4月から、プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として認定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信をはかるとともに、連携による地域活性化をはかっている。

星野リゾート 界 津軽 2019年4月リニューアル開業

2018年11月19日(月) 配信

津軽文化と四季を感じる「津軽四季の水庭」

青森県津軽地方の奥座敷として親しまれてきた大鰐(おおわに)温泉の「星野リゾート 界 津軽」は、パブリックスペースや客室を改装し、 2019年4月1日にリニューアルオープンする。

 津軽文化と四季を感じる「津軽四季の水庭」や全客室が津軽伝統の刺し子・津軽こぎん刺しをモチーフにしたご当地部屋「津軽こぎんの間」が新たに誕生する。宿泊の予約は2018年12月1日(土)から受け付ける。

津軽四季の水庭が誕生

 界 津軽の風景を代表する池には、津軽こぎん刺しのモチーフでデザインした「津軽こぎん燈籠」を夏の期間限定で浮かべ、夜の幻想的な空間を演出してきた。より深く、津軽の地に根付いた文化や芸能をたん能し、季節ごとの風情を感じてほしいとの思いから、新たに「津軽四季の水庭」が誕生する。水庭には回廊が配され、宿泊客は散策をしながら、より身近に津軽の文化や四季を感じることができる。

全客室がご当地部屋「津軽こぎんの間」へ

津軽こぎんの間

 界 津軽では、2013年より青森県出身のkoginデザイナー・山端家昌(やまはた いえまさ)氏とコラボレーションし、「津軽こぎんプロジェクト」を進めてきた。その一環として、2015年3月に、こぎん刺しの模様を現代風にデザインした障子や掛け軸などを取り入れたご当地部屋「津軽こぎんの間」が誕生した。今回の改装では新たに34室を改装し、全41室が「津軽こぎんの間」になる。

 今回、改装する客室にはローベッドとソファーが備わり、ゆったり過ごすことができる。障子や壁面には津軽こぎんのシンメトリー(左右対称)なデザインが施され、洗練された印象と落ち着きを感じる空間だ。

<津軽こぎん刺しとは>

 水平・垂直にシンメトリーな菱形がモチーフとして使われている伝統工芸品。津軽地方の雪深い冬を温かく過ごすため、また仕事着の強度を高める工夫として、重ねた麻布に細かな刺し子を施したのが津軽こぎん刺しの発祥とされている。

リニューアル4つのポイント

津軽三味線の演奏

1  津軽の伝統工芸品に触れる
 「津軽こぎん燈籠」の他にも、青森の四季をテーマに色ガラスを美しく調合した 「津軽びいどろ」など、様々な伝統工芸品に触れることができる。

2  津軽の伝統芸能を体験
 ご当地楽(がく)として毎夜開催している「津軽三味線」の演奏は、水庭での特別開催も予定。津軽の美しい四季の景観と共に、津軽三味線の力強い音色が楽しめる。

3  津軽の四季を感じる空間
 枝垂れ桜やもみじ、杉などの植栽が点在する水庭では、季節に合わせて設えが変わる。春は桜模様の「津軽金山(かなやま)焼」のライト、冬は雪の上の「かまくら」など、四季によって異なる景色に出会える。

4  昼は湯涼み、夜はBARで寛ぐ
 昼は湯上がり処として、桜茶、りんご茶など季節のお茶やジュースを飲みながら入浴後に寛ぐことができる。夜はBARになり、開放感のある空間で地酒を中心としたお酒が「津軽びいどろ」のグラスでたん能できる。

星野リゾート 界津軽(青森県・大鰐温泉)

 弘前の奥座敷に佇む、津軽文化が光る宿。日本画の巨匠・加山又造の壁画『春秋波濤』の前で披露する津軽三味線は圧巻。八甲田や白神山地、奥入瀬渓流など青森観光にも便利。

住所   :青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1       
電話   :0570-073-011(界予約センター)  
料金   :1泊2食付  21,150円~(2人1室利用時の1人料金、税サ込) 

「提言!これからの日本観光」  「街道観光」とまちづくり

2018年11月18日(日) 配信

、「街道観光」によってよ幅広い地域づくりも実現(イメージ)

「街道観光」とは「人間の交流の場であり、その原点でもある『街道』を歩き、街道沿いの景観にふれると共に街道沿いに形成されたまちなみを味わうなど、街道文化に住民目線でふれる観光」と定義される。

 広く普及し始めたのは江戸時代からで、神仏詣の旅が市民に広がり、宿駅制の整備もあって、東海道などの主な街道は旅人でにぎわったという。近年、各主要街道が宿駅制400周年を迎えたのを機に、各観光団体、沿道市町などが、旧宿場まちを拠点とした「みちあるき」を提唱、「街道観光」が本格的に拡がった。国も車利用も含む街道からの景観を求める「シーニックバイウェイ」キャンペーンなどを始めた。また、全国街道交流首長会議(事務局・全国街道交流会議)が日本商工会議所、日本観光振興協会などと連携して「街道観光」を呼び掛け、健康志向のウォーキングもこれに合流して、各地で「街道観光」への取り組みが進んでいる。観光庁の「テーマ別観光誘客事業」のなかに17年に「街道観光」が認定事業に入り、「街道観光」も新しい段階に入った。

 「街道観光」促進のためには当然「歩ける道」の整備が必要である。とくに、駐車場、ターミナルなど他の交通との結節点整備、適確な情報発信がその前提となる。このためには、道路管理者である国、自治体などの公的主体と民間関係者との強力な連携がまず期待される。同時に地域住民側の受入体制整備への協力、観光客と住民との交流の場の設定などがその効果を高めるために求められる。これにより「街道観光」による交流人口の増加が実現し、地域社会の活性化ないしは地域文化の創生、発展にもつながり、観光効果の幅を拡げることができる。また、「街道」は地域と地域を結び付けるものであるから、「街道観光」によって観光地間がつながり、観光ネットワークが構築され、観光による幅広い地域づくりも実現することになる。

 このように「街道観光」は新しいまちづくりにつながる観光として発展する必要があるが、そのための留意点として、次の諸点が考えられる。

 まず、地域と「街道」のブランド化によって「街道観光」の特色を明確に打ち出すことである。次に沿道のまちに集積する機能の立地などをより効率的、魅力的なものとする努力、伝統的なまちなみの保全と活用への努力が住民の協力のもとに求められよう。そして、街道を介して他のまちとの役割分担を適正化するなど、広域的、効率的な国土づくりが「街道観光」の受け入れ、発展のために必要である。

 また「街道観光」の安全確保について、歩車道の分離、歩行者専用道整備は急を要する。とくに最近、自転車の増加に伴い、自転車と歩行者の分離が緊急課題となってきた。観光地や大都市では早急に自転車道の整備が必要である。

 「街道観光」は歩く交通行動が中心であるだけに、このような歩行者の安全確保が大前提であることはいうまでもない。

須田 寛

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏

 

「津田令子のにっぽん風土記(43)」ゆったり、ほっこり、安曇野~長野県安曇野市編~

2018年11月17日(土)配信 

望月さん(右)とシェアサイクルを楽しむ筆者
安曇野市 観光交流促進課 課長 望月 淳利さん

 

長野県安曇野市に今年8月「シェアサイクル」が登場した。利用料金は15分100円、市内など10カ所にポートを設置し、ポートからポートへと移動しながら利用する。車では、狭い路地にあるレストランやギャラリーを訪れてもらえない。「本来の安曇野のよさを体験していただけていないという思いがありました。ゆったり時間を取って自転車をこぐのは安曇野に似合う過ごし方だと思うのです」と安曇野市観光交流促進課課長の望月淳利さんは話す。駅から山麓の観光スポットまでは距離も傾斜もあるため、走りやすいよう全車を電動マウンテンバイクとした。メンテナンスなどは既存のレンタサイクルの事業者が参画している。

 望月さんと一緒にシェアサイクルを体験してみた。まず携帯電話やスマートフォンから会員登録や予約、解錠コードの取得などを行う。首都圏からの観光客には手続きに慣れたようすの人もいるそうだ。乗ってみると、空気のおいしい森の中を進んでいくのはとても心地いい。坂道もすいすい進むので、体力に自信のない人も気軽に挑戦可能な、安曇野の新しい楽しみ方になりそうだ。今後はペンションや農業者とも協力し、宿泊者が朝自転車で出掛けて、採れたての野菜を食べられるツアーも企画したいと意気込む。

 望月さんは観光課長になって3年目。「長年住んでいても、夕暮れ時や朝の峻険なアルプスの風景はいいなと思います。キャッチフレーズ“朝が好きになる街 安曇野”は上手い言葉だと思いますね」。望月さんが注目しているのが歴史だ。安曇野の地名はこの地を拓いた安曇族に由来する。安曇族はかつて海上で活動し、6世紀ごろ福岡市の志賀島一帯から全国に移住した一族で、安曇族に由来する地名が全国各地に残る。「今後は歴史のロマンを観光のスパイスとして入れていきたい。アニメなどで若い人、海外の人にも発信したいです」。

 もう一つ注目しているのが登山だ。燕岳から常念岳、蝶ヶ岳に至る縦走路はよく整備されており、その玄関口には、雑誌の「泊まってよかった山小屋」ランキング全国1位にもなった山小屋「燕山荘」がある。「本格的な山岳観光を比較的安心して体感できます」。日帰りで登る人もいるが「ぜひ穂高温泉郷に前泊して温泉に浸かり、体調を整えて、朝の空気を感じてから登っていただければ」と話す。ゆったり、ほっこりした時間を過ごせる安曇野の魅力がますます発信されていきそうだ。

 

 

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

 

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

11月21日にJR高山本線が全線復旧 沿線各駅などで記念催事

2018年11月16日(金) 配信 

映画「君の名は。」のモデルとなった高山本線・飛騨古川駅

岐阜県飛騨市はこのほど、JR高山本線が2018年11月21日(水)に全線復旧することを記念し、飛騨地域観光協議会(飛騨・高山・下呂市、白川村)として、開通記念催事を実施すると発表した。JR富山駅(富山県富山市)をはじめ、高山本線沿線の各駅でのおもてなしや、首都圏での観光イベントやメディアキャラバンなどのPRキャンペーンを実施する。

7月の台風災害の影響を受けたJR高山本線

 JR高山本線はこれまで、「平成30年7月豪雨」の被災により一部区間(坂上~猪谷駅間)の運行を休止。同路線を走行する特急「ワイドビューひだ」全線も運転を見合わせていたが、同日から運転を再開し、全列車のグリーン車・普通車に無料Wi-Fiサービスが開始される。

特急ワイドビューひだ出発式とPRキャンペーン

 21日(水)はメイン会場のJR富山駅で、ワイドビューひだの始発に合わせた出発式とテープカットを開催。飛騨市産の新米コシヒカリの無料試食会や、“ご飯のお供”の試食販売も実施する。さらに、飛騨を代表するご当地キャラが観光プロモーションも行うなど、富山から飛騨への改善されたアクセスを来場者に告知する予定。

 このほか、沿線のJR飛騨古川駅(飛騨市)や高山駅(高山市)、被害が大きかった高山本線各駅で、市民によるお出迎えや振る舞いなどを実施。JR下呂駅(下呂市)ではノベルティが配布される。

 飛騨市は開通を契機に、より一層の飛騨市への誘客をはかるとともに、飛騨地域観光協議会としても首都圏でのメディアキャラバン、JR上野駅での観光PRなどで高山本線の全線開通を周知するなど、飛騨3市1村一帯となってPRキャンペーンを展開していく。

特急ワイドビューひだ出発式、PRキャンペーンの概要

期日:2018年11月21日(水)午前7:20から

会場:JR富山駅南北運絡通路内、高山本線沿線主要駅(飛騨古川・高山・下呂)など

スケジュール:

11月21日(水)

午前7:20 出発式開始 ふるまい開始(午前9:30前後まで、なくなり次第終了)

 ・主催者(飛騨地域観光協議会代表者 都竹淳也飛騨市長あいさつ)

 ・来賓あいさつ(富山県・岐阜県)、来賓紹介

 ・デープカット及び記念撮影

 ・観光プロモーション(パンフレット配布ほか)

 ・ゆるキャラ(ひだクロくん、がっつ掌くん、ひだくん)

 ・飛騨市長 ワイドビューひだ6号乗車

午前8:00 ワイドピューひだ6号出発(飛騨市長ほか)

午前8:30

 沿線各駅(杉原駅、打保駅、坂上駅)で横断幕掲出、市民による旗振り

午前9:17

 飛騨古川駅到着 飛騨市長下車 おもてなし(正午12:00前後まで)

 ・保育園児やゆるキャラ(こんぺいくん)のお出迎え

 ・野草茶振る舞い

 ・飛騨市長 降車(ミスグランド2018ファイナリストと供に)

 ・横断幕掲出

午前9:31 飛騨高山駅でおもてなし(午後3:00前後まで)

 ・森下町 獅子舞披露

 ・おもてなでしこ、キャンペーンレディ、ゆるキャラほか

 お出迎えとノベルティ配布(湯の花、飛騨紅茶ほか)

 ・横断幕掲出

午前10:25 下呂駅でおもてなし(正午12:00前後まで)

 ・手旗振り、ノベルティ配布

※予定は変更になる場合がある。

11月27日(火)~28日(水)

 JR上野駅イベントスペースで飛騨地域観光PR(27~28日)

来年3月、門司港駅グランドオープン 大正時代の姿に復原される

2018年11月16日(金) 配信

復原工事中の門司港駅(10月9日のようす) 画像、JR九州提供

九州旅客鉄道(JR九州)は来年3月、門司港駅(福岡県北九州市)をグランドオープンする。同社は現在、鉄道駅で初めて重要文化財に指定されている貴重な駅舎の復原工事を行っている。市民や観光客に1日でも早く復元駅舎を見てもらうため、11月10日からみどりの窓口など復元駅舎の一部の運用を開始している。

コンコース(JR九州提供)

 門司港駅の復元工事は、2012年9月に始まった。当初は駅舎の修理と保存を目的にした工事だったが、「当時の姿に戻してほしい」との市民らの声を受け、復原工事に切り替えた。

完成イメージ図(JR九州提供)

 駅舎の工事は、1914(大正3年)当時の姿に復原することを基本とする。一方で、1931年に増築された西側上家などは、歴史的価値を尊重し保存される。また、門司港駅のシンボルである大時計は、1918年に九州で初めて設置された電気時計としての歴史的価値を尊重し、新たに新調される。内装も残されていた資料などをもとに、できる限り当時の姿に復原する。併せて、駅舎グランドオープンにあわせ、2階に洋食レストラン「みかど食堂byNARISAWA」、1階に「スターバックスコーヒー」がそれぞれ開業する。

1914(大正3年)ごろの門司港駅。JR九州提供

日本旅行が顧客満足度で1位に JCSI調査の旅行業種で

2018年11月16日(金) 配信 

日本旅行が顧客満足度で1位に

日本旅行は、2018年度JCSI(日本版顧客満足度指数)調査において、旅行業種の「顧客満足度」で初の1位となった。

 JCSI(Japanese Customer Satisfaction Index)調査は、日本生産性本部サービス産業生産性協議会が2009年から実施している顧客満足度調査。サービス産業の生産性をはかるうえで重要な「顧客満足」を数値化・可視化し、公表している。

 日本旅行は「顧客満足度」のほかに、実際にサービスを利用した際に感じる「知覚品質」、利用したサービスの内容について、肯定的に人に伝えるかどうかの「推奨意向」も1位となった。

 さらに、今後もそのサービスを使い続けたい、使用頻度を上げたいと感じる「ロイヤルティ」の指標でも首位を獲得した。

 今回の評価に対し、日本旅行は「当社へのご不満や改善要望、感謝の声などお客様の声に真摯に耳を傾け、継続的な商品やサービスの改善により、『お客様満足の最大化』を目指していきたい」と話している。

工事前最後の完全公開 KNT「奈良赤レンガ監獄ナイトフェスタ」行う

2018年11月16日(金) 配信

夜の監獄を体験しよう

KNT-CTホールディングスは11月23日(金・祝)~25日(日)、旧奈良監獄で「奈良赤レンガ監獄ナイトフェスタ」を行う。

 イベントは、同日行われる「奈良赤レンガFESTIVAL」との連動企画で、監獄見学と監獄内の中央看守所2階でのプロジェクションマッピングの上映が行われる。木内酒造(茨城県)が同イベントのために特別調合した限定クラフトビール「監獄ストロング麦酒」も楽しめる。

中央看守所プロジェクションマッピング(イメージ)

 旧奈良監獄は1908年(明治41年)に誕生し、2017年まで使用されていた刑務所。重要文化財の指定を受けている。昨年には、耐震工事を行い、史料館やホテル、レストラン、温浴施設などからなる体験型複合施設として活用されることが発表されており、「明治150年」記念イベントの一環として行われる「奈良赤レンガFESTIVAL」が、耐震改修工事に入る前の最後の完全公開となる。

「奈良赤レンガ監獄ナイトフェスタ」開催概要

開催日時:

11月23日(金・祝)~25日(日)。午後6:00~午後8:30(最終入場、午後7:30まで)

入場料:2500円(大人・子供とも同額)

入場料に含まれるもの:

旧奈良監獄の観覧料(資料館・プロジェクションマッピング・館内見学)、イベント限定のクラフトビール(監獄ストロング麦酒)またはソフトドリンク一杯、無料シャトルバスもチケット提示で利用可能。

※20歳以上の人の同伴が必要で、未成年者だけでの入場はできない。施設内の見学では、明治時代の監獄の建物をそのままの状態で見学するため、段差や階段が多くバリアフリー化されていない。旧奈良監獄内での車イスを使用と、未就学児の参加はできない。

LINEトラベルjp、カタール航空のチケット比較検索可能に

2018年11月16日(金) 配信 

カタール航空の比較検索が可能に

ベンチャーリパブリックとLINEが運営する「LINEトラベルjp」はこのほど、中東を代表するエアラインのカタール航空との直接連携を始めた。これにより、カタール航空が取り扱うすべての航空券を、「LINEトラベルjp」で比較し検索できるようになる。日本では羽田、成田空港に就航している。

 カタール航空はスカイトラックス社による名誉ある「ファイブスター・エアライン」(5つ星評価)の認定を受けている。「一度は乗ってみたいエアライン」と評されるなど、世界1位の評価を受けるビジネスクラスはもちろん、ハイレベルなサービスと快適性を体験できるエコノミークラスを提供する人気のエアラインだ。

跡見女子大の篠原ゼミの学生がジャルパック、国交省と協力 熊本県・南阿蘇の魅力を開発しモニターツアー実施

2018年11月16日(金) 配信 

立野ダムの工事現場を訪れた参加者(左端が篠原准教授)

跡見学園女子大学で観光を学ぶ篠原ゼミの学生が着地型旅行を企画した「南阿蘇観光未来プロジェクト」のモニターツアーが11月3(土)~4日(日)に実施された。

 学生らは今年5月から現地を何度も訪れ、ジャルパック(江利川宗光社長)の支援によってツアーを造成。国土交通省九州地方整備局、熊本県・南阿蘇村の方々と協力しながら、手作りのツアーを開発していった。半年間関わってきた産学官プロジェクトの集大成として、学生らは18人の一般参加者に南阿蘇の魅力を案内した。

阿蘇カルデラの地形を学ぶジオツーリズムも

 同ツアーでは、4年半後に完成予定の「立野ダム」の建設現場を同ダムの工事事務所長の鵜木和博氏と見学する「インフラツーリズム」や、現地ガイドによる阿蘇の世界でも珍しい水無カルデラの地形を学ぶ「ジオツーリズム」など、新たな観光のかたちを提案。さらに、熊本地震で崩落した阿蘇大橋の現場を訪れ、被災者の声を聞く「防災ツーリズム」の要素も取り入れた。

熊本地震による村道断層の現場

 阿蘇山の裾野で200年の歴史を誇る地獄温泉の清風荘は熊本地震で被災した。現在は営業を休止中だが、河津誠社長の営業再開に向けた強い意志を聞きながら、足元から湧き出る「すずめの湯」で足湯も楽しんだ。

地獄温泉「すずめの湯」で足湯を楽しむ

 さらに、震災の影響で現在、立野~高森駅間を往復運転中の南阿蘇鉄道のトロッコ列車「レストラントレイン」で、学生らが考案したスペシャルランチを振る舞うなど、温かみのある企画が随所に盛り込まれた。

南阿蘇鉄道の「レストラントレイン」は目玉企画となった

 今回のプロジェクトでは、学生たちは現地を4~5回訪れた。「地元を動かすことはすごく大変だと感じた」と印象を語る学生もいた。

プロジェクトに参画した学生やジャルパック、国交省、南阿蘇村の方々が記念撮影

 篠原靖観光コミュニティ学部准教授は「講義中心の観光学ではなく、地域の人たちと力を合わせて、手作りのツアーで心を伝える体験は、学生たちにとっても貴重な体験となった」と話している。