2018年12月14日(金) 配信
楽天トラベルがこのほど発表した「2018年国内旅行先 年間人気上昇都道府県ランキング」によると、1位は前年比17・7%増で沖縄となった。従来から人気の沖縄がさらに数字を伸ばした。同社では、同県出身の人気アーティストの引退で、話題を呼んだことなどが要因と見ている。
また、石垣島や宮古島など離島への直行便の新規就航や増便などがあり、大都市圏からのアクセスが向上。宮古島では大型宿泊施設や高級宿泊施設の開業が相次ぎ、人泊数を伸ばした。「宮古島・伊良部島」エリアの伸び率は同32・4%増。
2位は同16・4%増の千葉県。2年連続でランクインした。エリア別では「舞浜・浦安・船橋・幕張」が同19・2%増、「市原・木更津・君津・富津・鋸南」が同19・0%増ととくに好調だった。舞浜エリアのテーマパーク周辺では新規ホテルが次々とオープンし、千葉県の観光人気を支えている。また、木更津アウトレットモールは店舗数日本一にリニューアルするなど、注目を集めた。さらに、東京湾に面した家族連れで楽しめる大型宿泊施設も人気だった。
3位は同15・6%増で埼玉県となった。「熊谷・深谷・本庄」エリアは同22・9%増と成長を牽引した。熊谷エリアは来年にラグビーの国際試合を控え、10月にはこけら落とし記念試合が開催されるなど注目されている。また、「秩父・長瀞」エリアも同16・3%増と高い伸びを示した。池袋から1時間半という立地ながら、自然豊かな地域として人気を集めた。
□集計概要
集計日: 2018年12月2日(日)
集計方法: 以下の「宿泊期間」における楽天トラベル登録宿泊施設の予約人泊数(=予約人数×泊数)を都道府県ごとに集計。
宿泊期間:2018年1月1日(祝)~12月31日(月)、(比較:2017年1月1日(祝)~12月31日(日))

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国内旅行のトップ5は前年と同様の顔ぶれ。そのなかで順位が変動している。各旅行会社からは、「3世代旅行が増えている(第1種・総合旅行会社)」や「TDRは人気が継続している(第1種・リテーラー1)」、「伊豆方面、関西方面、九州などは家族旅行や小グループ旅行に人気(第3種・リテーラー2)」、「ふっこう割の適用となる北海道や西日本地域への商品に人気が出ている(第1種・総合旅行会社)」などの特徴が挙げられた。
海外旅行は前年19位だった韓国が5位にジャンプアップ。また、日並びの良さからロング方面のフランスも12位から9位に順位を上げた。一方、3位だったタイは5位にランクダウンした。各社のコメントでは「年末年始の日並びが良いため、ヨーロッパ等のロングが好調(第1種・リテーラー2)」、「政治的に緩和状態にある韓国が増えてきた(第1種・リテーラー2)」、「昨年後半、北朝鮮ミサイル問題で冷え込んだグアムが今年は好調(第1種・インハウス)」などが寄せられた。






