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14年訪日1300万人達成、「2000万人は現実味ある」

1300万人達成を祝う
1300万人達成を祝う

 2014年の訪日外国人旅行者数が昨年12月22日に1300万人を突破した。観光庁は同日、1300万人目の訪日客を迎えた成田国際空港で訪日1300万人記念セレモニーを開き、太田昭宏国土交通大臣や久保成人観光庁長官らが訪日客を出迎え、1300万人突破を祝った。

 太田大臣は「昨年の1千万人達成から、今年は想定をはるかに超える勢いで1300万人を突破し、今後の1500万人から2千万人達成への目途がついた」と語った。1300万人達成の要因について、富岡製糸場と和紙の世界遺産登録による追い風、ビザの発給要件緩和、免税手続きの簡素化、日本の安全・安心のおもてなしなどを挙げた。また、12年が1・1兆円、13年が1・4兆円と拡大する訪日旅行消費額が14年は「2兆円に迫る勢い」であることも明かした。

 15年については、JTBが旅行動向で見通した訪日数1500万人に対し、「現時点では目標として1500万人は考えていない。今年の1300万人を超えるようにしたい」と控えたが、これまでの「2020年に2千万人の高みを目指す」という表現については、「これからは高みという表現は使わない。2千万人達成が夢や希望ではなく、現実味のある数字となってきた」と強調した。2千万人達成への課題として、空港容量の拡大や、Wⅰ―Fⅰ環境の整備促進、北海道などで顕著になっているバス不足の解消などを挙げた。

 記念の1300万人目は、インドネシア人のインドラジャティ・エディさん(48歳)とインドラジャティ・ムリジャティ・ウタミさん(45歳)、インドラジャティ・プリシラさん(14歳)の家族。すでに6、7回目となる訪日リピーターで、今回はクリスマスと年末年始を日本で過ごし、東京、箱根、京都、大阪を回る予定。ご家族は「日本は景色がきれいで、食べ物もおいしく、ショッピングも楽しみ。困っていたら助けてくれる優しさもある。毎回、日本でいい時間を過ごすのを楽しみにしている」と日本の魅力を語った。

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