龍の氣を得る! “改運ツアー”特集(国際・風水協会)

2019年1月13日(日) 配信

日光東照宮で記念撮影

龍の息づく秘境を訪問 大自然のエネルギーで大改運

 2018年11月11日に、国際・風水協会企画、JTB主催の「龍の氣を得る! 改運ツアー」が開かれた。同ツアーは一般募集を行わないシークレットツアーのため、普段から「改運」にとくに真剣かつ前向きに取り組んでいる方々に声がけをして参加者を集めたという。

 日帰りのバスツアーで1日の行程は、新宿西口集合・出発→日光東照宮「改運ガイド付き見学」→鬼怒川温泉ホテルにて「日光湯波御膳」の昼食→龍王峡「改運ガイド付き散策」→新宿西口到着・解散。改運ツアーなので散策時間などは多めに取られている。

 募集人数は45人(最少催行人数30人)。旅行代金は大人1人2万4800円(税込)で、費用には貸切バス代金、昼食代、有料道路・駐車場代、入場料、国内旅行保険を含む。

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 世界遺産であり、関東最高のパワースポットと呼ばれる日光東照宮は、江戸の町に地理風水を取り入れ、徳川家の知恵袋といわれた天海大僧正により風水を駆使して建立された歴史的建造物だ。

 今回の改運ツアーでは、北辰の道や願い杉、三猿や眠り猫などの一般的な観光ポイントや歴史部分にはあえて触れず、表面的な風水の薀蓄(うんちく)にも目もくれず、運気アップに焦点を絞り、定められた方角から正規な氣(エネルギー)を得る改運アクションや、人の和をはかるためのスポットなどを案内した。

 同ツアーには、化殺風水師の大河李鳳さんが改運ガイドとして同行し、各所での運気ポイントの解説や移動中のミニ風水セミナーなど知識のレクチャーも満載だった。

鬼怒川温泉ホテルで「日光湯波御膳」の昼食

 日光東照宮の見学後は、鬼怒川温泉に移動。昼食はご当地ならではの「日光湯波御膳」をいただく。美味しい&ヘルシーな湯波御膳で、身体の中へ良質なエネルギーを補給し、健康運もアップ。大豆から作られた湯波は、まさに健康食の代表で、日光産湯波の刺身、巻湯波の田楽味噌焼き、たぐり湯波の煮物、ゆばとろろ二色揚げ、湯波シューマイといった湯波三昧のメニューのほか、秋ならではの土瓶蒸し、御造りや栃木牛などの豪華さに参加者も大喜びで舌だけでなく目でも楽しませてもらった。

パワースポット「龍王峡」

 昼食後はいよいよ龍がのたうつような大自然が創り出したパワースポット「龍王峡」へ向かう。天の時を知り、地の利を得て、人の和をはかる。これが風水の三原則で、天・地・人それぞれのエネルギーを「三才の気」という。「龍の氣を得る! 改運ツアー」では、天・地・人すべてのエネルギーを吉の面で活用している。

 たくさんの龍に出会える秘境「龍王峡」では、その名に相応しく、龍のうねりを感じさせる大自然の景観美が迎えてくれた。同協会企画でなければ、訪れても気づかずに通り過ぎてしまうような「龍穴」への立ち寄りなど、普段は体験できないことばかりで参加者は大感激。

パワースポット「龍王峡」

 龍王峡での「改運」アクションは、①非日常な森林浴で心身ともにリフレッシュ②尽きることのない財運を象徴する滝や沢の水で浄化体験③龍のうねりそのものの峡谷④特殊な地質にその姿を現した「龍の背中渡り」⑤前後左右を龍に囲まれたある場所で、自分だけの龍を呼び寄せる波動の儀式――など。さらに各自が手持ちした「龍脈水晶」に「自分だけの守護龍」を呼び込み、龍脈水晶の中に龍王峡の龍を宿らせる風水術も施した。

 龍王峡の散策を終え、「見て・歩いて・触れて・食べて・香りを楽しんで・水の流れや鳥のさえずりを聞き・波動を受け」五感を刺激する運気アップの旅、体験&体感型の日帰りツアーとなった。

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 早速、翌日には参加者から「大口の現場仕事が舞い込み、契約ができました」「いつもだったらありえない規模の業務依頼を受けました」と、喜びの報告もあったそうだ。

 参加した人だけが「大改運」を実感できる国際・風水協会の改運ツアーは、参加希望の声も多く、今後も不定期で開催する予定だという。次回開催は現在のところ未定。

問い合わせ
(一社)国際・風水協会
電話:03(3845)6808
(日・祝日を除く正午―午後6時)

〈観光最前線〉交流今昔

2019年1月12日(土) 配信

鶴の湯(手前)と後藤客舎

 青森県黒石市の温湯(ぬるゆ)温泉には、外湯の周りに内湯を持たない「客舎(かくしゃ)」と呼ばれる立派な木造の宿が数軒残っている。往時の温泉街には食品店や料理屋、理髪店、医院などがひと通りそろい、湯治客と地域住民が1つの「共同体」として存在していたそうだ。

 昨年本紙1面で紹介した「ENSO ANGO(エンソウアンゴ)」(京都市)や、東日本大震災で被災した施設を再建した「佐原商家町ホテル NIPPONIA」(千葉県香取市)など、街全体を1つの宿に見立てた「分散型ホテル」が話題だ。地域活性化の切り札とも言われるが、本質は暮らす人と訪れる人の交流が深まることにあるのでは。

 時代も形になる過程も異なる両者だが、どこか似たものがあるように思う。

【鈴木 克範】

海外客を意識 「和」演出 変なホテル3期棟オープン(ハウステンボス)

2019年1月12日(土) 配信

変なホテル3期棟

 長崎県佐世保市のテーマパーク・ハウステンボス(HTB、澤田秀雄社長)は昨年12月21日、ロボットが接客などを行う「変なホテル」の3期棟「サウスアーム」(56室)をオープンした。すでに営業中の1、2期棟と合わせ、客室数は全200室となった。

 ホテルは宿泊の約2割が海外客ということを意識し、初めて「和」の演出を採用。地上2階建ての外観も木目調の雰囲気を出し、すべて和室の部屋で、靴を脱いで上がり、室内に日本の伝統や昔話をモチーフにしたデザイン画など掲出し、和の空間を作り上げている。

 部屋の解錠には最先端のタブレット式顔認証システムを導入したほか、HTBが出資したポーランドのエネルギー会社が開発した、フィルム型次世代太陽電池を活用。ホテルロゴの看板照明の電源を供給。将来的には植物性由来の蓄電池を導入し、客室への電源供給も目指す。

フィルム型次世代太陽電池

 さらに、完全キャッシュレスホテル対応も、3段階で実現していく。

 客室はスーペリアタイプ(29平方㍍、最大4人定員)が38室、デラックスタイプ(34平方㍍、同5人定員)が18室。宿泊料金はツイン対応でスーペリアが1人9500円から、デラックスが同1万2800円からとなる。

 澤田社長は「変なホテルは東京などでオープンさせているが、3―5年で全世界100棟を目標にしている」と意欲を示した。

渡邊雄太選手公式応援ツアー第2弾売り出す 交流会なども実施

2019年1月11日(金) 配信

2018年12月実施のツアーでの交流会のようす<©Yasushi Kobayashi>

近畿日本ツーリストコーポレートビジネスはこのほど、「渡邊雄太選手公式応援ツアー」を売り出した。昨年12月に実施したツアーの第2弾で、渡邊選手が出場予定の試合2試合の観戦のほか、交流会やサイン入りグッズのプレゼントが行われる。

 渡邊選手は日本人2人目のNBA(北米のバスケットボールのプロリーグ)プレーヤー。前回のツアーは、スポーツ関係メディアの注目も集めた。前回ツアーの参加者からは、間近で会話を楽しむことができるため交流会が好評だったという。

ツアー概要

コース:

2月25日(月)発、3月9日(土)発、3月25日発(月)の3コース(いずれも5日間)

(例)2月25日発ツアー

出発地:東京(羽田空港)

最少催行人員:15人

利用予定日本発着航空会社:アメリカン航空、デルタ航空、日本航空のいずれか

利用予定ホテル:ダブルツリー ダウンタウン メンフィス

食事:朝食2回

※機内食含まず

添乗員:羽田空港から同行

旅行代金:28万8千円

※エコノミークラス利用。ツインルームを2人1室利用。別途燃油サーチャージや空港諸税などがかかる

行程:

2月25日

羽田空港発—-(ミネアポリス)—-メンフィス 着後移動、交流会。メンフィス泊

 2月26日

メンフィス滞在(夜)試合観戦 メンフィス泊

2月27日

メンフィス滞在(夜)試合観戦 メンフィス泊

 2月28日

メンフィス発—(ミネアポリス)—(機内泊)—

3月1日

羽田空港着

訪日スキー客向けのインフル対策サービス 長野県白馬で提供

2019年1月11日(金) 配信 

白馬 山のホテル

長野県白馬村の「白馬 山のホテル」と小谷村の「ホテルグリーンプラザ白馬」は、訪日外国人スキー客を対象に2019年2月28日(木)までの期間限定で、インフルエンザ対策の新サービス「“OMOTENASHI”スペシャルプログラム」を提供する。

ホテルグリーンプラザ白馬

 新サービス「“OMOTENASHI”スペシャルプログラム」は、日本人なら常識ともいえるインフルエンザ・風邪予防のためのアイテムや、日本ならではの予防法を提供するサービス。外国人に馴染みのない「UGAI(うがい)」や日本伝統の健康法の1つ「KAMPU MASATSU(乾布摩擦)」、マスクやカイロ、ウイルス感染を防御する乳酸菌などを提供する内容になっている。

なぜインフルエンザ対策のサービスを始めたのか

 長野県白馬山麓エリアは近年、白馬山麓10カ所のスキー場で構成するスキーリゾート「HAKUBA VALLEY(白馬バレー)」を展開。長期滞在訪日スキー客向けの白馬バレー共通ICチケットや、空港からの交通アクセスの良さなどから、世界中からウィンタースポーツを楽しむ人が訪れる人気エリアとなっている。

 しかし、暖かい南半球からのスキー客はインフルエンザに対して無防備なことが多く、インフルエンザに罹って楽しめずに過ごした訪日外国人観光客も少なくないという。各スキー場や宿泊施設間で常に情報交換を活発にするなかで、今回「白馬 山のホテル」と「ホテルグリーンプラザ白馬」が模索し、今シーズンに新たなサービスをスタートするに至った。

 昨シーズンの訪日外国人観光客は、過去最多の約33万人を記録。白馬村や小谷村、大町市など、白馬山麗エリア全体で盛り上がりを見せている。自治体や各観光施設は、さらに白馬が活性化するような面白いアイデアを日々模索し続けている。

サービス概要

期間:2019年1月10日(木)~2月28日(木)の2カ月間限定

対象:訪日外国人宿泊客

実施概要:

①「白馬 山のホテル」

・全部屋に“OMOTENASHI”スペシャルプログラム キットを設置

 (インフルエンザ予防対策の案内、手ぬぐい、緑茶、マスク、カイロ)

・朝食ビュッフェでのプラズマ乳酸菌(=免疫細胞を活性化しインフルエンザウイルス防御に効果がある乳酸菌)を提供

②「ホテルグリーンプラザ白馬」

・フロント外国人対応デスクで“OMOTENASHI”スペシャルプログラム キット配布

 (インフルエンザ予防対策の案内、プラズマ乳酸菌、手ぬぐい、緑茶、マスク、カイロ)

・ホテル内大浴場ドライサウナ室で乾布摩擦の紹介

 ※「グリーンプラザホテル白馬」は修学旅行生も対象に、希望する学校に対して、インフルエンザ対策キットを提供する予定。

「“OMOTENASHI”スペシャルプログラム」詳細:

①緑茶うがい

 「うがい」は日本では当たり前の文化。殺菌効果があるカテキンを含み、日本らしさの象徴でもある「緑茶」を使い、インフルエンザ予防を実践してもらう。

②マスク、貼るカイロの提供

 日本人は日常的に着用しているマスクと、日本発の人気製品であるカイロも提供。カイロは背中の「風門」に貼ると、寒い冬に低下しがちな免疫機能を回復し、血行を促進する効果が期待できる。

③乾布摩擦体験

 乾いた手ぬぐいやタオルで肌をこすって刺激する、日本で昔から伝わる健康法の1つ。血流が良くなり、代謝や免疫力がアップし、インフルエンザや風邪予防につながるといわれている。海外ではタオルではなくブラシを使う“Dry brushing”というスタイルも。

④プラズマ乳酸菌の摂取

 飲料メーカーのキリンが発見した乳酸菌。プラズマ乳酸菌を摂取することで、複数の免疫指標が向上することや、冬季の風邪・インフルエンザ様症状の発症リスクが低減することが確認されており、今回プログラムに導入した。

ホテル概要

白馬 山のホテル

住所:長野県北安曇郡白馬村北城3477

アクセス:白馬駅から車で7分/八方尾根スキー場徒歩5分

部屋数:21部屋

公式サイト:

ホテルグリーンプラザ白馬

住所:長野県北安曇郡小谷村千国乙12860-1

アクセス:南小谷駅から車で10分/コルチナスキー場徒歩0分

部屋数:260室

公式サイト:

問い合わせ先

白馬“OMOTENASHI”スペシャルプログラム事務局

TEL:03-4580-9103

FAX:03-4580-9132

「今年は“挑(トライ)”で点を取りに」JATA田川会長、攻めの姿勢示す

JATAの田川博己会長

2019年1月11日(金) 配信

日本旅行業協会(JATA)の田川博己会長は1月8日(火)、東京都内で新年会見を開いた。田川会長は今年の漢字として「挑(トライ)」を挙げ、「チャレンジだけではなく、ラグビーにならい、点を取る『トライ』をしていきたい」と果敢な攻めの姿勢を示した。

 冒頭、昨年からの動きを総括。会見前日から始まった「国際観光旅客税(出国税)」は、旅行会社が窓口となるケースが多いことから「お客様に丁寧な説明が必要だ」と述べた。このうえで、国には引き続き海外旅行施策への予算を求めていくとともに、「今回の新税は目的税化している。ツーリズム産業で働く者として、各省庁に渡った税がどう使われるのか注視したい」と語気を強めた。

 また、働き方改革には、「休み方改革と車の両輪で取り組む必要がある」との考えを述べた。JATAは昨年から働き方・休み方改革の会長表彰を設け、取り組みの見える化をはかっている。

 4月から年5日の年次有給休暇取得の義務化も始まり、政府は年休70%取得の目標を掲げるが、休み方への議論は足りていないと指摘。今年のゴールデンウイークは10連休を控えるが、「派遣で働く人は収入が減るなど社会問題になる可能性もある。果して良いのか悪いのか分からない。旅行業としてはありがたいが、今までにない大型連休で何が起こるのか、実験場として成果と反省を精査する必要がある」と慎重な見方をした。…※詳細は本紙1742号(1月21日発行)に掲載予定。

〈旬刊旅行新聞1月11日号コラム〉激変の観光業界 息急き切って時代の先端を快走へ

2019年1月11日(金) 配信 

激変の観光業界

 
 2019年の年明け早々に世界は動き始めている。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が1月7―10日の日程で中国・北京を訪問し、習近平国家主席と会談した。また、韓国大法院(最高裁)が新日鉄住金に元徴用工への賠償を命じた訴訟で、大邱(テグ)地裁浦項支部が、同社の韓国内における資産の差し押さえを認める判決を下した。

 
 8日には、これらのニュースがインターネット上でも、さまざまに報じられていたので、NHKの報道番組はどのように扱うだろうと、夜の「ニュースウオッチ9」をつけて待っていた。すると、トップニュースは女子レスリングの吉田沙保里選手の引退に関する特集だった。そのあとに、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者が、勾留理由の開示手続きで東京地裁に出廷した内容のものが詳しく報じられた。

 
 そして、次のニュースは将棋の藤井聡太7段が順位戦でデビューから無敗の18連勝を記録したという話題。ここまでに20分近くが経過しており、根負けして別の番組に変えてしまった。

 
 日本は平和なのだと、感じる一方で、テレビの報道番組では、自分の知りたいニュースを見るまでに、相当の時間を要するし、報じられないこともあり得るということを、改めて強く認識してしまった。

 

 
 新聞に携わる身として、日々さまざまなニュースが飛び込んでくるなかで、どのニュースをトップ記事として扱うかを考える。だからこそ、他の新聞媒体や報道番組が示すニュースの優先順位が気になる。

 
 その意味で、NHKの報道番組が1月8日に順位づけしたニュースの優先度と、私個人の関心のある出来事との乖離が大きかった。このもどかしさは、日々ネットニュースや、SNS(交流サイト)で情報を収集している大部分の人々が感じていることだろう。公共放送という性格上、さまざまな制約もあり報道の難しさもある一方で、現在の日本の空気感を反映しているのも、NHKの報道番組だと思っている。

 

 
 1月7日から、国際観光旅客税(出国税)がスタートした。観光業界では、1年以上前から議論されていたが、一般紙でもそれほど大きく取り上げられることはなく、世間にはあまり知られていないという印象を受けていた。

 
 観光業界以外の知人に聞いても、出国税について知っている割合は低かった。年明けから出国税に関するニュースがネット上やテレビでも数多く目にすることになり、時間差を感じてしまった。

 
 自身に置き換えても、自分の懐が痛まないうちは、たとえ税の問題であっても関心を示さない。広く話題になる前の胚胎期こそが物事の勘所であり、見過ごしがちな部分でもある。

 

 
 時流についても、しばしば考える。時代と並走していれば、変化には気づかないものだ。「世の中があまり変わっていない」と感じるのなら、時代とほぼ同じ歩調で進んでいるのだろう。しかし、新しいテクノロジーや概念が次から次に現れてくると、ついていくのに精一杯のときがある。そのときは、「時代の流れから少し遅れをとっているのかもしれない」と危機感を抱く。近年、観光業界の変化は著しい。息急き切って走らなければならないが、一方で、時代の先端を快走する楽しみもある。

 

(編集長・増田 剛)

ガイドと整備士19人が新成人に はとバス、成人式開く

2019年1月11日(金) 配信

しゃぽぽ(はとバス公式キャラクター・右端)と記念撮影する新成人

はとバス(中村靖社長)は1月11日(金)、58回目の「はとバス成人式」を行った。今年、新成人を迎えたのはガイド16人と整備士3人。色鮮やかな晴着を纏い明治神宮(東京都渋谷区)を参拝した。

 同社は毎年、祝日に当たる成人の日に業務多忙になるバスガイドのために、成人式を一足早く独自に行ってきた。近年は各出身地での成人式参加が可能になったが、新成人の門出のお祝いとして続けている。

 新成人となったガイドはそれぞれ、「オリンピックに向けて入社をしたので、それまでに東京のまちをわかりやすくお客様にご紹介できるようになる」、「お客様に楽しんでいただけるガイドになる」などと抱負や決意を語った。 

木材を多用したクラシカルなサロン空間の内装 豪華観光バス「クラブツーリズム フアースト」デビュー

2019年1月11日(金) 配信

深く上品な赤と黒の車体

クラブツーリズムから1月10日(木)、豪華観光バス「クラブツーリズム フアースト」がデビューした。国内を走る多くの観光列車を手掛ける水戸岡鋭治氏が、「心に残る旅立ちのステージを」をテーマにデザインした。木材を多用したクラシカルなサロン空間の内装が特徴。「乗ることが目的になる」新しい旅のカタチを提供する。

 座席数は、添乗員席を含め18席のみ。天井には「格天井」をバスで初めて採用、床には職人が手掛けた寄木のタイルが敷かれている。解放的な車窓からの風景が楽しめるよう頭上の荷物棚をなくし、座席背面に本革の荷物入れを設けた。

格天井は、宮大工が手掛けた

 また、バス後方には、引き立てコーヒーなどを用意するためのバーカウンターを設置。お茶ソムリエの高宇政光氏と珈琲技巧士の毛利善伸氏による、同バスオリジナルブレンドのお茶やコーヒーなどを揃え、1日最大3回のカフェタイムによるくつろぎの旅を演出する。

バーカウンター

 ツアーは、シニア層やバスツアーに参加したことのない情報感度の高いミドル層(35~55歳)女性をメインターゲットに、月10~15本造成。水戸岡氏が手掛けた観光列車「ろくもん(しなの鉄道)」や「ザ・ロイヤルエクスプレス(東京急行電鉄・伊豆急行)」とのコラボレーションツアーも用意したほか、ゴールデンウイーク10日間の日程で東北を一周するツアーなども計画する。現在は東京発着のツアーのみだが、今後京都や大阪発着のツアーも造成予定だ。

 1月9日(木)に行われた会見で水戸岡氏は、「懐かしさと新しさを兼ね備えた走る茶室という感覚でバスをデザインした。今後クラブツーリズムがお客様の意見を聞きながら世界一贅沢で、豊かなバスに仕上げてくれると期待している」と語った。

水戸岡鋭治氏

生産性本部、65周年へ改革加速 すべての運動と事業を結集

2019年1月11日(金) 配信

茂木友三郎会長

日本生産性本部(茂木友三郎会長)は1月9日(木)、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で新年互礼会を開いた。茂木会長は「今年は第1次中期運動目標に掲げた5つの柱(目標)を実践し、内外に向けて発信を始める年。2020年3月の生産性運動65周年に向け、すべての運動と事業を結集し、生産性改革を加速する」と宣言した。

 第1次中期運動目標は、18年4月に決議された。テーマは、「人口減少下の新たな生産性運動の基盤整備」。生産性本部は「日本の経済社会を次世代に引き継ぎ、未来への責任を果たすため、今が官民、労使を挙げて、生産性改革に取り組む時期」との見解を示す。そのうえで、「発足当時に匹敵する覚悟で生産性運動を再起動する」とした。

菅義偉官房長官

 同目標は、生産性のハブ・プラットフォームとしての組織体制の構築②社会経済システム改革に向けた合意形成活動の展開③日本の人材戦略の再構築と中核人材の育成④付加価値増大を軸とした生産性改革と「成長と分配の好循環」の創出⑤国際連携体制の構築――の5つからなる。

 来賓の菅義偉官房長官は「安倍政権は経済再生を最優先する政権。5年間で250万人を超える雇用の拡大を実現した。強い経済は、国力の源。日本経済を確かなものにする皆様と連携し、日本を前に進めていく」と力を込めた。