グランピング施設「THE BAMBOO FOREST」今春オープン 動物園に併設

2020年2月3日(月) 配信

「THE BAMBOO FOREST」2020年春オープン

 バンブーフォレスト(青木直之社長、千葉県市原市)は今春、千葉県市原市にアニマルグランピング施設「THE BAMBOO FOREST」をオープンする。ふれあい動物園「サユリワールド」に併設することで、「動物園ならではのアクティビティ」と「グランピング」を同時に楽しめる。

ロータスベルテント

 宿泊施設は、グランピング専用に作られた快適なドームテントと玉ねぎのような形をしたロータスベルテント、ツリーハウス型ロッジの3種類をそろえる。「動物の飼育体験」や「キリンと朝食」といった動物園併設の施設ならではの触れ合いコンテンツも用意する。

グランピングとは

 グランピングとはグラマラス(glamorous)+キャンピング(camping)の略で、自分たちでテントを張らなくても気軽に豪華に楽しむことができる新たなスタイルのキャンプだ。設備はホテル並みに充実しており、キャンプ初心者や女性同士でも気軽に楽しめる。

プロジェクト概要

用途:簡易宿泊所

規模構造:ドームテント3基、ロータスベルテント2基、ツリーハウス型ロッジ1棟

事業主:バンブーフォレスト

企画:コプラス

運営:ケイト

施設名:THE BAMBOO FOREST

開業:2020年春

所在地:千葉県市原市山小川790

アクセス:館山自動車道市原鶴舞I.C.から国道297号を勝浦・大多喜方面へ25㌔

駐車場:あり(午後3時~、無料)

宿泊時間:午後3時~午前11時

部屋料金(休日価格):

ドームテント1棟 4万5千円

ロータスベルテント1棟 4万2千円

ツリーハウス1棟 4万2千円

食事・アクティビティ費用:

大人1人 1万円

子供(5歳~小学生)1人 5千円

幼児(2歳~4歳)1人 3千円

乳児(0~1歳)無料

京都市、プラゴミ削減へ 市内1千カ所に給水機設置 WS社と協定

2020年2月3日(月) 配信

門川市長(右)と本多社長

 京都市(門川大作市長)は1月16日、水道直結式ウォーターサーバーのレンタル事業を行う「ウォータースタンド」(本多均社長、埼玉県さいたま市)と「マイボトル等で利用できる給水スポットの拡大に関する連携協定」を締結した。今後3年間で、京都市内の市営・民間施設や神社仏閣など約1千カ所に同社の水道直結式ウォーターサーバーを設置。マイボトルなどで給水できる環境を整備し、ペットボトルなどのプラスチックごみ削減を推進していく。

 同社は、これまでに、さいたま市(埼玉県)、葉山町(神奈川県)、所沢市(埼玉県)の3市町と同様の協定を締結しているが、関西圏の自治体では京都市が初となる。

 京都市に設置する給水機は、水の入ったボトルをサーバーにセットして使う従来型の水を“買う”方式のものではなく、サーバー内に水道水を引き込み、内蔵する高機能な浄水フィルターで高品質な水を“つくる”「サーバー型浄水器」と呼ばれるもの。環境負荷が低く、水道料金だけで使用できるのが特徴。

 同日に京都市役所で行われた締結式で、門川市長は「ペットボトルの水を飲むということが時代に合わないというライフスタイルを京都市から発信していく。環境と家計にやさしい京都市の水道水を飲んでいただくことで、ペットボトルの消費量を減らしていきたい」とコメントした。

 本多社長は「給水スポットの整備は、世界的に広がりを見せている。世界中から大勢の観光客が訪れる京都市に設置することで、グリーントラベルを推進していきたい」と意気込みを述べた。

「観光革命」地球規模の構造的変化(219) アイヌ民族とウポポイ

2020年2月2日(日) 配信

建設が進むウポポイ「国立アイヌ民族博物館」(2019年9月)

 麻生太郎副総理兼財務相が地元の福岡県直方市で開催した国政報告会で「2千年の長きにわたって、1つの民族、1つの王朝が続いている国はここしかない」と発言して物議を醸している。麻生氏は総務相時代の2005年にも「日本は1民族、1言語、1文化」と述べた過去がある。単一民族発言は、1986年の中曽根康弘首相や、2008年の中山成彬国土交通相などが行っており、自民党政権下で繰り返されてきた実績がある。

 言うまでもなく、昨年4月に成立したアイヌ施策推進法はアイヌ民族を法律で初めて「先住民族」として明記している。そういう意味では安倍政権の要職である副総理の麻生氏が、アイヌ民族の存在を無視する発言を行うのは言語道断であり、安倍首相の任命責任が問われる事態だ。

 政府は今年4月に北海道白老町ポロト湖畔にアイヌ文化復興・創造拠点として「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を開設予定である。愛称の「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味している。

 ウポポイでは、アイヌ民族の歴史や文化を展示する「国立アイヌ民族博物館」、多様な体験プログラムを通してアイヌ文化を五感で楽しめるフィールドミュージアムとしての「国立民族共生公園」、アイヌの人々による尊厳ある慰霊を実現するための「慰霊施設」などが整備される。ウポポイは札幌から約1時間、新千歳空港から約40分の好アクセスであるために、政府はウポポイへの年間来場者数100万人達成を目指している。

 先住民族観光の未来にとって100万人入場を目指すウポポイは重要であるが、十勝管内の浦幌町アイヌ協会が国と道を相手にした訴訟も重要だ。現在、水産資源保護法などでサケの捕獲は厳しく規制されている。

 ところが浦幌町アイヌ協会のメンバーは昨年、アイヌ民族の伝統的儀式のためにサケを捕獲したが、規制違反で問題になった。そのため先住権に基づいて規制の適用がなされないことを確認する訴訟が行なわれているわけだ。

 政府はウポポイ事業の成功を目指して、巨額の国費を投入しており、先住民族観光が大きく進展する可能性が高い。この機会に日本の先住民族としてのアイヌの人々の歴史や文化が正しく理解されることを祈っている。

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

〈観光最前線〉個人的に近くなった「松山」

2020年2月1日(土) 配信

松山道後秋祭り「鉢合わせ」

 関西支社にいたころ、営業で四国・松山に出向いた際、電話での言葉遣いについて、先様からお叱りを受けた。緑色の公衆電話を前に30分、いやもっと長かったか。言葉の怖さをつくづく感じた。

 以来松山は、心理的距離のある地だったが、天童荒太の近著「巡礼の家」を読んで、それがぐっと縮まった。

 本の舞台は道後温泉のへんろ宿。行く場所も帰る場所も失った少女が、宿の女将から声を掛けられる。「あなたには、帰る場所がありますか」――と。地元の人との交流を通じて、少女が自らの生き方を見つける物語だ。

 著者が松山市出身とあり、風景や食の描写にも興味をそそられた。とくにクライマックスで描かれる秋祭りの「鉢合(はちあ)わせ」は圧巻。本を手にぜひ訪れてみたいと思った。

【鈴木 克範】

パレスホテル初の宿泊主体型ホテル「ゼンティス大阪」6月開業へ

2020年1月31日(金) 配信

ゼンティス大阪 ロビー(イメージ)

 パレスホテル(荒牧幹人社長、東京都千代田区)は6月5日(金)、大阪市北区堂島浜で開発を進めているホテル「Zentis Osaka(ゼンティス大阪)」を開業する。

 「Zentis」は、同社が初めて開業する宿泊主体型ホテルブランドだ。究極を象徴する「Z」と、ラテン語で本質を表す「entis」や日本語の「zento(前途)」、「en(縁)」、英語の「is」から作られた造語。自らのライフスタイルの本質を極める人たちが、暮らすように滞在を楽しみながら、前途を切り拓き、縁とめぐり合える場所になるという想いを込めた。

客室(イメージ)

 インテリアデザインは「SIXTY SoHo New York」や「The Hari London」など世界のラグジュアリーホテルのデザインを数多く手がけた、タラ・バーナード氏率いる「タラ・バーナード&パートナーズ」が担当する。

 館内は自然の素材や色を基調としたデザインとなる。1階ロビーから2階にかけては、壁一面が大きなガラス窓となっており、自然光を取り入れた開放的かつ温かみのある空間が広がる。ロビーの中心には、1階から2階へと続く石の階段を設ける。

ホテル概要

ホテル名称:Zentis Osaka(ゼンティス大阪)

開業日:2020年6月5日(金)

所在地:大阪府大阪市北区堂島浜1丁目 19 番地

構造:S造、地下1階・地上16階・塔屋1階(ホテルフロア:1階~13階)

延床面積:1万2,136.82平方㍍(3,671.38 坪)(ホテル延床面積:9,153.15 ㎡)

所有者:関電不動産開発

設計:都市建、鹿島建設

施工:鹿島建設

デザイン:タラ・バーナード&パートナーズ

客室数:212室(スイート含む)

客室の広さ:25平方㍍~57平方㍍

料飲施設:レストラン&バーラウンジ(運営委託会社:カフェ)

その他:ジム、ユーティリティルーム

アクセス:JR「大阪」駅徒歩約12分、JR東西線「北新地」駅徒歩約4分、地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅徒歩約4分、京阪電鉄中之島線「渡辺橋」駅徒歩約4分

「ホテルJALシティ羽田 東京」 全客室のリニューアルに着手

2020年1月31日(金)配信

シングルルーム(イメージ)

 オリックス不動産(深谷敏成社長、東京都港区)は、運営する「ホテルJALシティ羽田 東京」の全客室をリニューアルする。工事は2期に分けて行い、2021年4月上旬の全10フロア、308室の新装完了を目指す。

 第1期は、2020年1月から4月3日(金)まで6-9階の4フロア(132室)、第2期は、2021年1-4月に他の6フロア(176室)のリニューアル工事を実施する。新しい客室は2020年2月10日(月)以降、順次予約を受け付ける。

 同ホテルは約6割がシングルルームで、ビジネス利用が多いことから、仕事や移動の間の滞在をさらに快適に過ごしてもらえるよう“まどろむ時間”をリニューアルテーマとした。ベッドでゆったりと読書やパソコン作業ができるよう、ヘッドボードを背もたれとしても使える人間工学に基づいた曲線を描いたものに変更するほか、小型の移動可能なサイドテーブルも用意する。客室は、落ち着いたブラウンやベージュのアースカラーを基調に、家具は木目調でぬくもりを感じるもの採用する。

 共用部分は、羽田にあるホテルらしさを取り入れる。空港や飛行機、風をテーマに、エレベーターホールから客室へ向かう廊下の床は、羽田空港の滑走路などをモチーフにしたオリジナルデザインのカーペットで設え、客室へ向かう楽しさを演出する。エレベーターホールには、木材で風を切る様子を表現したアートワークを設置する。

楽天トラベル、「毎月5と0のつく日」は高級宿が5%割引に

2020年1月31日(金)配信

毎月5、10、15、20、25、30日の計6日の予約がお得に

 「楽天トラベル」は2020年2月5日(水)から、「毎月5と0のつく日は国内高級ホテル・旅館が5%OFF」キャンペーンを実施する。毎月5、10、15、20、25、30日の計6日、楽天トラベルが定める国内の高級ホテルや旅館をお得に予約できる。

 キャンペーン特設ページや、国内旅行の日付指定検索後に表示される対象宿泊施設の予約ページ上で専用クーポンを獲得。「5と0のつく日」に同クーポンを利用して国内の高級ホテルや旅館を予約すると、宿泊料金から5%を割り引く。

 予約対象人数や利用回数に制限は無い。キャンペーン期間中、厳選された高級宿を繰り返しお得に利用することもできる。

キャンペーン概要

キャンペーン名称:「毎月5と0のつく日は国内高級ホテル・旅館が5%OFF」

キャンペーン期間:2020年2月5日(水)~終了時期未定

 ※予告なく終了する場合がある

予約対象期間:毎月5、10、15、20、25、30日

宿泊対象期間:予約日から3カ月後の月末までにチェックアウト

対象宿泊施設:「楽天トラベル」が定める高級ホテル・旅館

 ※キャンペーン特設ページ内「クーポン対象施設はこちら」に掲載

クーポン価格:宿泊料金(税込)の5%

利用金額条件:宿泊料金が1部屋あたり25,000円(税込)以上

利用人数条件:1室大人1人以上

利用上限枚数:1日あたり50,000枚

申込方法:

 まずはキャンペーン特設ページや、国内旅行の日付指定検索後に表示されるクーポンを獲得。予約ステップでクーポンを選択し予約を完了すると、予約合計金額から5%分が差し引かれる。なお、クーポン獲得時には楽天IDでのログインが必要。

キャンペーン特設ページ:

KNT関西×じんラボで日帰りバスツアー 腎臓病・人工透析患者同士の交流の場を 人工透析海外旅行もPR 

2020年1月31日(金) 配信

「じんラボ」ロゴマーク

 近畿日本ツーリスト関西(三田周作社長)の京都支店はこのほど、腎臓病・透析患者のためのウェブサイト「じんラボ」(運営・ペイシェントフッド)と連携した旅行商品「透析歴33年のじんラボ所長と行く日帰りバスツアーin茨城」を売り出した。

 腎臓病・人工透析患者同士の交流を深め、「人工透析海外旅行」の存在を広く知ってもらうことが目的。

 同支店では30年以上にわたり、人工透析を受けている人も安心して海外旅行ができるよう、海外での透析をトータルサポートする「人工透析海外旅行」を実施している。

 今回のバスツアーでは、茨城県の牛久大仏やJAXA筑波宇宙センターを見学するほか、車中では「じんラボ」宿野部所長への相談や質問の時間を設ける。バスの発着は東京駅で、全国各地から参加しやすい。

 受付は、腎臓病や人工透析患者本人をはじめ、家族や友達、1人での申し込みも可能。普段、接点がない患者同士が旅行を通じて知り合い、情報交換の場となることを目指す。

「じんラボ所長と行く日帰りバスツアーin茨城」概要

出発日:2020年3月15日(日)(日帰り)

旅行代金:じんラボ会員9,800円、非会員12,000円(大人・子供同一料金)

募集人員:20人(最少催行人員15人)

利用予定バス:なの花バス

食事:昼1回

添乗員:同行

行程:東京駅 鍛冶橋駐車場に各自集合後、専用バスで午前10時出発(バス車中では、所長への質問コーナーを設ける)、「ポケットファームどきどき」で昼食(ブッフェランチ。食後は買い物も可能)、牛久大仏(自由見学・全長120㍍の圧巻の大きさ。※胎内拝観は別途料金)、JAXA 筑波宇宙センター(自由見学・非日常感を味わう。お土産に宇宙食の購入も可能)、午後5時ごろ東京駅到着後解散

旅行企画・実施:KNT関西・京都支店

じんラボ

透析歴33年の腎臓病患者である宿野部武志氏を中心に、腎臓病・透析患者さんの「自覚」と「自立」を応援し、知識と情報、つながりの場を提供するウェブサイト。

JTB、情報信託機能を活用した人材マッチングを 都市部の複業希望者と離島事業者を結ぶ実証事業開始

2020年1月31日(金) 配信

離島(イメージ)

 JTB(髙橋広行社長)とパソナ JOB HUB(森本宏一社長)は3月31日(火)まで、 都市部と離島の人材マッチングを行うサービス「島で、未来に恋しよう」の実証事業を行う。

 情報信託機能を活用し、複数の仕事を望む都市部の複業希望者と、人手を必要とする離島事業者をつなげることで、離島の課題解決と関係人口創出につなげていく。

島根県隠岐郡の海士町などの離島をフィールドとし、オファーの提供を含めて本格実施する。

 同事業は、離島の問題解決に取り組む離島百貨店(山内道雄会長)と連携し、JTBが受託した総務省「令和元年度予算 情報信託機能活用促進事業」の一環で実施する。

 離島で働いてみたい複業希望者と、離島の農業や水産加工、リネンサプライなど事業者の個人情報を情報信託機能に集約。JTBとパソナ JOB HUB間で情報を流通・活用することで、最適な人材マッチングを行う。

 JTBは、情報信託機能を活用したサービスの運営主体となり、離島事業者との調整やモニターツアーなどを実施する。

  両社は実証事業を通じて、複業希望者と離島事業者に有益で、効率よく情報の流通と活用ができる情報銀行のあり方や新しい価値の創出を検証していく。

実証事業「島で、未来に恋しよう」概要

時期:2020年1月30日(木)~2020年3月31日(火)

※昨年11月末からテスト運用をしていたサービスを同意取得画面等関連機能のアップデートを行い、1月30日(木)よりオファーの提供を含め本格実施する。

HP:https://shimakoi.jp/

役割

【JTB】

本実証事業の運営主体として、運営や実証事業に参加するモニターの募集、各実証事業エリア(離島)の事業者との調整、離島モニターツアーなどを実施。

【パソナJOB HUB】

サービスの運営者として、実証事業の計画や人材マッチングの仕様検討、サービス
WEBサイト制作および提供、複業希望者の募集などを実施。

離島百貨店】

実証事業に参画する離島、事業者の募集・調整。都内「離島キッチン」において
離島ファンへのサービス告知などを実施。

総務省「令和元年度 情報信託機能活用促進事業」とは

本人が同意した一定の範囲において本人が信頼できる主体に個人情報の第三者提供を委任す る情報信託機能の社会実装に向けて、個人情報の適切な取扱いに配慮しつつ、パーソナルデー タの流通・活用の促進を図ることを目的とした事業。データを保有・利用する個人及び企業が 情報信託機能を利用するメリットを明らかにするなど、情報信託機能のモデルケースを作る。

NAA、19年の発着回数と旅客数が過去最高 新規就航と増便が好調要因

2020年1月31日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が1月30日(木)に発表した2019年の年間航空発着回数は、前年比4%増の26万4115回、航空旅客数は同4%増の4434万4739人で共に過去最高を記録した。国際線と国内線の両方で新規就航と増便したことが好調の要因となった。

 航空発着回数は8年連続で過去最高を記録。国際線は同3%増の20万9206回、国内線は同5%増の5万4909回となった。夏ごろまで韓国線で新規就航と増便があったほか、中国線で19年冬季スケジュールから新規就航、増便が相次いだことが発着回数の増加につながった。

 総旅客数は2年連続で過去最高を記録した。国際線の旅客数は同4%増の3670万1960人だった。このうち、外国人旅客数は同4%増の1822万4660人で開港以来、最多の旅客数となった。

 国内線旅客数は同5%増の764万2779人。高知線と下地島線、庄内線の新規就航をはじめ、札幌線や広島線などが好調だった。

「韓国線の減少は底を打った」

 1月の韓国線における発着回数は、18日時点で前年同期比11・8%減。出国旅客数は同19・2%減少した。一方、12月の発着回数は、同13・9%減。出国旅客数は、同17・4%減だった。田村社長は1月30日(木)の会見で、田村社長は「韓国線の減少傾向は、底を打った」との見方を示した。

中国線の発着回数は前年から増加

 中国線の発着回数と出国旅客数も発表した。1月27日(月)から2月2日(日)の発着回数の予定は、979回(前年の春節2日後からの同期は488回)。49回がキャンセルになり、うち30便は武漢線だ。

 田村社長は「旅客数は若干減る見込み」と述べ、「今後の動向は見通せていない。それなりの覚悟はしないといけない」と語った。

新型コロナウイルスの対応を説明

 NAAは新型コロナウイルスへの対策として、成田国際空港の検疫所と密に連絡を取り、情報提供と注意喚起を行っている。このほか、エレベーターや階段などの消毒清掃の強化や、従業員にマスク着用を指示するなどしている。今後、特別な措置を講じる場合には、関係各所と連携して取り組んでいく。