茨城・境町にハワイがテーマのグランピング施設オープンへ 【ALOHA GLAMPING RESORT SAKAI】

2024年4月1日(月) 配信

三角屋根が特徴のコテージ

 茨城県・境町に4月27日(金)、ハワイをテーマにしたグランピング施設「ALOHA GLAMPING RESORT SAKAI」がオープンする。施設からほど近い高速バスターミナルまで、東京駅から直通バスで約90分というアクセスの良さが最大の強み。すべてレンタルできるため、手ぶらで気軽にアウトドアが楽しめる。

 同施設は境町(橋本正裕町長)が整備したもので、運営は民間に委託する。同町は2021年にホノルルと姉妹都市提携を結んだことから、周辺にはハワイアンカフェやハワイがテーマの住宅などが整備され、異国感ただよう空間となっている。

 緑あふれる敷地内には4棟のグランピングコテージと、12区画のテントサイト、アウトドアサウナを整備した。コテージのうち、2棟は愛犬と一緒に泊まれるドッグコテージで、それぞれ専用のドッグランを併設する。ドッグコテージには犬用トイレシートやレンタルゲージなど愛犬用アメニティも備える。なお、施設内には別途共有の大型ドッグランもある。

ドッグコテージの客室内

 コテージは三角屋根が特徴的な建物で、外壁はエメラルドグリーンに統一した。室内の装飾品やコーヒー・菓子、カトラリー、ハンドソープなど細部までハワイアンテイストのグッズを完備している。各棟は2~4人の宿泊定員としているが、寝具の追加で最大6人まで宿泊可能。

 各棟にはキッチンや調理道具、食器などを完備し、素泊まりの場合は食材を持ち込んで調理ができる。BBQグリルのレンタルもでき、コテージ前でのBBQも可能という。

ハワイアンディナー

 ハワイアンディナーと朝食付きプランもおすすめ。より手軽に優雅なグランピング滞在が楽しめる。夕食はガーリックシュリンプやカリフォルニアロール、朝食はアサイーボールにスクランブルエッグなどハワイアン、アメリカンな食事が非日常を演出する。このほか、夕食はしゃぶしゃぶコースも用意する。

 料金は素泊まりが1人1万6500円~、ハワイアンディナーの1泊2食付きプランが1人2万5850円~。テントサイトは1区画6000円、4人までで5人以上の場合は追加区画となる。

 4月1日(月)~24日(水)はプレオープン期間として開業している。グランピング施設はほぼ満室となっているが、テントサイトは予約可能(記事掲載時点)。また、5月7日~7月9日までの平日・日曜日はグランドオープン記念として20%割引キャンペーンも実施している。詳細はウェブページから。

 同施設ジェネラルマネージャーの鈴木亘氏は「周辺にはスポーツ施設が充実しているので、利用者の方にぜひ宿泊していただきたい。また、施設は手ぶらでキャンプ体験ができるので、キャンプ初心者の30~40代の方におすすめ」とアピールする。

周辺施設も魅力

初心者も楽しめる人工サーフィン施設

 施設の目の前には全国でも珍しい人工サーフィン施設「citywave Tokyo Sakaimachi」がある。東京・大井町から2022年に移転した施設で、首都圏から足しげく通うリピーターも多い。ゴールデンウイーク明けの本格的なシーズンからは初心者向けのレッスンも。1セッション60分で“100%波に乗れる”という。初挑戦のハードルが高いサーフィンだが、一式レンタル可能でインストラクターが指導してくれる同施設なら気軽にデビューができそうだ。

 このほか、隣接地には「境町アーバンスポーツパーク」もある。BMXフリースタイル、インラインスケート、スケートボードなどが楽しめる施設で、世界大会も開催できる会場。なお、その向かいには子供が遊べる公園「ニコニコパーク」もある。同町はスポーツ振興や子育て支援などを手厚くすることで移住促進に力を入れており、各施設が充実しているのが特徴だ。

〈旅行新聞4月1日号コラム〉――コロナ禍で団体旅行消失 企業合宿や研修など新たな需要も

2024年4月1日(月) 配信

 4月1日号から本紙は毎月1日発行の「旅行新聞」としてスタートしました。

 

 速報性が求められる最新動向については、旅行新聞のホームページ(https://www.ryoko-net.co.jp)で配信していますので、ぜひこちらも活用していただければと思います。

 

 「旅行新聞」は、紙媒体が有するさまざまな長所を最大限生かして、これまで以上に読み応えのある紙面をお届けします。読者の皆様に支えられながら「旅行新聞」を発行していることを改めて感謝しつつ、観光業界の皆様に愛される新聞を目指していきます。

 

 

 今号の1―3面にかけては、昨年12月1日に本紙が発表した日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2023のグランプリに輝いた「古窯グループ」(山形県上山市)に加え、優秀賞の「鹿児島県旅行業協同組合」(鹿児島県鹿児島市)、「リッツMC」(東京都江東区)のそれぞれの取り組みを深く探った。

 

 古窯グループは旅館業という枠を超えた事業の多角化に取り組んでいる。鹿児島県旅行業協同組合はユニバーサル・デザインを推進することで、「すべての人が旅行を楽しめる地」になるために努力を重ねている。リッツMCはバスの運転手不足という喫緊の課題について、「バス営業所見学ツアー」などに熱心に取り組み実績を上げている。いずれも直面する大きな課題にしっかりと向き合い、新しい試みを果敢に行っている。

 

 

 4面では、観光庁の髙橋一郎長官が専門紙誌との記者会見で、3月16日から開始した北陸応援割について、「3月の予約人泊数が、(コロナ禍前の)19年同月を大きく上回るなど、北陸の応援割の政策効果が現れている状況にある」と評価した。そのうえで、日本観光振興協会を中心とした「行こうよ! 北陸」キャンペーンもスタートし、髙橋長官は官民一体となった切れ目のない需要喚起に向けた取り組みの必要性を語った。

 

 また、日本旅行業協会(JATA)は3月27日に、「不正根絶に向けた旅行業界・JATAの取り組み」を報告した。

 

 コロナ禍以降の旅行業界は、公務受託事業費の不正請求や、雇用調整助成金の不正受給などの不正事案が続いた。JATAはコンプライアンス推進室や懲戒委員会の設置など対応策を発表し、髙橋広行会長は不正根絶に向けた強い決意を述べた。

 

 

 5面では、ゆこゆこが企業合宿や研修の手配をワンストップで手配しサポートする新サービス「リトリート」について取材した。同じ面で紹介している群馬県・上野村も大自然を生かした企業研修を受け入れる仕組みづくりに取り組んでいる。上野村産業情報センター専務理事の瀧澤延匡氏に詳しく聞いた。

 

 コロナ禍で団体旅行が消失し、個人化が一気に進んだと言われている。一方で、テレワークやオンライン会議によって十分なコミュニケーションがはかれないため、「職場を離れた場所や環境で行うオフサイトミーティングの重要性が増しているのでは」(ゆこゆこホールディングス新規事業部・門垣伸哉さん)との捉え方から、新たな需要もありそうだ。

 

 本紙は3月12日に台湾を訪れ、台湾観光庁の初代長官・周永暉氏に、ロングインタビュー「台湾と日本の観光交流拡大に向けて」を行った。この内容は5月1日号で大きく紹介する予定だ。

(編集長・増田 剛)

【特集 No.655】古窯ホールディングス 事業多角化で山形に必要な企業へ

2024年4月1日(月) 配信

 「古窯ホールディングス」(山形県上山市)は、旅行新聞新社が取材活動などを通じて観光業界の取り組みのなかから、創意工夫の見られるものを独自に選び表彰する「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2023」(2023年12月1日発表)のグランプリを受賞した。旅館業のほか、事業の多角化で地元・山形の観光や関係人口の創出を目指す点が評価された。「今日、この瞬間に、最高の山形を。」を軸に、事業創出や人材育成などに取り組む佐藤太一代表取締役専務と、ブランドデザイン室の木幡純一室長に話を聞いた。

【馬場 遥】

〝フレッシャーズキャンプ〟 次世代の人材育成に取り組む

 佐藤:古窯は1964(昭和26)年、招雲閣別館という客室数7部屋の自炊旅館から営業を始めました。60(昭和35)年に館内の敷地から1300年前の須恵器の窯跡が見つかったことから、「古窯」に社名を変更しました。
 2007年には山形県・黒沢温泉の厚生年金保養所を取得し、翌年に36室を備える「悠湯の郷ゆさ」を、16年にはかみのやま温泉にある民間企業保養所を入札取得して、14室の「おやど森の音」を開業しました。ゆさは地元を中心とした全世代・ファミリー層、森の音は30代を主なターゲットとした小規模旅館を展開しています。
 また、19年には創業350年の歴史を誇る山形県・あつみ温泉の老舗旅館「萬国屋」の事業を継承しました。

 ──18年に古窯グループが設立してから、旅館業に限らずレストラン業やグランピング施設運営など、事業の多角化を推進しています。

 佐藤:ホールディングス設立と同年に「山形プリン」を開業するなど旅館業以外のスイーツ専門店やEC事業、グランピング事業などを展開しています。
 新しい事業は私がきっかけを作り、社内メンバーが具体的なイメージを膨らませて作っています。
 考え出すアイデアや我われの軸として常にあるのは、「今日、この瞬間に、最高の山形を。」という経営理念と、古窯グループの存在意義である「山形が誇る農村文化の良さを日本中に広げる」というグループミッションです。
 これらの言葉は、30─40代の若手幹部が経営合宿を開き、自分たちの納得のいく言葉を半年間くらい掛けて探し出したものなので、結束力は強いと思います。
 山形の経済を回していきたいという想いももちろんありますが、一番は何よりも人材を育てたい想いが強いです。これまでに先代から培った旅館業での学びを礎に、さまざまな事業を展開しています。

 ──グランピング施設「yamagata glam(ヤマガタグラム)」や「おふろcafe yusa」など、若者向けの展開について。

 佐藤:30年ほど前に購入したまま手付かずだった最上川沿いの土地を活用し、20年12月にグランピング施設を開業しました。翌年の11月には、村山市と連携協定を結び、村山市の中心施設である多目的温泉保養館「クアハウス碁点」とのさらなる連携強化を通して、観光産業を発展させることを目指しています。
 「アイデア」という事業の種は私が作っていますが、若い層に刺さるようなコンセプト作りは現場で生まれています。グランピング施設やおふろcafeなどは、どういったファクトが入ると若い世代に興味を持っていただけるのか、若い社員で構成されたチームでプロジェクト案を出してもらっています。

 木幡:東北・福島出身の若手映像アーティストとタイアップした地方創生プロジェクトを立ち上げ、古窯創業70周年記念映像を制作するなど、山形のファンをつくるための魅力づくりや発信を積極的に行っています。
 若い人たちに訴求力があるコンテンツを発信することは、長い目でみれば顧客育成につながります。若いころに古窯グループのコンテンツに触れて、旅館の古窯を知ってもらい、いつかこういうところに泊まってみたいなぁと思っていただけるような、我われだけでなく、お客様も10年、20年成長していくものですので、そういった側面は大事に考えています。

 ──新しい人材を採用するときに重視していることは。

 佐藤:やはり、先ほどの経営理念・グループミッションに共感していただけるかどうかが一番大切です。常にここを念頭にして事業を展開していますので、そもそも考え方が合わなかったり、何か違うなと思ってしまったりすると、人は長続きしません。
 ミッションへのコミットメントはモチベーションに強く関わってきます。
 会社は大きな船であり、我われが目指す方向と同じ方向を向いていて、船へ一緒に乗ってくれる人が望ましいですね。

 ──グループ全体でレベルの高いサービスを提供するために、人材育成や働く環境づくりなどに取り組んでいらっしゃいます。このなかの「フレッシャーズキャンプ」という取り組みについて。

 木幡:入社2、3年目の社員を対象に、未来のグループ人材を育成するための研修プログラムとして「フレッシャーズキャンプ」を行っています。年間全9回にわたって研修を行い、所属・部門を横断しながら学びの機会を提供し、自立自走できる人材育成を目指しています。
 キャリアオーナーシップや、チームワーク、マーケティング、ブランディング、収益構造などを学んだうえで、新規事業企画を作成し、役員の前でプレゼンを行うことをゴールとしています。

 佐藤:5カ年の事業計画を立て、キャッシュフローやシミュレーションの結果を見たうえで、本当に良い企画は会社の方で採用することとしています。
 この形式は、グループミッションなどを生み出した幹部層の経営合宿をもとにして構成しており、フレッシャーズキャンプでは、新しいことを始めるにあたって大事な「プロセス」を学んでもらっています。

 ──新しいアイデアが生まれる土壌づくりに努められているのですね。

 木幡:現在5期目で、これまで15個の新規事業提案がありました。まだ採用に至った事業計画はありませんが、山形のアクティビティ体験をチケット化したギフトECや、託児所の運営など、よく考えられた企画を発案してくれていると思います。

 ──社風改革で取り組んだことについて。

 佐藤:上から指示されたことをきっちりこなすトップダウンから、社員がやりたいことや目指したいことを主張し、会社がそれを支えるための体制を整えるボトムアップへ変革することに最も力を入れてきました。
 HDを設立する前から取り組んできたことですが、やはり大変でしたね。創業も築く難しさがありますが、社風改革は、既に根付いていたものから新しいものへ変えていく大きな動きですから、苦労が山積みでした。
 おかげさまで、今はとてもいいカタチで機能しています。
 また、人材を育てるという観点からも、社風改革は必要でした。
 「山形」で就職先を探すときに、真っ先に選ばれる企業でありたいと考えています。
 これは、魅力的な旅館経営を行っていくことと同時に、さまざまな場所で働く意欲のある人たちが、旅館だけではなく数ある働く場のなかから「古窯グループ」を選んでくれるような企業体であり続けたいと考えているからです。
 時代が大きく変わるなかで、AI革命というのは今までの革命の中で一番インパクトの大きいものになるでしょう。そのなかで、数年前と変わらないやり方や感覚で続けていけるかといえば、やはり難しいのではないでしょうか。
 本気で経営して、本気で改革しないといけない。一般企業と比較されて、それでも古窯を選んでもらいたい。そして、次の事業長など未来を担う人材を育てていく。
 率先して改革を進めていくことで、業界の未来を拓きたいと思っています。

 木幡:最近の若手社員では、古窯(旅館)で経営などに携わりたいと意志を伝えてくれたり、海外の事業所への赴任があればぜひ行かせてほしいと手を挙げてくれたり、積極性を強く感じることがあります。
 今まではこういった言葉が社員の中から出てくることがなかったので、「社風が変わってきている」と如実に感じています。

 佐藤:意欲があり、積極的な人材に対してきちんとレールを敷いてあげて、仕組みを整えることが幹部の務めです。
 今私がやっていること、今古窯グループがやっていること、その多角化の先で山形県の関係人口や雇用の創出を生み出していきたいという想いを胸に、ただ実直にやっていくしかないと考えています。この想いに共感していただける企業や団体と協業していくことで、また新しいことができると思います。
 これから先の山形を良くしたい、という想いを抱いてやってくる人材が増えています。そういったメンバーが増えることで山形になくてはならない企業へ成長することを目指します。

【本紙1935号または4月5日(金)以降日経テレコン21でもお読みいただけます。】

世界ジオパーク認定10周年 「隠岐島会議 in TOKYO」開催

2024年4月1日(月) 配信

出席者そろっての記念撮影

 隠岐ジオパーク推進機構は2024年3月21日(木)、島根県「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」のユネスコ世界ジオパーク認定10周年を記念して、東京都内で「隠岐島会議 in TOKYO〜日本の離島が目指す観光の未来〜」を開催した。

 推進機構事務局長・野邉一寛氏による隠岐および隠岐ジオパークの概要紹介の後、國學院大学教授の井門隆夫氏、フィランソロピー・アドバイザの小柴優子氏、野邉一寛氏によるパネルディスカッション「ジオパークを活用した観光地づくりの可能性」が行われた。続いて、ユネスコ世界ジオパークカウンシル議長および世界ジオパークネットワーク事務局長のギー・マルティネス氏による「世界ジオパークネットワークからのメッセージ」があり、最後は隠岐プラザホテル代表取締役の横地廉平氏ら6人が事業成果を発表した。

旅行ライター&エディター 三堀 裕雄

碓氷線の廃線を夜間観光に活用 没入型ナイトウォーク開始 Sunset films×安中市

2024年4月1日(月) 配信

廃線跡を活用した新しい夜間観光コンテンツ「MELODIC LIGHT WALK」がオープン

 Sunset films(群馬県高崎市)は群馬県安中市と連携し、旧信越線横川軽井沢間の廃線跡を活用した新しい夜間観光コンテンツ「MELODIC LIGHT WALK(メロディックライトウォーク)」を3月30日(土)に開始した。

 この新たな観光コンテンツは、Sunset filmsによるナイトコンテンツ「Ignition SERIES(イグニッションシリーズ)」の第1弾で、光、音、映像を組み合わせたオリジナルストーリーの展開を楽しむ没入型ナイトウォーク。

 1997年に最終運行を迎えた信越本線の横川―軽井沢区間(通称・碓氷線)の廃線は2018年より「廃線ウォーク」として活用されている。普段は立ち入り禁止区間となっている場所をガイド付きで約11㌔歩き、歴史的価値と峠越えの困難さを体感できるイベントだ。

 参加者の9割以上が県外からの参加者であり「旅行の目的」となっていることが評価され、文化庁「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」で文化ツーリズム賞を受賞した。

 かつての機関士や乗客たちが見ていた景色を体験できるコンテンツ「廃線ウォーク」は、主に鉄道・建造物好きや廃線に興味を持っている人々に人気のコンテンツで、年間約2000人が来場している。

光・音・映像を組み合わせたオリジナルストーリー展開で楽しむ没入型ナイトウォーク

 今回の「メロディックライトウォーク」はこの廃線をナイトタイムエコノミーとしてさらに活用する観光コンテンツとなっている。光・音・映像を組み合わせたオリジナルストーリー展開で楽しむ没入型ナイトウォークとして設計されている。

 碓氷軽井沢区間の歴史にちなんだオリジナルストーリーを展開するなかで、プロジェクションマッピング・照明・音楽技術を活用した没入型体験コンテンツ。

 夜の廃線を歩くという貴重な体験と共に、物語を見て・聴いて・地域の歴史を再確認できるプログラムとなっている。

 鉄道や廃線に興味がなくても子供から大人まで「メロディックライトウォーク」の世界に入り込んで、物語やイベントを楽しみながら、碓氷軽井沢区間の歴史に触れることができる。

 イベント概要は、開催日時は毎週金・土・日曜日及び祝日等の午後6~8時(日の入り時間等により変更あり)。会場は群馬県安中市「廃線ウォーク」コース内で入場ゲートは天然温泉「峠の湯」。コース全長は約2㌔で所要時間1周約50分。対象年齢は6歳以上。参加費用は大人3500円、子供(12歳以下)1500円。募集定員は1日最大150人。

農協観光、手配と仕入を集約 支援強化で営業特化へ【人事】

2024年4月1日(月) 配信

機構改革と4月1日付の人事異動を発表

 農協観光はこのほど、機構改革と4月1日付の人事異動を発表した。全国に「手配・仕入センター」6カ所、「仕入センター」1カ所を設け、手配と仕入業務の集約化をはかる。支店・エリアセンターの営業担当者を増員し、内勤業務の軽減化で内勤担当者の後方支援機能を強化して、営業特化を促進する方針だ。

 このうえ、静岡支店、中京支店、北陸支店の管理機能を集約して業務効率の改善と生産性向上、営業力の強化に向けて、3支店の管理機能を統合し「中部支店」(現中京支店所在地)とする。業務管轄区域は静岡、愛知、岐阜、三重、富山、石川、福井各県域。現静岡支店と北陸支店は、中部支店所管のエリアセンターとなる。

 人事異動は次の通り。

農協観光(4月1日)

 人事制度改革担当執行役員兼総務部長(総務部長)福永理香

 経営管理部副部長(首都圏支店長)大橋重希

 経営管理部副部長(経営管理部経理課長)大場かおる

 経営管理部経理課長(経営管理部業務課長)鈴木康史

 総務部副部長(総務部総務課課長)藤田康之

 事業推進部長(事業推進部副部長)村松久司

 事業推進部旅行事業課長(長崎エリア長)田中俊行

 北海道手配・仕入センター長(北海道支店副支店長)高橋伸裕

 東北手配・仕入センター長(宮城県農業協同組合中央会出向)坂本直人

 関東甲信越手配・仕入センター長(地域共創事業部労働力応援事業課長)鈴木哲郎

 中部手配・仕入センター長(北陸支店長)吉田有孝

 西日本手配・仕入センター長(関西支店業務課長補佐)岩﨑智美

 九州手配・仕入センター長(九州支店業務課長)長谷川真人

 九州支店長兼沖縄仕入センター長(九州支店長)郡司掛修

 北海道支店長兼帯広エリア長(北海道支店長)山下淳

 青森エリア長(青森エリアセンター営業課長)齋藤雅志

 南東北支店長(南東北支店副支店長)奥野朋之

 福島エリア長(郡山エリア長)小原健志

 郡山エリア長(福島エリアセンター営業課長)鈴木武史

 関東支店副支店長兼神奈川エリア長(中京支店長)小川悟志

 北関東信越支店長(新潟エリア長)西尾博利

 長野エリア長(長野エリアセンター営業課長)浜田和也

 新潟エリア長(新潟エリアセンター営業課長)横山晃一

 中部支店長(四国支店長)三品孝之

 静岡エリア長(静岡支店事業課長)星野隆一

 三重エリア長(静岡支店長)畔柳豊

 富山エリア長(中京支店業務課長)中島伸幸

 北陸エリア長兼福井エリア長(岐阜エリアセンター営業課長)大西等

 大阪エリア長(高知エリア長)遠藤裕幸

 和歌山エリア長(奈良エリア長)中森斉

 奈良エリア長(関西支店地域共創課長)丹羽豊

 岡山エリア長(山陽支店地域共創課長)石田快

 四国支店長(香川エリア長)上甲賢一

 香川エリア長(四国支店地域共創課長)森木大輔

 高知エリア長(愛媛エリアセンター営業課長)岡本英彰

 長崎エリア長(長崎エリアセンター営業課長)中井亘

 鹿児島エリア長(鹿児島県くみあい開発出向)長友英司

 首都圏支店長(南東北支店長)佐藤正典

農福ポート(4月1日)

 埼玉東部事業所長(同事業所副事業所長)上杉勝彦

 いるま野事業所長(同事業所副事業所長)舟木公人

 焼津事業所長(同事務所)山﨑敦志

 すずなり磐田事業所長(浜松事業所長)神谷撤也

 浜松事業所長(浜松エリアセンター営業課長)新徳泰介

「提言!これからの日本観光」 〝通過駅〟で考える

2024年3月31日(日) 配信

 連休中、東京近郊の「各停」電車しか停車しない駅を利用する機会が何度かあった。そこで改めて気になったのは、このような中間駅の乗客が毎日、何度も不愉快な体験をさせられていることであった。

 それは、停車列車に比べてはるかに(倍近い)多い通過列車によるものである。都近郊の中間駅では、ほとんどの場合、幅広い用地が得難いこともあって、乗客の数の割にホームの幅が狭くホームに待合室や安全柵などが設けにくい駅が目立つ。

 しかし、通過列車はこのような場合でも、(ホームに乗客が多数待っていても)減速することなく、通過していく。そのたびにかなりの風がホームの乗客を襲う。(日によってはほこりも巻き上げて)慣れている人はとにかく、たまに体験した者は、危険がないとは知りつつも、かなりな不快感に襲われる(両親に連れられた幼児が突然、泣き出すほどの風)。

 しかも、大手民鉄などの各線では、停車列車の倍以上の本数の通過列車があり、その都度ホームでは精神的に身構えなければならないほどの緊張感さえ、覚えることも多い。とくにいらだつのは、このような通過列車の速度が次第に速くなっていくこと、また通過列車の本数が停車列車に比べ、はるかに多いことである。

 朝の爽やかな気分での外出途上、突如厳しい精神的圧力をかけられたようで不愉快である。

 しかも、列車本数の多い時間帯では通過列車のため、各停列車の時隔が乱れたり、通過列車と各停列車の乗換可能な駅のホームでは、別々の方向に向かう多くの乗客が、ホームで交錯する異常な混雑状況が短い時間で発生する。

 列車本数の多い路線では線路のゆとりがないため、通過列車もそれほどの到達時間の短縮効果はみられない。むしろ遠距離客と近距離客を分離し、混雑を平準化する効果の方が、大きいようにさえ思う。線路を最も効率的に使う方法として考えられるのは、全列車を「各停」にして、速度差をなくすことによってダイヤを組みやすくし、列車増発を可能にすることだと思う。

 しかし、遠距離の列車利用客には、既得権のような意識があることから、これには反対が多く、実現は難しい。

 近年技術面の改良で加速減速性能が高い車両が開発されるようになった。このような車両を乗客の多い路線に集中的に投入し、それを動機に極力列車種別(特急や急行、快速など)を少なくして、等速(場合によっては加速性能の高い車両による混雑時のオール各停化なども)列車の等時隔ダイヤ方式を導入することが望ましい。

 併行して、乗降時間短縮のため、車両の扉数の増加(通勤型車両の標準である20㍍車両の場合、片側5扉以上の設置)拡幅のほか、座席の幅を少しでも狭めて、通路幅を拡げる。さらに、ドアの開閉速度の調整など秒単位の乗降時間短縮策などを総合的にシステム化して、導入することを考える時期が来ているのではないだろうか。

 

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

「津田令子のにっぽん風土記(107)」嬬恋村は花盛り~ 群馬県・嬬恋村編 ~

2024年3月30日(土) 配信

浅間高原シャクナゲ園
嬬恋村観光商工課 加部貴裕さん

 生まれ育った地・嬬恋への想いはほかのどの場所よりも強いという観光商工課の加部貴裕さん。愛妻の村づくり事業などを担当しエネルギッシュでパワフルな活動で村の観光の一躍を担っている。花の名所を中心に春から夏にかけての嬬恋村の見どころを伺った。

 

 「何といっても三原の桜並木のライトアップは綺麗です。4月下旬から県内でも最後に見ることができる桜ではないでしょうか。昼間のお花見はもちろん夜の幻想的な雰囲気も素敵です」。嬬恋村の玄関口、万座鹿沢口駅から歩いて5分ほどの場所にあるので訪ねやすさも手伝って県内外から多くの花見客がやって来るという。毎年200本あまりの美しいソメイヨシノが600㍍に渡って咲き誇り、群馬を代表する桜の名所になっている。

 

 「浅間高原のシャクナゲ園も外せませんよ。ここからは浅間山の眺望も美しく村を代表する風景の一つです」と加部さんは教えてくれた。浅間山麓、三ツ尾根山麓の広大なキャベツ畑の奥に位置しているので眺望も抜群だ。ハイキングコースになっているので、お弁当持参で楽しむ方も多いという。見ごろは5月上旬~5月下旬ごろ。毎年、見ごろに合わせてシャクナゲ園祭りを開催する。「シャクナゲのほかにも色々な花が楽しめます。珍しい白いコマクサをはじめ、レンゲツツジにみやま霧島など、見ごろの時期はカメラマンも多く駆け付けます。運が良ければカモシカに会えるかもしれません」。

 

 「鮮やかな朱色の花を咲かせる湯ノ丸高原のレンゲツツジ。1956年には、国の特別天然記念物に指定されている。初夏のころ、鮮やかな朱色の巨大なじゅうたんのように湯の丸山一帯を覆い尽くす様はほかに類を見ない忘れられない光景です。その景観は『関東随一』とも言われています」と嬬恋村の花めぐりを次々語ってくれた。

 

 「花ではないですが、全国的にキャベツの一大産地として名高い嬬恋村のキャベツ畑の緑の風景は収穫時期の7月から9月の終わりごろまで観ることができます。広域農道つまごいパノラマラインは北ルートと南ルートがあり、期間中はどこからでも緑の絶景に出会うことができるのです」と話す。「とくにおすすめは北ルートで、全長20㌔のほとんどがキャベツ畑の絶景なのです。一度見たら何度でも訪たくなる風景です。鬼押出し園、愛妻の丘などに立ち寄っていただき、雄大な浅間山などを眺め嬬恋村を満喫いただけたらうれしいです」と加部さんの笑顔が弾けた瞬間だ。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

NAA、2月の国際線旅客数「コロナ前の9割まで回復」 韓国台湾などアジア好調で

2024年3月29日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が3月28日(木)に発表した2024年2月の国際線旅客数は前年同月比42%増の310万8784人となった。19年同月比では、7%減と初めて9割まで回復した。韓国や台湾などアジア路線が好調だったことが主な要因。

 国際線旅客数のうち、外国人旅客数は前年同月比66%増の167万1034人。19年同月比で21%増となり、2月の最高値を更新した。日本人旅客数は前年同月比65%増の59万9786人。19年同月比では47%減だった。

 国内線旅客数は前年同月比12%増の62万2254人。19年同月比12%増と2月として最高となった。

 総発着回数は前年同月比21%増の1万8172回。旅客便のうち、国際線は同44%増の1万1972回。国内線は同2%増の3921回だった。

 田村社長は春節期間中の中国への出国旅客数について「19年同季比9・1%減まで回復した」と語った。

台湾などコロナ前超 ハワイ予約率7割に

 3月1(月)~23日(土)の国際線出国旅客数は前年同期比45%増の89万1700人。

 このうち、韓国線は同45%増の18万8300人。19年同期比では40%増。台湾線は前年同期比60%増の11万1700人。19年同期比では13%増だった。

 田村社長は「ゴールデンウイークには、ハワイグアムなどが伸びており、予約率は7割程度となっている」と話した。

空港周辺へ移住提案 必要従業員大幅増で

 NAAは3月28日(木)、成田空港で働き周辺地域で暮らすライフスタイルを提案するウェブサイトを開設した。

 人手不足が深刻化するなか、2028年度末に滑走路の新設変更する「更なる機能強化」で年間発着回数が30万回から50万会に増えることで、必要とする従業員も大幅に増加することから、空港で業務を行う会社の人材獲得を支援する。 

 サイトでは空港で働くやりがいや楽しさのほか、周辺の11市町と連携し、地域で豊かな暮らしぶりを紹介している。このうち、仕事についてはグランドハンドリングの仕事を掲載。今後、コンテンツを増やしていく。また、周辺地域の自治体が発信する移住情報や子育てに関する情報にリンクさせている。

 サイト運営アドバイザーには、東日本大震災の発災後に福島県への移住を促進してきたRCFの藤沢烈代表が就いた。

 田村社長は「空港で働くことを検討している人に空港周辺で暮らすことをイメージしてもらえるような情報を載せていく」と話した。

ジエイエツチシーが事業停止 負債は約3億5000万円(帝国データバンク調べ)

2024年3月29日(金) 配信

 ジエイエツチシー(清水英治社長、東京都港区、観光庁長官登録旅行業第901号、資本金8000万円)は3月21日(木)に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は約3億5000万円。

 同社は1985(昭和60)年4月に設立された旅行業者。日本旅行業協会(JATA)の会員会社。称号はジャパンホテルクーポンの略称であり、業界初の海外ホテルのクーポン券販売事業者としてスタートした。

 同社の海外ホテル予約サイトは、円(またはその国の通貨)で前払いでき、旅行先で余分な現金を持ち歩かずに済むほか、クーポンの提示のみでチェックインでき、チェックアウト時は支払いの手間が省けるなど、便利なシステムとして知られていた。

 アジア地域向けを主体に扱い、2008年3月期には年間売上高約74億2100万円を計上していたが、その後は旅行予約サイトなどの競合激化により売上が低迷。「コロナ禍の旅行離れから、21年3月期の年間売上高は約13億円に減少」(帝国データバンク)していた。