次世代型ホテルブランド「プリンス スマート イン」 1号店が今年10月8日(木)、東京・恵比寿に開業

2020年8月20日(木)配信

プリンス スマート イン 恵比寿 イメージ(建物の右側がホテル)

 プリンスホテル(小山正彦社長、東京都豊島区)は、新たなホテルブランド「プリンス スマート イン」の1号店となる「プリンス スマート イン 恵比寿」を、2020年10月8日(木)に開業する。

 「プリンス スマート イン」は同社のイノベーションを担うホテルブランドだ。ICTやAI技術を導入し、ニューノーマル社会における新たなホテルとして、安全・安心で快適な空間を提供するとともに、スマートフォンのアプリ等を活用したシームレスなサービスで、デジタル世代の「スマートな滞在ニーズ」にも応えていく。導入する機能はホテルごとに異なり、1号店となる「プリンス スマート イン 恵比寿」では、スマホキーや複合型サービスロボット、客室の機能や使用方法等の質問に答えてくれるスマートスピーカー等を設置する。今後はチェックイン時の顔認証等、常に新たな技術の導入もはかる。

 「プリンス スマート イン 恵比寿」は、JR恵比寿駅から徒歩約5分の立地。客室はシングルルームとツインルームを主に82室あり、紺と白を基調にコンパクトながらも機能性と利便性を追求したデザインに仕上げた。スマートスピーカーやスマートミラーを活用し、スマートな滞在を楽しめる。このほかレストラン(約40席)や、会議室、フィットネスジム、ランドリーも備える。

 公式アプリ「プリンス スマート イン」(9月上旬配信予定)をダウンロードすると、アプリ内での予約が可能となり、ホテルではスマートフォンをルームキーとして使える。アプリ内では1泊ごとにスタンプを貯めることができ、10個集めると1泊分の宿泊料金が無料となる。

道の駅上野 手ぶら「テラスBBQ」 川沿いデッキで猪豚も

2020年8月20日(木)配信

道の駅上野「テラスBBQ」を開始

 群馬県・上野村の「道の駅上野」の川沿いデッキ「うえのテラス」で、手ぶらで猪豚のバーベキューができる「テラスBBQ」を始めた。

 2019年にリニューアルを行い、神流川を臨むデッキ「うえのテラス」が完成した。

 うえのテラスでバーベキューが楽しめるサービス「道の駅上野 テラスBBQ」は、上野村の雄大な自然を眺めながらのバーベキューで格別だ。

 上野村特産品の猪豚肉(ロース・かた・もも計200㌘)とライス・野菜盛り合わせが付く猪豚BBQセットが、オープン記念特別価格1800円(税込)で食べられる。

 サイドメニューでは、上野村産シイタケ、ミニトマトのホイル焼きなどもあり、上野村の食を満喫できる。

 なお、飲料は道の駅内の売店で購入でき、売店で購入した商品は持ち込みも可能という。

 問い合わせ=☎0274(20)7070。

〈旬刊旅行新聞8月11・21日合併号コラム〉コロナと猛暑 今夏は読書や人のいない場所を楽しむ

2020年8月20日(木) 配信

のどかな感じがいい「矢切の渡し」

 8月に入って、暑い日が続いたので室内で読書が進んだ。

 
 睡眠前などに多種多様の本を読んだが、とりわけ面白かったのは、英国の女性小説家メアリー・シェリーが書いた不朽の名作「フランケンシュタイン」(訳・小林章夫)だ。

 
 天才科学者フランケンシュタインが造り上げた「怪物」は、愛と理解者を求めるが、その醜悪な姿であるがゆえに人間たちに拒絶され、孤独と憎しみの感情が沸き上がり、苦悶する悲しい物語である。人間に理解してもらえることを諦めた「怪物」は、自らの創造主(神)であるフランケンシュタイン博士に、自分と似たような醜悪な怪物を「もう一体」造ってほしいと懇願するシーンは、切なすぎて胸を打たれた。

 
 人間であれ、怪物であれ、この世界に「ただ1人」の理解者すらいない孤独の辛さを浮き彫りにしている。200年以上前の作品ではあるが、人間の本質を見事に描いているために、決して古びた印象はない。また翻訳された小林章夫氏の手腕も大きいのだろう。

 
 この小説「フランケンシュタイン」の舞台は、ジュネーブや、インゴルシュタット、ロンドン、エディンバラ、アイルランド、北極周辺の氷山など移り変わり、さながら旅行記を読んでいる気分にもさせてくれる。

 
 19世紀初頭の欧州の庶民が営む日常生活も垣間見えて、興味深い作品だった。

 

 
 読書だけではつまらないので、外出も楽しんだ。

 
 梅雨が明けて、8月の初旬には東京都葛飾区の柴又を訪れた。私は九州から上京して30年以上経ったが、実は映画「男はつらいよ」の舞台、柴又を訪れたことは1度もなかったのだ。

 
 20年ほど前、北九州市出身の同僚が「昨日、彼女とデートで柴又を散策してきた」という話を聞いて、感心した記憶があった。当時の私にとっては、「そのような彼女との1日の過ごし方は渋いな」と思ったのかもしれない。

 

 
 しかし、それから20年近く経つというのに、私は柴又を訪れなかった。このまま行くと、本当に柴又を訪れないままに、私は東京という街を離れてしまうかもしれないと考えたのだ。

 
 想像よりも小さな街だったが、私はすごく満足した。猛暑日で帝釈天の参道にも人影はあまりなかった。大奮発して宇治金時ミルクのかき氷を食べた。そして、少し足を伸ばして「矢切の渡し」に辿り着いた。

 
 青い空が広がる江戸川は、世界的な疫病の流行を忘れさせるほど新鮮な空気で満ちていた。

 
 草いきれのすごい船着き場で、1人の男が「今日は暑いからぐるっと回っても200円でいいです」と声が聞こえた。こちらからは、その男の姿は見えなかった。私は素朴な文字で書かれた「矢切の渡し」という木の看板がいたく気に入った。観光客がいない渡し場は、3密とは無縁の世界だった。

 

 
 別の日、私はクルマに乗って、松本市方面へ国道20号線をのんびりと走った。長野方面は中央自動車道を使った旅ばかりだったので、今回は下道のみの旅行をしたかった。緑あふれる森林の中ではエアコンを止め、窓を開けて思いっきり深呼吸をした。帰りは八ヶ岳に寄り道をして涼み、高原リゾートの底力を感じた。新型コロナウイルスと猛暑が重なるこの夏は、読書や、人のいない場所で、自分なりの楽しみを見つけていこうと思う。

(編集長・増田 剛)

日本バス協会、貸切バスに支援策を 赤羽大臣に要望書手渡す

2020年8月19日(水)配信

写真中央が赤羽一嘉国土交通大臣、右から3番目が日本バス協会の三澤憲一会長

 日本バス協会(三澤憲一会長)は8月18日(火)、新型コロナウイルスの影響で需要が低迷した貸切バス事業への支援を求める要望書を、赤羽一嘉国土交通大臣に手渡した。観光支援事業「Go Toトラベル」の予算配分で、貸切バスを使った団体旅行などに割り当てる別枠の創設を求めた。

 貸切バス業界は、7月22日(水)から始まった「Go Toトラベル」に向け、観光業界と連携して新型コロナに対応したガイドラインを作成した。感染予防の徹底と、バス車両の換気性能もアピールし、安全安心な乗り物として貸切バスを提供できるよう準備してきた。

 しかし、同事業は東京を当面対象外とし、若者や高齢者の団体旅行が控えるべきものとしたことで、自家用車を利用した個人旅行が事業対象の中心となっている。

 同協会は、貸切バス事業者に「Go Toトラベル」の政策効果が及ばず、事業継続が困難となる恐れを懸念。こうした状況を踏まえ、「Go Toトラベル」の予算から別枠で、東京枠をはじめとした地域枠、団体旅行枠の創設を要望した。あわせて、運転士らの雇用維持のために、9月末で期限を迎える雇用調整助成金の特別措置の延長を盛り込んだ。

 日本バス協会の石指雅啓理事長は、「バス事業者がしっかりと感染予防を講じ、お客様の協力で安全性を高められる」と説明。貸切バスの需要が高まった際に、「十分に安全なサービスを提供できるよう準備している」と力を込めた。

観光庁、Go Toトラベル参加施設調査第2弾 8月19~20日に

2020年8月19日(水) 配信

観光庁

 観光庁は8月19日(水)~20日(木)、Go Toトラベル事業に参加している宿泊施設に、新型コロナウイルス感染拡大防止策の実施状況の第2回調査を行う。

 調査は各地方運輸局が主体となり、同事業運営事務局と協力して、中小規模の宿泊施設を中心に個別訪問で行われる。

 参加条件であるチェックイン時の検温、旅行者の本人確認、浴場や飲食施設などでの3密対策の徹底、食事時の3密回避――など、「感染拡大防止にあたっての措置」の実施状況を確認する。

 不十分な点があれば現場などを確認したうえで、個別に指導、相談を行う。

 8月6日(木)~7日(金)に実施された第1回調査では54施設が対象となり、この内12施設が改善の指導を受けた。最も多かった指導は、「Go Toトラベルを利用される方が遵守すべき事項」の旅行者への周知で、宿泊施設内での掲示や旅行者への紙の配布など、7施設が改善を行った。

 また、旅行者への検温や、3密対策は、大半の施設が確実に実施していた。

【特集No.561】東旅協 城北地区が視察会開く 厳格なコロナ対策の現場を体験

2020年8月19日(水) 配信

 東京都旅行業協会の城北地区(小松信行地区長)は7月30日(木)、バス会社や受入施設の新型コロナウイルス感染防止策を視察する「コロナ感染対策ガイドライン実体験研修」を行った。受入施設が全国旅行業協会(ANTA)や日本バス協会、各自治体などのガイドラインから、さまざまな対策を講じるなか、「厳格に対策を実施している施設を見学することで、参加した会員各社のセールスに生かしてもらたい」(小松信行地区長)と企画した。今回は山梨県内の施設を訪れ、同行取材した。

【木下 裕斗】

安心・安全な旅の提案へ

 各受入施設の新型コロナウイルス対策は、全国旅行業協会などの業界団体をはじめ、消費者庁などの官公庁のガイドラインを基に、策定されている。屋内・屋外施設のほか、飲食の際のマスク着脱など、それぞれの特徴を踏まえて実施される。さらに、一部の受入施設は、利用者に安心して利用してもらうため、ガイドラインよりも厳しい対策を講じている。

 バスの出発直後には、小松地区長が「とくに厳しい対策を講じる施設を視察することで、企画の参考にしてほしい」と開催の趣旨を語った。

 次いで松本真夫指導調査広報委員が「旅行会社がこれまでのツアーとの違いを知り、消費者に実情を伝え、商品の販売につなげてほしい」と呼び掛けた。

 訪れた施設は県立リニア見学センター(都留市)と河口湖ハーブ庭園(富士河口湖町)、里の駅いちのみや(笛吹市)、華やぎの章・慶山(笛吹市)、一古園(甲州市)、シャトー勝沼ワイン(甲州市)。

座席は2席1人利用 指標以上の厳格さ体験

 参加者27人は、東京都豊島区の池袋駅を午前8時に出発した。

 移動には、東京ヤサカ観光バスの57人乗り大型バスを利用。原則、座席は2席を1人で使った。

 車内では初めに、参加者に対し、体温や連絡先、氏名などを記載する健康チェックシートを配布した。同シートは、ANTAが策定した「旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン」に基づき作成されたもの。ツアーでは、添乗員が参加者に配ることが推奨されている。……

【全文は、本紙1803号または8月26日(水)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

 

新資格「旅のUDアドバイザー」9月1日に開講 健常者と同様の旅行を

2020年8月18日(火) 配信

サービス介助士に観光要素を取り入れた

 ケアフィット推進機構(富樫正義代表理事)は9月1日(火)から、新資格「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」を取得するための講習をスタートする。創設には、日本国際観光学会(島川崇会長)とJTBトラベル&ホテルカレッジ(山村晋一校長)、日本旅行業協会(JATA、坂巻伸昭会長)のユニバーサルツーリズム推進部会が協力する。高齢化が進み、障害を持つ人が増えるなか、〝心のバリア〟を除去して「健常者と同様に旅を楽しめる環境」を整備する。サービス介助士の取得が少ない旅行会社の社員をはじめ、観光系の大学生や専門学校生など若い層を対象とし、初年度の受験者数は1000人を目指す。

 

 旅のユニバーサルデザインアドバイザーは、全国で17万人以上の有資格者がいるサービス介助士の要素を取り入れた旅行観光産業に適応した新しい資格としてスタートした。サービス介助士は鉄道や宿泊施設、航空に従事する担当者にとって必須の資格となっている。

 「旅のユニバーサルデザインアドバイザー」の講習では、高齢者や障害者の特性のほか、交通や宿泊など〝サービスのユニバーサルデザイン〟についても学ぶ。高齢化と共に何らかの障害を持つ人が増えることで生じる新たな旅行の課題を解決する役割を担う。

 ケアフィット推進機構の富樫代表理事は「旅は人生を豊かにする大切なもの。障害者や高齢者も旅を楽しめる環境を整備するために、学習の場を設けた」と説明する。

 JTBトラベル&ホテルカレッジ主任講師の竹内敏彦氏は、旅のユニバーサルデザインについて「(旅行業界は)場所も空間もさまざまな場面が想定されるため、これまで及び腰だった」と分析。「介助に気を遣うことは、旅行業がお客様へのおもてなしや配慮と変わらない」と話す。「(同資格では)介助をはじめ、実務に通じる接遇技術を学生たちに習得させたい」と意気込みを語る。

 資格の取得には、専用の教本で自己学習したあと、半日の座学講習と半日の実技講習を受ける必要がある。講習後に行う修了検定では、3択形式で出題される50問の筆記試験で70点以上を獲得すると合格となる。

 具体的な内容として公式テキストの第1章では、旅のユニバーサルデザインアドバイザーの基本理念として、同資格の目的や旅行会社が旅のユニバーサルデザインを実現する意義などに触れる。

 第2章ではユニバーサルデザインと旅との関連性と題して、福祉と旅に関わる定義と用語の理解促進をはかる。

 第3章の高齢者の理解と接遇では、高齢者の身体的特徴や接遇方法をっ記載している。

 第4章は障害のある人への理解と接遇を学ぶ。車イスや聴覚障碍者、視覚障害者、知的障碍者などへの接遇方法となる。

 このほか、同章の第5節には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「感染症に感染しない・させない接遇」と題した新しいページを追加した。

 第5章の題名は旅に配慮が必要なお客様への理解。妊婦や小さな子連れ、宗教上の食習慣などを学習できる。

 第6章は補助犬への理解。身体障害者補助犬法の目的や概要のほか、盲導犬と介助犬、聴導犬についての理解を深める。

 第7章は業務中でのユニバーサルデザインと題して、旅のユニバーサルデザインを考慮した商品企画や造成のポイントをはじめ、相談と申し込み時の配慮などを説明する。

 第8章は旅の素材とユニバーサルデザイン。内容は着地での対応や旅行保険など。

 第9章は関連法規および制度で、同資格の関連法規について記している。

公式テキスト。コロナウイルスの感染拡大を受けてページを追加した

 修了検定を含めた講習料は1万9800円(税込)。

 すでに、JTBトラベル&ホテルカレッジでは観光学科の1年生140人が受講することが決まっている。

 同資格は今年4月に創設。新型コロナウイルス感染防止のため、講習を延期していた。

 問い合わせ=ケアフィット推進機構 ☎03(6261)2339。

トリップアドバイザー、旅好きが選ぶ「日本の城ランキング2020」発表 5年連続で「姫路城」が1位に

2020年8月18日(火)配信

1位に輝いた「姫路城」(兵庫県姫路市)

 トリップアドバイザー(牧野友衛社長)は8月13日(木)、過去1年間に同社サイト上に投稿された口コミをもとに「旅好きが選ぶ!日本人に人気の日本の城ランキング2020」を発表した。1位は5年連続で「姫路城」(兵庫県姫路市)が選ばれ、初めて「金沢城」(石川県金沢市)と「岩国城」(山口県岩国市)の2城がランクインした。同ランキングは今年で8回目となる。

 同ランキングは、19年6月~20年5月の1年間に日本の城・城跡に対して投稿された日本語の口コミを、評価点、口コミの投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムを集計したもの。トップ10には、昨年10月に正殿などが全焼した「首里城」(沖縄県那覇市)や、16年の熊本地震で被害を受けた「熊本城」(熊本県熊本市)が入った。同社は「訪れることで城の偉大さをあらためて感じたことや早期の復興、再建を祈る声が多く寄せられた」と示した。

 さらに、全体的に今年に入ってからは、「マスクは必要です」「消毒液が各所に置かれています」といった安全対策に関する投稿も見受けられ、口コミからも安全に対する旅行者の意識の高さがうかがえると述べた。

「旅好きが選ぶ!日本人に人気の日本の城ランキング2020」トップ20

1 姫路城/兵庫県姫路市

2 松本城/長野県松本市

3 松山城/愛媛県松山市

4 松江城/島根県松江市

5 二条城/京都府京都市

6 勝連城跡/沖縄県うるま市

7 高知城/高知県高知市

8 首里城/沖縄県那覇市

9 熊本城/熊本県熊本市

10 中城城跡/沖縄県・北中城村

11 皇居東御苑(旧江戸城本丸跡)/東京都千代田区

12 座喜味城跡/沖縄県・読谷村

13 彦根城/滋賀県彦根市

14 宇和島城/愛媛県宇和島市

15 岩村城址/岐阜県恵那市

16 金沢城/石川県金沢市

17 岩国城/山口県岩国市

18 犬山城/愛知県犬山市

19 大阪城/大阪府大阪市

20 丸岡城/福井県坂井市

 なお、「旅好きが選ぶ!日本人に人気の日本の城ランキング2020」の詳細は、トリップアドバイザーのWebサイトから閲覧できる。

ビンゴで近江牛もらえる 「美味しい和色めぐり」9月1日(火)からスタート 休暇村

2020年8月18日(火) 配信 

ビンゴ列をそろえると近江牛がもらえる

 休暇村協会(河本利夫理事長)は9月1日(火)から2021年3月31日(水)まで、全国37カ所の休暇村施設でビンゴスタンプラリー「美味しい和色めぐり」を実施する。1泊2食付き宿泊でもらえるスタンプを集めてビンゴ列をそろえると、「近江牛」が自宅に届く。内容は、すき焼きセット、切り落とし、焼肉、しゃぶしゃぶ食べ比べ、ステーキセット――の計5種類。

 参加方法は、「美味しい和色めぐり」対象食事コースか、その他の1泊2食付コースで宿泊すると、ビンゴカードがもらえる。宿泊するごとにスタンプを押印し、集まったビンゴの列数に応じてプレゼントする。

 1列ビンゴ賞(すき焼きセット)、2列ビンゴ賞(すき焼きセット・切り落とし・焼肉の計3種類)、3列ビンゴ賞(全5種類)、パーフェクトビンゴ賞(全5種類各2セット)――の4コースを用意する。

 同CPの対象コースとして、休暇村越前三国(福井県坂井市)の「かに尽くしコース」、休暇村日光湯元(栃木県日光市)の「日替り季節のプレミアム会席 誉(ホマレ)」などを提供する。

ビルや商業施設などの警備人員と不足の問題解決 京浜急行らが実証実験

2020年8月17日(月)配信

ugo(左)とSQ-2

 京浜急行(神奈川県横浜市)は8月3(月)~12日(水)まで、京急グループ本社で警備ロボットの本格実装に向けた実証実験を行った。ビルや商業施設などの警備人員不足の問題解決、新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってニーズが高まっている「非接触」のオペレーションの達成をはかることが目的で、2020年度中の実装を目指す。

 スタートアップ企業の「SEQSENSE(シークセンス)」の自律移動警備ロボット「SQ-2」と、「Mira Robotics(ミラロボティクス)」のビルメンテナンス向けアバターロボットugoを使用。両社は、京急と事業支援を手掛けるサムライインキュベートによるベンチャー企業向け事業支援プログラム「京急アクセラレータ―プログラム」に参画している。また、実証実験には、京急グループの京急サービスと、京急ビルマネジメントも加わった。

 SQ-2は、立哨と、巡回警備、遠隔通話を行うロボットで、3方向に付いた魚眼レンズで常時撮影を行い、空間のなかでの位置を自動で認識し、移動する。自己位置特定と3Dマップを作成し、超音波センサーと組み合わせることで超近距離にある障害物も感知し衝突を回避する。

 一方のugoは立哨と、巡回警備、案内などのコミュニケーションを行えるロボット。2本の腕を持つはさまざまな業務を担えるのが特徴で、エレベーターを使って階の移動の実現可能。遠隔で人が操縦することで、マルチタスクをこなすことができる。

 8月12日には京急グループ本社ビルで、報道関係者向けの実証実験が行われた。

 京急新規事業企画室の橋本雄太主査は、今回の実証実験の概要などを説明。「我われは、大切な生活インフラを運営している。新型コロナウイルスの感染症の流行拡大によって社会が大きく変わる中で、継続的に運営するためには(自動ロボットのような)テクノロジーの活用が急務」と力を込めた。

 Mira Roboticsの松井健CEOは、「ウィズコロナ時代に向けて、現場に行かなくても働ける、新しい働き方を提案したい」とし、エッセンシャルワーカーと呼ばれる生活必須職従事者が、リモートも組み合わせて働ける社会の実現にロボットを活用したい考えを示した。