プライベートテントサウナ付き客室が2021年10月1日(金)開業 長野県木曽町の「つたや季の宿 風里」

2021年9月9日(木) 配信

スパテラス完成イメージパース

 開田高原の四季折々の風景と木曽御嶽山を一望できる宿「つたや季の宿 風里(つたやときのやど かざり)」(長野県木曽町)に2021年10月1日(金)、プライベートテントサウナ付きの客室がオープンする。昼は雄大な御嶽山、夜には満点の星空を眺めながら、テントサウナや露天風呂などを、完全プライベートな空間で楽しむことができる。

 ここ数年で急速なブームとなっているサウナ。なかでもテントサウナは、大自然の中で楽しむアウトドアサウナとして、多くのサウナ好きが注目している。湖畔や川沿い、海辺などにテントを張り、薪ストーブで温度を上げたサウナで身体を温める。温まったら水に入り全身を引き締め、その後ゆったりと外気浴で全身をリラックスさせるところまでが1セット。これを数セット繰り返すことで、深いリラックス=「ととのい」を感じることができる。

 「5感が研ぎ澄まされ、自然の恵みを余すところなく体感できるテントサウナは、自然に囲まれた開田高原こそ最適な場所なのではないか」「『風里』がこだわる自然と調和したこの空間で、多くの人に究極の“ととのい”を体感してほしい」――。そんな願いを込めて、完全プライベートのテントサウナ付きの客室を開業する。サウナ、温泉露天風呂、源泉の水風呂(11度)。これらすべてを部屋のテラスというプライベート空間で楽しむことができる。

観光業の8割がGo To再開希望 うち7割が「年内」再開を求める(訪日ラボ)

2021年9月8日(水) 配信

movはこのほど「国内旅行およびその先のインバウンド事業」について意識調査を行った

 訪日ラボや口コミコムを運営するmov(渡邊誠社長、東京都渋谷区)はこのほど、「国内旅行およびその先のインバウンド事業」について意識調査を行った。調査の結果によると、観光業でGo ToトラベルやGo Toイートの再開を希望するのは80・5%におよぶことが分かった。

 調査は8月10(火)~18日(水)、訪日ラボWebサイト読者と、訪日ラボメールマガジンユーザー123人を対象に行われた。

 Go Toトラベル・イートなどの各種施策について、再開を希望したのは60・2%。「どちらかというと希望する」(20・3%)と合わせれば8割を超えた。

 再開を希望した回答者に再開時期について問うと、37・4%が今年9~10月の「秋の行楽シーズン」と最多に。次いで、12月~来年1月の「冬シーズン・年末年始」が26・3%、「2022年以降」が29・3%だった。

 回答者からは、「国内のワクチン接種が完全終了してからの実施が好ましい」、「地方の観光産業のために早急な対応が必要。しかし、再開の時期はコロナが収束してから」など、再開を望む声が上がった。一方で、第6波の感染拡大を懸念する意見も見られた。

 Go Toが再開した場合に備えての準備については、「準備している」が33・9%、「準備していない・できていない」が66・1%となった。同社はこの結果に対し、「再開を希望するものの、万全な準備ができている事業者は少ない」と分析した。

 また、前回のGo Toで直面した課題は、「施策の期間延長や中止に伴う、利用客向け情報の変更・更新作業が遅れた」が29・6%と最多。「口コミ対策が十分にできなかった」が23・2%、「料金の割引対応などによるキャッシュフローの悪化」が14・4%、「施策への参加や参加後の対応の遅れ」が7・2%となった。

 今後、政府に求める支援策については、「Go Toを含む消費者への消費意欲喚起策」が43・7%だった。次いで、「観光事業者への一時支援金」が40・3%、「移動・営業時間制限の解除」が38・7%となった(複数回答)。

 外国人観光客の客足については、「戻ってきてほしい」(81・0%)・「どちらかというと戻ってきてほしい」(16・5%)が合わせて10割に迫る割合となった。前年9月に調査したときと比べても、インバウンドの復活を求める声の割合はほぼ変わらず(97・0%)、非常に高い水準を維持している結果となった。

【岐阜県・下呂温泉】5G活用し観光活性化 ドコモや中部電力と連携協定結ぶ

2021年9月8日(水) 配信

山内登市長(左)、瀧康洋会長(左から2番目)らが協定書に署名した。

 岐阜県の下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)と 下呂市(山内登市長)、中部電力ミライズ(大谷真哉社長)、NTTドコモ(井伊基之社長)は2021年9月6日(月)に下呂市内で、温泉街への誘客や活力ある魅力的な地域社会の形成、住民サービスの向上に向け、「下呂未来創造プロジェクトに関する連携協定」を締結した。

 来年度には下呂温泉街の一部を5G(高速・大容量の通信規格)エリア化。仮想現実(VR)技術なども活用し、祭りや花火など臨場感あふれる観光体験やリモートでも楽しめる物産展など、新たな観光デジタルコンテンツを提供する。また、キャッシュレス決済促進による利便性向上にも取り組む。

 5Gのエリア拡大に合わせ、防災対策やオンデマンドバスの自動運転による2次交通の充実、子供や高齢者の見守りなどへの活用をはかるとともに、環境に配慮したEVバス(電気バス)の導入も視野に入れている。

 下呂未来創造プロジェクトは、IT技術の浸透で生活をより良いものへと変革させる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を活用した、地域活性化事業。下呂温泉観光協会が観光事業実施者となり、下呂市が支援・協力、中部電力ミライズが全体を統括し、NTTドコモが5GやIoT(モノのインターネット)などの最新技術を提供する。瀧会長は「市全体にデジタル化が浸透するよう、リーダーシップをとって取り組みたい」という。

JTB Book&Pay、予約・決済システム刷新へ 決済完了まで1分以内に

2021年9月8日(水) 配信

11月にシステムを大幅刷新する

 宿泊施設など、法人・企業に金融・決済サービスを提供するJTBビジネスイノベーターズ(JBI、永山哲男社長)は11月、宿泊施設の予約・事前決済支援サービス「JTB Book&Pay」の基幹システムを大幅に刷新する。決済完了までの操作時間を従来比5割削減の約55秒とするほか、最新のセキュリティ対応により離脱率を下げるなど、宿泊施設と宿泊者、双方の満足度向上を追求した。

 宿泊予約者の決済画面は、必要な情報以外を別画面に退避させることで、決済完了までの時間を約55秒に短縮した。表示画面の長さはこれまでの約3分の1となり、視覚的に分かりやすいシンプルなデザインを採用。操作時間の短縮により、成約率の向上をはかる。

 セキュリティは、カードの不正利用の可能性が高い決済に限定して本人認証を行う、最新の3-Dセキュア2.0を搭載する。従来のパスワード入力の手間や失念による離脱を削減する効果が期待できる。

 これらに加え、宿泊施設向けの管理画面もデザインを改良し、視認性、操作性が向上する。宿泊者向けには、スマートフォンから領収書の発行を可能にするなど、利便性を高めた。今後はクレジット以外の決済手段も追加していく。

 サービス開始から今年で10年となるJTB Book&Payは、宿泊施設の加盟店数3000件超、年間延べ88万人の旅行者が利用するプラットフォーム。宿泊施設の公式ホームページから予約と同時に事前決済が可能なほか、宿泊日基準での入金による精算業務の負担軽減、間際のキャンセルの取消料自動回収など、多彩なサービスを提供している。

KKdayやジーリーメディアグループら、台湾オンラインツアー開催 来訪意欲の維持はかる

2021年9月8日(水) 配信

オンラインツアーのイメージ。ナビゲーターが歴史建築物などを解説する
 オプションツアー予約サイトを運営するKKday(陳明明社長、台湾)とジーリーメディアグループ(吉田皓一社長、東京都渋谷区)、春水堂を展開するオアシスティーラウンジ(木川瑞季社長、東京都港区)は9月18日(土)、台湾・台中にあるタピオカミルクティー店「春水堂創始店」などを巡るオンラインツアーを行う。コロナ禍で海外旅行が制限されるなか、消費者に台湾への来訪意欲を維持してもらう。
 
 同ツアーは、現地ガイドとナビゲータが台中市内を散策しながら、歴史建築物と現地ガイド名物グルメなどを詳しく解説する。春水堂創始店では、タピオカミルクティーの誕生秘話や現地限定のおすすめメニューなどを伝える。同店は「初めて、オンラインツアーを受け入れる」という。
 
 時間は午後4:00~5:35。料金はオンラインツアーのみ参加する場合は500円。日本にある春水堂で使用できるドリンクチケットが3枚付くプランは2000円となる。
 

観光列車を乗り継ぐ、信越ワーケーション体験(10/13~15)

2021年9月8日(水) 配信

遊休資源となっている旅館や観光列車を生かす

 ふろしきや(田村英彦代表、長野県千曲市)は10月13日(月)~15日(水)の3日間、信州千曲観光局(千曲市)としなの鉄道(上田市)、えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)と協働で「信越トレインワーケーション」を開く。しなの鉄道「ろくもん」とえちごトキめき鉄道「雪月花」を乗り継ぎ、ハイグレードな宿と食事を楽しむ2泊3日のパッケージプランを販売する。

 今回の「信越トレインワーケーション」は協働ツアーの第1弾。観光列車の平日運行、平日のホテル客室有効利用といった遊休資源を活用したワーケーションを提供するため、長野と新潟の宿、食事、温泉、それぞれの魅力をゆったり堪能できる豪華なプランを特別料金で提供する。

2泊3日のスケジュール表

 1日目は、長野県上田市にあるしなの鉄道上田駅で「ろくもん」に乗車し、軽食とコーヒーで午前中の仕事を彩る。午後は、新潟県妙高市の妙高高原駅発着「雪月花」に乗り継ぎ、新潟の旬の食材をフレンチに昇華させたフルコースを堪能できる。宿泊は赤倉温泉の「赤倉ホテル」。

 2日目と3日目には、宿坊体験、瞑想体験など心身をリフレッシュするコンテンツも充実している。2日目宿泊の戸倉上山田温泉「ホテル圓山荘」では、希望者に姨捨夜景ツアーを提供する。

 参加料金は2泊3日で12万5千円(税込み、期間中の交通費・食事代・宿泊費込み)。募集人数は20人。

 申し込みは「信越ワーケーションご紹介&申込」ウェブサイトから。応募が多い場合は抽選となる。

 このほか、初日「ろくもん」のみの乗車も10人募集している。参加料金は1万2千円(税込み、軽食・コーヒー込み)。

国内旅行への意識調査 旅行は2024年以降、北海道・沖縄が人気(atta調べ)

2021年9月8日(水) 配信

attaはこのほど、国内旅行における意識調査を行った

 atta(春山佳久社長、東京都港区)はこのほど、国内旅行における意識調査を行った。調査結果によると、外出や移動の自粛が解除されて自由に国内旅行に出掛けられると思う時期は、2024年以降が最も多く、次に22年7~9月、22年4~6月が多いという回答が得られた。

 年代別の意識調査では、20~30代と比べ40~50代の方が早い時期に国内旅行に出られると回答する傾向が見られた。

 また、自由に出掛けられるようになったとき、どの地域を旅先に選ぶかについては、「北海道」が最多の43・2%、次いで「沖縄県」が38・4%、「関西」が29・5%と続いた(複数回答)。北海道は5人中2人が訪れたいと回答し、人気を集めていることが分かった。旅先の回答については、大きな世代間の差は見られなかった。

 同調査は9月1(水)~2日(木)、全国の20~59歳を対象にスマートフォンリサーチで行われた。

リーガロイヤルホテル東京 フォトスポットも楽しめるハロウィーンスイーツビュッフェ開催

2021年9月8日(水) 配信

ウェルカムドリンクなど含め全40品以上でもてなすビュッフェメニュー(イメージ)

 リーガロイヤルホテル東京(中川智子総支配人、東京都新宿区)は10月、ハロウィーンパーティーの世界観に浸れる「ハロウィーンスイーツビュッフェ」を開催する。会場一角には時間交代制で案内してくれる専用のフォトスポットも用意し、「見て楽しい、食べておいしい」企画で来館者を迎える。期間は2021年10月22日(金)~24日(日)と29日(金)~31日(日)の6日間。

目の前で仕上げてくれる「紫芋のモンブラン」

 会場はホテル1階の「ダイニング フェリオ」。レストラン内をハロウィーンパーティー会場に見立て、フォトジェニックなスイーツや軽食を用意する。なかでもおすすめは、シェフパティシエがお客のテーブルに出向き、目の前で仕上げてくれる「紫芋のモンブラン」。しぼりたてをひとり、1皿楽しめる。ウェルカムドリンクには赤から紫への色の変化が美しいノンアルコールカクテルを、ライブキッチンではキャラメルとナッツを使ったデザートピザやチェリージュビレなど3品を用意する。このほかホテルで人気のチーズケーキをアレンジしたメニューなど、38品のブッフェメニューを楽しめる。

フォトジェニックで見た目も楽しめるスイーツを

ハロウィーンパーティーの世界観を体感

 会場ではハロウィーンパーティーの世界観をより一層楽しめるよう、専用のフォトスポットを用意する。時間(約5分間)を設けて、個別に案内してくれるので、混雑や映り込みを気にせず、プライベートな空間で存分に写真撮影を楽しめる。

ハロウィーンスイーツビュッフェ概要

期間:2021年10月22日(金)~24日(日)、29日(金)~31日(日)
会場:リーガロイヤルホテル東京内「ダイニング フェリオ」
時間:正午~、午後0:30~、2:00~、2:30~(100分制)
料金:大人5500円、小学生3000円(税・サービス料込)

 ダイニング フェリオでは2021年9月1日(水)~10月31日(日)まで、「ハロウィーンビュッフェ(ランチ、ディナー)」も開催している。(ただし、定休日となる木曜日とランチのハロウィーンスイーツビュッフェ開催期間は除く。)

NAA、2021年度空の日でユーチューブ配信 立入禁止エリアなど紹介

2021年9月7日(火) 配信

管制業務のようす。サステナブル・エアポートクイズでは成田空港グッズをプレゼントする

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は9月20日(月)から、今年度の「空の日」と「空の旬間」の記念事業として、航空機が安全に飛行するために必須の職場や立入禁止エリアなどを案内するオンライン企画を同社の公式ユーチューブチャンネルで行う。

 航空科学博物館をもっと楽しもう!では、より楽しむための情報や、博物館を訪れるための下準備の情報も伝える。サステナブル・エアポートクイズでは、同空港で行う環境への取り組みを動画で流し、抽選で成田空港グッズを贈る。

 このほか、同社は成田空港お仕事紹介動画(Part2)で、「コロナ禍でも元気に働くスタッフを紹介する」とアピールする。

JTB、群馬県・片品村と地域創生で連携へ 鹿児島県・大崎町にサテライトオフィス開設も

2021年9月7日(火) 配信

片品村の村章(左)とJTBのロゴマーク

 JTB(山北栄二郎社長)は9月3日(金)、群馬県・片品村(梅沢志洋村長)と地域創生に関する連携協定を結ぶと発表した。締結は9月8日(水)。コロナ後における観光需要の拡大をはじめ、片品村振興公社株式会社を基盤とした地域産業の活性化、尾瀬国立公園の自然資源の保全を進めながら国際的な観光資源の発掘を目指す。

 協定では、①片品村の世界に通じる観光、農産物のブランド力の向上②国内外からの誘客による地域活性化および観光誘客の促進③片品村振興公社株式会社の先進的な観光地域づくり推進④そのほか、片品村の農林業をはじめとした産業活性化⑤JTBから片品村へ、①-④の目標達成に必要な人材の受け入れ――に関する5つの内容に注力し、推進していく。

 また、同社は9月3日(金)に鹿児島県・大崎町(東靖弘町長)とも連携協定を結び、町内にサテライトオフィスを開設した。交流人口・関係人口の拡大をはかるとともに、ふるさと納税を活用した町の活性化に取り組んでいく。

締結式のようす。大崎町の東靖弘町⻑(中央)とJTB執⾏役員地域ソリューション事業部の森⼝浩紀部長(スクリーン内)

 大崎町が長年にわたって実践してきた低コストの廃棄物処理システム「大崎システム」の視察コンテンツを活用したツアー開発など、交流人口創出における支援業務や、ふるさと納税に関わるバックアップ体制の拡充に重点を置き、双方協力のもと進めていく。