宇都宮キャッチコピーコンテスト入賞作品11点を発表 最優秀作品はポスターとして池袋駅に掲出

2021年2月24日(水) 配信

宇都宮キャッチコピーコンテストの入賞作品を発表

 宇都宮ブランド推進協議会はこのほど、「宇都宮キャッチコピーコンテスト」の入賞作品11点を発表し、特設Webサイトで公開した。応募総数1965件から選ばれた最優秀作品の5点はポスターとなり、JR池袋駅の北通路に掲出される。

 同コンテストでは2020年12月9日(水)~2021年1月4日(月)まで、宇都宮愛を表現したキャッチコピーを募集していた。厳選なる審査の結果、最優秀賞5点、優秀賞5点、特別審査員賞1点を決定した。入賞者には、QUOカードや宇都宮餃子5店舗(10人前)セットなどの賞品を贈呈する。

最優秀賞受賞作品

「餃子で有名なんじゃない。餃子を有名にしたんだ。」(お題:宇都宮餃子®)

「ここ来るとみなアイコンを変える。」(お題:若竹の杜 若山農場)

「オオタニじゃないよ、オオヤだよ。」(お題:大谷石/大谷地区)

「公園ごときに、わざわざ行きたい。」(お題:八幡山公園)

「餃子しか知らないってことは、まだまだ宇都宮を好きになれるってことだ。」 (お題:宇都宮のすべて)

23区内初の大河ドラマ館 北区飛鳥山博物館内にオープン

2021年2月24日(水) 配信

実際に撮影で使われた衣装や小道具を多数展示する。

 北区飛鳥山博物館(東京都北区)内に2月20日(土)、「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」がオープンした。

 東京23区内に大河ドラマ館ができるのは初めて。実際に撮影で使われた衣装や小道具を多数展示する。

 目玉は、北区オリジナルのデジタルコンテンツ、「なりきり一万円札」。ブース内で撮影した自分の顔が、お札の肖像風に変身するもので、撮影終了後に表示されるQRコードを読み込むことでデータの持ち帰りが可能。データは1週間で削除されてしまうが、「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」横の印刷所では、200円でデータを出力し、土産にすることができる。

 渋沢栄一が暮らした飛鳥山公園の魅力を体感できる仕組み、「飛鳥山DEEP散策」も用意した。園内の各所に設置された案内看板のQRコードを読み取ると、その場所にちなんだ面白く少しマニアックなエピソードを映像で楽しむことができるもので、ナレーションは大河ドラマで栄一の妻、千代を演じる橋本愛さんが担当している。

 大河ドラマ館のオープンに合わせ、「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」と観光案内所も整備した。「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」では、区が行った「渋沢翁商品開発助成事業」に採択された区内の企業が開発した商品や北区の名品、大河ドラマグッズなど約150品を販売する。

150品目を販売

 大河ドラマ館チケットカウンターに隣接する観光案内所では、常駐のコンシェルジュが観光案内を行うほか、各種リーフレットも豊富に取りそろえ、北区内の周遊を促す。

 2月19日には、内覧会が行われた。公民が連携して立ち上げた東京北区大河ドラマ「青天を衝け」活用推進協議会の越野充博会長は、「大河ドラマ館の開設を公民連携の成功事例にする。大河ドラマを端緒に、肝になる渋沢氏ゆかりの飛鳥山をしっかりと整備し、明治から昭和期の産業遺産など区内の魅力的な場所を周遊できるよう環境を整える」と今後の展開を語った。そのうえで、「大河ドラマ館に訪れた人が帰りに区内のさまざまな場所に立ち寄り、北区の魅力を知り、お気に入りの場所を見つけ再訪し、最終的には移住して一緒にまちを盛り上げてくれる。こういった人が大河ドラマを通じ増えてくれれば」と語り、「我われも情報発信を強化していく」と力を込めた。

コロナ禍の新しい文化体験を提案  「-京都・岡崎で文化を楽しむ- Deep Breath Kyoto」開催

2021年2月24日(水) 配信

ライトアップ会場の1つ「京都国立近代美術館」

 コロナ禍における文化体験の新しいスタイルを提案する「-京都・岡崎で文化を楽しむ- Deep Breath Kyoto」が、2021年2月26日(金)~3月10日(水)まで、京都府京都市内で開かれる。

 平安神宮を中心に美術館などの文化的施設が集まる京都・岡崎地区が、コロナ禍における文化体験の新しいスタイルを提案する。「Deep Breath Kyoto」のタイトルには、「京都の良き息吹を吸い込む」「文化を吸収する」というメッセージを込めた。

 期間中、エリア内にある美術館や施設を回遊しながら楽しむ京都岡崎周遊ラリー、髙橋匡太氏による光の演出、京都市京セラ美術館ギャラリートークなどを企画している。メインイベントは2月26日(金)、27日(土)の両日、四季をテーマに京都国立近代美術館など4つの文化施設をライトアップする「岡崎 宵かさね」。京都市京セラ美術館ではライトアップに加えて、プロジェクションマッピングも披露する。

神戸空港が15周年 プレゼントキャンペーンを実施中

2021年2月24日(水) 配信

航空券や航空会社グッズなどが当たる

 関西エアポート神戸(山谷佳之社長)は、2021 年2 月16 日(火)に神戸空港が開港15 周年を迎えたことを記念し、3月28日(日)まで15 周年記念プレゼントキャンペーンを実施している。

 専用Webページからアンケートに答えると、抽選で就航する航空会社のペア往復航空券や航空会社グッズ、就航地の名産品などをプレゼントする。キャンペーンを通じ、就航都市や就航航空会社の魅力を発信する。

いざ!出陣じゃ! あつ森で「しんげん島」を公開(山梨県)

2021年2月24日(水) 配信

甲府駅を再現。看板やホームの点字ブロック、信玄公は本物そっくりという。

 山梨県はこのほど、任天堂のゲームソフト「あつまれどうぶつの森」内で「かいのくに しんげん島」を公開した。国内外で人気の高い同ゲームを活用し、武田信玄公の功績や同県の魅力を広く発信していく。

 島は武田家の家紋である「武田菱」に区画整理し、舞鶴城公園や武田神社、甲府駅周辺など県内のロケーションや信玄公まつりを再現した。

 制作には県内の大学生も参加し、迷路やルーレット、武将の衣装を用意するなど訪問者が楽しめる工夫をほどこした。また、島のみどころやメイキング映像などをYouTubeで配信している。

 今後も11月の信玄公生誕500年記念事業に向け、ゆかりの場所や県内の観光地を紹介した新たなバージョンを公開する予定だ。

 なお、しんげん島の夢番地はDA-0360-6676-5266。

「井川今日子のおもてなし接客術(47)」 今こそコロナ対応のブラッシュアップを

2021年2月23日(火) 配信

 春に向けてスタッフ研修の再開依頼や、新規の依頼をいただくようになりました。

 昨年春以降に、コロナが猛威を振るい始めてから研修の一時中断が相次ぎ、緊急事態宣言下では、宿の営業がままならない状況続きました。

 その間、宿泊施設では、これまでの常識と照らし合わせて戸惑いながらもコロナ対策を導入し、接客方法を大幅に見直すことも余儀なくされています。

 6月以降に営業を再開し、7月からはGo Toトラベルキャンペーンが部分的(旅行代金の割引のみ)に始まり、緩やかに旅行需要が回復してきました。

 地域共通クーポンの配布も行われ、キャンペーンの恩恵が最大限に受けられるようになった10月以降は、連日大型連休のように宿泊客が押し寄せる時期が続きました。

 ただ、年末年始は新規感染者や重症者数の増加で、Go Toトラベルキャンペーンも一旦停止し、大都市圏を中心に緊急事態宣言が発令されるという事態となっています。

 このように、旅行需要が急速に減退する逆風の中で、未知なるコロナと共存しながら、それに伴う政府や業界の動向を必死に追いかけて、自館のことを振り返る時間もまったく持てなかった宿泊施設が「他館ではどのような対応をしているのか気になるが、視察にも行けなかった」という声も多く聞かれます。

 また「Go Toトラベル再開までの間の経営に不安はあるが、この閑散期を良い機会と考え、自館のやり方をこのまま継続しても良いのか、改善が必要かなど、1度フィードバックの機会を設けたい」と考える宿泊施設も多いようです。

 具体的には「送迎車やエレベーターでは、お客様を待たせてでも1組ずつにこだわった方が良いのか」など、顧客対応一つひとつの細かな点が気になっているようです。

 実は、このような宿泊施設でお客様への対応に悩む点は、宿泊客にとっても懸念事項であります。

 ユーチューブで「ホテル コロナ対策」というキーワードで検索すると、大手資本やグループ企業を中心に、国内外の宿のコロナ対策が動画で紹介されていて参考になります。

 宿泊客の視点で見ても大変安心できるものです。今からでも動画で自館のコロナ対策を紹介することもお勧めしたいです。

 Go Toトラベルの一旦停止期間中(2月7日(日)現在)に、自館のWithコロナ時代の接客スタイルを全般的に見直す機会にしたり、コロナ対策の紹介動画を撮る時間に充てて、Go Toトラベル再開後にさらにレベルアップした宿になるための準備期間にするのも賢明な判断です。

 当社では、受入態勢や接客内容の改善アドバイスにスタッフ研修、コロナ対策の紹介動画作成の支援も行っております。

 ご相談やお見積りなど、気軽にお問い合わせください。

 

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

 

 

全旅連青年部、全国大会に約250人会す 鈴木部長「開催で次の代に誇りを」 第5回旅館甲子園も併催

2021年2月22日(月) 配信

鈴木治彦部長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(鈴木治彦部長)は2月17日(水)、東京ビッグサイト(東京都江東区)で第25回全国大会を開いた。感染対策を講じたうえで、約250人の会員が会し、ユーチューブでのライブ配信も行った。鈴木部長は開催するべきか何度も悩んだが、「(コロナ禍でも実施したことを)次の代の誇りとしてほしい。想いを1つにして、アフターコロナに向けたリスタートにしたい」と招集した主旨を説明した。また、第5回旅館甲子園も併催した。

 鈴木部長は冒頭、「さまざまな関係機関からの支援で、ギリギリ宿の経営を続けられている」と述べた。今後については「(国などの)支援にいつもまで頼るわけにはいかない。依存体質になり、自立できない業界になる」と危機感を示した。

 次期部長予定者として紹介された星永重副部長(藤龍館・福島県湯野上温泉)は「ちょうど10年前の東日本大震災で被災した際の全国からの支援へのお返しがしたい」とコロナ禍での厳しい状況で立候補した理由を明かした。

星永重次期部長予定者

 「オンラインシステムなどの新しいツールを促進しながら、感染対策を講じて集まることもできるリーディング産業として、ほかの業種に見せ続けたい」と決意を語った。

次期のテーマは「観光を日本の基幹産業にKeep try」とし、「会員や全旅連、協定商社と一致団結できるようにする」と力を込めた。

 各ブロック・都道府県などの積極果敢な青年部活動に貢献した活動を表彰する褒賞制度の表彰式も実施した。今回は30件がエントリーした。

 グランプリは愛知県青年部の「愛旅連青年部オリジナル日本酒プロジェクト『旅先でしか飲めぬ酒(旅×酒)』」が獲得した。

全国大会褒賞でグランプリを獲得した愛知県青年部ら

 準グランプリには大分県青年部の「新型コロナウイルス・および感染症に関わる大分県旅館ホテル生活衛生同業組合統一の対応シート・マニュアル等作成事業」が選ばれた。

 また、旅行新聞新社賞には福島県飯坂温泉支部青年部の「温泉むずめ日本一(自称)の『飯坂温泉』」が受賞した。

旅行新聞新社賞を獲得した福島県飯坂温泉支部青年部

3施設が日本一 旅館甲子園も開く

 同日には第5回旅館甲子園の決勝大会も開催した。

 旅館甲子園は宿泊産業で働く魅力や経営理念、おもてなしへの想いなどを評価し、日本一の宿泊施設を決める。

 決勝大会は1~2次審査を経た3施設が出場し、会場にいる出席者からの投票でグランプリを決定する。

 今回は約117施設がエントリーした。同会では出場したGLAMP ELEMENT(滋賀県米原市)とホテル楊貴館(山口県・油谷湾温泉)、テラス御堂原(大分県・堀田温泉)の全3施設がグランプリとなった。

旅館甲子園の表彰式のようす。(左から)テラス御堂原の林太一郎社長、ホテル楊貴館の岡藤明史取締役、GLAMP ELEMENTの草野丈太社長

 鈴木治彦大会会長は「コロナ禍でも挑戦の大切さに気づかせてくれた」と講評した。

国際観光日本レストラン協会、例年通り総会開く なだ万社長が新理事就任

2021年2月22日(月)配信

新理事の巻木通浩なだ万社長

 国際観光日本レストラン協会(安田眞一会長、159会員)は2月18日(木)、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2021年度総会を開いた。昨年は書面で行ったが、今年は例年通りの開催。昨年辞任した理事の後任として、なだ万社長の巻木通浩氏が新たに就任し、協会の発展のため尽力するとあいさつした。

国際観光日本レストラン協会の安田眞一会長

 安田会長は「業界を取り巻く環境は大変厳しいものがある」と昨年度の現状を振り返った。そのうえで、「昨日から新型コロナのワクチン接種が始まり、東京オリンピック・パラリンピック開催の機運が高まるのではないか」と言及。「6月末まで『Go Toトラベル』が再開する話もある。非常に期待するところである」と語った。

 協会は引き続き、食を通じた社会貢献、食文化と伝統の保持、豊かな食文化の実現など飲食店の発展のために取り組む。さらに、コロナ禍による会員店舗の運営のため、国や行政などの経営支援や補助金、融資などの情報を適時に提供する。

 21年度は、昨年度コロナ禍により中止を余儀なくされた経営者研修をはじめ、すべての事業を実施する予定だ。

 総会後、京懐石みのきち新宿住友ビル店(新宿区)で研修会を行った。

函館・湯の川温泉「割烹旅館若松」  リニューアル経て2021年4月20日(火)より営業を再開

2021年2月22日(月)配信

割烹旅館若松(外観)

 コロナ禍で無期限の休館となっていた函館・湯の川温泉「割烹旅館若松」は、リニューアル工事を経て2021年4月20日(火)から営業を再開する。

 3密回避とプライベート重視の両視点から、1階に貸し切り半露天風呂を2カ所増設。食事は従来通り部屋や個室での提供を基本とするなか、大浴場に加え貸し切り風呂の組み合わせで、コロナ禍での対応を万全にし、再開する。

 今年1月8日(金)からの緊急事態宣言の再発令、GO TO トラベル事業の一時停止、インバウンド復活の見通しが立たないなど、今後の不安材料は尽きない。だが函館・湯の川のシンボル的存在として1922(大正11)年の創業以来、1世紀にわたり続く歴史を引継いでいく。再開に際し、「営業再開感謝特別プラン」も販売する。

「NPO法人ふるさとオンリーワンのまち」理事長・津田令子氏が自身のラジオ番組で認定エリアの魅力を続々紹介

2021年2月22日(月) 配信

NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長 津田令子氏

 津田令子氏は、「FMチャオ! 熱海・湯河原」で自身がレギュラー出演する「トラベルキャスター津田令子の土曜旅カフェ」の中で、御前崎市(静岡県)や安曇野市(長野県)など、「ふるさとオンリーワンのまち」に認定された地域を特集し、観光魅力などを紹介している。

 「NPO法人ふるさとオンリーワンのまち」の 理事長を務める津田氏は、本紙のコラム記事をはじめ、さまざまなメディアを通じて旅の素晴らしさを伝えている。

 とくにラジオ番組「トラベルキャスター・津田令子の土曜旅カフェ」は、毎月第1土曜日の午前9時30分から10時までの30分間、リスナーに向けて、これまで津田氏が訪れたり、旅した観光地や、宿、グルメ、思い出深い体験、そして、その土地でたくさんの笑顔を生んでいる“かけがえのない魅力的な人々”を紹介する人気番組だ。

 2020年4月からスタートした「旅行たび通信」のコーナーには、旬刊旅行新聞の増田剛編集長も出演し、旅行業界の最新情報や流行などについても語り合っている。

 昨年12月のオンエアでは、「ふるさとオンリーワンのまち」第2号に認定された御前崎市観光協会の会員宿が、50項目にも及ぶ厳しいチェック項目をクリアしてお客を迎える「安心・安全」の取り組みに着目。また、同市で養殖された高級魚「御前崎クエ」の美味しさなどをアピールした。

 今年2月6日の放送では、第8号認定の安曇野市を特集。認定理由の1つ、「朝が好きになる街」にスポットを当て、宿泊しなければ見ることができない安曇野の夜明けの美しさを津田氏が熱く語りかけた。

 コロナ禍で、思うように旅行ができない人に向けては「信州安曇野リンゴジャム&りんごジュースの詰め合わせ」など、多彩なお取り寄せメニューも紹介した。

 次回3月6日(土)では、第7号認定の日本一のキャベツの生産地「嬬恋村」(群馬県)の魅力を発信する予定だ。

 津田氏は「NPO法人ふるさとオンリーワンのまちは、2012年9月の第1号認定の千葉県鎌ケ谷市~分水嶺モニュメント『雨の三叉路』以来、人の目につきづらく、気づかずに通り過ぎてしまいそうな“さりげない地域の宝物”の発掘・発見のお手伝いをしてきました。今後も、公式メディア『旬刊旅行新聞』やSNS(交流サイト)を含め、さまざまな媒体を通じて地域の魅力の発見、発信に努めていきます」と力を込める。