地元の竹のみを使用 群馬・みなかみ町で2月10日から竹灯籠イベント

2023年12月25日(金) 配信

北毛に自生する竹林の整備につなげる

 群馬県・みなかみ町で2024年2月10日(土)~22日(木)まで、「竹灯籠かがよふあかり」が開かれる。県の北毛地域に自生している竹林の整備につなげるため、地元の竹のみを使用して作成した竹灯籠を「たくみの里・熊野神社」に装飾する。

 みなかみ芸術の明かり竹灯籠委員会(福田由里会長)は5年前から地域住民の協力を得て、有志で竹灯籠の制作や設置を行ってきた。今年も委員会が主催となり、冬季の里山企画として実施する。でんでこ座三国太鼓と障害福祉サービス事業所ぴっころが協力する。

 2月10日の午後5時から、三国太鼓の音とともにオープニング点灯式を行う。

東武トップツアーズ、只見線全線が再開 記念特別ツアー発売

2023年12月25日(月) 配信

冬の只見線(写真撮影:奥会津郷土写真家・星賢孝)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は12月22日(金)、只見線全線の運転再開を記念して、只見線と奥会津の魅力を堪能できる1泊2日の首都圏向け添乗員同行ツアーを売り出した。2011年の新潟・福島豪雨の影響で長期間の運休を余儀なくされ、昨年10月にようやく全線で運転再開となったJR只見線に乗車し、会津の自然と芸術・地域体験を楽しめる商品を販売する。

 JR只見線は、福島県の会津若松駅から新潟県の小出駅まで36駅・全長約135㌔。沿線を流れる只見川や雄大な山々が四季を通して織りなす絶景を車窓から楽しめる、全国屈指の秘境路線となっている。その景色は、新緑、紅葉の季節も見事だが、しんしんと雪が降り積もり、白銀の世界に包まれる冬の雪景色も一度は見ておきたい絶景。今回の商品は沿線の美しい自然だけでなく、独自の地域文化や暮らしに溶け込む風景と体験を楽しめる、冬ならではの旅を提案する。

 今回のツアーでは、只見線沿線の景観を観覧できるほか、奥会津地方の自然や文化、歴史を総合的に展示している奥会津博物館の見学、郷土民芸品の「赤べこ」の絵付け体験、香りの資源を採取したオリジナルブレンドアロマスプレーづくりなど、盛りだくさんの内容になっている。なお、コース内容は出発日により異なる。

 日程は2024年1月19日(金)、26日(金)、2月4日(日)、16日(金)、18日(日)、25日(日)の計6回。出発地は東武鉄道北千住駅、春日部駅、下今市駅。旅行代金は、大人(中学生以上)3万5800円から、小学生2万7800円から、3歳~未就学児1万1000円から。

 ツアーの申し込み・問い合わせは、東武トップツアーズ浅草駅トラベルサロン、押上支店、春日部支店、池袋駅支店または、Web予約サイトから。

親子で入管の仕事などを学ぶ 1月14日に関空で開催

2023年12月25日(金) 配信

新国際線出国エリアオープン記念で実施

 関西エアポートと大阪出入国在留管理局関西空港支局(入管)は2024年1月14日(日)、関西国際空港で周辺地域に住む小学生と保護者を対象にした「親子でまわろう!関西エアポート&入管ぐるっとツアー」を実施する。定員は15組30人で応募多数の場合は抽選となる。参加費は無料。

 空港の国際線を利用するすべての旅客の出入国審査などを行う入管の仕事内容や関西空港の新国際線出国エリアについて、親子で楽しみながら学べる体験型プログラム。キャラクターとの写真撮影も予定している。

 申し込みはホームぺージのフォームから1月5日(金)正午まで受け付ける。抽選の場合、1月9日(火)中にメールで結果を通知するという。

空き店舗を宿泊施設に再生 琴平の商店街でプロジェクト始動

2023年12月25日(月) 配信

商店街の新たな賑わい創出へ

 パソナグループで地方再生事業に取り組む地方創生(近江淳社長、東京都港区)は、香川県・琴平町の新町商店街で、空き店舗をゲストハウスなどに再生するプロジェクトを進め、2024年12月にゲストハウスとベーグルショップ、日本茶カフェを備えた施設をオープンする予定だ。

 同社は同町商工会と「空き店舗対策事業」で業務提携し、すでに20年4月に「琴平文具店」、23年6月にクラフトビールを提供する「DONZO Brewing」をオープンさせている。

 今回のプロジェクトは空き店舗5棟分の区画を改修する。ゲストハウスは全5室で、長期滞在向けにキッチンを備える。インバウンド誘客を念頭に、土間や梁など日本家屋の特徴を残したかたちでリノベーションする。

 ベーグルショップは四国の特産品を使ったベーグルを常時20種以上販売。四国4県の日本茶が楽しめるカフェを併設する。

「ヴィラ楽園」7室増室 人気客室が計41室に(ホテルニューアワジ)

2023年12月25日(月) 配信

ヴィラ楽園・朝陽の庭 客室露天風呂

 ホテルニューアワジ(木下学社長、兵庫県洲本市)は12月24日(日)、全室露天風呂付客室の特別フロア「ヴィラ楽園」に、新たに7室をオープンした。

 ヴィラ楽園は80・5―182・4平方㍍のゆとりある客室空間で、和室とツインルーム、リビングダイニング、露天風呂、ウッドテラスで構成する。全室から紀淡海峡を一望する絶景が特徴で、年間リピーター率は45%超(22年実績)の人気客室だ。7室増室で計41室になった。

 今回増室した7室はヴィラ楽園のなかの「朝陽の庭」フロアに位置する。タイプMとNの2種類あり、定員5人のM(6室)は86・84―95・78平方㍍、同4人のN(1室)は82・62平方㍍。

 ウッドテラスに「洲本温泉うるおいの湯」を引いた露天風呂を完備する。室内のリビングダイニングには、大きなテーブルとイスを備え、足をゆったり伸ばしながら夕食と朝食が楽しめる。

ヴィラ楽園・朝陽の庭 室内

ユニークベニュー創設で、さらなるMICE誘致の加速(宮崎県宮崎市)

2023年12月25日(月)配信

 雄大な自然に温暖な気候、豊かな食と、魅力にあふれた宮崎は、その恵まれた環境を生かし、2000年の九州・沖縄サミット外相会談や、23年4月のG7宮崎農業大臣会合など、多くの国際会議や大規模な国内会議が開催されてきた国内有数のコンベンションシティだ。アフターコンベンションも充実しており、宮崎ならではのロケーションやグルメを満喫できるメニューが豊富にそろっていることも、宮崎が選ばれる理由のひとつだ。

ディープな宮崎を満喫 ニシタチ人情横丁貸切プラン

日本屈指の飲食店街「ニシタチ」

 宮崎市最大の飲食店街として知られる「ニシタチ」。市中心部にある西橘通りをメインに、隣接する中央通りや恵比寿通り、高松通り、西銀座通りなどを含めたこの一帯には、地元名物が味わえる居酒屋や立ち飲み屋をはじめ、焼き肉やイタリアン、バーなど、約1100軒もの飲食店が立ち並ぶ。提灯や色とりどりのネオン看板がひしめく通りは昭和レトロな雰囲気を漂わせ、観光客にも人気のスポットとなっている。

 そんな、日本屈指の飲食店街「ニシタチ」のなかでも、もっとも下町情緒あふれるエリア「人情横丁」を貸し切り、ディープな宮崎ナイトを楽しむプランが今、注目を集めている。

 細い路地に、小料理屋や居酒屋、焼き鳥屋、寿司屋、イタリアンなど、多彩なジャンルの飲食店が並ぶ「人情横丁」は、まさに宮崎の食文化が詰まった空間であり、参加者同士の親睦もより深まること間違いなし。宮崎ならではのコンテンツを追加することで、さらに魅力的な夜を楽しめる。

「人情横丁」で宮崎の食文化を満喫)

 貸切時間は午後6時から8時まで。予約可能日は平日と日曜(年末年始、GW、盆、祝前日は除く)。受入人数は281人まで(横丁ストリートバー利用時は最大350人)。実施日の3カ月前までに宮崎市観光協会に要予約。

 料金は、各店舗の料理、飲み物代(飲み放題)含め、人数にかかわらず2時間で189万2千円(税込)。横丁ストリートバーもオプションで追加可能。料金は2時間飲み放題で1人2500円(同)。各店舗オリジナルメニュー以外の追加注文も可能(別途料金)。和太鼓やジャズ演奏など音響設備による特殊演出は都度相談。キャンセル料は要確認。

問い合わせ:宮崎市観光協会 ☎ 0985(20)8658。

花に囲まれたパーティーを 「フローランテ宮崎」貸切プラン

日程が合えばイルミネーション時の貸切も可能

 年間を通して、四季折々のさまざまな植物を観賞できるのが、宮崎を代表するフラワースポット「フローランテ宮崎」。園内には、各種イベントやパーティー会場として利用できる交流広場も備えており、ユニークべニューとしても活用できる。

 最大の魅力は、季節ごとに趣が変わる園内の風景。春や秋には、季節の花に囲まれたなかで会議やパーティーを行うことができるほか、夏や冬には、日程が合えば大型イベント前後の日を貸し切り、装飾費用なしでランタンやイルミネーションが灯るナイトパーティーを開催することも可能だ。中央の芝生広場は、フェニックスカントリークラブと同じ芝生を使用しており、チームビルディングの実施にも最適だ。

四季折々の植物に囲まれたなかで楽しいひと時を

 貸切可能時間は午後5時30分から9時まで。受入人数は立食形式で最大300人。料理はシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートによる高クオリティなケータリングを用意。洋食または和洋のビュッフェ形式となり、鉄板焼きや寿司などの屋台出店も可能だ。6カ月前までに要予約。園内イベント実施に伴い、受けられない場合がある。

 料金は、料理と飲み物代(飲み放題)含め、1人1万3200円(税込)から。雨天時は代替会場としてシーガイアコンベンションセンターを用意する。

 問い合わせ:フローランテ宮崎 ☎ 0985(23)1510。

南国気分を満喫 「The BEACH BURGER HOUSE」パーティープラン

米西海岸のビーチをイメージさせる店舗

 都会では味わえない、南国・宮崎ならではのロケーションを存分に満喫できるのが、サンビーチ一ツ葉(みやざき臨海公園内)にある「The BEAC H BURGER HOUSE(ザ・ビーチバーガーハウス)」でのパーティープラン。

 東京と大阪の人気バーガーショップ監修によるバーガーは、ジューシーで肉厚なパテと、もちもちとしたバンズの一体感が絶品。カリフォルニアビーチスタイルをコンセプトにした店舗は、眼前に美しい海岸が広がり、開放感も抜群だ。

美しい海岸が眼前に広がる絶好のロケーション

 利用可能時間は午後6時から8時まで。最長午後9時まで可能(別途延長料金)。受入人数は10~40人程度(店内集客可能人数)。連休、夏休み、正月、土・日・祝日、店休日は利用不可。料理は、グリルソーセージやフライドチキンに宮崎牛ミニハンバーガーなどが付いたボリュームたっぷりのセットと、グリルソーセージやフライドチキン、ベーコンチーズバーガー(ハーフ)などがセットになった2種類のセットメニューを用意。ドリンク類はビールやワイン、焼酎、ソフトドリンクなどを飲み放題(セルフ)で楽しめる。

 料金は、2時間利用で諸経費5万5000円(税込)と、参加者1人あたり5000円(同)から(料理・飲み物代含む)。音響設備の追加は別途見積り。延長料金は、飲み物代が30分毎に1人あたり550円、諸経費が30分毎に1万3750円必要。

 問い合わせ:The BEACH BURGER HOUSE ☎ 0985(34)9085。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(227)」鬼が仏になった里(大分県豊後高田市)

2023年12月24日(日) 配信

修正鬼会が開かれる天念寺講堂(豊後高田市)

 大分県豊後高田市といえば、真っ先に浮かぶのは「昭和の町」であろうか。

 豊後高田は、昭和40年代までは国東半島で最も栄えた商店街だったが、大型店の郊外出店や過疎化のため、一時は「犬と猫しか通らない」と言われるほど寂れた状態となっていた。この町で、2001年に始まった町おこしでは、衰退して建替えもままならない昭和30年代以前の古い町並みを逆手にとって、中心商店街の町並みを保存・再現、これを観光まちづくりの拠点にするという逆転の発想であった。

 しかし、今回の目的は、この昭和の町周辺に広がる田染荘や、国東半島全体に散らばる六郷満山と呼ばれる寺院群である。六郷とは両子山を中心とした山稜の間に開かれた6つの郷、満山はそこに築かれた寺院群を指し、古くから六郷満山文化と呼ばれる独特の山岳宗教文化が栄えた。

 豊後高田市と国東市の日本遺産ストーリー「鬼が仏になった里」は誠にユニークな物語である。鬼と言えば、恐ろしいものの象徴だが「くにさき」の鬼は人々に幸せを届けてくれる。おどろおどろしい岩峰の洞穴に棲む「鬼」は不思議な法力を持ち、鬼に憧れる僧侶たちによって「仏(不動明王)」と重ねられていった。火祭りの修正鬼会の晩、共に笑い、踊り、酒を酌み交わす。「くにさき」では人と鬼が長年の友のようにつながれる、といった物語である。

急峻な崖の上にある五辻不動(国東市)

 国東半島の溶解岩のゴツゴツとした地形は、誠に鬼たちが棲んでいそうな異界を思わせる。地域には、鬼たちが腕力で大岩を割り、その石を積んで一夜で石段を造ったなど、鬼にまつわる伝説も数多く残されている。その鬼に出会える夜が「修正鬼会」である。鬼たちは松明を持って暴れまわり、火の粉が舞って咽るような煙が充満する。鬼に松明で尻を叩かれる荒々しい「御加地」という神事があるが、寺の講堂では、悲鳴よりも村人たちの笑い声がよく響いている。

 そんな鬼たちに僧侶たちはむしろ憧れた。国東の6つの郷には、最大65カ所の寺院が開かれ「六郷満山」と呼ばれる仏の世界が創られた。平安時代、この地に密教文化が入ってくると鬼たちは不動明王に重ねられるようになる。国東では、不動明王は丸顔で優しい表情をした像が多い。怖い鬼も仏になって人々の願いをかなえてくれるという、誠に稀有な地域である。修正鬼会は、江戸時代まではすべての寺で行われていたが、現在も岩戸寺や天念寺などの寺院で受け継がれている。

 11月下旬、この豊後高田に九州・沖縄全域の15の日本遺産地域が集い、その相互交流と連携を目的とするキックオフシンポジウムが開かれた。誠に広域な連携で、その方向性は全くこれからだが、「九州沖縄大国」というメインビジュアルも完成、これからいくつかのテーマによる横串しを入れて、事業ベースの連携を進める意向である。新たな試みに期待したい。

「提言!これからの日本観光」 〝ライトレール〟

2023年12月23日(土) 配信

 直訳すれば「軽快鉄道」ということになるだろうが、要するに〝近代的〟路面電車のことを意味する新語である。

 かつて日本の大中都市には、ほとんど何等かのカタチで〝路面電車〟が運行し、「市電」などとも呼ばれる住民の身近な足として親しまれていた。

 しかし、路面の軌道上を多くの自動車が走るなど電車の走行環境が厳しくなり、定時運行の確保が難しくなってきたため、乗客離れを招き、次第に大都市の路面電車は廃止されていった。

 今では走行条件のよい道路の場合を除き路面電車の走る街は極めて少なくなった。有名な都電荒川線は都電とはいうものの、元私鉄だったため、ほとんどが専用軌道だったので、今も含め乗客の利用があって盛況である。

 一方、外国とくに欧州諸国では、路面電車が今も残る街が多い。それは多くの場合、路面電車と歩行者のためとして「車」の乗り入れが制限されている道が多いためである。路面電車が廃止されていったのは、路面電車の軌道上を多くの自動車が走り電車が交通渋滞に巻き込まれて定時運行ができなくなったからにほかならない。

 日本の多くの都市がそうであったように軌道敷内の自動車通行を認めたことがその原因の1つであった。路面電車と歩行者(自転車)の道路としている都市や、道路の幅が広く自動車が軌道上を走る必要のない都市では今も路面電車が健在なのはこのことを物語る。

 日本で長く路面電車を維持してきた例として長崎市と広島市が挙げられるが、長崎は前者の広島は後者の例といえよう。両市では今も路面電車が市民の重要な足であり続けている。しかも、路面電車の存続している都市が少なくなったその都市にとって路面電車は街の大きい観光資源とさえなっていることは、感慨深い。

 路面電車が多く残る欧州諸国では、道路が狭いこともあって電車軌道には自動車の乗り入れを認めない街さえ存在する。路面電車は、道路から極端な場合家の玄関先から気軽に乗車できる市民に身近な足として、その役割を果たしていることも多い。

 また自動車に比べはるかに収容人数も多く、今なお都市の確実かつ重要な交通手段である。路面電車をこれからも市民の足として守っていくためには、道路条件にもよるが電車道は電車と歩行者(自転車)道路とし、自動車との分離交通をはかるべきではないだろうか。

 欧州の大都市で今も路面電車が大きい役割を果たしているのは、このような交通調整(道路との役割分担)に成功したからではないかと考えられる。排気ガスのないクリーンでエネルギー効率の高い路面電車の見直しが求められるようになった。そのためには、道路の効率的な利用方法の確立も前提となる。

 

 

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

広島駅・みどりの窓口の混雑状況を見える化 混雑情報プラットフォーム「VACAN」導入(JR西日本)

2023年12月22日(金) 配信

みどりの窓口の待ち時間がモバイルページやデジタルサイネージで確認できる

 西日本旅客鉄道(JR西日本)はこのほど、JR西日本広島駅に、バカン(河野剛進代表、東京都千代田区)が提供する混雑情報配信プラットフォーム「VACAN」を導入する。同駅のみどりの窓口の混雑抑制や、待ち時間の短縮につなげ、利用者の満足度・利便性向上を目指す。

 空きや混雑状況を検知し配信する機能を持つ同サービスのなかで、今回はAIカメラで可視化する「VACAN AIS」と立札式のセンサーを用いて、みどりの窓口の混雑状況や待ち時間を自動で判定し、配信する。

 この取り組みでは、AIカメラで窓口の行列を検知し、立札式センサーから稼働している窓口をそれぞれ検知する。これらのデータを組み合わせることで、リアルタイムに待ち時間を知らせる。利用者は、窓口前に設置されたデジタルサイネージや、モバイルページなどから待ち時間を確認できる。

九州産業交通HD、BYDのEVフォークリフト販売 熊本のカーボンニュートラル実現へ

2023年12月22日(金) 配信

販売するフォークリフト

 エイチ・アイ・エス(HIS)グループの九州産業交通ホールディングス(岩間雄⼆社長、熊本県熊本市)はこのほど、中国の自動車メーカーBYD製のフォークリフトの販売・整備などを⾏うBYD FORKLIFT JAPAN(髙草⽊健⼀社長、群馬県館林市)と正規販売店契約を結んだ。BYDのリチウムイオンバッテリー搭載電動フォークリフトの販売することで、熊本のカーボンニュートラルの実現に貢献する。

 同フォークリフトは国内の既存のエンジン車両に劣らない高出力で動く。また、10年間のトータルコストを内燃式や鉛電池式に⽐べ低減することができる。メンテナンスは九州産交のグループ会社が担う。部品は国内に用意する。

  BYDはこれまで、世界約 30 カ国の物流倉庫や製紙、⾷品、機械・製造業界など 1000以上の事業者に利用されてきた。1.6㌧から8㌧までの最大荷重となる⾞両を展開しているのは、BYD FORKLIFT JAPAN のみだという。