日本旅館協会へ期待、観光庁井手長官

関係団体との連携強化へ

 観光庁の井手憲文長官は10月23日の会見で、10月1日に日本旅館協会が設立されことを受け「より関係団体とのコミュニケーションを密に、意思疎通をはかりながら、観光政策を進めていきたい」と語った。

 日本旅館協会設立を受け井手長官は「国観連と日観連が1つに合併したことで、従来以上に宿泊業界を引っ張っていってほしい。観光庁も同じ方向を向きながら手を携えて観光政策を進めていきたい」と期待を寄せた。「これまでは、関係団体との連携や意思疎通が充分ではなかった。各レベルでの日常的なコミュニケーションを密にし、観光産業の強化に取り組まなくてはいけない」と語った。具体的には、9月に第1回検討会が開かれた観光産業政策検討会をあげ、「今まではイベントをやって終わりということが多かったが、観光立国実現のためには、観光産業自体を強くしなくてはいけない。そのために観光産業政策検討会をしっかりと形にしていきたい」と力を込めた。観光庁傘下の唯一の旅館団体として観光庁との連携に今後大きな期待がかかる。 井手長官はこの観光産業政策検討会に加えて、12年度下期の重点政策についてMICEをあげる。「これまでは行政も都市も受け身で力不足だった。掛け声だけではなく、中身のある政策で行動を起こさなくてはいけない」と強調。9月の同会見でもMICEの重要性に触れている。

中国人客に尖閣の影響、「外客、韓国に1歩先を越されている」

 9月の訪日外客数で韓国が2010年比24・9%のマイナス、中国が同10・1%のマイナスとなったことを受けて、井手長官は、「韓国は竹島の影響ではなく、9月16日の台風16号と、旧盆の曜日配列の関係」と分析。中国に関しては尖閣問題の影響を認め、「中国市場回復のため、計画していたキャンペーンを予定通り行っていく」とした。その他の東南アジア地域は好調をキープ。井手長官は、10月14―20日にインド、インドネシア、タイへ出張した際に現地旅行会社と意見交換し好感触を得ているという。「東アジアだけでなく、ASEANやインドなどの南アジアにも力を入れていく」と語り、今後もタイ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、インド、インドネシアなどで訪日旅行促進海外現地オールジャパン連携事業を予定している。
また、インバウンド全体をみて「ライバルである韓国に常に一歩先を越されている」と指摘。観光関係の政府予算は日本が約100億円に対し、韓国は約700億円、海外事務所は日本の13カ所に対し、韓国は約2倍、職員数では5倍近く溝を開けられている。「予算がまったく違うので、韓国のように大々的なTV広告を打てない」と述べ、「韓国のホームランに対抗するため、バントと内野安打でつないでいる感じ」と例えた。ビザの要件緩和でも韓国は先に進んでおり、観光庁では今後さらにビザ要件緩和などについて働きかけていくという。

地域限定3種来年中に、事前収受20%制限撤廃

 現在検討を進めている地域限定第3種旅行業についても概要を報告。手配旅行と受注型企画旅行、国内募集型企画旅行について隣接市町村に限り取り扱えるようにする。営業保証金は100万円。また、第3種旅行業者が事前収受できる金額を旅行代金の20%以内に制限する規制を撤廃する予定。これにより、申込時に全額を収受することができるようになる。「これらの施策により旅行業への新規参入を促進し、小回りが利く着地型旅行を増やし、活性化させることが狙い」と語り、制定は「来年の早い時期に」とした。 

地域との交流で癒し、スローライフ観光探る (観光振興大会2012in高知)

あいさつする岡村正会頭
あいさつする岡村正会頭

 日本商工会議所(岡村正会頭)は10月25日、高知県高知市の県民文化ホール(オレンジホール)で全国商工会議所観光振興大会2012in高知を開き、スローライフ観光の可能性について探った。岡村会頭は「地域の人たちとの交流や、地域に癒しや満足感を求める“スローライフ観光のすすめ”をテーマにしている。体験型観光を通じて、地域の人々と交流してもらい、観光振興への取り組みに活かしてほしい」と語った。

 
 
 
 
 

対談する丁野氏(左)と尾﨑知事
対談する丁野氏(左)と尾﨑知事

 尾﨑正直高知県知事と高知県観光特使でもある日本観光振興協会の丁野朗常務理事が「観光のこれから―田舎とその産業をどう見せるか―」をテーマに対談。尾﨑知事はスローライフ観光について「観光素材を資源にするのは人の能力。ガイドの育成に力をいれることで、付加価値を上げていきたい」と話した。一方、丁野氏は観光の投資について「投資は観光業だけではなく、どんな業界でもチャンスがあればできる。投資の分野をきちんと見出してほしい」と意見を出し合った。

 尾﨑県知事による基調講演「土佐流スローライフ観光が目指す感動体験」では、高知の人口減少による市場縮小を打破するための高知県産業振興計画を発表。同企画は、15年の県外観光入込客を400万人以上、観光総消費額を1100億円、21年の県外観光入込客数を435万人、観光総消費額を1300億円に設定している。実現する取り組みとしておもてなしの向上やスポーツリズム、国際観光の推進など観光八策をまとめている。

 また一昨年放送された大河ドラマ「龍馬伝」で沸き起こった龍馬ブームを継続するために、連年の博覧会を開いて反動減を最小限に抑える試みも行うという。

 講演に先だって、日本商工会議所観光専門委員会の島津公保委員長からは、各地商工会議所における観光振興への取り組みと課題が発表され、全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞の表彰式と事例発表も行われた。また、日本商工会議所観光専門委員会の早川慶治郎副委員長から高知アピール案が発表され、出席者の賛同により採択された。

 本大会終了後には、分科会が行われ、四万十川や四国南西端の山川海などを巡るコースが設定され、高知の魅力に触れ合った。

表彰される鹿児島商工会議所
表彰される鹿児島商工会議所

きらり輝き観光振興表彰、大賞は鹿児島商工

  日本商工会議所は10月25日、全国商工会議所観光推進大会2012in高知で、「きらり輝き観光振興大賞」の表彰式を行った。

 大賞に輝いたのは鹿児島商工会議所(鹿児島県)で、中国や韓国、東南アジア諸国に近接しているという地理的優位性を活かし、九州新幹線の「陸」鹿児島港の「海」国際航空路の「空」の3方面でインフラを活用した観光振興策や、地域のおもてなし力向上などを通じ、国内外からの観光客誘致に取り組んでいる点が評価された。

 きらり輝き観光振興賞は大垣商工会議所(岐阜県)「芭蕉ゆかりの地―住んでよし訪れてよしのまちづくり―」と大阪商工会議所(大阪府)「“水都”と“食都”を組み合わせた魅力の創出」の2カ所。

 そのほかの受賞会議所は次の通り。

 【観光立“地域”特別賞】弘前商工会議所(青森県)▽氷見商工会議所(富山県)

 【奨励賞】帯広商工会議所(北海道)▽富良野商工会議所(北海道)▽八戸商工会議所(青森)▽天童商工会議所(山形県)▽富士商工会議所(静岡県)▽高石商工会議所(大阪府)▽長崎商工会議所(長崎県)

No.325 日本旅館協会設立総会 - 3381会員で影響力拡大へ

日本旅館協会設立総会
3381会員で影響力拡大へ

 10月1日、一般社団法人日本旅館協会(佐藤義正会長、3381会員)が設立された。20年に渡る紆余曲折を経て、ついに国際観光旅館連盟と日本観光旅館連盟が結ばれた。近年、会員減少に悩まされてきた両団体であるが、合併により会員は3381会員に増幅。10月18日に開かれた設立総会には来賓200人、会員200人の計400人ほどが集まり、新団体への期待の高さがうかがえる。観光庁傘下の唯一の旅館団体として、今後どのような取り組みを行っていくのか。今後の活動に期待が集まる。

【伊集院 悟】

<一致団結で業界発展を>

 10月1日に設立された一般社団法人日本旅館協会の設立総会が、10月18日、京王プラザホテル(東京都新宿区)で開かれた。総会とその後に開かれた設立記念パーティーには、国土交通大臣をはじめとする行政関係者から、有力政治家、関係団体や旅行会社のトップなど来賓200人、会員200人と総勢400人ほどが集い、新団体への期待の高さがうかがえる。

  

※ 詳細は本紙1482号または11月7日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

国際都市新宿・歌舞伎町 ― 独特の匂いを発散する街

 新宿・歌舞伎町を訪れたのは何年ぶりだろう。学生の頃の新宿は、丹下健三が設計した東京都庁舎が天を目指して伸びていた。“バブルの塔”都庁舎を見上げながら、ほぼ毎日、歌舞伎町を訪れていた。田舎から出て来たばかりの“ストレンジャー”には、「来るものは拒まず」という空気が満ちている、間口の広い新宿東口の空間が心地良かった。やがて東京での生活に慣れ、新宿から足が遠のいた時期と、石原慎太郎氏が都知事となった時期が重なる。都知事のお膝元「新宿」の街は改革が進んでいった。猥雑の極北である歌舞伎町のクリーン化が進み、新宿都庁前をスタートする東京マラソンも定着してきた。

 そして、突然の石原都知事の辞任。膿が溜まり、機能不全状態の現在の国政を浄化できるか。良きにしろ、悪しきにしろ大きな影響を与えそうだ。一方、指揮官空席の首都・東京は、新しい顔を待っている。

 さて、久しぶりに歌舞伎町に入ると、コマ劇場が建て替え中で、ぽっかりと穴が空いた状態だった。それでも歌舞伎町らしさは健在だった。ホストクラブ、ヌード劇場など人を呼び込む看板の宣伝文句や絵柄が直球勝負で、何を売りたいのか分かりやすいことが目に新鮮だった。行き交う人たちがどんな職業なのかも一目瞭然。丸の内や、霞が関界隈の「エリートエリア」に出向く機会が増えたが、そことは明らかに空気が違う。どちらも独特の個性的な空気が漂う空間であり、とんがった肌触りが魅力的なのは同じだ。東京には渋谷系やアキバ系など、ほかにも独特の空気を生みだす空間があり、さまざまな呼称もある。20代までの私は間違いなく新宿系だったが、今はマイルドな湯島系である。

 新大久保に近い職安通りは、コリアンタウンとなっていた。改めて気づいたのは、海外の街を歩く時に感じる独特の匂いを新宿は発散していた。ニューヨークの地下鉄の饐えた匂いや、ロンドンの中華街に漂うエスニック臭などが複雑に混ざり合うような、「都市の体臭」である。今の新宿・大久保・高田馬場エリアは完全な国際都市である。ムスリムスポットも増えている。そこに生活する人々の匂いが街に馴染んでいる。おそらく歌舞伎町周辺は、今後加速的に世界中の異邦人を受け入れて行くだろうという予感が漂っていた。

(編集長・増田 剛)

モニターの参加募集(山梨県)

 ウェルネスツアー3本実施

 山梨県は11月中に、同県が推進する「ウェルネス・ツーリズム」のモニターツアーを3本実施するのにともない、現在参加者を募集している。

 同県は、2018年までの観光推進計画の一環として豊かな自然や温泉、新鮮な野菜・果物などの地域資源を生かす「ウェルネス・ツーリズム」をやまなし観光推進機構とともに推進している。そのなかで、県内の団体代表者らで構成する「やまなしウェルネス・ツーリズム推進協議会」(会長=篠原靖氏・跡見学園女子大学准教授、内閣府地域活性化伝道師、総務省地域力創造アドバイザー)を立ち上げ、検討してきた。

 今回は、協議会が設定したコンセプトとターゲットのもと、モニターツアーを設定。参加者にはアンケート調査やPRに協力してもらい、課題や市場ニーズなどを把握して今後に生かしていく。

 ツアーのコンセプトは「ココロとカラダきれいになれる場所……週末はやまなしで」。キーワードは「美」「癒し」「健康」とし、それぞれターゲットを(1)流行に敏感な首都圏OLや主婦層(2)熟年夫婦・アクティブシニア(3)企業の福利厚生――に定めた。

 篠原会長によると、「一般の方はもちろん、民間企業や団体でヘルスツーリズムやウェルネス・ツーリズムを取り組んでいる担当者の研修ツアーとしても最適な内容だ」という。

 3つのツアーは「美と癒しを体験する『やまなし女子旅』2日間」が11月24、25日で参加費用は1万3千円。「疲れたお父さん必見……日常の疲れを癒し学ぶ2日間」が11月16、17日。費用は1万円。「社員と家族のために……ストレスフリープログラム2日間」が11月6、7日で費用は1万円。それぞれ定員は20人。

 申込み=富士の国やまなし旅センターHP(http://www.yamanashi-kankou.jp/y-tabi )、電話:055(231)2230。 

第2回観光映像大賞、第1回大賞は香川県と熊本県

「うどん県。それだけじゃない香川県」
「うどん県。それだけじゃない香川県」
 
「kumamoto surprise film『くまもとで、まってる。』」
「kumamoto surprise film『くまもとで、まってる。』」

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」は今年6月14日に実施したオープニングプレスイベントで、第1回「観光映像大賞」を開催し、「うどん県。それだけじゃない香川県」(香川県)と、「Kumamoto surprise film『くまもとで、まってる。』」(熊本県)の2作品に大賞を授与した。また、〝観光振興〟という観点で最も創造性、振興性、話題性を含んだ優秀作品として映画祭で紹介した。

 2回目となる2013年は、映画祭事務局内に観光映像課を設置し、全国各地に存在する観光映像(観光ビデオ、プロモーション映像など)を広く一般公募する。13年6月に行われるSSFF&ASIAで大賞受賞作品の発表を行うほか、エントリー作品を国内外に発信していく活動を年間を通じて行っていく。

 公募期間は13年3月29日(予定)まで。参加費は無料。受賞発表は13年6月4日を予定している。

 対象作品は、各都道府県で制作されている観光プロモーション映像・ビデオで、〝観光振興〟という観点で創造性、振興性、話題性を含んだ作品。CM的な要素を含みながら、見た人にインパクトを与え、心打つ作品。作品の長さは60分以内(エンドクレジットを含む)とし、制作年は問わない。全国47都道府県で制作された作品や、各地域の自治体、団体(全国旅館組合など)、企業(旅行会社、代理店など)が制作・保有している作品も対象となる。

 問い合わせ=ショートショート実行委員会 観光映像課 電話:03(5474)8844。 

「100選」の中間集計 2回目

今年1月に開いた第37回「100選」表彰式のようす
今年1月に開いた第37回「100選」表彰式のようす

 「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」。38回目の投票が今年も10月1日から始まった。締め切りは10月末日。全国の旅行会社からの投票に基づき、「ホテル・旅館100選」と「観光・食事、土産物施設100選」および「優良観光バス30選」をそれぞれ選出する。「ホテル・旅館100選」の中間集計の2回目を紹介する。

(順不同)

 【北海道】
第一滝本館▽登別石水亭▽あかん湖鶴雅リゾートスパ鶴雅ウィングス▽知床第一ホテル▽知床グランドホテル北こぶし▽十勝川温泉第一ホテル▽観月苑▽ニュー阿寒ホテル▽ホテル鹿の湯花もみじ▽滝乃家▽銀鱗荘▽しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌▽知床プリンスホテル風なみ季▽湯元名水亭▽望楼NOGUCHI登別▽竹葉新葉亭▽滝乃家▽星野リゾートトマム

 【青森県】
浅虫観光ホテル▽奥入瀬渓流ホテル▽ホテルグランメール山海荘▽星野リゾート青森屋▽海扇閣▽酸ケ湯温泉旅館

 【岩手県】
佳松園▽浄土ヶ浜パークホテル▽ホテル志戸平▽ホテル紫苑▽結びの宿愛隣館▽長栄館▽滝の湯いつくし園▽山水閣▽ホテル対滝閣▽ホテル森の風鶯宿▽愛真館▽宝来館▽幸迎館▽中島旅館▽游泉志だて▽南部湯守の宿大観

 【宮城県】
松島ホテル一の坊▽篝火の湯緑水亭▽鳴子観光ホテル▽ホテル壮観▽伝承千年の宿佐勘▽ホテル松島大観荘▽遠刈田ホテルさんさ亭▽ホテルニュー水戸屋▽鷹泉閣岩松旅館▽ホテルきよ水▽名湯の宿鳴子ホテル▽ゆづくしsalon一の坊▽南三陸ホテル観洋▽La楽リゾートホテルグリーングリーン▽華夕美▽花ごころの湯新富亭

 【秋田県】
海と入り陽の宿帝水▽男鹿観光ホテル▽湯瀬ホテル▽姫の湯ホテル▽セイコーグランドホテル▽男鹿グランドホテル▽さとみ▽妙の湯▽雄山閣▽男鹿観光ホテル

 【山形県】
たちばなや▽八乙女▽日本の宿古窯▽萬国屋▽月岡ホテル▽上杉の御湯御殿守▽展望露天の湯有馬館▽ほほえみの宿滝の湯▽蔵王国際ホテル▽葉山館▽河鹿荘▽仙峡の宿銀山荘▽游水亭いさごや▽蔵王四季のホテル▽深山荘高見屋▽いきかえりの宿瀧波▽おおみや旅館▽海辺のお宿一久▽はたごの心橋本屋▽松伯亭あづま荘▽亀や▽つたや肘折ホテル▽ホテル王将▽華夕美日本海▽天童ホテル▽桜桃の花湯坊いちらく▽ニュー村尾浪漫館▽ホテルルーセントタカミヤ

 【福島県】
匠のこころ吉川屋▽八幡屋▽ホテル華の湯▽大川荘▽庄助の宿瀧の湯▽丸峰観光ホテル▽風望天流太子の湯山水荘▽スパリゾートハワイアンズ▽四季彩一力▽ホテルグランデコ▽山形屋▽花月ハイランドホテル▽くつろぎ宿新瀧・千代滝▽栄楽館▽陽日の郷あづま館▽旅館玉子湯▽金蘭荘花山

 【茨城県】
五浦観光ホテル別館大観荘▽思い出浪漫館▽筑波山江戸屋▽大洗ホテル

 【栃木県】
あさや▽宿屋伝七▽花の宿松や▽鬼怒川グランドホテル夢の季▽きぬ川ホテル三日月▽鬼怒川温泉ホテル▽日光千姫物語▽ホテルニュー塩原▽小槌の宿鶴亀大吉▽ホテルサンシャイン益子舘▽ホテルエピナール那須▽かんすい苑覚楽▽日光レークサイドホテル▽若竹の庄▽平の高房▽松川屋那須高原ホテル▽湯ったりの宿松楓楼松屋▽彩り湯かしき花と華

 【群馬県】
四万やまぐち館▽源泉湯の宿松乃井▽福一▽草津温泉ホテル櫻井▽ホテル木暮▽旅館たにがわ▽万座温泉日進舘▽舌切雀のお宿磯部ガーデン▽望雲▽水上館▽猿ヶ京ホテル▽別邸仙寿庵▽古久家▽草津ナウリゾートホテル▽草津ホテル▽法師温泉長寿館▽四万温泉柏屋旅館▽奈良屋▽辰巳館▽寶川温泉汪泉閣▽ホテル一井▽香雲館▽温泉三昧の宿四万たむら▽万座亭▽ホテル天坊▽妙義グリーンホテル

 【千葉県】
満ちてくる心の宿吉夢▽鴨川館▽鴨川ホテル三日月▽勝浦ホテル三日月▽鴨川グランドホテル▽鴨川ヒルズリゾートホテル

 【東京都】
水月ホテル鴎外荘

 【神奈川県】
海石榴▽箱根吟遊▽強羅花壇▽強羅花扇▽元湯旅館▽紫雲荘▽箱根高原ホテル▽ホテル河鹿荘

 【山梨県】
銘石の宿かげつ▽ホテル鐘山苑▽若草の宿丸栄▽全館源泉かけ流しの宿慶雲館▽ホテルふじ▽湖山亭うぶや▽秀峰閣湖月▽下部ホテル▽華やぎの章慶山▽風のテラスkukuna▽富士レークホテル▽常磐ホテル▽ホテル石風▽湖南荘▽富士野屋夕亭▽ホテル八田

 【長野県】 
ホテル翔峰▽明神館▽上林ホテル仙壽閣▽旅館花屋▽藤井荘▽街道浪漫おん宿蔦屋▽ホテル白樺荘▽緑翠亭景水▽ホテル木曽路▽ホテルやまぶき▽立山プリンスホテル▽一茶のこみち美湯の宿▽ぬのはん▽白樺リゾート池の平ホテル▽RAKO華乃井ホテル▽あぶらや燈千▽ユルイの宿恵山▽ホテル紅や▽蓼科温泉ホテル親湯▽山野草の宿二人静▽浪漫の館月下美人▽渋温泉古久屋▽上高地清水屋ホテル▽昼神グランドホテル天心▽旅館さかや▽ホテル玉之湯▽七草の湯▽野沢グランドホテル▽帝産ロッジ▽ホテル椿野▽つたや季の宿風里▽よろづや▽浜の湯▽旅の宿滝の湯▽白船グランドホテル▽双泉の宿朱白▽岩の湯▽ホテル清風園▽別所観光ホテル▽ホテル阿智川

 【新潟県】 
白玉の湯泉慶・華鳳▽四季を彩る湯沢グランドホテル▽水が織りなす越後の宿双葉▽ホテル清風苑▽ゆもとや▽四季の宿みのや▽ホテル小柳▽ホテル摩周▽夕映えの宿汐美荘▽風雅の宿長生館▽赤倉ホテル▽岬ひとひら▽大観荘せなみの湯▽ホテル摩周▽ホテル吾妻▽ひなの宿千歳▽ホテル秀山▽ホテル大佐渡▽海華亭かわい▽ホテル飛鳥▽和泉屋▽ゆの宿峡里

 【静岡県】
いなとり荘▽ホテル九重▽坐漁荘▽稲取銀水荘▽下田セントラルホテル▽季一遊▽ホテルカターラ福島屋▽柳生の庄▽観音温泉▽堂ヶ島ニュー銀水▽稲取東海ホテル湯苑▽桂川▽ホテル伊豆急▽ホテルサンハトヤ▽堂ヶ島温泉ホテル▽焼津グランドホテル▽ホテルアンビア松風閣▽古屋旅館▽ホテルサンバレー伊豆長岡▽秘湯の宿運龍▽西伊豆クリスタルビューホテル▽浜の湯▽山水館欣龍▽宙SORA渡月荘金龍▽ホテルウェルシーズン浜名湖▽ラビスタ伊豆山▽熱海後楽園ホテル▽嵯峨沢館▽熱川プリンスホテル▽瑞の里○久旅館▽楽山やすだ▽星野リゾート花乃井▽赤沢温泉ホテル▽舘山寺サゴーロイヤルホテル▽杜の湯きらの里▽うみのホテル中田屋▽ホテルミクラス▽堂ヶ島小松ビューホテル

 【愛知県】
ホテル東海園▽ホテル竹島▽ひがきホテル▽源氏香▽ホテル明山荘▽名古屋マリオットアソシアホテル▽旬景浪漫銀波荘▽伊良湖シーパーク&スパ▽風の谷の庵▽はづ別館

 【三重県】
戸田家▽風待ちの湯福寿荘▽ホテル花水木▽鳥羽シーサイドホテル▽サン浦島悠季の里▽芭新萃▽熊野倶楽部▽ホテル季の座▽あじ蔵かろかろ▽日の出旅館▽賢島宝生苑

 【岐阜県】
本陣平野屋花兆庵▽岐阜グランドホテル▽水明館▽高山グリーンホテル天領閣▽穂高荘山月▽ひだホテルプラザ▽ホテルくさかべアルメリア▽奥飛騨ガーデンホテル焼岳▽吉泉館竹翠亭▽宝生閣

 【富山県】
金太郎温泉▽宇奈月国際ホテル▽延楽▽ホテル立山▽延対寺荘▽宇奈月グランドホテル▽つるぎ恋月

 【石川県】
加賀屋▽瑠璃光▽法師▽ゆのくに天祥▽辻のや花乃庄▽日本の宿のと楽▽花紫▽茶寮の宿あえの風▽花つばき▽たちばな四季亭▽お花見久兵衛▽べにや無何有▽厨八十八▽雄山閣▽佳水郷▽白鷺湯たわらや▽金沢都ホテル▽川端の湯宿滝亭▽海游能登の庄▽宿守屋寿苑▽ゆけむりの宿美湾荘▽みどりの宿萬松閣▽ゆ湯の宿白山菖蒲亭▽ホテル高州園

 【福井県】
まつや千千▽グランディア芳泉▽清風荘

 【滋賀県】
びわ湖花街道▽暖灯館きくのや▽里湯昔話雄山荘▽びわ湖温泉紅葉▽琵琶湖グランドホテル▽びわこ緑水亭▽京近江▽湯元舘

 【京都府】
松園荘保津川亭▽嵐山辨慶▽柊家▽旅庵花月▽要庵西富家▽佳松苑▽一望館

 【大阪府】
ザ・リッツ・カールトン大阪

 【兵庫県】
淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ▽佳泉郷井づつや▽ホテル金波楼▽西村屋本館▽西村屋ホテル招月庭▽有馬グランドホテル▽朝野家▽兵衛向陽閣▽ホテルニューアワジ▽中の坊瑞苑▽銀波荘

 【奈良県】
さこや

 【和歌山県】
ホテル中の島▽かつうら御苑▽ホテル浦島▽白良荘グランドホテル▽紀州・白浜温泉むさし▽花いろどりの宿花游

 【鳥取県】
華水亭▽皆生つるや▽三朝館▽依山楼岩崎▽皆生グランドホテル天水▽花屋別館▽三朝薬師の湯万翆楼

 【島根県】
曲水の庭ホテル玉泉▽佳翠苑皆美▽皆美館▽玉造グランドホテル長生閣▽白石家

 【岡山県】
湯郷グランドホテル▽鷲羽ハイランドホテル▽八景▽清次郎の湯ゆのごう館▽せとうち児島ホテル▽季譜の里▽ゆのごう美春閣

 【広島県】
宮島グランドホテル有もと▽石亭▽ホテル鴎風亭▽景勝館漣亭▽みやじまの宿岩惣

 【山口県】
大谷山荘▽白木屋グランドホテル▽湯本観光ホテル西京▽萩観光ホテル▽北門屋敷▽西の雅常盤▽錦帯橋温泉ホテルかんこう▽古稀庵▽松田屋ホテル▽名勝山水園▽ホテルかめ福

 【徳島県】
和の宿ホテル祖谷温泉▽ホテルかずら橋

 【香川県】
湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭▽琴平グランドホテル桜の抄▽石灯りの館花樹海▽湯元ことひら温泉琴参閣

 【愛媛県】
ふなや▽大和屋本店▽
道後舘▽道後プリンスホテル▽宝荘ホテル▽ホテル椿舘

 【高知県】
城西館▽三翠園▽土佐御苑▽足摺国際ホテル

 【佐賀県】
萬象閣敷島▽和多屋別荘▽茶心の宿和楽園▽嬉野観光ホテル大正屋▽大正浪漫の宿京都屋▽椎葉山荘

 【長崎県】
ゆやど雲仙新湯▽雲仙宮崎旅館▽東園▽雲仙福田屋▽旅亭半水廬▽平戸千里ヶ浜温泉ホテル蘭風

 【熊本県】
清流山水花あゆの里▽三愛高原ホテル▽杖立観光ホテルひぜんや▽黒川荘▽山みず木▽湯の蔵▽湯峡の響き優彩

 【大分県】
由布院玉の湯▽ホテル白菊▽杉乃井ホテル▽花菱ホテル▽亀の井別荘▽楓の小舎▽九重悠々亭

 【宮崎県】
酒泉の杜綾陽亭▽合歓のはな

 【鹿児島県】
ホテル秀水園▽指宿白水館▽霧島山上ホテル▽霧島国際ホテル▽指宿フェニックスホテル▽旅館吟松▽霧島いわさきホテル▽指宿海上ホテル▽城山観光ホテル▽霧島ホテル

 【沖縄県】
ルネッサンスリゾートオキナワ▽カヌチャベイホテル&ヴィラズ

入浴着でサポート(ブライトアイズ)

速乾性にこだわった入浴着 「バスタイムカバー」
速乾性にこだわった入浴着
「バスタイムカバー」

乳がん経験者にバスタイムカバー

 乳がんの手術を受けた女性が少しでも気軽に温泉を楽しめるようサポートしたい。「ブライトアイズ」(東京都練馬区)が開発・販売する入浴着「バスタイムカバー」にはそんな思いが込められている。同社専務の小林光恵さんに、製品開発までの経緯や思いを聞いた。
【森山 聡子】

 会社設立のきっかけは、15年前。小林さんの妹であり、同社社長の加藤ひとみさんが乳がんによる乳房の切除手術を受けたことにさかのぼる。姉妹で会社を立ち上げ、乳がん経験者に寄り添った下着作りはできないか。試行錯誤を重ね生まれた「ツーピースブラ」は、世界初の左右分離型ブラジャー。乳房を切除した女性の気持ちを優しく守ってくれる下着として高い評価を得ている。

 その後、姉妹のもとに届いた「入浴時に取り外すことなく、お風呂が楽しめるカバーがあれば」との声を受け、速乾性にこだわった入浴着「バスタイムカバー」が誕生。「部屋で身に付け、着用したまま大浴場へ入る。タオルで軽くふけば、上から服を着てそのまま部屋に戻れる。部屋から部屋まで着替えることなくお風呂を楽しめる〝入浴着〟を目指しました」。

 当時、本社を置いていた長野県の信州大学に繊維の実験分析を依頼。「衛生面に問題がないことが証明され、長野県衛生部の公認をいただきました」。2011年には厚生労働省、国土交通省、総務省でも製品の公共性が認められ、現在は全国の温泉・温浴施設での着用が可能となった。

 会社設立後、小林さん自身も乳がんを経験した。体調が万全ではない日もあるが「患者さんから感謝の言葉をいただくと、この仕事をしていてよかったと心から思います。乳房を切除した女性にとって、手術後の〝胸が保護される感覚〟は心理的にもとても大切なこと。経験者だからこそ作れる商品で、少しでも患者さんたちのお役に立てれば」と語る。姉妹の思いは商品に形を変え、これからも乳がん経験者の心をそっと包み続ける。

 問い合わせ=03(5933)3601。

訪日の小冊子を作成、外国人に安全・安心を(観光庁)

英語版の表紙
英語版の表紙

 観光庁はこのほど、風評被害対策の一環として、放射線や放射能の影響を心配する外国人を対象とした安全・安心小冊子を制作した。

 放射線やリスクコミュニケーションなどの専門家で構成される「観光への放射線影響を検討するワーキンググループ」が編集・監修を行い、従来の空間線量率などの情報に加え、外国人が日本観光で知りたいと思う情報を掲載。日本と各主要都市の空間線量率の比較や、東京1日観光の空間線量と食品検査の実測結果、日本の水・食品の規制と検査体制、四季折々の観光と放射能、放射線や放射能についてのQ&Aなど、12ページの構成だ。

 英語・韓国語・中国語(繁体・簡体)・仏語・独語版を作り、JNTO海外事務所や旅行博などの海外出店イベント、在外公館などで配布している。

 

ワタミとVJ連携、海外店舗内でPR(観光庁)

 観光庁はこのほど、台湾、香港で「和民」など44店舗を展開し、月間58万人を集客するワタミインターナショナルと連携し、現地店舗に来店する日本食ファンに対して、訪日旅行を喚起するプロモーションを行うことを発表した。

 観光庁では、2012年度ビジットジャパン事業の一環として、海外進出している日本企業と連携し、日本ブランドの製品やサービスを嗜好する外国人をターゲットとした訪日旅行促進プロモーションを展開中だ。
今回のワタミインターナショナルとの連携では、台湾、香港の「和民」の現地店舗内で、訪日旅行を喚起するポスター、バナー、テーブルテントを掲出し、訪日旅行を喚起する。

 また、「日本に行って忘年会・新年会をやろう!」キャンペーンと、ビジットジャパンフェイスブックページ登録者を対象とするラッキードローキャンペーンの特別キャンペーンも実施中。

 「日本に行って忘年会・新年会をやろう!」キャンペーンでは、訪日し、日本の和民を利用すると、帰国後現地店舗で使える食事券をプレゼントする。期間は13年1月31日まで。

 ラッキードローキャンペーンでは、10月31日まで、海外現地店舗で日本らしい特別メニューを提供し、抽選で日本の忘年会・新年会を体験レポートする「日本特派員」旅行をプレゼント。

 11月1日――13年1月31日までは、海外現地店舗でセットメニューの割引を用意し、訪日旅行と日本の「和民」の食事券が当たるキャンペーン、13年1月31日――13年2月20日までは、海外現地店舗でお年玉袋を配布し、訪日旅行や、日本と現地の「和民」の食事券が当たるキャンペーンも実施予定。