【特集 No.494】第6回「ピンクリボンのお宿」シンポin嬉野 乳がん体験者に快適な旅を

2018年6月12日(火) 配信

 乳がん体験者が旅に出て、温泉入浴する環境づくりを行うピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は、佐賀県・嬉野温泉の茶心の宿和楽園で5月22日、「第6回ピンクリボンのお宿シンポジウムin嬉野」を開いた。CSRプロジェクト代表理事・桜井なおみさんの基調講演や、温泉エッセイスト・山崎まゆみさんの講演、嬉野温泉旅館組合おかみ会会長・北川節子さん(旅館大村屋おかみ)の活動報告が行われ、会活動への理解を深めた。
【有島 誠】

 シンポジウムには、ピンクリボンのお宿ネットワークの旅館、企業・団体会員と地元嬉野市、佐賀県内の旅館、観光協会、行政、患者会ら約60人が参加し、講演に熱心に耳を傾けた。ブース出展企業などとの情報交換も行われた。

 畠ひで子会長は冒頭、「乳がん手術後の傷痕を気にして、旅をあきらめてしまう女性に、もう一度旅に出て誰の目も気にせず、心ゆくまで旅館・ホテルでの温泉入浴を楽しんでほしいと、全国の旅館や旅館組合・観光団体、企業、医療関係者などが一緒になり、2012年7月にネットワークを設立した」と会設立の経緯を説明。

 「会員数は北海道から沖縄までの宿泊施設が110軒、旅館組合などの団体が9、企業16社の合計135会員と、設立当初に比べ3倍近くになっている」と話し、シンポジウムや勉強会の開催、会員施設を紹介する冊子発行、ポスター作成、HPでの情報発信などの活動内容を紹介。「乳がん患者・体験者の皆様や医療、メディア関係者などから、事務局への問い合わせも多く、あらためて会活動への関心と期待の大きさを感じる」と強い意志を示した。

 講演では、桜井なおみさんが「女性のライフサイクルと病気~がんになっても貴女らしく」、山崎まゆみさんが「みんなを癒してくれるバリアフリー温泉 バリアレスな宿、ハートフル旅館」をテーマに熱く語った。

 また、活動報告では北川節子さんが「ほっとマンマ・イン嬉野」の取り組みを紹介した。 ……

【全文は、本紙1715号または6月15日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

価格に反映されない“クオリティ”を発信 (たびらい)

2018年6月12日(火) 配信

”現地主義”OTA・たびらいの仕組み

 インバウンドの増加や住宅宿泊事業法(民泊法)の施行など、旅行業界は新たな転換期を迎えている。伸び悩む国内旅行をどう立て直すか? 独自路線を歩むOTA(オンライン旅行会社)・たびらい(パム、長嶺由成社長)に注目した。【謝 谷楓】

直販を支援するOTA

 最新の統計によると、日本国内の宿泊旅行消費額は3兆5132億円(2018年1―3月期)。前年同期と比べ5・6%の増加で、1人当たりの支出額(単価)も同8%アップした。延べ旅行者数が減少したものの、高単価が消費をけん引した格好だ。17年の国内宿泊旅行を見ると、観光・レクリエーション項目でFIT(個人旅行客)がじわり増加している。インバウンド市場と異なり横ばい傾向だが、個々の消費単価を引き上げることで、国内旅行の活性化を期待できるかもしれない。

 地域への集客とリピーターを形成するためにできることは何か? 沖縄県を本拠地とするOTAたびらい(運営=パム、長嶺由成社長)では、“現地主義”を掲げた取り組みで、独自の支援体制を確立している。宿泊施設との関係について、同社の宿泊事業部長(兼編集長)熊﨑俊介氏は本紙インタビューに対し、次のように語った。

 「たびらいは、地域や宿泊施設に関連する情報を集め、編集し伝えることに注力することで成長を遂げてきました。OTAは、使い勝手の良いUI(ユーザー・インターフェイス)や予約システムを思い浮かべがちですが、その部分は普通のレベルで十分という姿勢を取っています。旅行者の来訪目的は、デスティネーションならではの観光コンテンツにあると考えているからです」。

 OTAと言えば、卓越した技術力でユーザーと宿のマッチングを支援し、宿泊施設にとってはマーケティングやPR面でもサポートを期待できる存在だ。一方、近年はサイトコントローラーの普及が示すように、複数のOTAに登録する宿が増えている。国内と海外で違いはあるが、OTAの手数料率はおよそ10―20%。販売チャネルの増加によって売上が増えても、手数料がかさむことから、利益増を望めない宿も出てきた。

 「国内・海外問わず、さまざまなOTAが市場に参入し、付加価値の高い機能が当たり前と化すにつれ、成約手数料も高騰しています。今後、このようなビジネスモデルを推進するだけでは、施設とウインウインの関係を保つことは難しいと見ています。我われは、コアな記事制作を実現するための人材育成にリソースを投入し、直販をサポートする仕組みを整えました。一例ですが、カヌチャリゾート(沖縄県名護市)とのタイアップでは転職旅行の特設サイトを開きました。経験者コメントや宿泊プランの紹介記事を掲載し、同ホテルの直販サイトに誘導する仕組みとなっています。情報を収集し、コンテンツをつくり上げる我われならではの企画です」。

 最新の統計によると、旅館の直販率は10%ほど。TTA(既存旅行会社)やOTA経由には及ばないが着実にシェアを広げている。たびらいでは、価格といった数字には反映されない地域・施設のクオリティを情報化する企画・編集力の提供を通じ、直販を支援するビジネスモデルを構築しているのだ。

友人という立場からPR

 「OTAやメタサーチ全盛のなか、どうしても価格が指標となってしまいます。一方、旅慣れした中から上級の旅行者など、地域・宿に愛着を持つコアなファン層の取り込みには、現地の楽しさを具体的に示すことがより大切です。沖縄県・首里城は定番スポットですが、城下町散策や琉球カルチャーとの関わりを記事化して伝えることで、コアな沖縄ファンの来訪を促すことができます。地域に根づく宿泊施設への送客やリピーターづくりでも、有効な施策です」と、同社東京支店の責任者で、主に商品の仕入れを担当する星竹彦氏は説明する。

 「オンライン予約事業でも、“現地主義”ならではの取り組みを行っています。地域の魅力と旅行者のニーズ、双方を理解したうえで現地の友人という立場から旅程を提案しているのです。問い合わせ方法1つとってみても、ユーザーとのタッチポイントに心を砕いています。一例ですが、沖縄エリアでの宿泊施設選びで利用できる“ローカル案内所”サービスを行っています。メールだけでなく、電話でも気軽に問い合わせでき、ホテル選びを無料で手助けする環境をつくりました」。

 客室の機能や価格だけではなく、宿や地域での楽しみ方提案に軸足を置くことで、心の通ったアナログなサービスを提供できると強調する星氏。この姿勢は、地域の文化・歴史など、他OTAでは取りこぼしがちな情報にもフォーカスできるメリットを持つ。

売れる施策を提案

 同社は現在、沖縄本社以外に6つの支店・営業所を抱えている。デスティネーションとされる北海道や九州では“現地主義”に基づく情報発信を行い、東京支店は旅行会社から商品を仕入れる拠点という位置付けだ。星氏ら東京支店の使命は、TTAから良質なパッケージツアーを確保すること。ユーザーが集う都心のトレンドを地域の支店に届け、高品質なコンテンツ制作をサポートする機能も担う。

 「仕入れたツアー商品を売るだけでは、旅行会社からの信頼を得ることはできません。“現地主義”に基づくコンテンツをつくり、ユーザーに発信することができるからこそ、安心して商品を任せてもらえるのだと捉えています」。

 ビジネスモデルは、各旅行会社や、航空会社の商品を集めるメタサーチに近しい。一方、星氏が述べるように、価格以上にコンテンツを重視する姿勢を鑑みれば似て非なる業態というべきだろう。

 「とりあえず休みがあるから旅行に行くというライトユーザーではなく、ターゲットはあくまで旅慣れした中・上級者。各地域のファンとリピーターを育てなくては、消費単価を上げることはできないと踏んでいるからです。デスティネーションに位置する各支店とは日々、テレビ会議を通じ情報を共有しています。都心のトレンドを現地の編集・ライタースタッフに伝えるよう心掛けているのです。価格のみを指標としない分、コンテンツの面白さや伝え方が販売状況に直結します。長期滞在につながる上級者らの心を動かすためにも、都心と地方部の情報交換を重視しています」。

 アナログさを売りにする一方、OTAであることも確か。販売データなどは可能な限り、旅行会社に提供し、プランの改良に役立てられている。

 「ユーザーだけでなく、旅行会社にとっても頼りになる現地の友人だと考えてください。売れる施策を提案できる体制が整っているのです。パッケージツアーの販売で困っていることがあればぜひ、ひと声掛けてほしいですね」。

 同社では、すべてのスタッフが地域に赴き、現地での旅やレジャーを楽しめるよう“ローカル体験補助制度”を設けた。工芸やマリンスポーツ体験から宿泊費まで適用範囲は広く、プライベートの旅行を通じて誘客につながるアイデアの生まれやすい土壌を築いている。飽和市場と化した国内旅行の盛り上げにつながる制度だ。

 6月15日から本格解禁する民泊ビジネスでも、地域での体験が大きな目玉となることが明らかとなってきた。“現地主義”を掲げるたびらいの成長は、オンライン旅行販売の行く末を占うものとなりそうだ。

JTBリモート接客型・無人店設置 未来の店のカタチを考察する

2018年6月12日(火)配信

JTBグループとして「未来のお店のカタチ」を考証する

JTBは6月15日(金)、新業態の旅行ラウンジ「MY TRAVEL Living」をイオンモールいわき小名浜(福島県いわき市)にオープンする。リモート(遠隔)接客型・無人化店 を新業態のモデル店とし、得られるマーケティング情報、日本では馴染みのない無人化店舗での購買習慣への反響などを検証する。

 同社はラウンジを、“JTBならではの価値”の提供に向けた、デジタルテクノロジーとヒューマンタッチを融合した「未来のお店のカタチ」と位置づける。店舗には、ラウンジ利用の案内係のみが常駐する。旅行相談は、ラウンジ内に設置された2つのモニターを通じ、離れた場所にいるオペレーターが行う。一方のモニターでは、オペレーターと利用者が互いの顔を見ながらコミュニケーションをはかる。もう一方のモニターには、旅行関連情報を取得・提供するためのWeb検索画面や映像の投影をオペレーターがリモート操作で行う。

 旅行相談を行う空間にもこだわり、自宅のリビングでくつろぎながら家族や仲間たちと計画できるように設計した。また、オープンスペースには旅行パンフレットや旅に関する書籍を用意する。

JTB MY TRAVEL Livingイオンモールいわき小名浜 詳細

所在地:イオンモールいわき小名浜2階

運営時間:午前11:00~16::00 年中無休 ※年末年始(12/30~1/3)を除く

取扱商品:企画旅行商品(国内旅行・海外旅行)

そのほか:

 利用は事前予約制、ラウンジでは施設利用の案内係が案内

利用の際は、インターネットにて事前予約(1回50分、利用無料)。ラウンジの空きがあれば随時案内する。

旅行相談・お申込みは、JTBグループのコールセンターが受ける。

旅行契約は申込先(コールセンター)との通信販売による契約。

 

台湾への直行便就航を記念し、台湾人アンバサダーを起用したCPを実施

2018年6月12日(火) 配信 

6人の台湾人アンバサダーが日本国内の渡航先で情報を発信(画像はイメージ)

 

台湾・香港向けの訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営するジーリーメディアグループは6月25~29日に、3千人の中から選ばれた6人の台湾人アンバサダーを起用し、日本国内の魅力を発信してもらうキャンペーンを行う。スターフライヤーが2018年10月28日に台北線を就航することを記念して実施する。

 台湾人アンバサダーは日本ファンが集うラーチーゴーの利用者から募集した。4月27日~5月23日の期間に集まった約1500組3千人の応募者から、3組6人を選び抜いた。台湾のFacebook利用率は76%で、同サイトは61万人以上のFacebookファンを持つ。月間約600万PVと読者との交流の場は盛況だ。

 スターフライヤーは18年10月28日から、台北の台湾桃園国際空港に北九州、福岡と中部(名古屋)から、それぞれ1日1往復する。秋のレジャー需要を積極的に取り込みたい考えだ。今回、飛騨高山と博多、北九州と別府・湯布院、北九州と名古屋の3つの旅程のいずれかに、アンバサダーを招待する。航空券と宿泊するホテル以外は自由に組めるようにした。日本の渡航先周辺を思い思いに巡り、自身のSNS(交流サイト)で、それぞれの角度から地域の魅力を発信してもらうことを条件にしている。アンバサダーを通じ、需要を探ることで、渡航先の魅力を発見し、より効率的に認知度向上をはかる狙い。

 17年に日本を訪れた訪日外国人旅行者2869万人のうち、台湾からは過去最高の456万人以上が訪れた。このうち約8割の訪日台湾人が2回以上のリピーターとなる。さらに10回以上は約14%に上り、他の訪日外国人と比べ再訪回数が圧倒的に多い。FIT(海外個人旅行者)化の流れも顕著で、日本での体験などを楽しむコト消費(体験型観光)も人気を集めている。今回のCPを通じ、同社は「今後さらなる日本へのインバウンド施策に貢献していく」と意気込む。

世代を超えて受け継がれてきた旧遍路宿「坂本屋」が改修作業を終え、再出発

2018年6月11日(月) 配信 

屋根瓦や壁などを改修

世代を超えて受け継がれてきた旧遍路宿「坂本屋」はこのほど、改修作業を終え、装いを新たに再出発した。愛媛県松本市にある坂本屋は、歩き遍路の難所「三坂峠」を越えた場所にあり、疲れを癒す憩いの場となっている。お接待処とは、お遍路さんのために開放されている無料の休憩所。

 木造2階建ての建物は、明治末期から大正初期に建てられた。当時、坂本屋は遍路宿を営み、周辺にも数軒の遍路宿が集まり多くのお遍路さんを迎えていた。ただ戦後に歩き遍路が減少し、宿は閉鎖されていった。坂本屋も長らく廃屋となっていた。

 一方、2004年に地元有志で「坂本屋運営委員会」が設立された。遍路文化を今に伝える地域遺産として保存を進めようと、同年春にお接待処として息を吹き返した。その後15年余り、地域住民を中心とする会員が3~11月の土日に交代制で、歩き遍路へのおもてなしを続けてきた。お遍路さんと地域、会員の交流の場として、連綿とその役割は受け継がれている。昨年11月からは、外観整備やトイレの改修工事に入っていたが、改修を終えて6月8日(金)にお披露目会が開かれた。

 接待を受けたお遍路さんは、お返しに「納め札」を渡すのが慣例となっている。坂本屋には年間600枚ほどの納め札が納められ、外国人のお遍路さんからの納め札は年々増加しているという。世界中から巡礼に訪れ、記名欄にはさまざまな国の文字が刻まれている。

 坂本屋は会員がボランティアで運営し、世代は30~80代までと幅広い。約30人が5~6人の班に分かれ、交替でお遍路さんを迎えている。お遍路さんは1日に5~10人、多いときには30人ほどが一休みしていく。

 久万高原町と松山市との市境にある坂本屋。お遍路さんがどちらの方向からやって来るかで、「松山にようこそ」「また松山にお越しください」と、会員は丁寧に対応する。ボランティアにも関わらず、「お接待を止めよう」「もう止めたい」という会員はこれまで1人もいないという。

英語で「少し休んでいきませんか」と声をかけるスタッフ

 近年では外国人遍路も増加している。一部会員では英会話のレッスンも受けているようになった。過去には、お遍路さんの姿をした外国人講師を招き、「お茶でもいかがですか」「ここは無料の休憩所です」など、実践的な英会話講習を行ったこともある。「国籍など関係なく、すべてのお遍路さんをサポートしたい」という会員の熱意は強い。

 会員の船田トシ子さん(80歳)は坂本屋の看板おばあちゃんとして有名。トシちゃんの愛称で親しまれており、訪れる人々を日々迎えている。幼いころから家族がお遍路さんにお接待をしていたのを見ていた。トシ子さんは自然とそのしぐさが身につき、「少し休んでおゆきなさい」「おあがりなさい」などと優しく語りかけ、お遍路さんたちの心を掴んではなさないという。

 お接待日は毎年 3~11月の土曜日と日曜日。時間は午前9時~午後3時。駐車場は坂本屋正面に4、5台ある。

インバウンド対応に、テレビ電話・多言語通訳 (サムライレンタカー×スマイルコール)

2018年6月11日(月) 配信

インバウンド向けにサービスを展開する「サムライレンタカー」が、テレビ電話による多言語通訳サービスを一部店舗で導入した

訪日外国人旅行者(インバウンド)向けのレンタカーサービス・サムライレンタカー(運営=エクシア、塚田裕二代表)はこのほど、成田空港店と新千歳空港店にテレビ電話による多言語通訳(スマイルコール)を導入した。インデンコンサルティング社が提供するもので、英語と中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の5言語に対応する。貸渡時の完全無人化を実現する事業者が表れるなど、インバウンド需要の高まりを受け、競争が激化している。各社独自の仕組みを取り入れることで、差別化をはかる構えだ。

 サムライレンタカーはすでに、中国語と英語に対応するインバウンド向け予約サイトを運営していたが、実店舗での事故・トラブル対応で多言語通訳の必要性を痛感したという。スマイルコールを導入することで、365日・24時間による多言語対応が可能となるため、店舗スタッフの負担軽減にも期待を寄せる。

 スマイルコールはこれまで、大手百貨店や鉄道事業者、自治体、ホテルなどさまざまな施設で利用されてきた実績を持つ。特徴は、申し込みから利用までに時間がかからないこと。スマートフォン端末向けのアプリケーションを用いるため、設備の投資・設置に掛かる手間を省くことができるため、最短3営業日でサービスを利用できるようになる。

クイズに答えて宮古島に行こう! 6月20日(水)から応募受付

2018年6月11日(月) 配信

2015年1月に開通した伊良部大橋からの絶景

宮古島の海から採れる「雪塩」や塩製品の製造販売と国内外の塩を扱う専門店「塩屋(まーすやー)」を展開するパラダイスプラン(沖縄県宮古島市)は、2018年6月20日(水)から9月17日(月)の期間中、公式Webサイトで「クイズに答えて宮古島に行こうキャンペーン2018」を実施する。

 簡単なクイズに答えるだけで宮古島旅行など豪華景品が抽選で計152人に当たる。宮古島は2015年1月に開通した伊良部大橋など話題が多く、2017年度の観光客数が過去最高の約100万人を記録。リピーター客が多いのも宮古島旅行の特徴だ。2004年から実施している当キャンペーンも、宮古島の注目度と比例して年々応募総数が増加している。

キャンペーン概要

<クイズの問題>

海をそのままお塩にした雪塩のふるさとは?「○○島」○○に当てはまる漢字2文字

<賞品>

・宮古島に行こう遊ぼう賞…ペア2組4人

 ※2泊3日航空券&宿泊券

 (オプションでレンタカー1日乗り放題もしくはシュノーケリング体験もしくはゴルフ)

・宮古島に泊まって遊ぼう賞…ペア1組2人

 ※2泊3日宿泊券(オプションでゴルフ付き)

・宮古島に泊まろう賞…ペア3組6人

・宮古島の泡盛飲み比べセット…20人(6社の蔵元のセット)

・宮古島の特産品セット…10人(詰め合わせ)

・雪塩ふわわ賞…10人(6種類の雪塩ふわわのセット)

・ダブルチャンス賞…100人(雪塩、雪塩ちんすこう、雪塩ふぃなん、雪塩ぶっしぇのうち、いずれか1品)

<応募期間>

2018年6月20日(水)~9月17日(月) ※当日消印有効

<応募方法>

公式サイトまたは郵便ハガキ(または専用の応募ハガキ)に、(1)クイズの答え(2)氏名(ふりがな)(3)郵便番号・住所(4)電話番号(5)年齢(6)性別を記入し、〒906-0015 沖縄県宮古島市平良字久貝870-1、株式会社パラダイスプラン「宮古島に行こう!キャンペーン2018」係あてに送付

<応募サイト>下のサイトから

<応募ハガキ設置場所>

「塩屋」全店、「宮古島の雪塩」全店、「島の駅みやこ」、沖縄本島、宮古島市の土産物店約500店ほか

<当選発表>

2018年10月5日(金)に抽選、公式サイトにて発表。

※ダブルチャンス賞は発送にて。各賞の指定および、ホテルの指定は不可。一部、利用不可の空港あり。

<主催>

「クイズに答えて宮古島に行こう!キャンペーン2018」実行委員会

塩屋(まーすやー)について

パラダイスプランの雪塩、その関連商品だけでなく、国内外の塩を約400種類揃える塩専門店。オリジナル商品「合わせ塩」は約60種類。そのほか、塩菓子や塩だしなども扱う。

<沖縄県内 5店舗> 石垣店、宮古店、国際通り店、平和通り店、松尾店

<沖縄県外 3店舗> 東京ソラマチ店、麻布十番店、なんばパークス店

北区内の中小企業の魅力を外国人旅行客に紹介、サイト内でコラム掲載

2018年6月11日(月) 配信

18年度は、観光ルートの提案や、体験型コンテンツの紹介等、内容の拡充をはかる予定(コラムトップページイメージ)

東京商工会議所北支部はこのほど、北区内の中小企業の魅力を外国人旅行客に紹介するサイト「Tokyo North」に東洋大学の学生が作成した27 の店舗・観光スポットを紹介する新たなコラム「Columns about Tokyo Kita-ku」を立ち上げた。 

 コラム記事は、17年度に東洋大学が新設した国際観光学部の学生が実際に北区内を歩き作成。北区を6つのエリアに分け、「食べ歩きが楽しめる十条」、「東十条街歩き」、「魅力の詰まった王子で日本を堪能しよう」、「温かみの感じられる田端・駒込」、「観光スポット+商店で楽しむ西ヶ原」、「昔懐かしい日本の下町、霜降銀座」のテーマのもと、各エリアにつき4~5つの店舗や公園などの施設を紹介している。各コラムでは、スポット名称や所在地、営業時間等の基本情報のほか、学生が実際に訪問した際に感じた見どころも掲載する。
 
 外国人旅行客向けサイト「Tokyo North」は、地域でインバウンド需要を取り込むことを目的に17 年3月に開設。飲食と買い物、体験のカテゴリーごとに店舗を検索することができ、スマートフォンにも対応可能。利用可能言語は、英語と中国語(繁体字、簡体字)、日本語の3 カ国語。サイトオープン時は、飲食店、鮮魚店、製麺所など29 社の事業所を掲載し、今回の連携により計50 カ所を超える観光スポットを掲載するサイトになった。東京商工会議所北支部は同サイトを通じ北区の情報を内外の旅行者へ広く発信し、「外国人が楽しめる地域」として認知されていくことを期待している。

「街のデッサン(206)」リブラリア・レロの創造価値とは 「美の文化観光の時代」

2018年6月11日(月) 配信

天国の階段からは居並ぶ書籍が覗き見える

 リベルダーデ広場から、坂道をゆっくりと登っていく。両サイドに個性的なレストランやブティック、スポーツショップが並ぶ繁華な商店街が連なっている。ポルトガルで一番の高さのある尖塔を持つバロック様式のグレリゴス教会を仰ぎ見て、右側にさらに坂道を上り詰めていくと、小さな公園が開けていてその前の商店の一画に人々が並んでいる。ああこれだと思った。開店は10時からだと聞いていたが、すでに観光客や学生らしき若者たちが列を作っているのだ。その店に入るのには、なんと入場券を4ユーロ(約500円)で購入しなければならない。2軒先にチケット売り場があって、先頭はすでにその売り場に突入している。噂に聞いていたが、「世界一美しい本屋」が、こんなに人気のある店とは驚いた。

 ポルトガル国家の語源となり、エンリケ航海王子によってこの港を出港した船団が北アフリカの街々を攻略する大航海時代を先駆けた、ポートワインの発祥の地、ポルト。フランスから移植されたブドウの樹々が芳醇な果実を実らせるドウロ川の水源となる山村一帯から、その川の流れによって運び出されて河口の工場で醸造されたものが甘美な味わいを持つポートワインである。川岸の工場地帯からドウロ川の両サイドの丘陵に拓けた街も美しい景観を造形している。それらの美しく計り知れない価値を秘めたポルトのランドスケープを眺めていると、頷けることがある。大航海時代が終焉し、世界の数々の財宝を略奪してきたというイベリア半島の国々は、スペインもポルトガルも近代において長い沈滞の時代を過ごした。しかし、内に秘めた財宝とその陰に隠れて運ばれてきた世界中の文化は、ワインのように再発酵するのではないか、そしてそれがファッションやデザイン、文学のような美の世界で、沸々と芳香を放ち始めていると。

 いま世界中で噂になり、一度は行ってみたいと願望を誘うのはその美の芳香を放つ「リブラリア・レロ」である。私がポルトガルを訪れた理由の2つは、リスボンのファドを聞くこと、そして2つ目がこのレロ書店でお店と本たちを眺めることであった。レロ書店は1881年に創業された古い歴史を持つ。現在の店の原型をデザインしたのはフランスのデザイナー・エステーヴで、ネオゴシック様式の重厚な趣を持っている。1994年、倒産の危機にあったが、文化投資家アンテーロ・ブラーガらによって再生された。レロ書店の存在は、デジタル時代の文化観光に美しい光を投げかけている。

(エッセイスト 望月 照彦)

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

茨城のデートスポットをめぐるWeb動画公開 いばキラTV

2018年6月11日(月) 配信 

キービジュアル

茨城県が運営するインターネット動画サイト「いばキラTV(ティービー)」は、茨城県の知られてない魅力を多くの人に知ってもらうため、新たなWeb動画「いいとこいっぱい、いばらき」を2018年6月8日(金)に公開した。

 動画は、出演者のSeventeenモデル・マーシュ彩さんとPopteenモデル・バンダリ亜砂也さんが茨城県のデートスポットをめぐり、知られてない茨城の魅力を紹介する。ナレーションには、数々の人気番組のナレーションを務めてきた若本規夫さんが担当する。

 久しぶりの共演となる2人の待ち合わせ場所は、茨城県の中心駅でもあるJR水戸駅。1日平均乗車人数約3万人を誇るターミナル駅から、デートはスタートする。茨城県が年間生産量全国1位のメロンを使ったスイーツのほか、恋人の聖地にも認定されている袋田の滝、高さ日本一のバンジージャンプが楽しめる竜神大吊橋など各所を巡る。

デートで訪れた、茨城県の魅力はこちら!

ロックフェスでも大人気!

生産量日本一のメロンを使った「メロンまるごとクリームソーダ」(水戸市)

メロンまるごとクリームソーダ

 知る人ぞ知る「食の宝庫」である茨城県。有名な納豆のほかにも、肉や野菜、魚など全国有数の生産量を誇るものが数多くある。北海道のイメージが強いメロンも、年間生産量全国1位は茨城県。水戸市のダイニングバー「酒趣(しゅしゅ)」ではメロンを使った贅沢なスイーツ「メロンまるごとクリームソーダ」が食べられる。くり抜いたメロンにソーダを注ぎ、アイスをトッピングしたインパクト抜群な見た目となっている。

恋人の聖地にも認定!日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」(大子町)

袋田の滝

 大子町にあり日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」は、高さ120㍍・幅73㍍の大きさを誇り、大岩壁を四段に流れることから別名「四度の滝」とも呼ばれる。プロポーズにふさわしいロマンティックなスポットとして「恋人の聖地」にも選定された、茨城県を代表するデートスポット。

「竜神大吊橋」で行う、高さ100㍍ 日本一のバンジージャンプ!(常陸太田市)

竜神大吊橋

 竜神峡に広がる渓谷にある竜神ダムの上にかけられ、歩行者専用の橋として日本最大級の長さ(375㍍)を誇る「竜神大吊橋」。ダム湖面からの高さは100㍍、橋の上からの眺めは絶景で、四季折々のパノラマが広がる。その竜神大吊橋で高さ日本一のバンジージャンプを体験でき、毎年1万人以上のジャンパーが恐怖を克服するために挑んでいる。

「いいとこいっぱい、いばらき」:

いばキラTVについて

 全国で唯一民放県域テレビ局がない茨城県が、地域情報を動画で発信しようと2012年10月に開局したインターネット動画サイト。視聴者層の3分の1を10~20歳代が占めるなど、行政が開設する動画サイトとしては異例の若年層に広く情報が届く広報媒体となっている。

 開局から5年半でYouTubeでの公開動画数1万本以上、視聴数累計4,700万回以上、チャンネル登録者数7万5千人超となり、都道府県が運営する動画サイトとして動画掲載本数、総再生回数、チャンネル登録者数ともに3年連続「日本一」(※1)となった。

※1 YouTubeを活用した各都道府県が運営する動画サイト内での順位

(2016年2月、2017年4月、2018年4月茨城県プロモーション戦略チーム調べ)

「いばキラTV」ウェブサイト:

YouTube いばキラTVチャンネル: