安栄観光、星野リゾート宿泊と往復乗船券付プラン販売再開 沖縄県在住者限定「おきなわ彩発見キャンペーン」

2020年6月26日(金) 配信

高速船ぱいじま2(安栄観光提供)
 石垣島発着の定期船を運航する安栄観光(森田安高社長、沖縄県石垣市)は6月26日(金)朝から、沖縄県在住者向けの県内旅行助成事業「おきなわ彩発見キャンペーン」の対象プランの売り出しを再開した。
 

 竹富島や西表島などにある星野リゾートの宿泊と往復乗船券(約1000~3000円)がセットになったオリジナルプランで、ホテルによって朝食または朝・夕食が付く。

 
 同事業は、沖縄県が新型コロナウィルス感染拡大による影響で落ち込んだ旅行需要の早期回復をはかるのを目的に実施。県在住者向けに、県内の宿泊旅行商品の代金を1人最大1万5000円を補助する。
 
 補助金適用後の旅行代金は、星のや竹富島が1人2万574円(1泊朝食付・2人1室利用)から5万6148円(1泊朝食付・1人1室利用)、リゾナーレ小浜島は1人1万5000円(1泊2食付、1〜4人1室利用)、西表島ホテルは1人1万円(1泊2食付、1〜4人1室利用)で普段と比べて割安な価格設定となっている。
 
 これらのプランは、同社が7月22日(月)から販売を開始したところ反響が大きく、数日で補助金上限に達したため、販売を一時中断していた。今回、沖縄県から予算の再配分が行われ、再び販売を始めることとなった。
 
 予約受付は、石垣港離島ターミナル内の店頭と電話(0980-83-0055)で行い、予算が上限に達した時点で販売終了となる。

星野リゾート 星のや竹富島(1日1室限定)

星のや竹富島・集落全景 (星野リゾート提供)
 
プラン内容:1泊朝食(ガジョーニダブル59平方㍍)、石垣島―竹富島の乗船券付き
料金:大人1人当たり2万0574円(2人1室利用) ※補助なし3万5574円、大人1人当たり5万6148円 (1人1室利用)※補助なし7万1148円
設定期間:7月1~30日宿泊(除外日:7月22~24日宿泊)
 

星野リゾート リゾナーレ小浜島

プラン内容:1泊2食(スーペリアスイート53平方㍍、大人1~4人1室利用同価格)、石垣島―小浜島間の往復乗船券付き
料金:大人1人当たり1万5000円※補助なし3万円、小人1人当たり1万1000円 ※補助なし2万1000円
設定期間:7月1~22日宿泊
 

星野リゾート 西表島ホテル

プラン内容:1泊2食(スーペリアツイン42平方㍍、大人1~4人1室利用同価格)、石垣島―西表島間の往復乗船券付き
料金:大人1人当たり1万円※補助なし2万円、小人1名当たり9000円※補助なし1万4000円
設定期間:7月1~22日・26~30日宿泊

「道の駅足柄・金太郎のふるさと」がオープン 神奈川県内では5年ぶりの登録

2020年6月25日(木) 配信

「道の駅足柄・金太郎のふるさと」外観

 神奈川県南足柄市に6月26日(金)、「道の駅足柄・金太郎のふるさと」がオープンする。道の駅の運営などを手掛けるTTC(河越康行代表取締役)が指定管理者として運営を担う。神奈川県内では5年ぶりの登録となる。

 「足柄のおいしさあなたに伝えたい」との思いを込め、県西地域の多彩な魅力を発信。南足柄市と箱根町をつなぐ県道完成後には、箱根への新しい東の玄関口としてにぎわいを創出する。

 物販エリアでは、184人の生産者による農産物や、加工品などが並ぶ。TCCが立ち上げた足柄茶のブランド「金茶郎」など2ブランドの道の駅限定商品も多数用意した。

 エリア内農産物直売所では、地元生産者が育てた野菜や、果物などを販売。生産者の顔を掲示することで、消費者に安心・安全を届けるとともに、生産者個人のファンを生み出していく。

農産物直売所

 “足柄ゴハンを食べに行こう”がコンセプトの「ふるさとゴハン食堂」では、「やまゆりポーク」や「かながわ鶏」などを使用した創作グルメなどを取りそろえる。「おすすめは、足柄牛ガーリックステーキプレートと、相州牛 ウニとろ牛めしです」(担当者)。また、足柄茶を使用した茶そばなども味わえる。

相州牛 ウニとろ牛めし

JATA、新任の池畑理事・事務局長があいさつ 「みんなの力を合わせ闘っていく」

2020年6月25日(木) 配信

新たに就任した池畑孝治理事・事務局長

 日本旅行業協会(JATA)は6月25日(木)、東京都内の本部で定例会見を開き、新たに理事・事務局長に就任した池畑孝治氏があいさつした。池畑氏は今後の事務局運営について「会員のための協会。みんなの力を合わせ闘っていく」と力強く語った。

 今年1月にJATAの調査役に就任し、「この半年で会員のための協会とつくづく実感した」と振り返った。そのうえで、今後の自らの役目について「理事会で決議されたことを遂行していく責任者。(執行者など)81人のベクトルを合わせて、決められたことを粛々を進めていくことが事務局の仕事だと思っている。メンバーは変わったが、職員一丸となって取り組んでいく」と方針を示した。

 8月初旬の開始を目指している国内旅行需要喚起策「Go Toキャンペーン」において、JATAの役割は「“公平・公正”に、感染を拡大させない、“安心・安全”の3つの条件をしっかり守っていく」と語った。そのうえで「全産業が一致団結し、お客様に喜んでもらえるような新たな旅行を案内していきたい」と力を込めた。

 また、国際旅行の再開に向けた仕組み作りについて、各国が作成する自国用のガイドラインと、外国人受け入れ用のガイドラインを調査していると明かした。「それを持ち寄りながら、相手国と互いに交わし合うガイドラインを作る準備を始めている」と述べた。

 KNT-CTホールディングス出身の池畑氏は、近畿日本ツーリスト(当時)入社後、東京・銀座の海外旅行支店に配属。その後、新宿法人旅行支店ではMICEやスポーツイベントなどを担当してきた。

 2010年にJATAの関東支部副支部長に就任後、関東支部長、本部の海外旅行推進員、ツーリズムEXPOジャパン実行委員を歴任。16~19年にはKNT-CTで取締役グループ事業推進本部長などを務め、今年1月、再びJATAに戻った。

 18年間勤務した東京・銀座の海外旅行支店で越智良典前理事・事務局長は、池畑氏の7年先輩に当たる。JATAでも再び先輩となった越智氏を「憧れの先輩」と語り、「学び、がんばっていかなければならない」と決意を新たにした。

池畑孝治氏(いけはた・こうじ)略歴

 1958年生まれ。82年近畿日本ツーリスト入社。2008年海外旅行部部長、10年執行役員イベントコンベンションコングレス事業本部カンパニー長、14年KNT-CTホールディングス執行役員海外旅行部長、15年近畿日本ツーリスト取締役、18年KNT-CTホールディングス取締役グループ事業推進本部長、20年1月JATA調査役、同年6月から理事・事務局長、ジャタ取締役

出張手配にかかる時間は平均1時間以上 マイナビBTMが「出張実態調査」を発表

2020年6月25日(木)配信

 マイナビ(中川信行社長、東京都千代田区)が運営する法人向け出張手配・管理サービス「マイナビBTM」はこのほど、2019年の1年間に宿泊を伴う出張に行った約500人を対象とした「出張実態調査」の結果を発表した。「紙の出張申請書」を使っている人は全体の約4割、1回の出張手配にかかる合計時間の平均は62分だった。

 出張申請を行う場合、主に使っているツールは「出張申請書(紙面)」が41.0%と最も多かった。次いで「出張申請書(電子データ)」が25.2%と、出張申請書を使って申請を行っている人は合計66.2%だった。一方「ワークフローシステムや経費精算システムなど」を利用している人はわずか13.8%だった。1回の出張手配(ホテル、航空券、新幹線等の予約すべて)にかかる時間は平均62.2分。16.5%もの人が2時間以上かかったと答えた。

 出張業務で特に面倒なことは「ホテルの手配」が最も多く、56.6%。次いで「航空券・新幹線など、交通機関の手配」が46.0%となった。約半数の人が、ホテルの手配を面倒だと感じている。出張業務で会社に対して改善して欲しいことのトップ3は、面倒だと声の挙がった2項目に加えて、「出張費の精算業務」が続いた。

 調査はマイナビニュース会員507人を対象に、2020年2月3日(月)~7日(金)にWEBアンケート形式で実施した。

【北海道】日本遺産「炭鉄港カード」を配布 23種コンプリートでプレゼントも

2020年6月25日(木)配信

カードの配布場所などは「空知総合振興局 炭鉄港カード」で検索

 2018(平成30)年度に文化庁が認定した日本遺産「本邦国策を北海道に観よ!~北の産業革命『炭鉄港』~」の魅力を伝える取り組みとして、炭鉄港推進協議会(事務局:赤平市、北海道空知総合振興局)は6月19日(金)から、「炭鉄港カード」23種類の配布とコンプリートキャンペーンを開始した。

 カードは赤平、小樽、室蘭など炭鉄港に関する構成遺産をもつ12の市町にある観光施設や道の駅などで23種類を、2021年3月末まで配布(各カードは3千部でなくなり次第終了)している。9月30日(水)までは、23種をすべてを集めた先着100人に「コンプリートカード」「特製カードホルダー」「炭鉄港オリジナルポスター」の3点をプレゼントするコンプリートキャンペーンも実施している。

 炭鉄港とは、空知の「石炭」、室蘭の「鉄鋼」、小樽の「港湾」、そしてそれらをつなぐ「鉄道」を舞台に繰り広げられた北海道近代化の礎となった歴史・産業遺産の物語だ。当時の繁栄の足跡は、空知の炭鉱遺産、室蘭の工場景観、小樽の港湾そして各地の鉄道施設など、見る者を圧倒する本物の産業景観として今でも数多く残っている。

SDGsを啓発する取り組みを動画で解説 日本旅行

2020年6月25日(木) 配信

日本旅行SDGs ロゴ

 日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)はこのほど、SGDs(持続可能な開発目標)の取り組みについての解説動画を公開した。今後は、解説動画の制作ツールを提供するsimpleshow Japan(大久保紀章社長、東京都港区)とともに、SGDsの普及啓発を行っていく。

 解説動画では、同社の取り組みである教育分野と連携した地域活性化、訪日観光客の受入整備について解説する。

 今年7月にはまた新しい動画を配信する予定。

 同社は「人、風景、文化が共生するサステナブルな事業運営に向けて、シンプルで分かりやすいSGDsの取組みを推進していく」とした。

旅と学びの協議会キックオフイベント 「旅と学びと幸せ」の関係性を探る

2020年6月25日(木) 配信 

旅と学びの協議会、第1回勉強会 キャプチャより

 旅と学びの協議会(代表理事=出口治明氏・立命館アジア太平洋大学学長)は6月23日(火)、キックオフイベントを兼ねた第1回勉強会をオンラインで開催した。「ホモサピエンス20万年にわたる移動の歴史からみる『旅と学びと幸せ』の関係性」をテーマに有識者がディスカッションを行った。

 同協議会はANAホールディングスが6月5日(金)に設立。「旅先で学習することの科学的根拠を検証する」ことを目的とする。

 理事は東京学芸大学大学院准教授の小宮山利恵子氏。アドバイザーに、前野隆司氏(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)、鮫島卓氏(駒沢女子大学観光文化学類准教授)を迎える。

 第1部は出口代表理事が、「ホモサピエンス20万年の歴史で、彼らは19万年かけて移動し、世界中に散らばった。人間の本質は旅ではないかと考え、そこを起点に協議会を始めたら面白いのではないかと思い代表理事を引き受けた」と語った。

 第2部の基調講演では同氏が「タテヨコ算数」ですべての問題は成り立つと主張する。「タテは『昔の人はどう考えたか』。ヨコは『世界の人はどう考えているか』。この2つの視点から考えたうえで、明確なエビデンス(根拠)を得られれば答えが導き出せる」と力を込めた。

 その後、有識者4人でパネルディスカッションが行われ、「旅と学びの関係性」と「ニューノーマル時代のオンラインとリアルの学びはこれからどうなっていくか」をテーマに各人が意見を述べた。

 今後の方針として「現代版『かわいい子には旅をさせよ』を叶えるために、協議会で検証した旅と学びと幸せの相互関係を、小中高生の教育に組み込めることを目標とする」(津田佳明氏、同協議会事務局)考えだ。

【福島県】観光学科の指導職員を募集、7月20日(月)まで

2020年6月25日(木)配信

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 福島県は県立テクノアカデミー観光プロデュース学科で、学生を指導する福島県職員(職業訓練指導員「観光」)を全国から募集している。受験申込の受付は7月20日(水)まで。

 受験資格は、1979年4月2日以降の生まれで、「大学(観光、経済、経営、社会、外国語、地理、情報または食品に関する課程)修了後、観光関連業務の実務経験を5年以上有する者」など。採用は来年4月からで、3人程度を募集している。1次試験は福島市内で7月30日(木)に実施する。

 県立テクノアカデミーは、職業能力開発促進法に基づく職業能力開発短期大学校と職業能力開発校を併せ持つ、公共職業能力開発施設。観光プロデュース学科では、地域の観光産業を総合的にプロデュースできる人材を育成し、観光業界をはじめサービス産業に関わる幅広い分野での就職を目指している。

令和2年度福島県職員採用選考予備試験(漆工芸に関する技術職、工業デザインに関...
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/01125c/senko2-3.html
令和2年度福島県職員採用選考予備試験(漆工芸に関する技術職、工業デザインに関する技術職、職業訓練指導員)を実施します

朝ドラ「なつぞら」アニメーター・刈谷仁美氏を起用 北九州市、移住促進PRポスターを刷新

2020年6月25日(木) 配信 

北九州市移住促進PRポスター

 福岡県北九州市はこのほど、NHK連続テレビ小説「なつぞら」のオープニングアニメーションの作画を担当した刈谷仁美氏とのコラボレーションで、移住促進PRポスターを刷新した。

 刈谷氏が実際に市内を訪問し、印象に残ったスポットをイメージして作画した。テーマは「夢を叶えるなら」、「子育てするなら」、「ずっと住むなら」――の3つ。

 同市は「刈谷氏のどこか懐かしさを感じる絵のタッチが、北九州市の『角打ち』文化を表現するのにぴったりだと思った。また、幅広い年齢層に受け入れられる温かみのある絵は、PRポスターとして相応しいものになった」とした。

 北九州市の定住・移住ポータルサイト「北九州ライフ」では、イラスト制作にまつわる同氏のインタビュー記事を配信している。

上質な食事を屋形船で (船清)

2020年6月25日(木) 配信

船清が運航する屋形船「牛若丸」

 船清(東京都品川区)は、隅田川以外で初めて屋形船の営業を始めた。一期一会をキーワードに、利用客とスタッフ間をはじめ、利用客同士のコミュニケーション促進に力を入れている。

 同社の乗船場は東京都品川区に位置する。最寄り駅のJR品川駅からは徒歩15分ほど。乗船場は同社専用のため、長時間の停泊が可能。これによって大人数の団体客にも対応できる。受付や待合所などは和をモチーフした造りが特徴だ。

 船は午後6時ごろに出港する。東京都・お台場にあるレインボーブリッジの下を通り、隅田川を北上。船頭は途中の勝どき橋や、浅草寺などの観光名所の近くを通過する際、各スポットの魅力を紹介する。

船の窓から見る隅田川の景色

 東京スカイツリーの脇に到着したときには、船を停泊させる。利用客は15分ほど船の屋根に上がり、景色を楽しめる。

デッキからの眺め

 その後、来た道を戻り、お台場の海岸から100㍍ほどの場所まで進行する。ここでは、フジテレビや、お台場海浜公園などを、船ならではの海面に近い角度から楽しめる。5分間の停泊時間のほか、前後10分ほどでは屋根の上が開放される。

 料理にも力を入れている。天ぷらなどの調理を船長が行う。このため、従業員には約5年、調理の修業期間を設けている。また、肉料理など鮮度を維持しやすい料理は、調理のみ行う料理人が用意する。

提供する料理の一例

 利用客からは「『屋形船で、こんなに質の高い料理が食べられると思わなかった』などの声が届く」(伊東女将)と自信を見せる。