JTB旅ホ連京都など 京都市に桜を寄贈 市美術館で植樹式開く

2020年11月12日(木) 配信

岩井一路支部長(左から3人目)と森口浩紀会長(左から5人目)、門川大作市長(右から3人目)ら

 JTB協定旅館ホテル連盟京都支部(岩井一路支部長)とJTB京都観光誘致協議会(森口浩紀会長)はこのほど、京都市京セラ美術館(京都市左京区)の今春リニューアルオープンを記念し、京都市に桜を寄贈した。

 桜の寄贈・植樹は、地域貢献事業の一環として2012年から実施し、これまでJR京都駅前塩小路通りと同志社大学の新島旧邸、天橋立駅前、二条城、琵琶湖疏水記念館で行っている。

 今回は、同美術館の日本庭園に面した建物西側の岡崎通り沿いに、ヤマザクラ9本を植樹した。

 10月26日には同美術館で門川大作市長らが出席し、植樹式が行われた。

 式典で岩井支部長は「JTB創立100周年の8年前に事業を始めた。22年3月には創立110周年の節目を控え、同年には文化庁が京都府に移転する。現在はコロナ禍で観光業界は苦しんでいるが、なんとか復活に向けてがんばっていきたい」と述べた。

 門川市長は「JTBあっての京都観光でもある」と謝意を示したうえで、「新型コロナで観光客は蒸発してしまったが、京都の観光はさまざまな課題を乗り越えて発展してきた。新しい京都ならではの観光をつくっていきたい」と力を込めた。

 感謝状の授与も行われ、門川市長から岩井支部長と森口会長に対し、それぞれ感謝状が手渡された。

おやつカンパニー リトルおやつタウン 大阪・難波に開業

2020年11月12日(木) 配信

(左から)DJ-KOOさん、松田好旦社長、溝畑宏理事長、プリンセス天功さん

 全国的に知られた「おやつカンパニー」(松田好旦社長、三重県津市)の人気商品、ベビースターラーメンの都市型テーマパーク「リトルおやつタウンNamba」が10月31日、大阪・難波にある複合商業施設「なんばパークス」7階にオープンした。昨年7月、津市に開業した工場一体型テーマパーク「おやつタウン」に続く同社2カ所目のテーマパークとなる。

 延べ床面積約1300平方㍍のパーク内には、自分好みのオリジナルベビースターを作ることができる体験エリア「ホシオくんキッチン」や、手作りスイーツやフードメニューが味わえる「スイーツパーク」、デジタルとアナログが融合した体感型アミューズメント「おやつパーク」、ここでしか買えないベビースターを取りそろえた「おやつマルシェ」など、子供から大人まで、幅広い世代が楽しめるコンテンツが勢ぞろい。ベビースターを使ったカレーパンを販売するデリや、ベビースターラーメンの調理実演が見学できるファクトリーも備わる。

 10月29日に行われた発表会で、松田社長は「オリジナルベビースター作りや、最新のデジタル技術を取り入れたアミューズメント、スイーツビュッフェなど、家族連れはもちろん、若い世代にも楽しんでいただける内容となっている」とアピール。初年度60万人、3カ年で延べ212万人の集客を目指しており、「大阪の観光発展にも貢献していきたい」と抱負を述べた。

 来賓で招かれた大阪観光局の溝畑宏理事長は「いずれインバウンドも回復してくる。そのときに日本のおやつは重要な要素の1つになる。将来、外国人観光客にも喜んでもらえる施設となるよう、応援していきたい」と期待を寄せた。

 発表会には、TRFのリーダーを務めるDJ KOOさんとイリュージョニストのプリンセス天功さんもゲスト参加し、会場を盛り上げた。

 同パークの営業時間は午前11時―午後9時まで。営業日は、なんばパークスに準ずる。入園は無料。体験メニューは636円から。「おやつパーク」利用料は30分727円、60分1091円、フリー(平日のみ)1364円。スイーツビュッフェは平日が大人1480円、子供880円。休日は大人1800円、子供1200円。価格はすべて税別。

MaaSには「誰1人取り残さない」という価値観が問われている (筑波大学 石田東生名誉教授・特命教授)

2020年11月12日(木) 配信

誰もが参画しやすい基盤を

筑波大学 名誉教授・特命教授
石田東生(はるお)氏

 

 地域住民や旅行者個々の移動ニーズに合わせ、複数の公共交通や移動サービスを組み合わせ、検索・予約・決済などを一括で行う「MaaS」。観光などさまざまな分野の連携により、地域の課題解決がはかれると期待されている。筑波大学名誉教授・特命教授の石田東生氏に観光との関係や実装に向けた課題を聞いた。

 

 

 2018年6月15日に発表した「未来投資戦略2018―『Society5.0』『データ駆動型社会』への変革―」のなかで初めて「MaaS」について触れられ、国の施策としての取り組みが始まりました。そこでは、「地域の公共交通と物流について、オープンデータを利用した情報提供や経路検索の充実、自動走行など新技術の活用、過疎地域での貨客混載など多様な分野との施策連携により、都市と地域の利用者ニーズに即した新しいモビリティサービスのモデルを構築する」ことが掲げられました。

 翌年、経済産業省と国土交通省が、「スマートモビリティチャレンジ」プロジェクトを立ち上げ、今年度までに北海道の十勝地域など52地域・事業の実証実験を支援しています。

 福井県・永平寺町では、高齢者など移動弱者の移動手段の確保のため、自動走行の実用化に向けた実証実験を進めているほか、課題となっている交通・物流事業者らの不足に対し、異なる輸送交通プラットフォームを連結させた新しいモビリティサービスの構築を進めています。

 また、同時に立ち上げられた協議会には、全国の自治体や交通事業者ら257団体が参画し、情報交換や課題共有などがはかられています。

 「観光MaaS」は、日本で生まれた仕組みです。ヨーロッパで既に浸透していた「MaaS」を日本に導入するにあたり生み出された、「日本らしい」概念です。このころ大幅に増加していた外国人旅行者の言語問題の解決と、厳しい環境にある中山間地域の交通事業者や観光事業者などを連携させ地域経済を活性化させることを目的に、「観光」が重要視されました。

 現時点で最大のMaaSシステムだと思うのは、全日本空輸(ANA)や、日本航空(JAL)の既存の予約ネットワークシステムです。飛行機の予約と連動して、ホテルやレンタカーも同時に1サイトで予約、決済できます。両社とも全国をしっかりと網羅している点が優れていますが、現在はこれにとどまらず、観光地へのアプローチも積極的に検討しています。

 一方で、各地で実証実験が進むMaaSですが、2つの課題が出てきていると私は思います。

 1つは、アプリが乱立していることです。ただこの問題は、より優れたシステムに集約されて行くと考えているので解決は時間の問題だと思っています。

 もう一つの課題は、アプリを導入したり、データ連携をしたりすることがMaaSだと思う風潮があることです。

 MaaSには、「社会的包摂」といって、「誰1人取り残さない」という価値観が問われています。人と人のつながりを希薄にしては、本当のニーズを見落としてしまうことにもなりかねません。ここがMaaSの難しいところです。

 観光業関係は小規模な施設が多いので、交通事業者だけではなく、温泉宿や行政など、しっかりと核となって動くプレーヤーと、地域全体であり方を考えられる制度も必要だと思っています。人間関係を大切にし、誰もが参画しやすい基盤を整えることが大切なのです。 

 この点をうまく抑えているのが、北海道帯広市にある十勝バスです。同社はバス路線沿線住民の声を丁寧に集め、業務改革を行い、乗客を増やしました。このような視点もMaaSでは必要になります。

(構成=後藤文昭)

【出番です】羽田 昭彦さん(松江観光協会 観光プロデューサー)「人脈生かし 交流イベント開く」

2020年11月12日(木) 配信

松江観光協会 観光プロデューサー
羽田(はだ) 昭彦さん

 島根県松江市で生まれ、高校卒業まで地元で過ごす。大学進学のため上京し、卒業後は大手出版社・文藝春秋に入社した。「週刊文春」「文藝春秋」両誌で副編集長、現在は廃刊になったが「コミックビンゴ」で編集長を務めるなど活躍した。

 同社で現役だった今から5年以上前、松江の大先輩から「観光プロデューサーという仕事があるけど将来どう」という話を受け、「ふるさと松江の力になれるのであれば」とすぐに手をあげた。

 松江観光協会の前任プロデューサーが退いた昨年4月、「観光プロデューサー」に就任した。

 新たな取り組みを模索するなか、文藝春秋時代に築いた人脈を生かし、松江と首都圏の交流イベントを企画した。題して、「時代を掴むトークライブくるま座」。これは、単なる講演会ではなく、講師と参加者が膝を交えコミュニケーションをはかることに重点を置いた。

「くるま座」のようす

 「首都圏とつながりを持つことで、松江の人に喜んでもらい、また松江の良さを首都圏で発信してもらうことを狙った」。

 松江出身で東京・銀座のクラブママを招いた第1回を今年3月に開催したところ好評を博し、新型コロナで小休止したが10月までに計5回開いた(オンライン開催含む)。今後は同じく松江出身で近い将来、真打昇進を果たす落語家や、大手レコード会社からCDデビューした声楽家を招く予定で、「密にならないよう内容を見直す部分もあるが、地元商工会の若手や実業家に参加してもらい新たな交流が生まれる会に進化させていきたい」と意気込む。

 協会会員に向けた月1回のメールマガジンの配信も始めた。“協会からの各種お知らせ”といった紋切り型ではなく、「読み物にしたいという思いがあった」と語るように、毎回、キーパーソンや話題の人を取材したインタビュー記事も載せている。

 昨年7月の第1号では松浦正敬・松江市長に話を聞き、最近は高校の先輩である順天堂大学医学部免疫学講座の奥村康特任教授に新型コロナウイルスへの見解を聞いた。「会員の皆さんのメールアドレスを取得し連絡網を整備する目的もあった。そのため新型コロナ関連で情報発信する際に役立った」と話す。

 今後の展開については、「明治の文豪、小泉八雲の曾孫である小泉凡さんが松江の地におられ、今も現役で活動していることは奇跡だ。近い将来、凡さんを中心にして何か文化的なことを企画できれば」と思いを描く。

KNT-CT、「メイト」「ホリデイ」が来年3月終了 個人旅行店舗138店も3分の1に 第2四半期の営業損失は231億円

2020年11月11日(水) 配信

Web上で行われた決算会見に米田昭正社長らが出席した

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長、東京都新宿区)は11月11日(水)、2021年3月期第2四半期(2020年4月1日~9月30日)の連結決算を発表した。新型コロナウイルス感染拡大による甚大な影響を受け、営業利益は2013年のKNT-CTホールディングス発足以来、最大の赤字となる231億7900万円(前年同期比265億5200万円減)の損失となった。

 売上高は158億6500万円(前年同期比92.6%減)、経常損失は157億3400万円(前年同期は33億9500万円の利益)、四半期の純損失は168億4600万円(同20億5500万円の利益)。

 21年3月期の連結業績予想は、170億円の赤字となる見通しを示した。

 業績の立て直しをはかるため、事業構造改革の内容も併せて発表した。1972年2月に販売を開始した「メイト」および「ホリデイ」ブランドの募集型企画旅行を来年3月末で終了。49年の歴史に幕を閉じる。また、全国にある近畿日本ツーリストの個人旅行店舗138店を、22年3月末までに約3分の1に縮小。同団体旅行支店も同時期までに95支店から約70支店に集約することも明らかになった。

 また、近畿日本ツーリスト地域会社を合併するとともに、35歳以上の従業員を対象に希望退職を募る。

 Webで行われた会見で米田昭正社長は「事業構造を抜本的に見直し、より専門性、収益性の高い分野に事業を集中することが必要と判断した」と語った。

東京スカイツリーが1位に 冬の夜景絶景ランキング発表、じゃらん

2020年11月11日(水)配信

「じゃらん」きらめく夜景絶景ランキングの調査結果

 リクルートライフスタイル(淺野健社長)が企画・編集する旅行情報誌「じゃらん」は11月11日(水)、「夜景絶景」に関するアンケート結果を発表した。冬に行ってみたい「きらめく夜景絶景」ランキングでは、東京スカイツリーが1位に選ばれた。定番の人気スポットが上位を占める結果となった。

 2位は「あべのハルカス展望台 ハルカス300」(大阪府)、3位は「横浜ランドマークタワー 69階展望フロア スカイガーデン」(神奈川県)、4位は「東京タワー」(東京都)、5位は「渋谷スクランブルスクエア SHIBUYA SKY」(東京都)、6位は「神戸ポートタワー」(兵庫県)、7位は同率で「六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー/スカイデッキ」(東京都)と、「通天閣」(大阪府)、9位は「梅田スカイビル 空中庭園展望台」(大阪府)、10位は「JRタワー展望室 タワー・スリーエイト」(北海道)。

夜景絶景が楽しめる展望スポットやタワーへ出掛ける際の「魅力・決め手ポイント」調査結果

 このなかで、開業1周年を迎えた「渋谷スカイ」が5位にランクインし、早くも絶景スポットとして定番化しているようだ。また、スポットを選ぶ際の魅力や決め手は、高さよりも360度のパノラマ絶景が重視されている。また、各スポット・施設ごとに体験型アトラクションやスリル体験など、この冬も楽しめるイベントやツアーが企画されている。

 同調査は10月19日(月)~20日(火)までの2日間、47都道府県在住の20~50代男女を対象に、インターネットで実施した。調査方法は、同社編集部が選出した高さ100メートル以上のタワーや、展望台を中心に人気スポットからの画像選択方式。有効回答数は1059人。

シーライン東京、「いい夫婦の日」に東京湾で愛を叫ぶイベント開催

2020年11月11日(水) 配信

「東京湾の中心で愛を叫ぶ vol.7」ポスター

 シンフォニークルーズを運営するシーライン東京(斉藤博章社長、東京都港区)は11月22日(日)、「いい夫婦の日」の企画として「東京湾の中心で愛を叫ぶ vol.7 ~愛湾チュー(I want you)~」を開催する。

 普段照れくさくて言葉にできない感謝の気持ちや愛情が詰まった思いの丈を東京湾に向かって叫ぶ。毎年開催していて7回目を迎える今年は、コロナ禍での開催となり、飛沫を防止しながら叫ぶスタイルを予定している。

 イベント担当者は、「コロナ禍において2人で過ごす時間が増えた今だからこそ、団塊世代の人や子育て世代のお父さん、これから家族を目指す人などにいつも一番そばにいる人への思いを叫んでもらいたい」と話した。

イベント概要

名称:「東京湾の中心で愛を叫ぶ vol.7 ~愛湾チュー(I want you)~」

日時:2020年11月22日(日)正午~午後2:10(午前11:20ごろ各自チェックイン)

場所:シンフォニー「モデルナ」デッキ

参加者:いい夫婦の日 愛湾チュープラン申込者

金額:1人6,500円(税込)

料理:フランス料理 ラ・メールコース 1ドリンク付

特典:花束+アフタヌーンケーキセットペアチケット(5,600円相当)1組1セットプレゼント

定員:11組22人 先着順

申込方法:シンフォニー公式Webサイトか電話で受け付ける

TEL:シンフォニー予約センター 03-3798-8101(午前10:00~午後6:30)

〈旬刊旅行新聞11月11日号コラム〉地方空港 地元民にとっては“愛すべき”存在だ

2020年11月11日(水) 配信

地方空港は地元民の誇りであり、愛すべき存在だ(写真はイメージ)

 欧州各国や米国では、新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、外出自粛や都市封鎖などの措置が取られている。米国のジョンズ・ホプキンス大学によると、世界中で感染者は5000万人を突破し、死者は125万人を超えているという。

 
 コロナ禍はまもなく1年になろうとしているが、感染拡大の勢いは衰えていない。国内でも北海道で感染が拡がっている。観光業界にとっても、国を挙げた支援策Go Toキャンペーンの真只中で、一定の観光客が訪れている地域や施設もあると思うが、予算も有限である。

 
 ビジネス出張も制限されており、航空会社や鉄道会社、バス会社など運輸機関に加え、地方都市のビジネスホテルの経営も厳しい状況が続いている。当然、経済への影響も大きく、厚生労働省は新型コロナよる失業者が全国で7万人を超えたと発表した。

 

 
 コロナ禍では、公共交通機関をなるべく避けて、自家用車などでの旅行を選ぶ人が増えている。とはいえ、遠距離の移動などは、やはり航空機や鉄道などを利用する方が便利だ。

 
 成田や羽田空港といった大規模な国際空港は、行き先と出発時間を表示する電光掲示板を眺めるだけで旅情を誘われる。流ちょうな英語でのアナウンスも雰囲気を盛り上げる。

 
 国際線を利用するときは、なぜか早めに空港に到着してしまう。空港に着いたときから旅が始まっている。空港のラウンジでスーツケースに足を乗せて出国を待つ時間は、何度経験しても心が躍る。

 

 
 小林一茶の俳句の世界観のような、地方空港ののんびりとした雰囲気も好きだ。

 
 先日、あまりに暇だったので、全国の空港地図を眺めていたら、離島などを除く北陸から中部地方以西の地方空港の大多数は、一度は利用したことがあることに気づいた。飛行機を頻繁に利用する方ではないが、長年観光業界の端くれにいると、空路で各地を訪れていたのだ。

 
 一方、東北や北海道は、新千歳空港を除いて利用したことがないことが分かった。北の方面への旅は、鉄道や車、フェリーを使うことが多かったことを改めて思い出した。

 
 私の実家の近くには、北九州空港という小さな空港がある。周防灘の人工島に浮かぶ海上空港だ。

 
 福岡県内には、福岡空港という都心部からのアクセスがずば抜けて優れている大空港があるため、北九州市民も地元・北九州空港ではなく、「福岡空港を利用することが多い」と聞く。「情けない気分」にもなるが、かく言う私も何を隠そう、福岡空港をしばしば利用している。だが、北九州空港は実家から車で20分ほどの距離なので、重宝している。駐車場も広くて、安い。地方空港は地元民にとっては、愛すべき、誇れる存在だ。

 

 
 昨夏には、この北九州空港からスターフライヤーに乗って台北(桃園)へ飛んだ。小さな事務室のような簡易的な佇まいの空間で搭乗手続きを済ませ、機上の人となった。率直に言って、これから海外に行くという高揚感は皆無に等しかった。Tシャツ・短パン姿で玄関を出て、日帰りのバスツアーに参加するような気分だったが、その気軽さも悪くなかった。

 
 コロナ禍で海外渡航が難しい状況だが、早く以前のように気軽に海外を旅したいと思う日々である。

 

(編集長・増田 剛)

 

応募者全員に最大10%の割引クーポン Go To併用可で需要増狙う、Relux

2020年11月11日(水) 配信

2月1日(月)にチェックアウトする宿泊まで使える

 ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partners(ロコ・パートナーズ、村上文彦社長、東京都港区)は11月11日(水)から、応募者全員にGo  To トラベルキャンペーンと合わせて使える、最大10%OFFのクーポンを配布する「冬のおでかけキャンペーン」を行う。日本全国の旅行需要を増加させたい考え。
 
 クーポンの割引率は10%と8%、5%、3%の4種類となる。11月30日(月)までにエントリーした人にいずれかの割引券をプレゼントする。予約期限は2021年1月31日(日)まで。11月12日(木)~2021年2月1日(月)までにチェックアウトする宿泊で使える。

Go To Eat東京、デジタル食事券は抽選 紙版はハガキとスマホで

2020年11月11日(水)配信

アナログ食事券の販売店で掲出するステッカー

 Go To Eat Tokyo食事券発行共同事業体は11月10日(火)、「Go To EatキャンペーンTokyo」の食事券購入に関する詳細を発表した。アナログ食事券とデジタル食事券の2種類を発行し、購入までの流れを案内している。

 アナログ食事券は、購入する際に引換券が必要で、引換券はスマートフォンと専用ハガキから申し込みが可能。発行した引換券を販売場所で提示することで購入できる。一方のデジタル食事券は抽選で、デジタルチケット販売サービスのパスマーケットで申し込みが可能。抽選後、当選者に送られる購入案内メールから購入できる。

アナログ食事券の見本

 アナログ食事券の販売額は1セット1万円。1セットにつき、1000円券10枚と500円券5枚の合計1万2500円分に利用できる。販売予定数は300万セット。引換券の申し込み期間は11月19日(木)からで、スマートフォンは2021年1月31日(日)まで、自治体などに設置された専用ハガキからは同年1月8日(金)必着。

 アナログ食事券の販売期間は11月20日(金)~2021年1月31日(日)で、同年3月31日まで利用できる。販売場所は東京都内400~500カ所を予定。一部は東京近郊の神奈川、千葉、埼玉県内に所在する販売所を含む。

 一方、デジタル食事券の販売額は1 セット8000円。1 セットにつき、1千円券10枚の合計1万円分に利用できる。販売予定数は125万セット。1次抽選の申し込み期間は11月20日(金)~24日(火)、1次販売期間は11月27日(金)~12月4日(金)で、2021年3月31日(水)まで利用できる。申し込みはパスマーケット特設ページから。なお、2次抽選申し込み以降の詳細は公式ホームページで発表を予定している。

 そのほかの注意点として、再発行不可で2種類とも1回の購入にあたり2セットまで購入可能。食事券は同事業の登録利用店舗のみ利用できる。