空港送迎サービスで連携 楽天トラベルから二アミ―が検索可能に

2021年6月4日(金) 配信

楽天トラベル ニアミー・エアポート掲載ページ

 旅行予約サイト「楽天トラベル」と、ニアミー(髙原幸一郎社長、東京都中央区)は6月3日(金)、空港送迎サービスで連携を始めた。楽天トラベルのWebサイトで空港送迎サービスの検索ページを掲載し、販路の拡大とサービスの認知拡大をはかる。また、ニアミーのサービスを通じて利用者の移動手段の選択肢を広げるのが目的だ。

 空港送迎サービスのページでは、空港定額シャトル「ニアミー・エアポート」を掲載。

 空港―自宅・ホテル間をドアツードアで安心快適に移動できる「スマートシャトル」は、羽田空港まで片道2980円(税込み)から。3人以上でグループ割が適用され、1500円引きになる。

 ニアミーの髙原社長は、「前職では楽天に勤めていたので今回の連携は喜ばしい。電車・バスを補完する快適な『新たな移動サービス』で、地域や観光をエンパワーメントすることに貢献したい」とコメントした。

HIS、コンサル業に進出 補助金の手続きサポートで経営回復つなげる

2021年6月4日(金) 配信

同社は第1弾として6月21日(月)には説明・ワークショップを開く

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)の法人営業本部はこのほど、法人向けに日本国内の各公共機関で取り扱う補助金や助成金制度への申請を認定経営革新支援機関と金融機関と協力してサポートする、コンサルティングサービスを始めた。

 長引くコロナ禍で、事業の方向性を見直し、経営革新や再構築する必要がある企業が増えるなか、政府のさまざまな補助金制度の交付を受けるためには、多くの書類の提出などの煩雑な手続きが必要となるという。これを踏まえ、同本部は本来得られる補助金・助成金を活用してもらい、事業拡大や経営回復などにつなげてほしい考え。

 HISは6月21日に、同サービスの第1弾として、中小企業などの新分野展開や事業転換、業種転換、業態転換、事業再編などの大規模な事業再構築への支援となる「事業再構築補助金」の説明・ワークショップを開く。同補助金の申請に必要な認定経営革新等支援機関との事業計画を策定する資格を持つ講師を招き、補助金申請に必要なフォーマットの提供や申請に必要なポイントへ焦点を当てたワークショップとする。定員は100人で、料金は4万9800円(税込)。申し込みの期限は6月17日(木)。

KNT首都圏が制作協力 SDGs探究マップの第2弾「京都・奈良」発売

2021年6月4日(金) 配信

第2弾は「京都・奈良」

 近畿日本ツーリスト首都圏(KNT首都圏、大原浩社長)が制作に協力した、修学旅行のSDGs地図教材「SDGs 探究マップ」の「京都・奈良」版がこのほど、販売を始めた。3月に発売した「沖縄」に続く第2弾で、いにしえの都の歴史と地理をSDGs視点で学べる修学旅行をサポートする。

 京都・奈良は、主に首都圏などの中学校、高校が修学旅行先として選定するエリアで、日本を代表する寺社・仏閣などの歴史的建造物が数多く存在する。同教材では、京都・奈良の地理を学びながら①飛鳥・奈良・平安②秀吉から江戸末期まで③近代都市への変貌――の3層を軸に、産業や環境保全、和文化、町づくりなどの切り口から考えることで、物事を包括的にみる能力を身につけることが可能となる。

 また、SDGsの要素を解説したコメントも掲載され、それぞれの歴史的建造物がSDGsの示す17の開発目標のうち、どの目標に当てはまり、どのような役割を果たしていたかを探る観点でも編集されている。

教材の一例

 教材は、SDGsマップとワークブックがセットで、事前学習では各スポットの地理やSDGsとの関わりを学び、修学旅行で現地を訪問することでSDGsを身近に感じる旅体験を味わえる。事後学習では、ワークブックで旅行中の「気づき」などをまとめることで、SDGsへの探究をさらに深めることができる。

 購入の際は、近畿日本ツーリスト(教育旅行担当)が対応し、価格は1セット1980円(税込)となっている。

北海道・登別温泉 望楼NOGUCHI登別 15周年でNIKI Hillsとのオリジナルコラボワイン販売

2021年6月4日(金)配信

オリジナルコラボワイン「HATSUYUKI」

 北海道・登別温泉の望楼NOGUCHI登別は開業15周年を記念して、NIKI Hillsワイナリー(北海道仁木町)とコラボレーションした白ワイン「HATSUYUKI」の販売を始めた。

 2021年6月20日(日)の開業15周年を記念し、限定300本を製造した。「余市産のケルナー種を100%使った料理と相性の良い辛口白ワインで、無選別で畑本来のブドウをそのまま使っているため、味わいに複雑味や厚みが生まれました。糖度の高い貴腐葡萄も混ざっており、ほのかに甘い香りも感じられ爽やかな後味に仕上がっております」(同館)という。今回は、同社の社員が直接NIKI Hillsに足を運び、コラボが実現した。

 公式ホームページでは現在、期間限定コラボワイン付き宿泊プランを発売中。また2階食事処「地美恵」で提供するほか、1階セレクトショップ「DO」でも販売している。(グラス税込2500円、ボトル税込1万4千円)

クラツー、パリの老舗ビストロから生中継のオンラインツアー 日本人シェフも登場

2021年6月4日(金) 配信

パリ・マレ地区にある老舗ビストロ「カフェ・デ・ミュゼ」

 クラブツーリズム(酒井博社長)は6月19日(土)、フランス・パリの老舗ビストロ「カフェ・デ・ミュゼ」から生中継のオンラインツアーを行う(受け付けは終了)。厨房を取り仕切る日本人シェフの菊池大輔氏も登場し、地元で愛され続けるビストロと菊池シェフの秘密に迫る。

 同店を貸し切って行うオンラインツアーは、パリ在住の日本語ガイドが店内や周辺のマレ地区をリアルタイムで紹介するほか、菊池シェフに直接インタビューを行い、同店名物のブルギニョン(フランス伝統料理/牛肉の赤ワイン煮込み)を食しながら話を聞く。また、生鮮食品市場「ランジス市場」で仕入れするようすを撮影した特別映像も公開する。

日本人シェフの菊池大輔氏

 実施日時は、6月19日(土)午後5時30分~午後6時45分で、参加費は1人2500円。視聴には、Web会議システム「Zoom」を利用する。参加者全員に「菊池シェフ直伝! フランス産香草入りのお酢を使ったアレンジレシピ」のプレゼントもある。

 「カフェ・デ・ミュゼ」は、フランスの大手紙「フィガロ」の「パリで一番美味しいブルギニョン」ランキングで1位を受賞した名店で、美食の街・パリ市民のファンも多いという。

カフェ・デ・ミュゼのブルギニョン

レフ松山市駅byベッセルホテルズ、12月に開業 松山市駅から徒歩1分

2021年6月4日(金) 配信

レフ松山市駅 byベッセルホテルズ 外観イメージ

 伊予鉄グループ(清水一郎社長、愛媛県松山市)とベッセルホテル開発(瀬尾吉郎社長、広島県福山市)は2021年12月に、「レフ松山市駅 byベッセルホテルズ」を開業する。伊予鉄「松山市駅」から徒歩1分という好アクセスが特徴だ。

 地上13階のビルを伊予鉄グループが建築。1階は飲食や店舗などのテナントが入り、2階より上がホテルゾーンとしてベッセル開発が運営する。

 客室は全208室。シングルルームやシャワーブースシングルルーム、ツインルーム、トリプルルーム、フォースルーム、スイートルームなどを備える。客室の窓から路面電車のレールビューが望める「伊予鉄ルーム」も設置する。

 全国に展開するベッセルホテルズの31番目のホテルで、四国地方には初進出。

 レフbyベッセルホテルズブランドとしては、熊本、大宮、京都八条口に続く4番目のホテルとなる。

客室イメージ

USJのオフィシャルホテル、隣接する商業施設に12月開業へ

2021年6月4日(金) 配信

「オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ」ロゴ

 ホテルマネージメントジャパン(荒木潤一社長、東京都渋谷区)は12月に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のオフィシャルホテル「オリエンタルホテル ユニバーサル・シティ」を開業する。

 同館は、USJに隣接する商業施設のユニバーサル・シティウォーク大阪(大阪市此花区)内で5月6日(木)に閉館した、「ホテル京阪ユニバーサル・シティ」をリブランドするもの。「Charge from Nature」のコンセプトのもと、まったく新たな装いのホテルとして生まれ変わる。

 開業に先立ち、7月1日(木)にプレオープンする。その後、エントランスやロビー、客室フロア、レストランなどの改装を行い、12月にグランドオープンする予定という。

 施設規模は地上20階建て、延床面積は1万7252.71平方メートル。客室は全330室で、コンセプトダブルルーム16室、ダブルルーム48室、コネクティング対応のツインルーム44室、コンフォートルーム203室など、全7タイプで構成する。

 場所はUSJから徒歩1分、JRユニバーサルシティ駅から徒歩1分。宿泊予約は6月1日(火)から、ホテル公式ホームページや宿泊予約サイトで受け付けている。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(125) 当たり前の行動の奥から特別な行動を見つけ出そう 大切な時間を守る仕事

2021年6月4日(金) 配信

 

 貸切バス会社の運転士研修で「最も大切にしていることは何ですか」と質問すると、ほぼ全員が「安全」と答えます。大切なお客様の命を預かる仕事で、「安全」が大切なのは間違いありません。

 次に、「その安全を守るため、何に注意して業務を行っていますか」と問い掛けると、「運転速度と対向車や前方の車の動向に注意して、急ブレーキや急ハンドルしない」。さらに、「十分な睡眠と健康管理」という声も多く出ました。すべてが大切で納得できるものです。

 そのなかで、1人の運転士から「お客様の着席を確認してから、バスを出発させるようにしている」という声が上がったのです。実はその「声」を待っていたのです。

 「安全」といえば「事故を起こさない」という声がほとんどですが、研修で伝えたかったのは、「安全」とは事故だけではなく、お客様を守る意味合いがあるということです。

 シートベルト着用が義務付けられてから、バス車内でもその案内があります。しかし、大抵はマイクで着用を伝えるだけで、実際にお客様が着用しているかどうかを目視確認する運転士はほとんどいません。

 最近では航空業界も同様です。以前はCAが客席を回りながら、毛布やコートなどでシートベルトが見えない時は「確認させてください」と必ず声を掛けていました。

 今では案内すら、あらかじめ用意した音声を流すだけになってきました。安全への意識が薄れて行くのは、こうした効率化が優先された現場で起こるのではないかと危惧しています。そんななか、お客様の着席をしっかり確認してバスを出発させるという行動は本当に素晴らしいことです。

 観光バスが途中休憩後に出発するとき、バスガイドが「バスが動きますのでご注意下さい」と話していますが、実際には、すでにバスは動いていることが多くあります。

 バスは動き始めた時に最も力がかかり、大きく揺れる可能性が高いのです。そのときに、買い求めた土産を頭上の棚に置こうと立ち上がっている人がいたら、倒れてケガをされる危険性があるのです。バスガイドももちろんそのことは分かっています。ただ、日々繰り返される仕事の中で、そうしたことが起こらなければ、「たぶん大丈夫」という気の緩みが出てしまうのです。

 仕事でお客様に喜んでいただくのは、当たり前のことです。さらにそのうえで「お客様を守る」とはどういう行動で実現できるのかを「もっとほかに、もっとほかに」と深く考えていきながら、お客様への意識を高めることが、お客様の大切な時間を守る仕事につながるのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

外出アプリ「サッシー」と山形県が連携 コンテンツを作成へ

2021年6月3日(木) 配信

直感型アプリのサッシー

 外出アプリ「Sassy(サッシー)」を運営するRelyon Trip(西村彰仁CEO)は6月から、山形県と連携し、「山形マイクロツーリズムの促進および若年層への観光スポットの魅力発信」を目的としたコンテンツ作成を行う。県が所有するオープンデータなどを活用しながらアプリで掲載するコンテンツを作成。若年層へ山形県の観光スポットの魅力を発信し、地域活性化につなげていきたい考え。

 サッシーは、10〜20代の若年層を中心に利用されている「観光おでかけアプリ」。写真ベースの同アプリは、独自のスワイプ操作で瞬時に可否を判断する「直感型アプリ」といわれるもの。移動が制限されたコロナ禍で外出や旅行意欲が高まり、アプリ利用者は今年に入り急増。近場で非日常を味わう「マイクロツーリズム」にも適しているという。

 一方、現在アプリに掲載されているコンテンツは東京中心で、全国の観光・飲食のコンテンツが不足しているのが現状だ。今後は「自治体向けプラン」を設け、予算がなかなか取れない市町村からの申し込みも気軽に受け付けることで、コンテンツの充実をはかる。

静岡県富士市が「富士市ほうじ茶宣言」 JTBパブリッシングがブランディング事業に参画

2021年6月3日(木) 配信

新たに作成した富士市ほうじ茶のロゴマーク

 静岡県富士市(小長井義正市長)は6月3日(木)、同市産のほうじ茶の普及促進と新ブランド「凛茶」商品の発信を目的に、「富士市ほうじ茶宣言」を行った。市内の若手茶農家団体「茶レンジャー」とともに、ほうじ茶のブランド化に取り組んできたJTBパブリッシング(今井敏行社長)は、同市を「ほうじ茶の香りがするまち」として国内外に広く周知するため、新商品販売やご当地ほうじ茶グルメの提供に取り組んでいく。

 今回、宣言とともに発表されたほうじ茶の新ブランド「凛茶(りんちゃ)」は、茶レンジャーが手掛けた商品。一番茶の中から厳選した茶葉のみを使用した最高峰の品質で、富士市産の荒茶全体のわずか2%に相当する。

 水出し専用ティーバッグと急須でいれる茶葉のほか、凛茶を使用したスピリッツやリキッドの「凛茶」商品を展開する。販売箇所は、首都圏や静岡県内の飲食店、ホテル、道の駅、小売店、ECサイトなどを予定している。

 また、新たなほうじ茶グルメとして、「富士のほうじ茶めし」を開発。豚肉のそぼろを載せたどんぶりご飯に、熱いほうじ茶をかけてひつまぶし風に楽しめるメニューに仕上げた。市内の飲食店や観光施設、ホテルなどで提供予定だが、詳細は富士市公式ホームページで後日発表する。

 JTBパブリッシングと同市、茶レンジャーは、20年7月に共同プロジェクトを発足し、茶農家の所得向上と業界の活性化に向けたほうじ茶のブランディング事業を進めてきた。今後も富士市のほうじ茶を周知する取り組みを行うとともに、日本の茶業界と茶文化の振興、発展をはかっていく。

新感覚のほうじ茶グルメ「富士のほうじ茶めし」