移動を通じた関係・つながり創造を JALが取り組み可視化するマップ公開

2024年8月2日(金) 配信

未来を描いた「JAL FUTURE MAP」

 日本航空(JAL)はこのほど、「移動を通じた関係・つながり」を創造する未来を描いた「JAL FUTURE MAP」を公開した。社内外に取り組みを広く発信するため、特設サイトを開設。コンセプトムービーも作成した。

 JALグループは中期経営計画のローリングプランで、環境や社会に配慮するESG戦略を最上位の戦略に位置づけ、社会的価値と経済的価値双方を創出して企業価値を向上させる考えを示している。今回、ESG戦略で掲げる「関係・つながりの創造」に向けて活動をさらに促進するため、取り組みを可視化するマップを作成した。さまざまな社員がマップ作りに参画し、未来のアイデアやJALと社会のこれからの関り方の例を描いた。

 取り組みの具体的なものとして、7月1日にJALグループの横断的な推進をはかるため「関係・つながり創造部」を立ち上げた。関係人口の拡大や地域社会、コミュニティとの関わり度合いを高め、何度も訪れたくなる仕組みづくりを通じて「関係・つながりの総量」の増大を目指す。

 また、移動の新たな目的をつくるための事業として、昨年度から実証実験を行ってきた、学びを通じて地域とつながるプラットフォーム「旅アカデミー」を8月下旬に本開校する。同アカデミーはジャルパックが新たな旅のカタチとして提案する「旅と学びの体験型プログラム」で、実際に地域とつながることで、生き方や考え方が変わるような出会いが得られるのが特徴。開校時には、国内4つのプログラムを募集する予定で、今後は海外にも対象地域を拡大していきたい考え。

山代温泉観光協会 来年で開湯1300年 「地域資源の磨き直しを」

2024年8月2日(金) 配信

和田守弘会長

 石川県加賀市の山代温泉観光協会(会長=和田守弘・たちばな四季亭社長)は7月1日、同温泉にある「みやびの宿加賀百万石」で2024年度通常総会を開いた。今年は、昨年8月に一般社団法人化してから初の総会となり、議事ではすべての議案を承認可決。任期満了に伴う役員改選で和田会長を再任した。

 和田会長は「今年は年明け早々に能登半島地震が発生し厳しいスタートとなったが、3月16日に北陸新幹線・加賀温泉駅が開業後は、石川県の需要喚起策もあり、多くの観光客が訪れている。訪日客はアジアはもちろん、欧米も増えている。2、3年後には、現在数%しかないインバウンドのシェアを15%程度にまで引き上げたい」とした。

 また、「来年は、行基が725年に山代温泉を発見してから1300年となる節目の年。長い歴史に彩られた山代温泉の魅力を、国内外へ、改めて発信していく」と意気込みを述べた。

 今年度は、昨年度に策定した「山代温泉中期ビジョン計画2023―2030」の具現化を推進し、来年の開湯1300年に向け、地域資源の磨き直しを行う。

 その後、岐阜県高山市で訪日客にも人気の高山まちなか屋台村「でこなる横丁」を仕掛けた「Tri-Win(トライウィン)」代表の伊藤通康氏が記念講演を行い、これまでの活動などを紹介した。

雲仙福田屋 MKT支援で売上増 Web事業強化で集客も

2024年8月2日(金)配信

雲仙福田屋外観

 長崎県・雲仙温泉の「雲仙福田屋」(福田努社長、全34室)は昨年6月、デジタルマーケティングを支援するCS―C(シーエスシー、椙原健社長、東京都港区)のサービス「C-mo Pro travel(シーモプロトラベル)」を先行導入した。CS―Cは、飲食・美容業界6千店以上にサービスを提供。豊富なデータや経験を生かし、昨年から宿泊施設向けサービスも始めた。導入の経緯や利用開始後の状況を、福田社長とWeb事業担当の福田真紀常務に聞いた。

【塩野 俊誉】

福田努社長

 同館では現在、Web専属スタッフは置かず、福田常務と予約担当者の2人が、Web事業を兼務している。数年前から、Web事業の強化は課題として捉えていたが、コロナ後は、より一層、危機感が強くなった。

 旅行形態の多様化やニーズの細分化がさらに進んだことで、自分たちがこれまで培ってきた経験だけでは、対応できなくなってきたと感じたからだ。

滋賀県旅行業協会 旅行業の未来像模索 生き残りかけ会員座談会開く

2024年8月2日(金)配信

20社21人が集まった

 滋賀県旅行業協会(北川宏会長、71会員)は7月12日、近江八幡市のホテルニューオウミで今後の旅行業の在り方を模索しようと、会員による座談会を開いた。コロナ禍を経て旅行業態が変化するなか、「コロナ前の仕事は戻ってこないだろう」(北川会長)との強い危機感のもと、今春の通常総会で意見交換を行うことが決まり、開催に至った。

【土橋 孝秀】

 「今後の中小旅行業の方向性について~生き残りをかけて」をテーマに、20社21人が参加し議論した。冒頭、北川会長が「顧客の入れ替えや新規事業を実施するなど、コロナ前より利益を出している会社もある。一方、旅行業を続けていても儲からないということで当協会会員数も減少している。今日はざっくばらんに意見を交換する場になれば」と述べた。

 参加した会社は、

23年夏時点で人流量が増加したスポット紹介 23年は植物園が注目された(ブログウォッチャー)

2024年8月1日(木) 配信

 

 位置情報データを用いた広告・分析サービスを提供するブログウォッチャー(新村生社長、東京都中央区)はこのほど、観光に特化した人流データ「デジタル観光統計(国内版)」のデータを集計し、「動植物園・水族館」「史跡・城跡・城郭」「神社・寺院・教会」などの各カテゴリについて、2023年夏時点で、人流量が増加しているスポットを発表した。

 ランキングでは、22年7~8月と23年7~8月の人流データを比較した。

□動植物園・水族館

1位 「花と緑と自然の情報センター」(大阪府大阪市) 478%増
2位 「高知県立牧野植物園」(高知県高知市) 369%増
3位 「北海道大学植物園」(北海道札幌市) 193%増
4位 「新潟県立植物園」(新潟県新潟市) 190%増
5位 「六甲高山植物園」(兵庫県神戸市) 184%増

□史跡・城跡・城郭

1位 「岡崎城」(愛知県岡崎市) 1107%増
2位 「浜松城」(静岡県浜松市) 290%増
3位 「白石城」(宮城県白石市) 246%増
4位 「大阪城天守閣」(大阪府大阪市) 191%増
5位 「岩手銀行赤レンガ館」(岩手県盛岡市) 190%増

□「神社・寺院・教会」

1位 「静岡浅間神社」(静岡県静岡市) 554%増
2位 「奥之院」(和歌山県・高野町) 235%増
3位 「久能山東照宮」(静岡県静岡市) 232%増
4位 「壬生寺」(京都府京都市) 225%増
5位 「妙立寺」(石川県金沢市) 183%増

 

 同社は、「動植物園・水族館カテゴリは、トップ5がすべて植物園であり、当時放送されていたテレビドラマの影響が出ている」と推測した。

 

夏の長期滞在が前年比1・5倍に 秋旅を前に2コース追加(阪急交通社)

2024年8月1日(木) 配信 

 

 阪急交通社(酒井淳社長)はこのほど、夏の長期滞在商品の動向と、秋の新商品について発表した。多様化する旅行需要を見据えてテーマ型商品の強化を進めるなか、夏休みの長期滞在の旅が、前年比較で1・5倍の予約が入っていることが分かった。

 「暮らすように旅する」がコンセプトの国内長期滞在の旅は、シニア層を中心に、需要が拡大している。滞在中にオリエンテーションを開き、観光名所の情報など自由時間の過ごし方をサポートするため、個人旅行のような自由度と添乗員同行による安心感を同時に得られる。さらに、無料で参加できる日帰り(半日)観光など、充実した滞在プランを揃える。

 趣味嗜好に応じて観光やアクティビティに参加できるなど高い自由度があり、新しい旅のスタイルとして注目を集めている。

 移住や2地域居住の候補地探しの需要もあるなか、同社は地方自治体との連携をはかり、地域の魅力を最大限に引き出す長期滞在商品の開発に取り組み、34地域のラインナップを取り揃えている。

 今夏の長期滞在の旅では、高原リゾートとして知られる白馬や車山高原、根強い需要のある釧路などが人気。

 また、秋の長期滞在需要が本格化する時期を迎えるに当たり、「函館・青森6日間」「富士山・河口湖7日間」が新商品として追加される。

「とびだせ いざ!にっぽん旅」第2弾、秋冬は北海道 毛ガ二を抽選300人に(近畿日本ツーリスト×クラブツーリズム)

2024年8月1日(木) 配信

第2弾は北海道が対象で10月1日から

 KNT-CTホールディングス(小山佳延社長、東京都新宿区)は、グループ旅行会社3社(近畿日本ツーリスト・近畿日本ツーリストブループラネット・クラブツーリズム)と関係協力機関で組織されるKNT-CTパートナーズ会と共同し、「2024年度とびだせ いざ!にっぽん旅キャンペーン」を展開している。

 第1弾(4~9月)の九州・沖縄に続き、第2弾(10~3月)は北海道が対象。秋冬の旬な北海道の魅力を堪能できる企画商品を用意したほか、対象商品の参加者から抽選で300人に「毛ガ二」をプレゼントする。

毛ガニイメージ

 対象商品は北海道方面で、2024年10月1日(火)~25年3月31日(月)発のクラブツーリズム商品、近畿日本ツーリストブループラネット商品の募集型企画旅行商品。または、24年10月1日(火)~25年3月30日(日)宿泊の近畿日本ツーリスト商品、近畿日本ツーリストブループラネット商品とする。

 KNT-CTグループは現地パートナーと連携し、旬な情報をもとに旅行商品を用意している。出発日によって、期間限定イベントも参加できる。

あわら温泉で8月8~9日に湯かけまつり開催 今年のお湯は45トン!

2024年8月1日(木) 配信

あわら温かけまつりのようす

 福井県あわら市商工会青年部や芦原温泉旅館協同組合青年部有志などで構成する、あわら湯かけまつり実行委員会(八木康史実行委員長)は8月8日(木)~9日(金)、「あわら湯かけまつり」を開催する。温泉の湯を浴びながら、神輿に温泉をかける奇祭で、今年は45トンのお湯を放出する。

今年のポスター

 同まつりは、温泉が「湧く」と「ワクワク」にちなみ、毎年8月8日と9日に行われているもので、今回で19回目。世相を反映した人物や題材のパロディによるポスターやチラシも話題となっている。今年は、10月にあわらで開かれる「竜王戦」と人気ゲームのパッケージデザインを掛け合わせたユニークなデザインに仕上げた。

 八木実行委員長は「大人から子供まで、地元の方も観光で訪れる方もみんなで参加して盛り上がれる2日間です。ぜひお越しください!」とコメント。源泉数74本という湯宿ごとに泉質や湯温、効能が異なる全国でも珍しい温泉街・あわら温泉で、各宿から提供されるお湯を浴びて楽しんでほしいとしている。

【訃報】あさやホテル(栃木県・鬼怒川温泉)前社長の八木澤 一郎氏 94歳

2024年8月1日(木) 配信

 あさやホテル(栃木県・鬼怒川温泉)前代表取締役社長の八木澤一郎(やぎさわ・いちろう)氏が7月30日(火)午後7時47分に死去した。94歳。

 通夜は8月5日(月)午後6時から、告別式は6日(火)午後1時から日光市内の菊屋ホール本店(Tel0288-23-0888)で行う。

 喪主は長男の八木澤哲夫氏(やぎさわ・てつお)氏。

 一般会葬者は、通夜・告別式ともに式前焼香のみの参列となる。なお、受け付けは、開式1時間30分前から。

KKDAYとマレーシア政府観光局、航空券当たるキャンペーン実施中 8月7日(水)午後5時まで

2024年8月1日(木) 配信

CPのイメージ

 アジアでオプショナルツアー予約サイトを運営するKKDAY JAPANとマレーシア政府観光局は8月7日(水)午後5時まで、航空会社バティックエア・マレーシアの航空券などが抽選で当たる「夏満喫!くるっとマレーシア周遊旅キャンペーン」を行っている。同国への認知度を高め、より多くの人に訪れてもらうことが目的。

 賞品は、A賞がバティックエア・マレーシア航空券で1組2人に当たる。B賞はインターコンチネンタル クアラルンプール2泊3日宿泊券で1組2人に贈る。C賞はハイアット セントリック コタキナバル2泊3日宿泊券を1組2人に、D賞はクアラルンプールから世界遺産マラッカへの日帰りツアーを2組4人にプレゼントする。

 応募はKKdayの会員登録後、応募ページで参加登録とアンケートに回答することで完了。1人1回まで申し込むことができる。日本に在住し、国籍を有する18歳以上の人が対象。