実行委員会が安倍首相訪問

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 第25回全国旅館おかみの集い実行委員会は大会当日、25回記念大会を迎えるにあたり、佐藤潤委員(伝承千年の宿 佐勘会長)、小田真弓委員(加賀屋女将)、佐藤洋詩恵委員(日本の宿古窯副社長)、野澤奈央委員(ホテル小柳専務)と、旅行新聞新社の石井貞徳社長が、安倍晋三内閣総理大臣を表敬訪問した。

 安倍首相は「政府をあげて、女性の力で日本を元気にできるよう推進している。女将の皆様の力でぜひ地方を元気にしてもらいたい」と期待を語った。「今観光に力を入れており、13年に訪日客数1千万人を達成し、今年はさらに1千万人を大きく超えようとしている。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、これから多くの外国人観光客が日本を訪れると思うが、東京だけでなくぜひ日本各地に行って楽しんでもらいたいので、女将さんたちのおもてなしに期待しています」と女将たちを激励した。

 小田委員は「おかみの集い」について説明。昨年の福島大会に特別ゲストとして出席された昭恵夫人に対するお礼も伝えた。さらに「女将は女性が活躍できる仕事。お客様に満足いただくため、日々精進したい」と女将の心を語った。佐藤委員は「旅行新聞の尽力により25年続いてきたが、今年初めて国土交通省と観光庁の後援をいただき、大変うれしい」と喜びを伝えた。

 訪問の最後には、安倍首相に促され、それぞれの女将との写真撮影も行われた。

台北駐日代表処を訪問、やまがた女将会

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 やまがた女将会(佐藤洋詩恵会長=日本の宿古窯)のメンバー9人が9月8日、台北駐日経済文化代表処(台湾の日本大使館に相当)を訪問し、徐瑞湖(じょ・ずいこ)副代表らに、「来年山形県で開かれる日台観光サミットを熱烈に歓迎します」と伝えた。

 徐副代表は「昨年は台湾の人口の1割にあたる234万人が台湾から日本を訪れた」と報告。「今年7月までは前年比30%増の176万人を記録し、年間300万人の大台も見えてきた」と人的交流の拡大に期待を寄せた。佐藤会長は「山形は(NHK連続テレビ小説)おしんの古里。台湾から多くの皆様を迎え、交流がさらに深まることを期待したい」と来県を呼びかけた。

 08年から始まった日台観光サミットは、行政や観光関係者のトップが集まり、日本と台湾の相互交流人口400万人の実現に向けた今後の取り組みについて意見を交わすもの。日本観光振興協会、日本旅行業協会、台湾観光協会の主催。

まるごと旅情報 『北陸散歩』 公開

まるごと旅情報 『北陸散歩』 を公開いたしました。

第1555号掲載(2014年8月11・21合併号)
観光地特集号『北陸散歩』の紙面の一部がご覧いただけます。

詳細はコチラから!(弊社の『北陸散歩』ページへリンクしています)

 
☆まるごと旅情報とは☆
弊社の「旬刊旅行新聞」にて掲載した全国の観光情報に関する特集記事をご紹介しています。
過去1年間分の紙面の一部をご覧いただける旅の情報ページです。

「ピンクリボンの日」、10月1日開催(愛知県湯谷温泉)

ピンクリボンの日

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(事務局・旅行新聞新社)に加盟する、愛知県新城市の湯谷温泉は10月1日、「ピンクリボンの日」を開く。

 人にやさしい温泉地をめざす湯谷温泉と、人工乳房の制作・販売を行う池山メディカルジャパン(本社・愛知県名古屋市)が乳がん経験者とその家族、友人などに向け、湯谷温泉での入浴を気兼ねなく楽しんでもらおうと企画するイベントで、今年が2回目の開催となる。

 当日は、参加する9旅館(「離れのお宿松風苑」「はづ別館」「はづ木」「旅荘みつい」「旅館ひさご」「湯谷観光ホテル泉山閣」「旅館翠明」「湯の風 HAZU」「お食事処ゆかわ」)の温泉入浴が無料で楽しめるほか、各館自慢の食べ歩きフードも用意。温泉街では、アロマテラピー、ハンドマッサージやヘッドスパ、人工乳房の装着などの体験コーナーなども充実する。

 開催時間は午前11時から午後3時まで。当日、各旅館のカウンターおよび本部(おかみ茶屋)で受け付けを行うとイベントに参加できる。

 問い合わせ=池山メディカルジャパン ☎052(799)3715。

 ピンクリボン癒しの郷ホームページ http://www.pinkribon-s.com/pinkribonwp/
 湯谷温泉発展会ホームページ http://www.yuya-spa.com/

愛媛新聞にて「ピンクリボンのお宿ネットワーク」がご紹介されました

ピンクリボンのお宿ネットワーク『メディア掲載情報』を更新いたしました。

2014年9月15日掲載 愛媛新聞
『経済えひめ流』にピンクリボンのお宿ネットワークおよび、道後の会員旅館様をご紹介いただきました。

その他メディア掲載情報はコチラから!
(弊社の『ピンクリボンのお宿ネットワーク』ページへリンクしています)

 
☆ピンクリボンのお宿ネットワークとは☆
 乳ガンを患い、手術を受けて回復の道を歩みながらも、術後を気にして旅をあきらめてしまうという女性の方たちに、心ゆくまで旅館・ホテルでの入浴などを楽しんでいただきたいという目的で設立された団体です。

ピンクリボンのお宿ネットワーク『会員リスト』を更新いたしました。

ピンクリボンのお宿ネットワーク『会員リスト』を更新いたしました。

ピンクリボンのお宿ネットワークのお宿会員に、以下のお宿様が加わりました。
■ 旅館たにがわ (群馬県・谷川温泉)
■ 別邸仙寿庵 (群馬県・谷川温泉)

その他の会員一覧はコチラから!
(弊社の『ピンクリボンのお宿ネットワーク』ページへリンクしています)

 
☆ピンクリボンのお宿ネットワークとは☆
 乳ガンを患い、手術を受けて回復の道を歩みながらも、術後を気にして旅をあきらめてしまうという女性の方たちに、心ゆくまで旅館・ホテルでの入浴などを楽しんでいただきたいという目的で設立しました。

全国から140人の女将集う、25周年の記念大会開く(全国女将サミット)

明治記念館の庭園で参加者全員による記念撮影
明治記念館の庭園で参加者全員による記念撮影

 「全国旅館おかみの集い」実行委員会(プラチナ会・全国旅館ホテル若女将会「つぼみ」)と旅行新聞新社は9月16日、東京都港区の明治記念館で「全国旅館おかみの集い―第25回全国女将サミット2014東京―」を開いた。25周年の記念大会となった今回は、全国から約140人の女将が集まった。
(次号詳細)

 佐藤幸子実行委員長(日本の宿古窯)はこの25年を振り返り、「さまざまな悲しいことや苦しいことがあったが、足元を見ると、地域や旅館のなかには宝がたくさんある。観光旅館・ホテルの女将として、我われはこれを後継者に伝えていかなければならない」とし、「この会も若い方の力を注いでいただき、2代目3代目とますます大きくなることを願っている」とあいさつした。

 夕方から開いた懇親パーティーは、小渕優子経済産業大臣、西村明宏国土交通副大臣をはじめ、多くの来賓を含む約280人が参加した。

No.382 日本秘湯を守る会×東洋大学 - 宿文化継承と後継者問題考える

日本秘湯を守る会×東洋大学
宿文化継承と後継者問題考える

 創立40周年を迎える「日本秘湯を守る会」(佐藤好億会長)は、地方の過疎化がますます進むなか、どのように温泉文化を次世代に継承していくかが切実な問題だ。今後の人材育成やノウハウの蓄積には、最先端の情報を有する大学との連携が必要と考える佐藤会長と、東洋大学国際地域学部国際観光学科の島川崇准教授との対談が8月18日、福島県・二岐温泉の「大丸あすなろ荘」で実現した。人材育成でも協力し合い、新たな戦略を担う機能の可能性についても探り合った。

【増田 剛】

島川氏「地域に根差した人材を育てる」
佐藤氏「40周年機に大学との連携必要」
 
 
 ――日本秘湯を守る会でも後継者問題が大きな課題となっています。

■佐藤:日本秘湯を守る会は40年前に33人からスタートしました。その当時のことを考えると、まさか40年も会が続くとは思いもしませんでした。ずっと一貫して温泉文化を守ってきたために、山の中で、今もなんとか存続できています。
 しかし、この温泉を守っていくには、裏山の環境保全からきちっとしていくことが前提にありますが、現在国策として全国各地で進められている地熱発電に向けた乱開発など、山の宿を取り巻く環境はますます厳しくなっています。10年、20年先の未来を考えると、宿の後継者も細々となり、社員の雇用も難しくなるのは目に見えています。日本秘湯を守る会としては、ちょうど海外からの求人についても検討を進めているところでした。
 一方で「地方の文化性を温存し、次の世代につないでいく」ことは、日本全体の経済力を支える一番の基礎であり、そのためには各宿が「地域の文化財」にならない限り、宿屋は残らないと危機感を抱いています。 
 数年後には再度、東京でオリンピックが開かれます。しかし、現在、地方は疲弊という言葉では収まらないほど荒廃しています。…

 

※ 詳細は本紙1558号または9月26日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

「観光立国=訪日外国人拡大」の図式 ― 目先の数字よりも現場の支援を

 2003年に国が「観光立国」推進を掲げて10年以上が立つ。その間、東日本大震災やリーマン・ショック、近隣諸国との関係悪化など、さまざまなマイナス要因はあったが、訪日外客数は遅ればせながら1千万人の大台に乗った。観光予算も民主党への政権交代で倍増し、その後も増加傾向にあり、2015年度予算の概算要求では、14年度予算比で84%増の180億円を要求した。予算の柱となる「訪日2千万人時代に向けたインバウンド政策の推進」には162億円を求めている。

 一目瞭然だが、観光予算のほぼ9割がインバウンド関係ということである。

 観光振興や観光立国に向けて、インバウンド促進は大切である。人口減少時代に入り、国内旅行人数が減少する分を外国人旅行者に補ってもらうという考え方は理に叶っている。

 しかし、気になるのは、「観光予算=訪日外国人促進事業予算」、「観光立国=訪日外国人の拡大」という図式ができあがっていることだ。

 訪日外国人観光客が増え続けることは、歓迎すべきことである。「訪日外国人が観光しやすい環境を整備することが、日本人が観光しやすい環境を作る」という考え方も正論だ。

 今や東京だけでなく、地方の人気観光地でも外国人旅行者を多く目にするようになったが、日本の観光地を旅行する母体は日本人である。でも、日本人の旅行者は増えていない。国内旅行の滞在数も伸びていない。原因は何だろうか。

 例えば、休暇制度改革も頓挫したままという印象だ。いまだに夏期休暇がお盆の時期の3日程度という中小企業もたくさんある。これでは、どこかに旅行しようと思っても、道路は渋滞するし、宿泊施設も取れない。「日本人は夏休みも短く、有給休暇も取れないから、外国人観光客を呼んできて観光地を潤そう」では、どこかおかしくないだろうか。穿った見方をすれば、国内旅行の活性化や隆盛がどうしても上手くいかないから、誰の目にもわかりやすく、比較的順調な訪日外国人の増大に目を向けさせようとしているのではないかと思うのである。

 また、旅館は地域の雇用に貢献し、観光客を受け入れ、地元の食材などを使うことで経済を回し、地域産業に大きな役割を果たす。しかし、今は円安が進み、現場の旅館やホテルは食材費や燃料費も高騰して、経営を圧迫している。個人旅行者にとってもガソリン代の高騰や、円安による海外旅行の割高など弊害も出ている。一方、訪日外国人旅行には追い風が吹いている。行政側としては、目標数値に近づけるため、円安は歓迎だろう。だが、目先の数字よりも、観光の現場に配慮し、支援するのが観光庁の存在意義だ。

 地熱開発についても、強力に推進する経済産業省と、温泉資源の保護の立場にある環境省だけの問題ではなく、国内旅行で圧倒的な人気を持つ温泉旅行を支える「温泉保護」にも、観光庁は積極的に関与していき、観光振興の視点から明確なメッセージを発信していくべきではないかと感じる。

 国は今さらながら、地方創生へ動き出した。多くの観光関係者は観光庁に期待をしている。民間の努力では及ばぬ国内旅行振興に向けた枠組み作りや、旅行しやすい税制改革などにも、本腰を入れて立ち向かってほしい。

(編集長・増田 剛)

次期部長に桑田氏、立候補1人、全会一致で承認(全旅連青年部)

桑田雅之次期青年部長
桑田雅之次期青年部長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の青年部(山口敦史部長)は9月11日、東京都千代田区の都道府県会館で2014年度全旅連青年部臨時総会を開き、次期(第22代)青年部長に長野県上田市の菅平高原温泉ホテル代表取締役の桑田雅之氏の選任を全会一致で承認した。

 山口部長は冒頭、「10月8日に京都で開く全国大会は、2年間の集大成の場として、全国の青年部員と共有したい。全国から一人でも多くの部員に参加してほしい」と呼び掛けた。

 今回の部長選挙は、7月1日に告示、同月23―30日までの受付期間に立候補があったのは桑田氏のみだった。前回、前々回は2人の立候補があったため都道府県部長の投票による選挙となったが、今回は選挙管理委員会が立候補者を適性と認め、当選人と確定した。

 臨時総会で桑田氏は、ラグビーでよく使われる「『One for All All for One』(一人はみんなのために、みんなは一人のために)の精神で組織を運営し、業界を取り巻くさまざまな課題に全青年部がスクラムを組んで立ち向かっていきたい」と語った。
【次号詳細】

 桑田 雅之氏(くわた・まさゆき)は1972年6月1日生まれ。95年に青山学院大学英米文学科卒業後、ワールドテキスタイル入社。01年に桑田館(屋号:菅平高原温泉ホテル)入社、現在に至る。02年にeRYOKANサービスを設立。

 青年部歴は、03―04年度は全旅連青年部広報委員会委員、05―06年度は北関東ブロック事務局、07―08年度は長野県旅館ホテル組合会青年部副部長、09―10年度は全旅連青年部観光まちづくり探究委員会副委員長、11―12年度は全旅連青年部観光平成維新委員会委員長、13―14年度は全旅連青年部流通事業担当副部長などを歴任。