マピオンが新コンテンツ、自治体はデジタル地図上に観光情報を無料掲載

2017年10月16日(月) 配信

デジタル地図で観光情報を

マピオンは10月12日(木)から、自治体や観光事業者が発信する観光スポット、イベント情報を、デジタル地図上で閲覧できるコンテンツ「マピオン観光マップ」を始めた。併せて、同コンテンツに観光情報を掲載する自治体や観光事業者の募集も開始した。

 背景にこれまでの限られた情報発信がある。紙媒体の観光マップは、流通方法、現在地が分かりにくい、最新情報を更新しづらいなどの課題を抱えていた。Web上に公開する自治体もある一方、予算や技術的なリテラシーが必要で、情報修正・更新の速やかな対応は難しいのが現状。これらを踏まえ、観光スポットやイベント情報を無料でWeb地図上に掲載できるコンテンツを開発した。18年度までに500自治体の掲載を目指し、多言語対応も予定している。

スマートフォン版の画像イメージ

マピオン観光マップ

 「マピオン観光マップ」は、自治体による観光情報が掲載された全国の観光地図をスマートフォンやPCなどで閲覧することできる。観光スポットやイベント情報を市区町村別の地図から探せるほか、スマホやタブレットのGPS機能で現在地からのルート検索も可能にした。

 観光スポットの住所や営業時間、電話番号などの観光に役立つ情報を掲載。常に情報を更新し、これまでの観光マップである「地図で行ってみたが店がない」「観光スポットが一時閉館していた」などの課題を解消した。

 同社は「旅行中に近くのスポットを探すことはもちろん、旅行計画を立てる際にも活用できる。現地に行かないと入手できない紙の地図とは異なり、”旅マエ”から”旅ナカ”まで観光をサポートする」とコメントした。

情報を掲載する自治体を募集

 自治体の情報の掲載は無料。自治体(市区町村単位)は、規定の登録フォームに入力するだけで、簡単に自治体ごとの観光マップを作成でき、観光客に向けてマルチデバイスに対応したデジタル版観光マップを提供が可能になる。

 常に情報更新が可能なため、季節ごとのイベント情報を掲載するなど、新鮮な情報発信ができる。また、観光マップはホームページにリンクを設置できるほか、登録されたスポット情報をマピオンの各コンテンツと連携することで、より集客に効果が期待できる。

 すでに実証実験として、栃木県・足利市の足利市観光協会の協力で、足利市観光マップを作成。「スポット情報を一括登録でき、作成の手間が少ない」(担当者)などの評価の声があったという。

自治体は無料で掲載

サービス概要

サービス名:マピオン観光マップ

主な特徴:自治体は無料で掲載、管理ツールで簡単にデータ登録・更新が可能、地図マピオンなどマピオンの各コンテンツで紹介し集客をサポート、GPSによる現在地検索

対応言語:日本語※その他言語にも対応を予定

対応デバイス:パソコン、スマートフォン、タブレット

マピオン観光マップについて

 情報掲載をする自治体、それに準ずる組織・期間を募集している。詳細は下記まで。

民泊EXPOプレミアム2017 レポート その2 楽天LIFULL STAYがサービス詳細を発表 主なターゲットは中長期型賃貸物件を運営する法人・個人

2017年10月16日(月) 配信

日々の運用から販売まで、ワンストップでサービスを提供。多くの物件を管理する法人・個人向けのサービスとなっている

 10月9日(月)の民泊EXPOプレミアム2017 大阪に出展した楽天LIFULL STAY(太田宗克社長)。太田社長と齋藤恵亮営業本部長がセミナーに登壇し、具体的なサービス内容について説明した。運用代行手数料の比率などについても説明が行われ、セミナー会場は立ち見が続出。住宅宿泊事業者(ホスト)からの注目の高さをうかがわせた。

 6月、楽天と不動産情報サイト(ホームズ)を運営するLIFULLが共同出資して設立された楽天LIFULL STAY。太田社長はこれまでの会見で、ホストとゲスト双方を対象とした保険制度の設計や、物件リノベーション、ホストへのコンサルタント対応を行うと示唆。民泊新法下で空き家対策を狙う、地域の不動産会社を取り込み、日本での民泊ビジネス浸透を目指す。

 設立後、台湾のAsiaYo.comや、中国本土のトゥージア(途家)、エクスペディアホールディングスのホームアウェイと相次いで提携を発表してきた。自社プラットフォーム「Vacation Stay(仮称)」については、民泊新法(住宅宿泊事業法)の施行に合わせてオープンすることとなっている。今回のセミナーでは、同社の強みから手数料まで、事業内容について詳細な紹介・報告が行われた。

国内とインバウンド、双方の取り込みを実現する仕組みをつくった

一般賃貸を民泊でも活用、運用のトータルサポートも実施

事業内容について説明する太田社長

 9月4日(月)には、マンスリー(短期賃貸契約)型の物件を掲載するWebサイト「LIFULL HOME’S マンスリー」を開設した同社。8月から掲載物件の募集を開始し、1万件以上(9月4日付け)の物件掲載にこぎつけた。

 同社の狙いは、マンスリーマンションといった中長期型賃貸物件を運営する法人・個人のオーナーが、手持ち物件を民泊にも活用してもらうこと。民泊とマンスリーや一般賃貸、双方による運用を実現することで、新規顧客開拓と、年間の賃料増加をサポートする。太田社長は、「全国的にみて、ホテルの稼働率は増加しており、宿泊施設に対するニーズが高い。来年、新法施行後は、この高い需要を民泊物件も取り込めるはずだ」と強調した。

 設立会見などで示してきた、物件オーナーらに対するコンサルタント対応といった施策は、すでに一般賃貸物件を運用・保有する法人・個人オーナーを対象に想定したもの。同社は、賠償保険や、家具販売・レンタル、運用代行、販売支援をワンストップで行うため、個人ホストに焦点を据えマッチングに注力するエアビーアンドビーとの差別化も鮮明だ。

 一般賃貸と並行して民泊向けに物件を運営するメリットは、賃料と宿泊料の差にある。例えば、賃貸料の相場が5万円ほどのエリアで、ホテル・旅館の宿泊料を参考に1日の宿泊料を5千円~8千円と想定して30日中8割稼働した場合、1日5千円と見積もっても12万円の売上を期待できる。東京といった都心部と比較して、各地域の賃貸料相場は総じて低いものの、ホテル・旅館が設定する宿泊料を基準に価格を設定した賃貸(宿泊提供)が可能となれば、物件の坪単価は向上する。

運用代行手数料は合計で25%。インバウンドと国内、双方の旅行者をターゲットに

同社の齋藤恵亮営業本部長によると、宿泊料は全国的に見て、賃貸料と違い差があまりないとのこと

 インバウンドと国内旅行者、双方をターゲットに据えた民泊運営が必要だと語る齋藤営業本部長。楽天LIFULL STAYに登録するだけで物件は、アジア(AsiaYo.com、トゥージア(途家))と欧米(ホームアウェイ)で強みを持つプラットフォームにそれぞれ掲載される仕組みができ上がっている。国内ユーザーの取り込みでは、楽天会員を対象にしたPR を行うこととなっており、楽天トラベルで培った集客の知見を生かす。

 気になる運用代行手数料は、予約操作・ユーザー対応を行う「運用代行パッケージプラン」で25%。毎月の基本料は0円。上記海外プラットフォーマーでの販売手数料も込みの設定となっている。旅館業や特区申請についても、別途費用がかかるものの相談に応じるという。

運行代行パッケージでは、他社での物件掲載も含め、手数料は25%となる

 マンスリーマンションの残室を民泊で販売するワンストップシステムも構築中だという齋藤営業本部長。マンスリーマンションといった中長期型賃貸物件を運営する法人・個人のオーナーが、手持ち物件をマンスリーマンションと民泊双方で運営できる工夫も怠らない。民泊新法では、宿泊提供日数が180日に制限されるため、簡易宿泊所やマンスリー賃貸など、多様な運用が求められるホストのニーズを取り込む具体策を示した格好だ。

マンスリー賃貸と民泊、双方での物件運用をシームレスにつなぐシステムを開発中
セミナー会場は超満員。立ち見が続出した

シルク・ドゥ・ソレイユの創設30周年記念作「ダイハツ キュリオス」日本公演が2018年2月7日(水)開始

2017年10月16日(月) 配信

スペシャルサポーターが日本公演を盛り上げる

世界最高峰のエンターテインメント集団、シルク・ドゥ・ソレイユの創設30周年記念作「ダイハツ キュリオス」日本公演が2018年2月7日(水)から、お台場ビックトップで始まる。

 シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演最新作の「キュリオス」は、”11:11”から、1分間の中で起きる想像の世界。ステージのモニターに映し出された時計が、”11:10”から”11:11”に変わると、人間空中ブランコなどの圧巻のパフォーマンスが、さまざまなアーティストから繰り出される。

圧巻のパフォーマンス

同公演の記者発表会を、10月12日(木)にフジテレビで開催

 パフォーマンスが終わると、今回の日本公演を盛り上げる、スペシャルサポーターが次々と登場。藤田ニコルさんや、キャイ~ンの天野ひとゆきさん・ウド鈴木さん、サンドウィッチマンの伊達みきおさん・富澤たけしさん、LiLiCoさんほか、2003年の「キダム」以降、シルク・ドゥ・ソレイユ日本公演の応援団長を務める小倉智昭さんがステージに登壇した。

 小倉さんは、一足先に米国・ポートランドで「キュリオス」を観劇した感想を聞かれ、「キュリオス」唯一の日本人アーティスト池田一葉とのエピソードなどを語った。スペシャルサポーターがそろうと、キュリオスアーティストによるコントーション(柔軟性を表現するサーカス芸の1つ)が披露され、人間業とは思えない柔軟性とコンビネーションに、サポーターらは驚きの声をあげた。

 さらに、”11:11”の時間がキュリオスの世界観を作る1つの要素であることから、11日11日が”キュリオスの日”として認定(日本記念日協会)されたことも発表し、会場から大きな拍手が生まれた。

キュリオス概要

 「キュリオス」は好奇心と骨董品という意味を持つシルク独自の言葉。ぶたいは 19世紀の産業革命の時代を彷彿とさせながら、近未来を感じる雰囲気。目に見えない世界が存在すると信じているシーカー(主人公)が、あちこちから集めた骨董品などのコレクションの中から間に合わせのアイテムで作った機械の世界に足を踏み入れるところから、ストーリーは始まる。

 風変わりなキャラクターたちが主人公の想像力を刺激しようと、詩やユーモアで世界をひっくり返そうとしたとき、骨董品達が目の目の前で命を宿していく。想像力の信じて自分の心を解き放つとき、私達は不思議な世界へと通じる扉を開けることができるかもしれない――。

 キュリオスは2014年の開幕以来、モントリオールやシカゴ、ニューヨークなど20都市以上を巡り、250万人を超える人々魅了してきた。

ダイハツ キュリオス日本公演概要

公演名称: 「ダイハツ キュリオス」日本公演

公演地:東京、大阪、名古屋、福岡、仙台

オフィシャルホームページ:

「ダイハツ キュリオス」東京公演概要

公演期間:2018年2月7日(水)~4月8日(日)全83公演

会場:お台場ビッグトップ

問い合わせ:インフォメーションデスクが0570(020)520。(オペレーター対応午前10:00~午後6:00)

北海道で幻想的なイルミネーションを楽しむ、首都圏発商品「イルミネーションの街へ 札幌・小樽・函館」発売

2017年10月16日(月) 配信

北海道で幻想的なイルミネーションを楽しもう

JTB国内旅行企画(大谷恭久社長、東京都品川区)は、2017年10月6日(金)に、全社キャンペーンを展開中の北海道で幻想的なイルミネーションを楽しむ個人型ツアー「イルミネーションの街へ 札幌・小樽・函館」を発売した。

 北海道の冬の定番イベントと言えば「さっぽろ雪祭り」と考える人も多いはず。しかし北海道にはそのほかにも多くのイルミネーションスポットが存在し、冬の澄んだ空気の中で見る幻想的なイルミネーションは格別だ。同商品では、札幌・小樽・函館のイルミネーション情報についても多く紹介している。

エースJTB流の旅の過ごし方で、イルミネーションを堪能

大通公園のイルミネーション(イメージ)

 同商品では、「エースJTB流旅の過ごし方」として札幌のイルミネーションを一望できるさっぽろテレビ塔2階に期間限定で「エースJTBお客様専用ラウンジ」を用意。温かい飲み物を飲みながら、イルミネーションが輝く札幌の街なみを楽しむことができる。

 また、さっぽろテレビ塔3階スカイラウンジ展望ホールでは、JTBの旅行者限定入場企画としてさっぽろ雪まつりを背景にJTBオリジナルプロジェクションマッピング「さっぽろ雪まつり 大通公園夜景×プロジェクションマッピングJTBバーション」を上映。JTB感動劇場バーションの映像をぜひその目で確かめてみては……。

コース例

「札幌・小樽2・3日間」

設定期間:

2017年12月1日(金)~2018年2月28日(水)

交通:

羽田発新千歳空港着 日本航空または全日空利用

宿泊施設:

札幌地区7施設・小樽地区2施設

食事:

朝食付

旅行代金:

大人1人 2万3800円~8万800円
(2日間/往復基本フライト利用/札幌東急REIホテル/2人1室利用)

特典:

札幌もいわ山、小樽天狗山のロープウェイ乗車がワンコイン(500円)で利用可能

現地で使えるお得な利用券が付いた「旅の過ごし方BOOK」付(グループに1冊)

当パンフレット限定で、エリア内のJRが乗り放題になる「札幌フリーパス」を販売

エースJTBデジタルパンフレット

 

日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)と日本旅行北海道が、観光列車のモニターツアーの募集を開始 釧路本線を行く旅で自然を満喫

2017年10月16日(月) 配信

クリスタルエクスプレスを利用する

日本旅行(堀坂明弘社長、東京都中央区)と日本旅行北海道はこのほど、観光列車と貸切バスを組み合わせたモニターツアーの申込受付を始めた。

モニターツアーでは、同行するマスコミからの取材や、ツアー終了後のアンケート回答に協力しなくてはならない。一方、釧路本線での旅を、9,800円(大人1人)と大変リーズナブルに楽しむことができる。クリスタルエクスプレスに乗り、釧路湿原国立公園や、阿寒摩周国立公園を行く旅では、流氷やタンチョウ、白鳥など、冬の「三白」と呼ばれる雄大な自然を満喫できる。

ツアーの概要

モニターツアー名称:

氷雪のネイチャーロード・純白冬紀行・釧網本線(日帰り)

Aコース 1月27日(土) 釧路駅発網走駅解散

Bコース 1月28日(日) 網走駅発釧路駅解散

モニターツアー参加条件:
出発地から解散地まで全行程に参加。
ツアー終了後のアンケートに回答
当日のマスコミ取材に協力。なお、参加のようすは北海道道庁のホームページなどで紹介される。

発売日時:
10月19日(木)午後3:00~

申込み:
日本旅行東京予約センターならびに、日本旅行、日本旅行北海道、その他日本旅行グループ各支店・営業所にて
東京予約センター連絡先・営業時間
tel:0570-200-001
営業時間:平日午前9:30~午後6:30 土曜・日曜・祝日午前9:30~午後6:00 (年中無休)

その先の、道へ。北海道 北海道観光列車|国内旅行・国内ツアーは日本旅行
http://www.nta.co.jp/kokunai/hokkaido/monitor/
スケールが違う、感動が違う!雄大な北の大地を観光列車で巡る旅。北海道観光列車北海道の列車旅♪北海道ならではの大自然と人とのふれあい&美味に感動!列車で巡る厳選3コースをご紹介!

全国最大規模の高密度LEDで幻想空間を織りなす 伊豆ぐらんぱる公園、11月11日(土)から「体験型イルミネーション グランイルミ ~3rdシーズン~」をスタート

2017年11月11日(土) スタート

600万球のLEDが幻想空間を織りなす

伊豆ぐらんぱる公園は11月11日(土)から、園内特設エリアで、「体験型イルミネーション グランイルミ ~3rdシーズン~」をスタート。球数を400万球から600万球に増大し、全国最大規模の高密度LEDで幻想空間を織りなす。

 伊豆ぐらんぱる公園の「グランイルミ」は、インスタ映えする今話題のイルミネーション。今シーズンはさらなる飛躍を目指し、体験型イルミネーションや独創的な光によるさまざまな演出、世界観、アトラクションなどを随所に創出。さらにイルミネーションのデザインの全面リニューアルやフルカラーレーザーショーのパワーアップも行い、観客の満足感を最大限に高める。

体験型イルミネーション グランイルミ ~3rdシーズン~ 概要

テーマ:お菓子を求めて海底2万マイル

 海底を散策していた潜水士が玉手箱を発見。箱を開けるとカラフルなお菓子たちが飛び出し、クジラ、タコ、カメなど海の仲間たちも踊りだす。

期間:2017年11月11日(土)~2018年8月末日(予定)

※2018年4月以降、平日定休日あり

場所:伊豆ぐらんぱる公園内「グランイルミ」特設エリア

時間:午後4:30~午後9:30(予定)

※季節により変更があります。

入園料金:大人(中学生以上)1500円、小学生800円、幼児無料

※小学生以下は要保護者同伴

駐車場:約1千台、夜間駐車料金無料

エリア:

(1) 「虹のゲートと夜空」。すぐ目の前には異世界へのゲート。

(2) 「フラワーarea」。3万本を超えるたんぽぽの花畑。幻想的な大人の空間。

(3) 「夢のトンネル」。インスタ映えナンバーワン。ここを抜けると、さらなる夢の世界。

(4) 「ウキウキへの架橋」。見晴らし抜群な橋。

(5) 「お菓子を求めて海底2万マイル」。海底を散策していた潜水士が玉手箱を発見。箱を開けるとカラフルなお菓子たちが飛び出し、クジラ、タコ、カメなど海の仲間たちも踊りだす。

(6) 「Sweets Lantern」。玉手箱から飛び出したおいしそうなスイーツたち。マカロン、ドーナツ、キャンディ、巨大なケーキや和菓子も。巨大なケーキの前で誕生日を祝ってみては?

(7) 「ランタン花畑」は、時空を超えた場所へと通じる異空間?

光の花々

(8) 「海賊船と水の広場」。体験型乗り物がいっぱいのエリア。

(9) イルミ上空に架かる「ジップライン~Julie~」。往復になってドキドキ倍増?

ジップライン~Julie~でイルミネーションの上を空中散歩

(10) グランイルミ名物のロングスライダー「ナイトレインボー」。歓声の途切れない楽しいスライダー。君は何回滑った?

スリルとドキドキ。光の中を滑るナイトレインボー

(11) 昨年途中から登場した「恋人神社」。ここで結ばれたカップルの子供はキラキラネーム?

光と音のショー

 トンネルを抜けたエリアでは数分に一回光と音のショーを開催。楽しい曲に合わせて、お菓子も海の仲間も花も踊り出す?展望台や架け橋など、見る場所が変わると違った景色に見えるかも?

フルカラーレーザーショー

 カラフルなレーザー光を照射することにより、まるでオーロラが躍動しているかのような光景を創り出す幻想的なショー。光と音楽に包まれる感覚を楽しむことができる。またスモークは風の影響を受けやすく常に移ろうため、万華鏡のように再び同じ光景に巡り合うことがなく、その時々のベストポジションを探求するのもこのショーの醍醐味の一つ。

オーロラが躍動しているかのような幻想的なショー

※内容は予告なく変更になる場合がある。

(詳細は、2017年11月開設予定グランイルミホームページで確認)

伊豆ぐらんぱる公園概要

営業時間: 季節・曜日により変動あり (ホームページ確認)

 年中無休、昼夜入替制

デイタイム入園料金:中学生以上1200円、小学生600円、 幼児(4歳以上)400円

グランイルミ入園料金:中学生以上1200円、小学生600円、幼児無料(要保護者同伴)

住所:静岡県伊東市富戸1090

TEL: 0557-51-1122(代)

 

 

「井川今日子のおもてなし接客術(27)」 残念な接客

2017年10月14日(土)配信

レベルの高い接客は顧客満足に繋がっていく

 先日、ひさびさに都内のレストランにフレンチを食べに行きましたが、設備と料理に接客が追い付いていないのではないか、と残念に思う経験をしました。料理長の経歴は華々しく、ミシュランの星が付くレストランです。ある料理評論家が料理も接客もべた褒めしていたので、とても楽しみでした。

 ホールスタッフは皆流れるような接客をしており、さすがだと感心しました。料理説明も、こちらが質問したくなるような食材や調理法は予め説明するなど、安定した対応を見せてもらいました。料理は器遣いや盛付もさることながら、味もとても美味しく満足の行くものでした。

 それにも関わらず何が残念だったかと言うと、おもてなしが欠けているということでした。

 会計の際に「お食事はいかがでしたか」と声を掛けられたので「美味しかったです」と言うと、「ありがとうございます」と返されたものの、その後の会話が続きません。

 たまらず「こちらのお店は何年位になるのですか」と質問してみると、少し考えて「7年目になります」と返ってきましたが、やはりその後が続かず、まったく盛り上がらない(つまらない)会話となってしまいました。

 初めから、こちらに興味が無く、楽しませようという意識が無いことが見え透いてしまいます。例えば「何か印象的なものはございましたか」と一言返せれば、少なくとも会話を続けることはできます。

 あるいは「こちらの開業は7年になりますが、それまで当店のシェフは〇〇で料理長を務めておりました」と、1つでもエピソードを話すだけで、お客様に質問した価値を感じさせることができ、満足度が高まるはずです。

 帰り際に「ただ今、シェフがごあいさつにまいります」との案内があり、コック服を来たシェフが現れました。

 「ありがとうございます」との声に、「美味しくいただきました」と御礼を言うと、シェフは再度「ありがとうございます」と返すだけ。この対応にもがっかりでした。これだけなら別に出てこなくても良いのでは、というのが率直な感想です。

 料理長にお目にかかれること自体は、光栄なことだと思うのですが、形式的にでも「どちらからお出でですか」など、お客様に関心を示す一言が掛けられれば、どれだけ印象が違うだろうと思います。

 冒頭でも説明したように、スタッフはみんな、淀みない接客ができており、不満があるかと聞かれればそうではありません。

 また、お店の内装はお洒落で綺麗でしたし、趣向を凝らした料理は、見た目にも味にもとても満足でした。

 一方で、せっかくこのようにレベルの高いものを提供できているのだから、接客もそれに合わせられたら、さらに良くなるだろうに、とお節介ながらも、残念に思ったできごとでした。

(おもてなしコンサルタント 井川 今日子 )

コラムニスト紹介

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

 

「提言!これからの日本観光」地方再生を目指して

2017年10月14日(土) 配信

増加する訪日外国人旅行者(イメージ)

 外国からの観光客は年間2千万人を超え、さらに増加が続いている。観光庁の調査によれば、2016年外国人延べ宿泊人数は6938万人泊に達したという。最近の傾向として、従来の三大都市圏内各都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、京都、大阪、兵庫)以外の各地にも宿泊先が広がっており、地方経済再生のために外国人観光客への期待が高まりつつある。確かに16年には三大都市圏の外国人宿泊客が前年比138万人の増加だったのに対し、他道県の伸びは238万人増と増加人数で上回っている。しかし、この数字だけで地方再生につながると期待するのは尚早だ。

 それは三大都市圏で外国人が宿泊を希望するホテルが満室のためやむなく他の地域などのホテルに泊まらざるを得なかった人が多いからである。

 東京など大都市圏のホテル客室稼働率が年間平均80%を超え、他地域との差が広がっている。また、最近岐阜などで聞いた話では外国人客が増えたが、夜に到着して泊まるだけで翌早朝、目的地に向かい岐阜市内では観光しない人が多いとのことであった。

 次に考えられるのは外国人観光客のなかでリピーター客が増えたことである。16年のリピーター客の比率は訪日2回以上の人で62%に達しているのもこのことを物語る。これらの人々も単に違ったところに泊まってみたいだけで、知名度の低い地元そのものの観光には興味を示さないことが多いという。せっかく泊まってくれるのであるからこれらの人をその地域の観光客にもなってもらわねばならない。地方の魅力ある文化や食、風物などを適切なストーリーのもとで紹介することや地元で造成した独自独特の観光ミニ商品を地方ホテルなどで販売すること(旅行業法改正でこのような行為が可能となった)など地域を挙げて情報発信し観光行動に誘客しなければ、宿泊客数の増だけでは地方再生にはつながらないと思う。

 一方、都市のホテルが満杯なのに大都市圏でも和風旅館の客室稼働率は50%そこそこというアンバランスが見受けられる。これは旅館の一部に残る古い経営体質(1泊2食付契約の固守、外国人敬遠など)が外国人宿泊客の利用を妨げているからではなかろうか。外国人、とくに欧米人も和風旅館に泊まりたい人も多いのに、である。このため観光客が増加する一方で、旅館は廃業転業などで減少が止まらない。旅館の中にはそこへの宿泊自体が観光資源となるようなところも多いだけに残念なことである。外国人観光客の宿泊先をめぐる残念なアンバランスが観光立国への歩みの足を引っ張っているように思われてならない。旅館の経営改革(経営体制や契約方式なども含めて)が急務と言えよう。また、外国人客の増加してきた地域も数字だけで一喜一憂することなく、真の国際観光を目指して、地域から情報発信して誘客するという「着地型観光」の動きを定着させ地方経済再生に結びつけるよう努力が求められている。

コラムニスト紹介

須田 寛
日本商工会議所観光委員会共同委員長
須田 寬 氏
 
 
 
 
 

 

「津田令子のにっぽん風土記(30)」アートでより幅広い人が訪れるまちに ~ 徳島県・美波編 ~

2017年10月14日(土)配信

大正時代の古民家を改修したお宿日和佐
彫刻家、お宿日和佐主人
ボーデ・ジャン・フィリップさん

 徳島県・美波町は徳島県の南東部にあり、大浜海岸へのアカウミガメの上陸が有名で、マリンスポーツも盛んなまちだ。四国八十八カ所第23番霊場の薬王寺があり、お遍路参りをする人も訪れる。

 この美波町で「お宿日和佐」を営むのが、フランス出身の彫刻家のボーデ・ジャン・フィリップさんと優さんの夫婦だ。若いころにヨットで立ち寄ったことをきっかけに美波町に住み、その後は仕事の関係で神戸市などに転居したが、住みたい古民家を美波町で見つけ2011年に購入した。 大正時代の建物だが、改修するには想像以上の手間がかかった。2人は家を存続させる手段として宿を営むことを考えた。「薬王寺に近いので、お遍路さんは来てくれると思いました」とフィリップさんは話す。

 15年に開業。室内の家具や調度品などは古いものもどこかおしゃれだ。素泊まりの宿だが、清潔でふかふかのふとんや、セルフサービスの食パンやコーヒー、センスのある食器などにもおもてなしの心を感じられる。水回りは最新式のものにリフォームされ、快適だ。フィリップさんが左官職人の使う鏝で壁に描いた鏝絵や、国際的なファッションデザイナーである娘さんが描いた襖絵もある。

 毎年開かれる「ひわさうみがめトライアスロン」の参加者も泊まりに来て、来年の予約をして帰っていく。また近年、美波町では企業の「サテライトオフィス」の誘致を進めており、IT企業や地域活性化を扱う企業、デザイン事務所などのオフィスができた。これらの会社を訪れる人や、視察に来る人が宿泊することも増えている。また、企業の若手社員が視察者に宿を紹介しに来ることをきっかけに仲良くなり、地域の若い世代とも交流を深めている。

 2人はフィリップさんの故郷であるフランスとの2拠点居住をしており、渡仏中は息子夫婦が宿を切り盛りしている。2人は宿の近くでさらに2棟の古民家を購入し、改修を進めている。このうち1棟は、フィリップさんの彫刻を生かして鏝絵を教えるなど、アートの教室にしたいと考えている。「アートをきっかけに、美波町に訪れるきっかけを作りたい」とフィリップさんは話す。

 美波町全体でも、今年5月に桜町商店街で「門前町アート展」が開かれたり、壁にだまし絵が描かれたフォトスポットができたりと、アートでまちを盛り上げる機運が高まり始めている。さらに多様な人の行き交う、活気あふれるまちになっていきそうだ。

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

 

アバンティリゾートクラブが事業停止、負債総額は2億5千万円 JATAが弁済保証

2017年10月13日配信

負債総額2億5千万円と判明

第1種旅行業のアバンティリゾートクラブ(臼井良司社長、東京都新宿区、観光庁長官登録旅行業第1806号)は10月11日(水)、事業を停止した。東京商工リサーチは13日(金)、負債総額は2億5千万円(2016年9月期決算時点)と発表した。これに伴い、日本旅行業協会(JATA)は同社と旅行業務に関する取引によって生じた債権を有する旅行者に弁済業務を行っている。

 同社は「ARCツアー」のブランド名でツアー旅行を手掛けており、国内・海外旅行の販売を行っていた。年間売上は約18億円で推移していたが、近年はOTA(オンライン旅行会社)の台頭や旅行者が直接宿や航空券を予約するセルフブッキングスタイルの浸透などで業績が低迷。16年9月期の売上高は約15億円にとどまっていた。

 日本旅行業協会(JATA)は同社と取り引きをした旅行者に対し、弁済の案内を行っている。