「商店街HOTEL 講 大津百町」 12月22・23日に喫茶企画

2018年10月31日(火) 配信 

茶イメージ

滋賀県大津市にある「商店街HOTEL 講 大津百町」は、2018年12月22日(土)・23日(日)の2日間、限定茶菓メニューを提供する特別な喫茶イベント「茶菓 大津 冬之講」を開く。

 同ホテルは、全国の宿をメディア化する自遊人(岩佐十良代表取締役、新潟県南魚沼市)が運営する、「街に泊まって、食べて、飲んで、買って」をコンセプトに掲げるメディア型ホテル。期間中はフロント棟「近江屋」内のダイニングエリアで、ゲストが見つけた“大津らしい”を盛り込んだ限定茶菓メニューを提供し、大津ならではの魅力をお茶と和菓子を通じて伝える。宿泊客以外の一般客も参加可能。

 ゲストには、京都を拠点に月に数日しかオープンしない和菓子屋「御菓子丸」を手掛ける杉山早陽子さんと、京都・平安神宮近くの静かな路地に佇む大正期の家をコツコツ改修した茶房「好日居」の守人・横山 晴美さんが参加。2人が目の前でイベントのためだけに用意するお茶を淹れ、お菓子を作って供する贅沢な時間。「好日居」のお茶と「御菓子丸」の和菓子が呼応し、「講」の空間で生み出される心休まる美味なる時間を体感できる。

 なお、同イベント開催後の12月24日(月)~31日(月)の期間、宿泊客限定でウェルカムスイーツとして同イベントにインスピレーションを得て作るオリジナル干菓子が楽しめる。

和菓子イメージ

「茶菓 大津 冬之講(ちゃか おおつ ふゆのこう)」概要

 目の前でお茶を淹れ、お菓子を作って、お出しする、シンプル&カジュアルなスタイルでありながら、贅沢な時間を体感できる喫茶。

開催期間:2018年12月22日(土)・23日(日)

 ※24日(月)~31日(月)の期間は、宿泊客のみ特別にウェルカムスイーツとして、同イベントにインスピレーションを得て作るオリジナル干菓子を楽しめる。

スケジュール:

 午前11:00~、正午12:00~、午後1:00~、2:00~、3:00~、4:00~

 (各回45分、入れ替え制)

開催場所:

 商店街HOTEL 講 大津百町 フロント棟「近江屋」ダイニングエリア

 〒520-0043 滋賀県大津市中央1-2-6

料金:2千円(税込)

メニュー:お茶とお菓子

<参加方法>

 先着順で案内し、事前の予約も可能。希望があれば早めの予約を。予約無しの当日入店も可能。待機中に利用できる空間も用意している。

<予約・問い合わせ>

Tel077-516-7475(午前10:00~午後9:00)

ホームページ:

イベントページ:

「マイ・プレシャス・リスト」の映画の舞台巡るNYツアー

 2018年10月31日(水) 配信

旅工房(高山泰仁会長兼社長、東京都豊島区)はこのほど、松竹とタイアップして現在公開中の映画「マイ・プレシャス・リスト」の舞台である米国・ニューヨークを楽しむオリジナルツアーを売り出した。

 ロケ地を巡りながら、ニューヨーク市観光局おすすめの今話題のスポットを訪れるツアー。ニューヨーク好きも映画好きも楽しめるという。

ツアー概要

日程:4泊6日

内容:映画の主人公キャリーのように、ニューヨークで新しい自分を見つけるための旅プラン!

旅行代金:134,800円~(燃油代込み)

詳細・申し込みはWebから。

https://www.tabikobo.com/tour/TNYXX6-RED-18MOVIE
https://www.tabikobo.com/tour/TNYXX6-RED-18MOVIE

【映画のロケ地情報】

■金魚を買ったペットショップ

 物語のなかで主人公のキャリーが与えられたTODOリスト。その1つ目の課題「ペットを買う」をクリアするために彼女が選んだのは2匹の金魚。金魚を買ったペットショップは、実在するニューヨークの老舗ペットショップチェーン「PETLAND DISCOUNTS」。

■マットとランチをしたメキシコ料理店「ANEJO」                

 TODOリストの中でもキャリーを悩ませるのが「デートに出かける」という課題。なんと彼女は新聞広告に載っていた見知らぬ人物に電話をかけ、偽名を使ってデートの約束をする。デートの待ち合わせをしたレストランは、マンハッタン西部に実在する「アネイホ」というメキシコ料理店。※ロケをした店舗は現在閉店。

楽天トラベル、2018 年・全国の宿自慢の看板犬ランキングを発表

2018年10月31日(水) 配信 

ナンバーワンとなった「ジーナ」

 

旅行予約サービス「楽天トラベル」 はこのほど、2018年・全国の宿自慢の看板犬ランキングを開催した。今年の看板犬ランキングには全国50の宿泊施設から自慢の看板犬がエントリーし、楽天会員による5千以上の投票の中から得票数に応じて決定した。1位は2位と600票以上の差をつけて大勝となった。

 栄えある第1位は、福島県「エンゼルフォレスト那須白河(旧:羽鳥湖高原レジーナの森)」の看板犬「ジーナ」が選ばれた。15、16年と2年連続2位の初代ジーナに代わり、昨年に初登場5位にランクインした2代目「ジーナ」が、2位以下を大きく引き離して頂点に輝いた。

 ジーナは白いふわふわとした毛並みが特長のグレートピレニーズという犬種で、宿の営業部長としてSNSなどで広報活動を行っているという。「エンゼルフォレスト那須白河(旧:羽鳥湖高原レジーナの森)」は、犬と一緒に宿泊可能なコテージをはじめ、ドッグランや犬専用温泉などの設備がそろい、愛犬向けサービスが充実している。

  第2位は栃木県「那須温泉 ホテルエピナール那須」の「こなす」、第3位は長野県「小さなホテル 風小僧」の「ルイ」となった。

2018年・全国の宿自慢の「看板犬ランキング」TOP5

1位:エンゼルフォレスト那須白河(福島県) ジーナ(票:1204)

2位:那須温泉 ホテルエピナール那須(栃木県) こなす(票:578)

3位:小さなホテル 風小僧(長野県) ルイ(票:207)

4位:古民家食堂六代目へいじ(栃木県) いかり娘(こ)(票:175)

5位: 伊豆高原 ドッグリゾート ONE MORE(静岡県) ルパン2世(通称ルーニー)(票:168)

トップ20紹介ページ

ウタルニ、ウヌカリ、ウポポイ? アイヌ文化復興施設の愛称を一般投票で

2018年10月30日(火) 配信 

投票ページ(特設ページより)

2020年春にオープンを予定するアイヌ文化復興のナショナルセンター「民族共生象徴空間」のアイヌ語愛称を決定するため、国土交通省は11月11日まで一般投票を受け付けている。投票はアイヌ語愛称の3案から選ぶ。公表・披露は、12月11日に北海道札幌市で開催予定の「開業500日前イベント」内で行う。

 アイヌ語愛称の3案は①ウタルニ(意味:仲間がいつもいるところ)②ウヌカリ(意味:人が出会うところ)③ウポポイ(意味:(おおぜいで)歌うところ)――となる。

 現在、アイヌ文化の復興・創造の拠点となる象徴空間(北海道白老町(しらおいちょう))のオープンを目指して整備を進めている。オープンに先駆け、覚えやすく親しみやすい愛称を決める考え。

 投票方法は、一般投票専用ウェブサイトによるインターネット投票か、投票用紙を用いたFAXによる投票(FAX送付先:03-5253-1665)となる。

 参考:民族共生象徴空間ポータルサイト

来年1月開業、「ホテルJALシティ名古屋 錦」が予約開始

2018年10月30日(火) 配信

外観イメージ

2019年1月18日(金)に開業予定の「ホテルJALシティ名古屋 錦」(大山哲生総支配人、愛知県名古屋市)はこのほど、宿泊予約を開始した。期間限定の開業記念宿泊プランも用意した。

 同ホテルは「Smart&Simplicity」がコンセプト。デジタル機器を駆使し、シンプルで快適な空間を演出する。宿泊主体型のホテルとしては広い客室を確保。ゆったり寛げる環境を提供する。また、浴室はバストイレ別の日本使用で、バスルームは洗い場とバスタブを分けて使いやすくした。

 立地は地下鉄東山線の伏見駅から徒歩7分、納屋橋と錦橋の中間に位置している。名古屋駅から車で約5分と名駅から散策をしながら歩くこともできる距離だ。最寄駅周辺は科学館や美術館、劇場などの観光資源も豊富なエリアで、ビジネスからレジャーまでカバーする。

 名古屋城築城のために掘削された堀川から近いため、レストランは堀川誕生年の「1610年」を取り入れた「Cafe Canal1610(カフェカナル1610)」と名付けた。レストランでの朝食ブッフェは名古屋コーチンや八丁味噌、小倉トーストなど名古屋ならではの食材や料理を用意。ランチやディナーもそれぞれのメニューが楽しめる。

開業記念宿泊プラン

 朝食が無料で付くお得なプラン。

 予約期間:2018年10月17日(水)~2019年4月17日(水)

 宿泊期間:2019年1月18日(金)~2019年4月17日(水)チェックインまで。

 宿泊料金:一般料金シンプルクイーン 8千円から (1人1室、税・サ込)

 また、オークラホテルズ&リゾーツ、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティで利用できる会員プログラム「One Harmony」会員は記念プランからさらに2%割引になる。

 このほか、JALマイレージバンク(JMB)会員限定で1泊ごとに200マイルがたまる記念プランも設定した。

全国屈指の天然とらふぐの漁場「遠州灘」 静岡県浜松市

2018年10月30日(火) 配信 

遠州灘天然とらふぐ

静岡県浜松市(鈴木康友市長)は2018年10月29日(月)、「遠州灘天然とらふぐ」ブランドの知名度向上と流通促進、観光誘致につなげることを目的に、「10(と)、ら、2(ふ)、9(ぐ)」の語呂合わせにちなみ魅力を発信した。

 浜松市と言えば「ウナギ」や「餃子」を思い浮かべる人も多いが、浜松市の沖に広がる遠州灘は「天然とらふぐ」の全国屈指の漁場となっている。現在、国内で流通している天然とらふぐの6割が舞阪漁港(浜松市)を含む遠州灘で漁獲。流通しているとらふぐの9割が養殖ものであるなか、天然とらふぐの希少価値が高まっている。

 かつては舞阪漁港で獲れたとらふぐのほとんどを、山口県下関市に送り全国へ流通していたという。遠州灘で水揚げされる天然とらふぐを地元ブランドとして提供したい地元の気運が高まり、2003(平成15)年にフグ加工処理工場を設立。「遠州灘天然とらふぐ」のブランド名で売り出しを開始した。以降、地域団体商標としても認定されるなど、浜松市はもちろん、全国でも有数のブランドとして認知されていった。

美容に良い天然とらふぐ

 天然とらふぐは脂肪がほとんどなく、低カロリー、高タンパクで、しかも血圧を下げる効果のあるカリウムが豊富に含まれる健康食材。加えて、ふぐのタンパク質にはコラーゲンが豊富に含まれ、美容にも良いと言われている。

遠州灘天然とらふぐ祭り

遠州灘天然とらふぐ祭り

 浜名湖かんざんじ温泉は毎年10月~翌年2月末まで、「遠州灘天然とらふぐ祭り」を開催している。各旅館で新鮮かつ安全な100%天然のとらふぐを、手軽な値段で味わえる。「遠州灘天然とらふぐ」は香りや旨み、身の締まり、歯ごたえが特徴。養殖ものとの差は歴然だという。

<遠州灘天然とらふぐ祭り概要>

期間:2018年10月6日(土)~2019年2月28日(木)

場所:浜名湖かんざんじ温泉

参加方法:予約・詳細の問い合わせは各店舗・宿泊施設まで

詳細:以下のページリンクから

ホテル雅叙園東京、新年に能の鑑賞イベント実施

2018年10月30日(火) 配信

能・喜多流

ホテル雅叙園東京で2019年1月1日(火・祝)、1日限定の「能・喜多流 雅の夕べ」が開かれる。ホテル初のイベントで、能の鑑賞と食事が楽しめる。

 「能・喜多流 雅の夕べ」で演舞するのは、能楽シテ方五流のひとつで約450年の歴史をもつ喜多流。活動の本拠地、喜多能楽堂がから徒歩5分ほどの位置にあることから特別企画が実現した。能舞台が常設されている4階和室宴会場「鷲」が会場になる。披露されるのは会場に同じ題材の日本画が描かれていることから選ばれた仕舞「草紙洗小町」と、新年を寿ぐのにふさわしい「高砂」(部分上演)の2番。初心者でも能が楽しめるよう、囃子と能装束の実演と解説も行われる。

能・喜多流 雅の夕べ 概要

開催期間:2019年1月1日(火・祝)

開催時間:午後4:30 受付

     午後5:00 能楽鑑賞

     午後6:00 食事

料金:1人2万5千円(税・サ込)、子供(未就学児) 5千円(税・サ込)

プログラム:

1・新年のあいさつ:能楽について、本日の公演についての話し

2・仕舞「草紙洗小町」:会場の画に因んで紋付袴で舞う一番

3・囃子の実演と解説:笛、小鼓、大鼓、太鼓がそろっての演奏と楽器の解説

4・能装束の解説と実演:続けて上演する「高砂」の出演者が装束・面を付けていく過程を解説を交えながら紹介

5・「高砂」 ※部分上演:住吉明神が顕現して颯爽と舞う新年を寿ぐに相応しい能を代表する祝言の曲、今回は一曲最後の部分を上演

出演:

シテ方喜多流:長島茂、粟谷浩之、内田成信、塩津圭介

笛方一噌流 :藤田貴寛

小鼓方幸流 :森貴史

大鼓方葛野流:原岡一之

太鼓方観世流:林雄一郎

メニュー内容:

和洋中折衷料理、フリードリンク(スパークリングワイン、ワイン(赤白)、日本酒、ウィスキー、焼酎(麦・芋)、オレンジジュース、ウーロン茶、緑茶、アップルジュース)

会場:ホテル雅叙園東京 4階和室宴会場「鷲」

問い合わせ:TEL 03-5434-3860 (営業部)

 

日台教育旅行交流会、JNTOが開く 両国約200人の参加者が熱心に意見交換

2018年10月30日(火) 配信

意見交換会のようす

日本政府観光局(JNTO)は10月30日(火)に東京都内で、日台交流会を開いた。台湾からの訪日教育旅行を促進するのが目的。台湾側からは教育関係者が約80人、日本側からは教育関係者と各地の観光関係者が約120人参加した。台湾側参加者は交流会終了後、各地方へと向かい現地視察を行う。

 JNTOの小堀守理事は、開会に先立ち「訪日教育旅行が時代を担う若者の大きな学びの場となるよう、これからも尽力していく。交流会で、日台間の関係がより深くなれば」とあいさつした。また、今年に日本各地で起こった災害について「午後からは地方視察となるが、各地が復興へ進む姿から“災害に負けない元気な日本”を感じてほしい」とアピールした。

 台湾教育部國民及學前教育署・高中及高職教育組の韓春樹組長は、「教育旅行において体験プログラムは欠かせないものである」とし、地方視察について「さまざまな体験を通して、日本の生活や文化を学びたい」と話した。

 セレモニー後は23グループに分かれ、「交流プログラムについて」をテーマに据えた意見交換会が開かれた。台湾側参加者が、学校交流体験と地域交流体験について要望を伝え、日本側の教育関係者が学校交流に、観光関係者が地域交流に対して回答・紹介を行った。自治体の観光関係者らは、柔道体験や着物の着付け体験など、日本独自の文化を体験できるプログラムを積極的にPRした。そのほか、料金や手配方法、時期などが熱心に話し合われた。

 台湾からの訪日教育旅行は、主に高等学校で企画されている。1グループ35人程度の有志参加型で、時期は4―5月か10―12月前後が多い。5泊6日の日程で、学校訪問やホームステイを含むものが一般的となっている。

 学校訪問の人気のテーマは、授業参加や部活動見学、構内見学、家庭科学習など。体験プログラムは、浴衣体験や陶芸体験、そば打ち体験、雪の体験などへの関心が高い。学校交流は相手方となる日本側の学校とのマッチングが重要で、誘致に向けて行政の観光部門と教育部門の円滑な連携が求められている。

ANA・JALマイレージ会員に新たな特典「しまとびクーポン」 鹿児島・長崎の離島路線が利用可に

2018年10月30日(火) 配信

世界文化遺産登録で注目を集める福江島(長崎県・五島市)

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)、オリエンタルエアブリッジ(ORC)、日本エアコミューター(JAC)の4社は、長崎県及び鹿児島県との連携で、地域航空会社の離島路線の需要喚起をはかる新たな試みとして、ANAのマイルでJACの奄美群島路線、JALのマイルでORCの長崎離島路線の航空券購入に利用できる特典「しまとびクーポン」を発行する。

 これにより、ANA・JAL双方のマイレージ会員が、これまで利用できなかった新たな離島路線をマイル交換得点として選べるようになった。取り組みを通じて離島路線のさらなる利用促進につなげていく。

 マイルから「しまとびクーポン」への交換申込は2018年11月5日(月)からスタート。ANA・JAL各社1千人限定の特典だ。

マイル交換特典 「しまとびクーポン」

概要:

    ・ANAのマイルもしくはJALのマイル1万マイルで、「しまとびクーポン」 1万5千円分(5千円分×3枚)と交換する。

 ・ANAのマイルで交換した「しまとびクーポン」はJAC対象路線、JALのマイルで交換した「しまとびクーポン」は ORC 対象路線の航空券の購入に利用可能。

 ・ANAのマイル、JALのマイル いずれも各 1千セット限定。

申込受付期間:2018年11月5日(月) 午前10:00~2019年2月28日(木)

申込方法:Webで受付

クーポン券の発送:申込み後3~4週間で発送・到着予定

19年版アニメ聖地発表 「宇宙よりも遠い場所」など22作品を新たに認定

2018年10月30日(火) 配信

代表者が一堂に会し、発表会を盛り上げた

アニメツーリズム協会は10月29日(月)、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」を発表した。今回は88作品の舞台やモデルとなった98の地域、記念館などの関連24施設、関連2イベントを認定。新規作品として、「宇宙よりも遠い場所」(群馬県館林市)や「三ツ星カラーズ」など新たに22作品が聖地に加わった。併せて公式キャラクターも発表。目にした人が個々に楽しめるよう名前などの設定はせず、今後の盛り上がりの中で自然に名称などが生まれていくことを狙う。

公式キャラクター(©2018/アニメツーリズム協会/ヒルクライムスタジオ)

 88カ所は、全世界のアニメファンを対象に18年6~8月実施した「アニメ聖地Web投票」の結果をベースに、著作権者やアニメ聖地となる地方自治体、観光協会などと協議し決定。今回は約3万票以上の投票があり、そのうち75%が海外からの投票だった。

 協会は現在、全国で「アニメスポット」の設営を進めており、20カ所以上にプレートや御朱印スタンプを設置。同地を拠点に地域と連携し、今後の展開を進める。またJTBなどの会員旅行会社が販売を担当する、聖地を巡るツアー造成もスタートした。現地オプションツアーや限定グッズやイベントなど付加価値を加えた内容になる予定だ。関係者は「アニメの舞台がそのまま存在することを知らない外国人旅行者が多いので、情報発信が重要になる。日本人にはライトなファンやファミリー層に、それぞれの地域に出かけるきっかけにしていただきたい」と聖地巡礼の今後の展開を語った。併せて現地でアニメを活用したサービスや体験などが楽しめるよう地域、企業と権利者の橋渡しを行い、ファンが満足できる環境づくりにも注力する。

 同日東京都内で行われた発表会でアニメツーリズム協会の角川歴彦理事長は、「今回新たに22作品が加わった。これは、日本アニメの新作がリアルタイムで世界に広がっていることの証明。今回選定の88カ所をさらに活性化させていくためには、地元自治体や住人の協力、原作と地元のウィンウィンの関係づくり、産業界の支援が必要になる」とコメント。観光庁の観光地域振興部観光資源課、地域資源活用推進室の山田亜紀子室長は、「アニメの人を動かす力は近年、国内外から大きな注目を集めている。アニメファンによる聖地巡礼といった旅は、作品に対するファンの愛から生まれるまったく新しい旅行需要であり、近年増加している訪日外国人にも着実に浸透している。地域がこれを機会に観光振興を進めるためには、新しい旅行需要に対する市場研究と試行錯誤が必要になる」と語った。

訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)