神戸空港就航1周年記念!夕焼け遊覧チャーターなど企画 FDA

2020年10月13日(火) 配信

神戸空港発着の夕焼け遊覧チャーターフライト

 フジドリームエアラインズ(FDA、楠瀬俊一社長、静岡県静岡市)は10月27日(火)、神戸空港就航1周年を迎える。当日は、神戸空港2階で神戸午前10時発、松本行の搭乗者を対象に、記念セレモニーを開く。10月25日(日)には神戸空港発着の「夕焼け遊覧チャーターフライト」を実施する。

 同社の神戸空港発着路線は2019年10月に松本線と出雲線を開設。同年12月に高知線、20年3月に青森線を就航している。

 神戸空港就航1周年のセレモニーは、関係各所からのあいさつを予定する。また、神戸市から提供を受けた菓子と、FDAのオリジナルグッズの記念品をFDA232便(神戸発午前10時~松本着午前11時)とFDA833便(神戸発午前11:45~松本着午後1:20)の搭乗者に配布する。

 夕焼け遊覧チャーターフライトは普段は入れないコックピットの見学や、駐機機材の見学ができる。搭乗記念のFDAグッズや搭乗証明書も発行される。神戸空港に午後2:15に集合。神戸空港を4:15に出発し、5:15に到着する。

 プランは「現地集合プラン」と「松本発/高知発1泊2日プラン」を用意する。料金は、現地集合プラン1人参加でGo Toトラベルキャンペーン適用後の価格が3万1800円など。詳細や申込はFDAホームページから。なお、販売は2席ずつになる。

 

星野リゾート、9月は約6割が前年並みに回復 21年春には中国・浙江省に進出

2020年10月13日(火) 配信

星野佳路代表。個人客とマイクロツーリズムが好調だったことなどを報告した

 星野リゾート(星野佳路代表、長野県・軽井沢町)は10月13日(火)、コロナ禍の経営状況や、今後の出店計画などを発表した。

 星野代表は9月の業績について「国内外41の宿泊施設のうち、約6割の27施設が前年並みだった」と需要が回復基調にあることを報告。とくに回復の早かった施設の特徴として、個人旅行とマイクロツーリズムに加え、「泊まることを目的にした利用客が多かった」と説明した。

 一方、回復が遅れている施設は都市をはじめ、人口規模が少ない島で運営する施設を挙げた。「(都市のホテルは)元々、イベントなどに合わせた利用が多く、我われだけでは需要を確保できない」と語った。

 さらに、「Go Toキャンぺーンで10月以降に利用が急増した」と述べ、「(自粛期間内の)今年4~6月と、(CP終了後の)来年2~4月の需要が集中しているのではないか」と分析した。そのうえで「来年2月以降の需要獲得方法を考え始めたい」と語った。

 今後開業するホテルは、10月22日(木)にBEB5土浦(茨城県土浦市)、21年1月29日に界 霧島(鹿児島県霧島市)、同年夏に界 別府(大分県別府市)、22年1月には界 ポロト(北海道・白老町)を予定。

 21年春には、海外の4軒目の施設として中国・浙江省に「星野リゾート嘉助天台」を開業する計画だ。アクセスは上海から車で4時間ほど。

星野リゾート嘉助天台の全景。上海から車で約4時間の場所に位置する

 同ホテルが位置する天台山地は中国十大霊山の1つで、仏教の天台宗発祥の地として、年間約2千万人の参拝者や観光客などが訪れるという。

第2回「温泉検定」12月6日(日)に開催 日本温泉協会

2020年10月13日(火) 配信

第2回温泉検定チラシより

 日本温泉協会は12月6日(日)、第2回日本温泉名人認定試験「温泉検定」を実施する。日本の温泉について知識を深め、日本の温泉文化を国内外に紹介できる人材を育成することを目的とする。合格者には「日本温泉名人」の認定証を授与する。

 同検定・セミナーは、東京都大田区民ホール「アプリコ」の地下1階で行われる。

 温泉総論・温泉医学・温泉観光学・温泉地学・温泉化学・温泉法学のセミナー(各50分間)を受けたのち、温泉検定試験(60分)を受験する。

 同検定の定員は120人。受験料は1万円(税込み)。既にテキストを購入している場合は8000円。テキスト(2100円)のみの購入も可能。

 結果発表は2021年2月末までに、合否を受験者に郵送する。

 申込者が少数の場合、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、試験が延期または中止となる場合がある。

 同協会は、検定によって「日本の観光と温泉地の発展や、国民の健康増進に寄与する人材を育てたい」考え。

「都内観光促進事業」 参加事業者を16日まで募集 東京都

2020年10月13日(火) 配信

イメージ

 東京都と東京観光財団(前田新造理事長)はこのほど、都内への旅行商品などへの定額の支援を行う「都内観光促進事業(もっと楽しもう! TokyoTokyo)」を実施する。同事業に参加する旅行業者などの募集も行っている。

 実施にあたって、都内の新型コロナウイルス感染状況を踏まえつつ、観光産業の早期回復をはかる目的。都民を対象とする都内観光に係る感染防止対策を徹底した旅行企画商品に助成し、Go Toトラベル事業とも連携する。事業規模は40万泊分。

 助成対象は、①旅行業者などが取り扱う宿泊を伴う旅行②Go Toトラベル事業に登録した宿泊事業者が直接販売を行う宿泊③旅行業者などが取り扱う日帰り旅行――となる。10月23日(金)以降に販売を開始し、10月24日(土)~2021年3月31日(水)までに完了する旅行が対象。

 助成金額は、宿泊旅行の場合、1泊5000円。日帰り旅行の場合は1回2500円となる。

 申請期間は10月16日(金)まで。今後11月、12月に追加公募を予定する。

 事業者向け説明会は10月15日(木)に、同財団会議室(東京都新宿区山吹町346番地6 日新ビル)とユーチューブでのライブ配信(事前申し込みが必要)で行われる。

Go Toトラベル予算を追加配分 各OTA35%割引維持 国土交通省

2020年10月13日(火) 配信

イメージ

 国土交通省の赤羽一嘉大臣は10月13日(火)、すべての旅行事業者が最大で代金の35%分割引を維持できるように、追加の予算を配分する方針を発表した。

 楽天トラベルやじゃらん、一休.comなどの宿泊予約サイトが、Go Toトラベル事業の割引上限額の変更や利用回数の制限などの動きがあったことから、同省としては、利用者の混乱を避けたい考えだ。

 宿泊予約サイトのじゃらんや一休.com、ヤフートラベルなどは10月10日(土)予約分から、Go Toトラベル事業の割引上限額を変更した。これまでの1人1泊当たり最大1万4000円割引から最大3500円に引き下げていた。背景には、10月から東京発着が同事業の対象となったことで、国から各社に配分された補助金が不足してきたことが原因とみられる。

 楽天トラベルは、上限額は変更せず1人1回の利用制限を設けた。dトラベルとRelaxは、給付金額の上限に達したため販売終了としたが、補助金の再配があり次第、販売を再開する予定だった。

 一方で、JTB、KNT―CTホールディングス、日本旅行の旅行業大手3社は、12日(月)時点での上限額変更はなかった。

 赤羽大臣は、各社の予約実績などを踏まえたうえで「機動的に追加配分する仕組みにしたい」との考えを示した。

 また、各事業者からは14日(水)の午前中までに35%の割引を再開するとの報告を受けていると明かし、「事業者によって割引率が異なる状況は解消される」と語った。

 各社の割引制限を受けた予約についても、通常の35%割引を適用できるようにする方針だ。

中国へ京都バーチャル旅行を生配信 10万人が視聴、フリギー×JR西日本

2020年10月13日(火) 配信

中国人旅行インフルエンサーの東京阿鶏さんが案内

 アリババグループで、中国の旅行サービスプラットフォーム「フリギー」は10月9日、西日本旅客鉄道(JR西日本)と連携し、京都の嵯峨嵐山の観光スポットを中国に生中継するバーチャル旅行イベントを開いた。ライブ配信開始1分で、10万人以上の中国人ユーザーが視聴し、関心の高さがうかがえた。

 新型コロナウイルス感染症の影響で海外旅行が難しいなか、日本の魅力を伝え、収束後の訪日旅行の迅速な回復につなげるのが狙い。JR西日本上海代表処の平岡剛所長は「海外観光客の往来が見通せないなかでも、ライブ配信といったデジタルツールを通じて、西日本の良さを伝えることで、日本に旅行に行きたいという意欲を醸成し続けることが大切だ」と語った。

二尊院で住職と一緒にお詣り

 イベントは、日本在住の中国人旅行インフルエンサーの東京阿鶏さんが出演。嵯峨観光鉄道のトロッコ列車や竹林の小径、人力車乗車体験、二尊院などを約2時間にわたり紹介した。視聴者からは「秋の京都の紅葉を観に行きたい」「二尊院美しい、今度行きたい」「本当に静かで奥ゆかしい街だね」など数多くのコメントが投稿されたという。

 日本政策投資銀行と日本交通公社が8月に発表した、アジア・欧米豪12地域の海外旅行経験者を対象にした調査によると、アジア居住者の「収束後に海外旅行したい国・地域」(複数回答)は、日本が56%で1位を獲得。日本への注目度は依然として高いことがわかる。

 同社は今後も日本各地の観光施設などと協力し、「日本バーチャル旅行」をシリーズ化して開催したい考え。

京都・静岡の宿2軒、「一休Plus+」へ加盟(一休)

2020年10月13日(火)配信

「要庵西富家」の玄関

 「一休.com」を運営する一休(榊淳社長、東京都港区)はこのほど、2軒の宿が「一休Plus+」に加盟したと発表した。加盟宿は、京都市中京区の「要庵西富家」と、静岡県・熱海温泉の「ATAMI海峯楼」。

 「一休Plus+」は、高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」掲載の宿から厳選された、さらに上質で特別な宿を売り出している。

 「要庵西富家」は、世界の名だたるホテルとレストランが加盟する「ルレ・エ・シャトー」の日本メンバー(現在20軒)のうち、京都エリアで初めてのメンバー。料理宿として名高く、錦市場などから仕入れた新鮮な食材を用いて、伝統や固定観念だけに捉われない、現代的なセンスを取り入れた食事を提供する。部屋はそれぞれ個性の違う数寄屋造りで、客室7室だけの宿ならではのもてなしが楽しめる。

「ATAMI海峯楼」の客室(風科・ふうか)

 一方の「ATAMI海峯楼」は、「水とガラス」をテーマに、建築家・隈研吾氏が手掛けたデザイナーズ空間となっている。非日常を感じられる広い部屋と、全4室のスモールラグジュアリー、首都圏から近い「熱海」エリアのオーシャンビューなどが特徴。一休ユーザーからも人気が高く、さまざまな宿への宿泊経験も豊かな旅慣れた人から、とくに高い評価を集めていると紹介している。

 宿泊料金は、「要庵西富家」が1泊2食付の1室2人利用で9万9000円(税別)から、「ATAMI海峯楼」が同7万2000円(同)から。

JNTO、在留外国人対象のSNS投稿キャンペーン実施 外国人視点で日本の魅力発信を 

2020年10月13日(火) 配信

在留外国人が日本の魅力を発信(画像はイメージ)

 日本政府観光局(JNTO)は10月19日(月)から、在留外国人を対象とした SNS投稿促進キャンペーンを実施する。新型コロナ収束後のインバウンド再開を見据え、外国人視点で日本の魅力を発信し、訪日意欲喚起を促していく。

 今回実施の「My own personal Japan キャンペーン」は、日本に在留する外国人や、在留経験のある海外在住の外国人から日本のお気に入りの場所を募集し、優秀作品を表彰することで、ネットワークを活用した情報発信を強化する。

 応募は、SNS上でハッシュタグ#myownpersonaljapan、#visitjapanjpを付け、写真または動画とともにエピソードを交えた本文を投稿。その後、事務局に投稿の報告をメールで送信することで完了となる。締切は12月6日(日)まで。

 作品の中から選考委員が優秀作品を選び、10万円相当の旅行カタログなどの商品を合計10人に提供する。

 海外であまり知られていない日本の魅力を、母国出身者の集うSNSを通じて情報拡散する期待も込められている。

岩手県二戸市でクラフトジンとクラフトウォッカの製造開始 県産の漆や炭を使用

2020年10月13日(火) 配信

10月6日に岩手県内でオンライン会見を実施した

 51の国と地域に日本酒を輸出している南部美人(久慈浩介社長、岩手県二戸市)は2021年、二戸市内で新たにクラフトジンとクラフトウォッカの製造を始める。年内に新たな製造拠点を立ち上げ、来年3月ごろの販売開始を予定している。

 同社は今年、新型コロナウイルス感染症への対応で消毒アルコールの生産に乗り出した。消毒アルコールの生産と同じ製法によりスピリッツ類の製造が可能なことから、ジンとウォッカの製造もスタートすることを決めた。

 日本一の生産量を誇る二戸市の特産品で今年、文化庁の日本遺産に認定された漆の樹皮をクラフトジンのボタニカルに使用。クラフトウォッカは、岩手県北振興のパートナーでもある久慈市が日本一の生産量を誇る炭(岩手産白樺の活性炭使用)でろ過する。

 価格はジン4千円台、ウォッカ2千~3千円を想定し、各1万本ずつの生産を予定している。国内だけでなく、日本製品に関心の強い海外にも販売する。

静岡県三島市の「楽寿園」 10月30日(金)から菊まつり  開催テーマは首里城

2020年10月13日(火)配信

 静岡県三島市の市立公園「楽寿園(らくじゅえん)」は、10月30日(金)~11月30日(月)まで「菊まつり」を開催する。菊の散策路や大菊、懸崖(けんがい)菊、盆栽菊などの競技会や販売会が行われる。また、今年は「首里城」をテーマに、8千鉢を超える菊が園内を彩る。

 さらに11月7日(土)~15日(日)には夜間ライトアップ(午後5~9時)も行なわれ、昼とは印象が変わる菊の姿が観賞できる。

 まつり期間中の開園時間は10月は午前9時~午後5時(最終入場は4時30分)、11月は午前9時~午後4時30分(最終入園は4時)。期間中は無休。入園料は大人300円。夜間ライトアップは入園無料。

 同園は明治維新で活躍した小松宮彰仁親王の別邸として造営。現在では国の天然記念物及び名勝として観光客でにぎわう。広さ7万5474平方メートルの園内には、湧水期に富士山の雪解け水が湧き出す「小浜池」、野口幽谷や滝和亭などによる装飾絵画がすばらしい「楽寿館」、かわいい小動物と触れ合える「どうぶつ広場」などがある。