「トラベルスクエア」食材値上げがコロナ後の難敵か

2021年6月26日(土) 配信

 

 

 アフターコロナで出現するであろう難敵の1つに、原材料問題がある。

 とくに食料調達。

 およそ、飲食を提供する業態なら、今でもじわじわ進行中の食材仕入れ価格の高騰に気づいておられると思うが、コロナ騒ぎが一段落したところで、かなりこの問題が表面化するのではないか。

 既に、庶民レベルのスーパーでのお買い物でも、値札は変わっていないのに、中身の量目が減ったりしていることが騒がれ始めている。こういうのをステルス値上げと言うのだそうだが、取引量の多い業務用食品ではダイレクトな卸価格の改訂を要求されそうだ。

 というのも、地球規模で、食料生産が減産だ。

 アフリカや南アメリカの農業国などで、コロナによる20~40代の農業従事者が減っているのは深刻な事態だろう。

 もちろん、気候変動もかなりのファクターで、これだけ干ばつ、豪雨などが随所で起きれば、影響が出ないわけがない。

 それに、救荒食物の優等生たるトウモロコシが食材ではなく、4割近くがエネルギー源に転用されていることも大きい。

 通常、こういう食材値上げの対抗手段としては、メニュー価格の改訂、値上げになるのだが、未だデフレを克服できず、一般消費者の所得も伸びそうもない。というか所得がどんどん減るかもしれない事態なのだから、ここで消費者向けに値上げなどしたら、他店との価格競争に負けてしまう。材料費アップを吸収するには、勢い、人件費のカットに頼るしかない。そうなれば、現場はますます疲弊しサービス力も低下。ということで、コロナ後の対策として、新商品開発の試みが欠かせない。それも大胆な。

 ①高騰しそうな材料があれば、それに代わる食材を探す。

 ②1人前のメニューの主要パーツ(例えば牛の陶板焼きならお肉)を減らして、それに代わる美味しい野菜や魚介を採用しボリューム感の維持に努める。

 ③定番のメニュー表を持たなければいけない外食と異なって、その度ごとに献立を変えられるリゾート旅館は、もう一度あらゆる皿の上の食材を吟味し直し、それぞれ今が「旬」の素材に置き換えられないか考える。作り過ぎで困ったものも出るはずだからだ。もちろん、形の崩れた、いわゆる「端物」(はもの)の活用も積極的に。

 やってはいけないのは、大量買い付けの仕入価格をダウンさせるスケールメリットの考え方。

 大きな冷凍庫を買って、安い時に買付し、それを順次使っていくというのは合理的に見えるが、実際は先入れ先出しの原則など面倒で守り切れないものだ。折角の新鮮な食材を冷凍するのは、お客さんの心と舌を冷凍することに他ならない。今から心構えをしておこう。

 

コラムニスト紹介

松阪健氏

 

オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏=1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

 

青島神社の喫煙所、加熱式たばこ専用に一新(宮崎県・青島)

2021年6月25日(金) 配信

加熱式たばこ専用エリアの案内板アップ

 宮崎県・青島の青島神社は6月25日(金)、境内に設置していた喫煙所を、加熱式たばこ専用エリアに一新した。「煙のない社会」の実現を目指す、フィリップ モリス ジャパン(PMJ、シェリー・ゴー社長、東京都千代田区)の協力のもと、同エリアを新設した。

 PMJは今回の整備を通じて、境内での火災リスクの低減に寄与しながら、紙巻たばこによる望まない受動喫煙を減らして、よりクリーンで安全な環境の中で参拝できるよう支援した。

加熱式たばこ専用エリア全体のようす

 改修にあたって、周囲の景観との調和や地産地消の考え方に基づき、素材に宮崎県産の「飫肥杉(おびすぎ)」を採用。飫肥杉材は強靭で耐久性、弾力性、粘着性に優れ、海に囲まれた青島神社の環境でも、より永く上質な環境を保つことが可能な素材だという。

 また、同専用エリアには、同じく宮崎県の都城市出身の松山勝氏がデザインを手掛けたキービジュアルや、地域の観光スポットを紹介した暖簾が掲示されている。

 青島神社は、古事記にも登場する海幸彦、山幸彦の神話の舞台でもあり、物語に登場する神が祀られている。昔から神聖なる土地として地元に愛されてきた、宮崎県屈指の観光スポット。青島全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として国の特別天然記念物に指定され、同じく国の天然記念物に指定された「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩の景色が広がっている。

JTB旅ホ連、宿泊増売や地域振興・観光振興を活動の軸に 副会長には加賀屋の小田氏らが就任

2021年6月25日(金) 配信

一昨年度の総会のようす

 JTB協定旅館ホテル連盟(JTB旅ホ連、大西雅之会長、3689会員)は6月8日(火)、2021年度の書面総会を実施した。役員改選に伴い、副会長に加賀屋の小田與之彦氏と道後御湯の宮﨑光彦氏が就任した。

 理事には、新たに宮古ホテル沢田屋の澤田亮氏、ホテル鹿角の斎藤勝仁氏、ナチュラルファームシティ農園ホテルの太田雅孝氏、慶雲館の川野健治郎氏、つるぎ恋月の渡邉琢磨氏、金沢ニューグランドホテルプレステージの三木淳氏、京都ホテルオークラの奥田昭人氏、ホテルニューわかさの下谷幸司氏、ホテル金波楼の今津一也氏、皆生つるやの宇田川英二氏、稲佐山観光ホテルの小林秀顕氏、ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワの前田裕子氏が就いた。

 21年度の事業計画は、基本テーマに「JTBとのコミュニケーション強化による宿泊増売と会員経営基盤強化~『新』交流創造ビジョンとともに、コロナ禍を乗り越え、復活を成しとげる」を掲げる。

 JTB旅ホ連では①宿泊増売②地域振興・観光振興③人財育成④組織強化――の4つを軸にした活動行う。

 宿泊増売は、新型コロナ感染症関連対策をはじめ、お客向けオンライン説明会などデジタルを活用した販促への変革、アドベンチャーツーリズムなどを活用した訪日インバウンド回復への取り組み、宿泊アンケート評価制度の再整備と品質向上の取り組み強化などを推進する。

 地域振興・観光振興は、「ならではの価値」提供型コンテンツの開発のほか、JTBの観光開発プロデューサーミーティングとの連携強化など観光振興を軸とした地域課題の解決と地域社会への貢献、JTBが進めるTPF(ツーリズムプラットフォーム)と連携した地域交流事業への支援を行う。

 人財育成は、旅館経営人財育成アカデミーの拡充と浸透をはかっていくのに加え、「日本の宿 おもてなし検定」の受験人数向上と動画を活用した広報活動などに取り組む。

 組織強化は、新型コロナウイルス関連を含む災害などによる被害地域への支援、JTBグループとの連携による人手不足対策、労働生産性向上の取り組み強化、旅ホ連共済による人財確保と長期定着化に向けた会員の福利厚生の充実などをはかっていく。

 新型コロナウイルスの感染拡大が宿泊業界に及ぼしている環境の変化ついては、高稼働の追求が困難となり、単価アップと分散化が重要になっていることや、ニューノーマルな対応が必要となり、従来の「おもてなし」を求めていないお客が増えてきていることなども確認した。

 なお、来年度の通常総会は、2022年6月8日(水)に東京・新宿区の京王プラザホテルで開催予定となっている。

 

ピーチが「0泊弾丸運賃」発売 滞在は最大13時間可能

2021年6月25日(金) 配信

ピーチ・アビエーションはこのほど、期間限定の航空券「0泊『弾丸運賃』」を売り出した

 ピーチ・アビエーション(森建明社長)は6月25日(金)から、日帰り往復用の特別運賃が適用される期間限定の航空券「0泊『弾丸運賃』」を売り出した。弾丸運賃は、ピーチが就航した2012年以来、累計約7万席を販売した同社の人気商品。現地に最大で約13時間滞在することができる。

 また、今回の発売に合わせて、同社のWebサイトで「ゼロ博(泊)覧会」として0泊弾丸旅を紹介している。「憧れのサロンでヘアカット」や、「日帰りサーフィン」など多様なテーマで掲載しており、プラン作りの参考となる例を集めた。

 販売期間は7月28日(水)まで。搭乗期間は7月1(木)~30日(金)の平日。対象となる路線は、東京(成田)発3路線と、大阪(関西)発3路線、その他の空港発4路線の計10路線。運賃は6000円から。

 また、同社では、搭乗前に自宅で新型コロナの検査ができる「新型コロナウイルス郵送検査サポートオプション」を、7月から再開する予定だ。

阪急が宝塚市に協力 災害対応とボランティアに関する協定結ぶ

2021年6月25日(金) 配信

協定締結式のようす (左・酒井社長 、右・山﨑晴恵市長)

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)と兵庫県宝塚市は6月24日(木)、「災害の旅行手配及びボランティア協力に関する協定」を結んだ。同市内で地震や風水害などの大規模災害が発生した場合、阪急交通社が迅速でスムーズな災害対応と復興をはかる。

 同社は、宝塚市内で災害が起こった際、宝塚市に応援に向かうほかの自治体や、関係機関職員の宿泊、交通機関、食事などの手配を行う。

 また、避難所での新型コロナウイルス感染拡大リスクを低減させるため、ホテルや旅館に分散避難に配慮しながら宿泊手配を請け負う。

 災害発生後は観光客が減少することが社会問題となっている。ホテルや旅館の空室を有効活用することで、災害復旧だけではなく被災地の経済回復を促し、地域に貢献する。

 災害ボランティアは、同社グループ従業員のネットワークを生かして募集、派遣することで、復旧と復興に対して支援する。

NAA、全ターミナルの運用再開 五輪選手団来日による利用増鑑みて

2021年6月25日(金) 配信

今回再開するターミナルは2020年4月20日(月)から閉鎖していた

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は7月1日(木)から、コロナ禍で航空需要が減ったことを受けて閉鎖していたターミナルの運用を再開する。東京オリンピック・パラリンピック選手団の来日で、需要が増加することを鑑みた。

 今回は、2020年4月20日(月)から閉じていた第1ターミナルの第1、4サテライトと第2ターミナルのサテライトの使用を再び始める。これにより、全ターミナルが再開することになる。

「オリエンタルホテル」など、全15施設をチェーンブランド化

2021年6月25日(金)配信

チェーンブランド化される神戸メリケンパークオリエンタルホテル(写真奥)

 ホテルマネージメントジャパン(荒木潤一社長、東京都渋谷区)は6月22日(火)、新ブランド「オリエンタルホテルズ&リゾーツ」を立ち上げ、展開すると発表した。運営する国内グループホテル21施設のうち、「オリエンタルホテル」「オリエンタルスイーツ」「ホテル オリエンタル エクスプレス」を含む全15施設をチェーンブランド化する。

 ブランドコンセプトは、ホテルそのものが「独自性のある滞在体験の提供」と、「エリアを巻き込んだ独自性のあるデスティネーション」となること。ホテルが地域の文化や魅力を「掘り起こす」「活かす」「創造する」ことで、ホテルのほか、地域の活性化につなげたいとしている。

 なお、対象となるホテルは次の通り。

 神戸メリケンパークオリエンタルホテル▽オリエンタルホテル 東京ベイ▽なんばオリエンタルホテル▽オリエンタルホテル京都 六条▽オリエンタルホテル広島▽オリエンタルホテル福岡 博多ステーション▽オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ▽ホテル オリエンタル エクスプレス 東京蒲田▽ホテル オリエンタル エクスプレス 名古屋栄▽ホテル オリエンタル エクスプレス 大阪心斎橋▽ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡中洲川端▽ホテル オリエンタル エクスプレス 福岡天神▽オリエンタルスイーツ エアポート 大阪りんくう▽インターナショナルガーデンホテル成田▽沖縄ハーバービューホテル

KNT-CTパートナーズ会、副会長に鳥羽グランドホテルの上野氏ら 堀会長「『共生・共創』を基に会社を支援」 

2021年6月25日(金) 配信

一昨年度の通常総会のようす

 KNT-CTパートナーズ会(堀泰則会長、3681会員)の第9回正副会長会議が6月3日(木)、東京・港区のシェラトン都ホテル東京で開かれた。本部役員の改選が行われ、本部副会長に東海連合会会長で鳥羽グランドホテルの上野哲男氏と、関西連合会会長で金波樓の井上義一氏、中国連合会会長で望湖楼の中島伸之氏、観光部会長で北栄観光壹番館の阿野裕司氏が就任した。

 本部監事には、関西連合会でかつうら御苑の中照策氏、九州連合会で雲仙福田屋/山照-別邸-の福田努氏、運輸部会で近鉄バスの塩川耕士氏が就いた。

 堀会長は「会社の構造改革を進めるために、『共生・共創』を基とし、KNT-CTパートナーズ会がサポートできるようさまざまな取り組みを強化していく」と力を込めた。

 また、高齢者を中心にワクチン接種が拡大していることを挙げ、「オリンピック・パラリンピック終了後の9月以降に需要は回復する。そのため、今後もアフター・コロナ時代での『新しい旅』の提案が求められる」と述べた。

 KNT-CTパートナーズ会の会員数(5月1日現在)は、宿泊部会2264会員、観光部会896会員、運輸部会521会員の合計3681会員。

 KNT-CTホールディングスの米田昭正社長は「需要は必ずかつ急速に回復する」とあいさつ。近畿日本ツーリスト首都圏の大原浩社長は、自治体との受託事業(ワクチン接種関連、Go Toトラベル事業に代わる地域観光支援事業など)を進めていることを明かした。

 クラブツーリズムの酒井博社長は「高齢者向けのワクチン接種が進むにつれて、急激な電話申し込みがある」と述べた。そのうえで、「(お客の)申し込み動機は①安心・安全対策②旅行の目的③旅行先の感染状況――など、旅行代金より安心事項が優先」と動向を報告した。

 なお、今年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、人数を制限しての開催となり、第9回正副会長会議をもって2021年度の本部通常総会とした。

 来年度の本部通常総会は、2022年6月2日(木)に東京・港区のシェラトン都ホテル東京での開催を予定している。

【岐阜県高山】両面宿儺(りょうめんすくな)のルーツを訪ねるセットきっぷ販売 濃飛バス

2021年6月25日(金) 配信

 濃飛バス(加藤憲治社長、岐阜県高山市)は2021年6月21日(月)から、飛騨の伝説の英雄・両面宿儺(りょうめんすくな)にまつわる場所を巡る「両面宿儺セットきっぷ」を販売している。

 漫画・アニメ作品「呪術廻戦(かいせん)」に、両面宿儺と同名のキャラクターが登場し人気が高まるなか、高山市では今後、アニメツーリズムにも力を入れる。高山市丹生川町の路線バス沿線には「ゆかりの地」が多いことから、バスで巡もらえるよう企画した。

 セットきっぷは、高山濃飛バスセンター-ほおのき平間のバス1日フリー乗車券に、飛騨大鍾乳洞の入場と両面宿儺にまつわる土産2点がセットになっている。 発売は11月30日(火)まで。販売金額はおとな(中学生以上)2千円(税込)。「高山市おでかけ支援事業」を活用しているので、通常よりお得に利用できる。

  両面宿儺は高山市丹生川町が出生の地と伝わっていて、「日本書紀」の記述では「一つの体に顔が二つ、手と脚が四本あり、力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた」とされている。宿儺は「武勇にすぐれ、神祭の司祭者で、農耕の指導者でもあり、飛騨地域にとって英雄的存在だった」と伝えられている。

舌切雀のお宿ホテル磯部ガーデン 8月からモニター開始 ワーケ対応客室を本格導入

2021年6月25日(金) 配信

改修後の客室イメージ

 群馬県安中市の磯部温泉「舌切雀のお宿ホテル磯部ガーデン」(櫻井太作社長)は7月15日まで、「ワーケーション対応客室」の改修工事を実施している。8月からモニタープランの受け入れを始め、9月から本格的にサービスを開始する計画だ。

 同館では、これまで法人向けの団体客の受け入れを主軸に行ってきたが、新型コロナ感染拡大に伴い、団体客の需要がなくなり、昨年から主要ターゲットを法人団体客から個人客に転換した。

 同社が強みとする法人向けサービスや法人営業力を生かし、法人向けに「郊外型オフィス」を、また新たな働き方への対応として法人・個人向けに「ワーケーションプラン」を提供する。本格的なビジネスに対応した新たなサービスを提供することで、強みを生かして事業の再構築を目指す。

 磯部ガーデンは楽水館・楽山館・楽風館の3つの宿泊棟及び南館(コンベンション専用棟)で構成されている。客室は全120室(特別室、露天風呂付客室を含む)、最大利用人数700人。団体客へのフレキシブルな対応をするため、客室の多くは和室が中心だった。

舌切雀のお宿ホテル磯部ガーデン外観

 今回、改修する客室は、楽水館3―5階の和室を「ワーケーション専用客室」として、また2階のラウンジ「ポルチェ」をシェアオフィスタイプの専用ラウンジとしてリニューアルする。30―40代をターゲットとした和洋室で、客室にはツインベッド、ワークデスク、4Kモニター、高速Wi―Fi、カテゴリー6対応高速LANを標準装備。楽水館はリバービューで落ち着いた環境の客室で、水のテラスをイメージした「ワーケーション棟」としてリニューアルする。 

 5階の7室には露天風呂を設置し、3階と4階の14室と合わせて計21室がワーケーション対応客室に生まれ変わる。

 コロナ禍でオンラインエージェント(同社HPへの直接予約を含む)からの予約が倍増したことを受け、これまでの予約センターを「インターネット開発宣伝課」と「予約販売課」の2部門に分割し、①インターネットによるプロモーション強化②インターネット経由のオンライン予約対応の強化――を進めている。

 今回取り組む新たな事業はこれまで同社がターゲットとしてこなかった「個人客×ビジネス」、団体ではない「法人客×ビジネス」という新たな市場を狙うもの。「既存事業と競合することなく、むしろ既存事業を補完するサービスになる」(櫻井社長)と考えている。