「敦賀開業機運高まる」 福井県観光連盟 大阪で旅行社向け商談会

2023年7月13日(木)配信

4年ぶりに開催された商談会

 福井県観光連盟(山田義彦会長)は6月27日、大阪市内のホテルで旅行会社やメディアを対象とした観光商談会を開いた。

 同連盟の前田健二副会長(あわら温泉美松社長)は「来年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を控えるなか、今年5月には芦原温泉駅でレール締結式が行われ、福井から東京までが1本で結ばれるなど地元の機運は高まっている。来年秋には北陸3県でJRのデスティネーションキャンペーンが実施され、2025年には大阪・関西万博も控えている。インバウンド含め、さらなる誘客を期待するとともに、関西とは力強い絆でもって今後も交流を深めていきたい」とあいさつした。

 会場では県観光連盟の坪田昭夫専務理事が今春、三方五湖に登場した日本初の再生可能エネルギーだけで賄う電池推進遊覧船や、7月14日にリニューアルオープンする福井県立恐竜博物館(勝山市)、昨年10月に開館した「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館」(福井市)、若狭町で昨年春に誕生した日本で唯一のウエディングドレス製造工場の見学やドレス試着などが楽しめる「BRIDAL LAND WAKASA」など、旬の話題を紹介した。

 「バスツアーや教育旅行に関する各種助成制度もあるので、ぜひ活用して福井県への送客をしてほしい」と呼び掛けた。

 商談会では、自治体や観光施設など地元から約40人の担当者が来阪し、旬の話題や食、見どころなどをアピールした。

【塩野 俊誉】

東武トップツアーズ、山口県美祢市で「デジタル住民票NFT」

2023年7月12日(水) 配信

「デジタル住民票NFT」イメージ

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は7月14日(金)、山口県美祢市の「デジタル住民票NFT(非代替性トークン)」を売り出す。日本最大級のNFTマーケットプレイス「HEXA(ヘキサ)」を運営するメディアエクイティ(椛島誠一郎社長)と連携し、同月23日(日)までHEXAで販売する。

 実際に居住していなくても「デジタル住民票NFT」としてデジタル上で住民票を発行でき、希望者がそれを購入できる仕組み。同事業により、山口県美祢市の関係人口を創出し、地域への振興や訪問を通じて、移住者を増やすことを目指す。

 山口県美祢市の「デジタル住民票NFT」を保有することで、美祢市のデジタル住民であることを証明でき、SNS(交流サイト)などで公言できる。また、市長も出席するオンラインコミュニティに参加し、美祢市とのつながりを深められる。美祢市の課題に対してコメントや投票など、地域復興プロジェクトへの参加も可能。

 デジタル住民向け特典では、鍾乳洞「秋芳洞」や美祢市化石館が入場無料、美祢市養鱒場釣り堀が釣竿無料とマス2匹プレゼント、美祢市温水プールが利用無料になる。

 販売金額は1個1000円(2000個限定)。今回、販売期間中の購入申し込み者から抽選で選ばれた人のみが購入できる、新規NFT公開(INO)方式を採用している。

会員制度サービス「ONSEN騎士団」の入会受付を開始(ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構)

2023年7月12日(水)配信 

ONSENマイレージを集めることでさまざまな特典を受けられる

 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(涌井史郎会長)はこのほど、サブスクリプションを活用した会員制度サービス「ONSEN騎士団」の入会受付を開始した。これまで運営してきた会員サイト「ONSEN+」をリニューアル。月額1000円の会費制とし、ONSENマイレージを集めることでさまざまな特典を受けられるようにするなど、内容を一新した。

 ONSENマイレージは毎月200ポイントが付与されるほか、ONSEN・ガストロノミーウォーキングに参加することで貯められる。貯まったマイレージは、オリジナルグッズやイベント参加券、各温泉地の名産品などと交換可能。交換できる商品は、順次拡大していく。

 また、同会員サービスへの入会期間の長さによって、同機構の個人会員組織であるONSEN騎士団のランクも上がる。同協会では今後、各会員ランク向けの特典も提供する考えだ。

前田会長を再任 はとバス共栄会総会開く

2023年7月12日(水)配信

前田会長

 はとバス共栄会(前田伸会長、304会員)は7月11日(火)、東京・浅草ビューホテルで2023年度の総会を開いた。リアルでの開催は、4年ぶり。任期満了に伴う役員改選があり前田会長を再任した。

 前田会長は冒頭、観光業界の人手不足の問題に触れ、「人は一朝一夕にして育たない。(大切なことは)、愛情を込めて人材を育てる、あるいは観光を育む人材として長く働いていただけるようなインフラ、環境整えること」と語り、「高品位の観光サービス、ホスピタリティ、おもてなし、ここを保っていくことが、日本全体の観光でも最も大切なことだ」と自身の考えを述べた。

武市名誉会長

 武市玲子名誉会長(はとバス社長)は、8月14日に同社創業75周年を迎えることに触れ、「高品位のおもてなしで(今後も)『安心と安全』、『お客様の満足と感動』を常に追求しながら、はとバスならではの特別感のある高付加価値商品とサービスを展開し、末永くお客様にご支持いただけるよう全社員一同で取り組み、コロナ禍からの完全復活とその先の成長を確かなものにしていく」と語り、会員へ協力を呼び掛けた。

「益子まるごとクーポン2023」宿泊・日帰り2種類を用意 7月15日(土)から(栃木県・益子町)

2023年7月12日(水) 配信

栃木県・益子町は「益子まるごとクーポン2023」を用意した

 栃木県・益子町は7月15日(土)から、「益子まるごとクーポン2023」の申し込みを受け付ける。宿泊者を対象とした先着800人限定の宿泊割引+町内の参加施設店舗で利用できるクーポン券や、日帰りを対象とした体験・飲食・買い物共通クーポン券3000円分を2000円で販売する。

 宿泊クーポンは1人当たり1セット4000円相当(宿泊割引1000円+体験・飲食・買い物共通クーポン券1000円券×3枚)を、大人料金で宿泊申し込みをした際、先着800人にプレゼントする。上限は1グループ2セットまで。無くなり次第終了する。

 利用期間は、7月15日(土)~24年1月31日(水)まで。

 同町内の参加宿泊施設を予約する際に、クーポン券取得を申し込む。申し込み方法は、「じゃらんネット」と、電話での直接予約で受け付ける。

 日帰り観光向けクーポンは、町外の観光客を対象に全600セットを売り出す。同クーポンは、体験施設34件、飲食49件、買い物61件で利用できる。

 期間は1回目7月15日(土)、2回目10月1日(日)、3回目12月1日(金)~24年1月31日(水)。各期間先着200セット。

 1人当たり1セットまで。購入の際、氏名・住所・電話番号を求める。

 クーポンは益子町観光協会や道の駅ましこ、陶器ギャラリー「陶庫」などで販売している。支払いは現金のみ。

鳥取県、「今年はカニバーサリー」 秋冬CPなど強化

2023年7月12日(水) 配信

 カニの水揚げ量、消費量ともに日本一を誇ることから、2014年に「蟹取(かにとり)県」を掲げ、毎年秋冬のカニシーズンに「蟹取県ウェルカニキャンペーン」を実施する鳥取県の取り組みが今年、10年目を迎える。

 県は節目となる今年をカニとアニバーサリーをかけた、「カニバーサリー」と称し、多彩な取り組みを展開していく。

 県内の対象宿泊施設(約150施設)に泊まると抽選で旬のカニが当たる「蟹取県ウェルカニキャンペーンカニバーサリー」は9月1日(金)から2024年2月29日(木)まで実施する。同キャンペーンのなかで写真共有サイト・インスタグラムを使ったフォトコンテストも行い、第1回応募は7月10日(月)から始まった。

 「カニバーサリー」を盛り上げるアンバサダーには、吉本興業(大阪府大阪市)所属の女性お笑い芸人「ぼる塾」の田辺智加さん、あんりさん、きりやはるかさんが就任した。

 6月22日(木)の「かにの日」には、わったいな食育交流ホール「とりっこ広場」(鳥取市)で平井伸治知事や水産業、観光関係者が集まり、「蟹取県カニバーサリー宣言」を行った。カニをイメージした赤と白のスーツに身を包んだ平井知事らがくす玉を割り、「カニバーサリー」と高らかに宣言した。

6月22日に開いた式典のようす(右から3人目が平井伸治知事)

JTB、タカラッシュと連携 江東区で謎解きスタンプラリー

2023年7月12日(水) 配信

江東区謎解きスタンプラリーは7月21日(金)~12月20日(水)まで

 JTBは、東京都江東区とタカラッシュと連携し、国立印刷局が作製した「KOTOパスポート」を使った「江東区謎解きスタンプラリー」を7月21日(金)~12月20日(水)まで共同で実施する。

 同企画は、渋沢栄一ゆかりの地や区内の観光スポットなどにある手がかりを頼りに宝箱を探し出す謎解きイベント「時代を旅する謎手形」と、区内の観光地や商店街、飲食店など計30カ所を巡るスタンプラリーを合わせた企画。江東区ならではの地を巡るスタンプラリーを通じ、区内を周遊しながら、観光・産業・食の魅力を楽しめる。

 謎解きイベントは「深川コース」「城東コース」と、両コースをクリアすると参加できる「エクストラコース」を用意する。「KOTOパスポート」に、江東区ゆかりのスタンプを押して、浮世絵を華やかにデコレーションするなど、区内を巡りながらスタンプラリーを楽しめる。謎解き2コースへの参加とスタンプの数で豪華賞品が当たる抽選にも応募できる。

 参加費用は税込で1セット1000円(参加冊子とKOTOパスポート含む)。販売セット数は2万セットの先着順となる。販売場所は、こうとう情報ステーション(区役所2階)、各文化センター、ティアラこうとう、深川江戸資料館、中川船舶所資料館、芭蕉記念館、深川東京モダン館、亀戸梅屋敷などの窓口で販売する。7月22日(土)のみ、アーバンドックららぽーと豊洲でも販売。

 公式サイトは7月21日(金)の午前零時に公開予定。

リゾナーレ小浜島、9月バレルサウナ設置へ 隣接ビーチの一画に

2023年7月12日(水) 配信

バレルサウナ「絶景海風(うみかじ)サウナ」

 沖縄県・竹富町の小浜島の「星野リゾート リゾナーレ小浜島」に9月1日(金)から11月30日(木)までの期間限定で、バレルサウナ「絶景海風(うみかじ)サウナ」が登場する。八重山諸島初のバレルサウナになるという。

 ホテル隣接のビーチの一画に設置し、大きな窓から国内最大のサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」の絶景が広がる。サウナのとなりには冷水浴や外気浴を行うウッドデッキスペースを設ける。秋に旬を迎えるシークワーサーを使った特製モクテル(ノンアルコールのカクテル風ドリンク)も提供する。

 利用は宿泊者が対象で、1日1組(1組2人まで)限定。料金は特製モクテルを含み1組2万円(税込)。午後1時からの2時間。ホテルの公式サイトから2週間前までの予約制。

和歌山県・JR西・日本旅行、地域活性化で連携協定結ぶ

2023年7月12日(水) 配信

(左から)JR西の富澤五月和歌山支社長、岸本周平知事、日本旅行の小谷野悦光社長

 和歌山県と西日本旅客鉄道(JR西日本)、日本旅行は7月11日(火)、地方創生や公共交通の利用促進を含めた観光振興について協働することを目的に連携協定を締結した。

 2024年の「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年や25年の大阪・関西万博開催に向け、3者タッグで地域活性化をはかる。

 同日、和歌山県庁で開いた調印式に、県の岸本周平知事とJR西日本の富澤五月近畿統括本部和歌山支社長、日本旅行の小谷野悦光社長が出席し、協定書に署名した。

 連携事項として①鉄道利用に資する地域観光素材の発掘・磨き上げ②鉄道とウォーキングやサイクリングを組み合わせたメニュー開発③観光情報の発信――などを掲げた。

 今後の具体的な取り組みとして、まずは来年の世界遺産登録20周年に向け、体験企画や地域観光コンテンツの充実、駅発着のウォーキングやサイクリングの周遊ルート整備などに取り組む。

専用スペースで迫力の走行楽しむ ツーリズムとよたがFIA世界ラリー観戦ツアー

2023年7月12日(水) 配信

昨年の三河湖SSのようす(C)WRC Promoter GmbH

 ツーリズムとよた(太田稔彦会長、愛知県豊田市)は7月14日(金)午前11時から、秋に豊田市で行われる「FIA世界ラリー選手権(WRC)フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の観戦ツアーを売り出す。同ツアーの専用観戦スペースを用意するなど、迫力ある走行を楽しめる。

 今年のツアーは3日間・3カ所のスペシャルステージ(SS)ごとに1泊2日のツアーを設定する。11月17日(金)の伊勢神SSは、山間部を走る1本目のSS2が同ツアー参加者のみ観戦可能。11月18日(土)の三河湖SSはヘアピンコーナー間近に専用観戦スペースを設ける。また、11月19日(日)の旭高原SSは1本目の観戦がツアー参加者限定となっているほか、表彰式も見ることができる。

 宿泊施設は会場周辺に8施設用意。温泉旅館やロッジ、キャンプ場など幅広く選択できる。それぞれSSの前日から1泊2日でツアーを用意しており、旅行代金は大人1人2万8800~5万8800円。申し込みはオンラインで先着順となる。