日本一高いビルも 麻布台ヒルズ 11月から順次開業へ

2023年8月9日(水) 配信

「森JPタワー」52階からの眺望

 森ビル(辻慎吾社長)はこのほど、「麻布台ヒルズ」を11月24日から順次開業すると発表した。

 高さ約330㍍で日本一高いビルとなる「森JPタワー」を含む3棟の高層ビルなどからなる複合施設で、住宅や文化施設、インターナショナルスクールなど多彩な都市機能を集積。街区内には、ラグジュアリーホテルを展開するアマンが手掛ける「ジャヌ」の世界初のホテル「ジャヌ 東京」も開業する。

 年間の来街者数目標は3000万人で、店舗面積7000坪の商業エリアには、ファッションや食、カルチャーなど約150店舗が入居する。加えて、来年1月には、「森ビル デジタルアート ミュージアム : エプソン チームラボボーダレス」もお台場から移転し、オープンする予定だ。

 街区内の住宅数は約1400戸、居住者数は約3500人となる予定。レジデンスBには、短期滞在ニーズにも対応する家具付き短期賃貸「サービスアパートメント、森JPタワーには91戸のアマンブランデッドレジデンスも用意する。

辻慎吾社長

 8月8日に行われた記者説明会で辻社長は、「麻布台ヒルズの誕生は、東京をさらに魅力的な都市にしていくための挑戦の始まり」と語り、「(この場所に)集まる人の多様な可能性が引き出され、それが東京の魅力となり、世界中を引き付ける。その磁力こそが、東京が国際都市間競争を勝ち抜き、さらに成長させていくパワーになると信じている」と力を込めた。

「シン・令和阿房列車で行こう」著者・乾氏と観光列車で四国を巡る3日間(産経新聞社)

2023年8月9日(水) 配信

観光列車「伊予灘ものがたり」

 産経新聞社は10月7日(土)から3日間、同紙の連載「令和阿房列車で行こう」シリーズの著者であるコラムニストの乾正人氏と行く「『伊予灘ものがたり』と『四国まんなか千年ものがたり』2つの観光列車で四国を巡る旅」を開催する。

 同紙創刊90周年記念企画として、23年3月には北近畿を鉄道で巡るツアーを催行した。今回は、同シリーズの続編である「シン・令和阿房列車で行こう」をテーマに、第2弾として四国を旅するツアーを企画した。

 JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」で愛媛県・松山駅から八幡浜駅まで、「四国まんなか千年物語」で徳島県・大歩危駅から香川県・琴平駅までそれぞれ乗車する。また、四万十川を屋形船で遊覧するなど、四国を周遊する旅となる。

 日程は10月7日(土)出発、9日帰着。発着は羽田空港。

 料金は25万9800円(税込、2~3人1室利用時1人当たり)。

富士急ハイランドに新アトラクションが登場 「進撃の巨人 THE RIDE」など

2023年8月9日(水) 配信

進撃の巨人~THE RIDE~ウォール・マリア最終奪取作戦~

 富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)に今夏、「進撃の巨人~THE RIDE~ウォール・マリア最終奪取作戦~」など、新しいアトラクションが誕生した。

 シアターライドアトラクション「富士飛行社」の「進撃の巨人~THE RIDE~ウォール・マリア最終奪取作戦~」は、吊り下げ式のライドに乗り「進撃の巨人」の世界を駆け巡るアトラクション。ダイナミックの音響とともに重力を感じ、上下、左右、前後に動くほか、風や霧も吹き出し、迫力満点だ。

ZOKKON

 「ZOKKON(ぞっこん)」は、12年ぶりに誕生したバイクライド型コースターだ。LEDライトを搭載したバイク型のライドに乗り、4回の加速や旋回、トンネル内の走行、逆走などを体験できる。人気バンド「SEKAI NO OWARI」が手掛けた、リズミカルな音楽を聴きながらコースを走る。

絶望要塞―IMPOSSIBLE GAMES―

 ミッション攻略アトラクション「絶望要塞-IMPOSSIBLE GAMES-」は、以前の「絶望要塞3」からさらに難度がアップした。謎の人物“Z”が建てた謎の赤い館が舞台で、1~3人人のグループで挑戦する。第1ステージでは与えられた2つのゲームに挑戦。スコアをクリアすると、第2ステージに。最終は第5ステージだが、これをクリアするのはとても難しく、身体や頭脳を駆使して攻略する醍醐味を味わえる。

 このほか「トーマスランド25周年」を記念して「ニアとアニマルコースター」が登場。「フードスタジアム」には、人気ハンバーガーを販売する「VILLAGE VANGUARD DINER(ヴィレッジ ヴァンガード ダイナー)」やカレー専門店、ベルギースタイルのフライドポテト専門店がオープンした。

旅行ライター&エディター 三堀 裕雄

官民一体で旅館を改装 所有と運営分け生産性向上 (巛―sen―湯河原)

2023年8月9日(水) 配信

全室で温泉が楽しめる

 官民一体で面的な整備が進められている神奈川県・湯河原町に7月12日、「巛―sen―湯河原」が開業した。

 老舗旅館を官民一体のプロジェクトの一環で改装した宿。施設の所有と運営を分離させることで運営を効率化させ、宿泊施設への投資の呼び込みや生産性の向上を目指す。同プロジェクトによるまちの変化や、現状、未来像を取材した。

□源泉100%の温泉と眺望、酒を楽しむ宿

 「巛―sen―湯河原」はオールインクルーシブを導入しており、室内ワインセラーに並ぶ国産ワインや地酒から好みの1本を選ぶところから滞在が始まる。客室数は眺望が異なる5タイプ22室。全室源泉100%の温泉が楽しめる。温泉と眺望、酒を心ゆくまで堪能できるよう、室内冷蔵庫に日替わりでメニューが変わるアペリティフボックスを用意するほか、夜食も提供。滞在時間を十全に楽しめるよう室内空間の快適性を追求した。

貸し切りサウナも2カ所用意

 夕食は、県産食材を主役とする「日本の食文化を巡る」がコンセプトのコース料理を提供する。朝食は、旬のおかず9種と干物が楽しめる。

□明治18年の旅館を持続可能な温泉宿に

 「巛―sen―湯河原」は、1885(明治18)年創業の「亀屋旅館」を「湯河原エリアをモデル地域とした持続可能な温泉旅館街の構想策定プロジェクト」の一環でリニューアルした宿で、30―40代のハイエンド層をターゲットとする。

 同プロジェクトには、湯河原町やさがみ信用金庫、三島信用金庫、日本政策金融公庫、地域経済活性化支援機構(REVIC)、観光庁などが参画。小規模経営困難旅館を複数取りまとめたうえでリノベーションし、一括で運営委託することで収益性の向上をはかる。

夢十夜 客室

 昨年10月には、本と夢をテーマに掲げる旅館「夢十夜」を開業。20―30代の女性をメインターゲットに据え、若い客層の取り込みを進めている。
面白い宿を通じてまちに人を集める

 「巛―sen―湯河原」と「夢十夜」の運営は、同町で年配層をターゲットとする「白雲荘」とあわせてリアルクオリティ(東京都渋谷区)が行う。ターゲットの違う宿を同じ地域で3館運営する狙いを、小林豪代表は「色々な層を取り込み、まちに人を集めること」と説明し、「巛―sen―湯河原のような面白い宿を認知いただくことで、まずは湯河原が注目される状況を生み出したい」との考えを示す。また、今回のようなカタチでの宿の再生に関しては、「リスクの低減や融資が受けやすくなることが利点」という。

□湯河原の取り組みを他地域の先進事例に

 「巛―sen―湯河原」の開業で終了となる今回のプロジェクト。さがみ信用金庫湯河原支店の葊瀬真支店長は「観光庁の『地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業』を活用し、2022年に旅館20軒、飲食店9軒が改装を実施。23―24年には宿泊施設27軒、飲食店29軒で改装が進められている。こうした流れが生まれた要因の一つが今回の温泉街の再生だと思うので、他の地域にとっても先進事例になるのではないか」と総括した。

 湯河原町役場観光課の宮下睦史課長は「面的整備を続けながら、美味しい食やここならではの体験を提供し、宿泊時の満足度を上げることでリピーターを創出することが次の段階。日本の原風景や自然の魅力に触れられる環境を深化させ、歴史に逆らわない湯河原らしいまちづくりを進め、地域を発展させていく」と力を込める。

「ONSEN・ガストロノミーツーリズムコラム」 特異で優れた自然美の島(鹿児島県・屋久島)

2023年8月9日(水) 配信

さまざまな海洋生物も見られる島

 屋久島は2012年に霧島国立公園から独立し、隣の口永良部島とともに両島面積の45%が同年30番目の国立公園として指定されました。 

 国立公園に加え面積の約20%が「世界自然遺産」に指定され、九州最高峰の宮之浦岳を有する屋久島は、海岸線からの植生の垂直分布は顕著で、樹齢数千年の「ヤクスギ」を中心とした巨木の原生林が残されている世界自然遺産地域など、特異で優れた「自然美」が各方面から高い評価を受けています。

 一方、口永良部島は現在も火山活動が続く薩南諸島最大の島で、豊かな植生に覆われている事から別名「緑の火山島」とも呼ばれています。エラブオオコウモリなど屋久島とは違う動物も見られ、島の随所には天然の温泉が湧き出ています。

 自然豊かな山間部に注目が集まる屋久島は、亜熱帯から温帯まで幅広い地域に生息する魚類や海洋生物、豊富なサンゴ群落が見られる島でもあります。

 また厳冬期の山間部は、多くの雪に覆われ、四季折々さまざまな自然に魅了されます。

 一方、島の裾野は照葉樹の常緑樹に覆われており、春の新緑は生命力あふれる森を見る事ができます。また照葉樹の葉は光沢があり、雨に濡れた森は一段と艶が出るので、雨が降っても森の景色を楽しむことができます。

 春や秋は体力に応じた登山、夏は海辺でのんびりダイビングやシュノーケリング、冬は里の食を楽しみながら里めぐりやサイクリングでの島内一周と、四季折々の自然を楽しんで下さい。

【屋久島観光協会ガイド部会会長 中馬 慎一郎】

2階建てオープンバスで海ほたるをドライブ 8月11日から期間限定でツアー運行 (日の丸自動車興業)

2023年8月8日(火) 配信

普段より高い視点で東京湾を一望

 日の丸自動車興業 (富田哲史社長、東京都文京区)は8月11日(金、祝)から、 「スカイバス東京in木更津」の運行を開始する。

 「三井アウトレットパーク 木更津(千葉県木更津市)」、「東京湾横断道路」とコラボレーションした、三井アウトレットパーク 木更津発着のツアー。

 2階建てオープンバス「スカイバス東京」で東京湾アクアラインを走行、海ほたるにも立ち寄る内容で、オープンバス上から夏の東京湾の絶景が楽しめる。

 ツアーは8月20日(日)までの限定運行で、料金は大人(中学生以上)2200円、子供(4~12歳)1100円 。三井ショッピングパークカード(セゾン)かアプリde支払いのQR画面の提示で、5人まで大人200円、 子供100円の割り引き。また乗車券購入時に、三井アウトレットパーク 木更津の500円分の買物券(税込5000円以上の購入時)、海ほたるで使える買物券500円分(引換券)が付く。

FDAチャーター便利用 屋久島・種子島への旅 ジャルパック

2023年8月8日(火) 配信

FDAチャーター便を利用した同社初の商品販売

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、フジドリームエアライン(FDA)とチャーター契約を結び、FDAチャーター便を利用した鹿児島への旅「名古屋発 屋久島・種子島 観光付きの3日間」を売り出した。同社がFDAチャーター便利用の旅行商品を展開するのは初めて。

 同ツアーは短期間に両島の見どころを巡る充実した内容。屋久島での世界自然遺産地域「西部林道」のドライブや、白谷雲水峡のミニハイキング、種子島では種子島宇宙センターの見学、JAXAのOBトーク会、星空観賞会などを盛り込んだ。

 出発日は11月15日(水)、代金は2~3人1室利用で1人17万9千円、1人1室利用で20万9千円。申し込みは同社ホームページから。

韓国とシンガポールの旅行特集ページ公開 楽天トラベル観光体験×レッツエンジョイ東京

2023年8月8日(火) 配信

楽天トラベル観光体験とレッツエンジョイ東京は「KOREA AND SINGAPORE」を公開した

 旅行体験予約サービス「楽天トラベル観光体験」は、レッツエンジョイ東京が運営するおでかけ情報サイト「レッツエンジョイ東京」と共同で、韓国とシンガポールへの旅行を促進する特集ページ「KOREA AND SINGAPORE」を公開した。

 特集ページでは、「楽天トラベル観光体験」が作成した、旅行を最大限に満喫できるモデルコースを最適なプランと共に掲載する。

 韓国では、ローカルフードが味わえる飲食店や、テーマパーク、ソウルの夜景を楽しめるクルーズ、民族衣装のレンタルなどのプランを盛り込んだ2泊3日のモデルコースを構成した。

 シンガポールでは、「バムボート」で観光名所を巡るリバークルーズや、屋上展望場、植物園など、代表的なスポットを1泊2日で効率的に楽しむことができるモデルコースを紹介する。

台湾・台北が観光CP「久しぶり、台北!」開始 ビビアン・スーさん観光大使に

2023年8月8日(火) 配信

ビビアン・スーさん(左)と陳局長

 台湾の台北市政府観光伝播局(陳淑慧(チン・ジュクエ)局長)はこのほど、観光振興促進のため日本向けに「久しぶり、台北! 観光キャンペーン」を開始した。台湾出身タレントで日本でも人気のビビアン・スーさんが台北市観光大使に就任し、動画などを通して文化やグルメ、特産物などの魅力を発信する。

 8月7日(月)に東京都内で開いた会見で、陳局長は「この3年間はコロナで面と向かった交流できなかったが、今日はとても嬉しい」と観光CPの発表会ができることを喜んだ。

 コロナ後の状況は、今年の1~7月に142万人の台湾人が日本に訪れたことを報告。一方、「残念ながら日本から台湾へはまだ30万人。3年前はお互いに海外旅行先としてトップクラスだった。コロナ前の成績を復活させたい」と語り、「今回のCPで魅力を発信していきたい。台北、台湾にぜひおいで下さい」と呼び掛けた。

 台北市は公共交通機関が充実しており、桃園国際空港からはメトロで約30分。アクセスの良さに加え、安全性や都市と自然の両方が楽しめる観光地、食文化などが売りだ。コロナ後にできた最新スポットとしては、台北ミュージックセンターや台北パフォーミングアーツセンターなど。

 ビビアンさんが出演する今回の台北プロモーションビデオでは、若者に人気の高い心中山リニアパークなど、台北在住のビビアンさんが私生活でも訪れる場所を紹介。ビビアンさんは「公園の横や路地の小道を歩くと、宝物探しのよう」と、お洒落な店舗やグルメが見つけられると魅力を語った。また、8月20日までは淡水川沿いで毎週花火があがることから、「すぐに航空券を取って!」と会見に出席した4社の航空会社と共に売り込んだ。

 CPは2024年までの展開。大きなイベントは秋のファッションウィークや冬のクリスマス、年末年始カウントダウン、来春のランタンフェスティバルなどを予定する。

JTBグアム現地法人、JCB会員向けに「赤いシャトルバス」CP

2023年8月8日(火) 配信

グアムの「赤いシャトルバス」

 JTBグループのグアム現地法人であるT.P.ミクロネシア(TPM)は8月7日(月)、ジェーシービー(JCB)カード会員向けに、主要ホテルと人気ショッピングモールを結ぶ「タモンシャトル」の乗車賃無料キャンペーンを始めた。JCBの海外業務を行う子会社のジェーシービー・インターナショナル(金子佳喜社長、東京都港区)と共同で、「赤いシャトルバス乗車賃無料キャンペーン」の第2弾として12月6日(水)まで実施する。

 TPMは「ラムラムツアーズ」の名称で長年にわたり、ショッピングや観光に便利なグアム島内唯一の路線バス「赤いシャトルバス」を運行している。このたび、前回CP(2023年1~5月実施)の好評を受け、グアムを存分に楽しんでもらう目的で、改めてJCBと共同で乗車賃無料CPの実施に至った。

 乗車時にカード会員本人の1人に限り、運転手に対象のJCBブランドカードを提示することでCPを利用できる。なお、前回CPと条件が異なるため要注意。