「旅館コンサルタント大坪敬史の繁盛旅館への道(49)」見直そう、親子旅マーケット

2019年3月16日(土) 配信  

親子旅マーケットで国内旅行の掘り起しを

昨年末、日経新聞に「旅行しようよ じっくり話そう。親子なんだもの介護・相続…、重たい話題、非日常の功」という記事が掲載されていました。
 

 要約すると、50代の子供が親と一緒に旅行して、その機会にふだん話をしにくい、介護や相続などについて話をしよう、という内容で、問題の奥深さを感じました。
 

 単なる観光旅行ではなく、まだ元気だけど介護や相続の話をしなければいけない年齢の「親」と、働き盛りの50代の「子」の「親子旅行」を想定しています。
 

 これから30年、確実に増えてくる高齢者層と、その層に最も近くその人たちの面倒を見る必要があるけれども、まだその実感や方策を決めていない、あるいは話もできていない人たちに、「旅行」を通じて「これからのこと」をやんわり話してみませんか、という内容に思えました。
 

 日本の観光状況といえば、国を上げて「インバウンド一色」の様相を呈していますが、国内マーケットの掘り起こしも重要です。
 

 昨年の台風による関西国際空港の被害で空港が閉鎖されたり、北海道胆振東部地震などの影響で、外国人観光客のお客様が一気にいなくなった時のことを考えると、特定の客層のみに依存する怖さを感じてしまいます。
 

 ただ、宿側も以前と同じように「シニア」を捉えていると間違います。
 

 一例でいうと料理の「量」。ハレの日、特別な時に旅館を利用する時代は「食べきれなくて、持ち帰りをしなければいけないほどの量」が満足の基準でしたが、飽食の時代の昨今、「量」よりも「質」が重視されます。
 

 設備的にも、心理的にも越えなければいけないハードルは高いでしょうが、日本人旅行マーケットを考えた時に、年金などで暮らす現在のシニア層は「行こうと思えば旅行に行ける層」であることも間違いありません。
 

 そのような状況を上諏訪温泉「鷺乃湯」では、現場を交えて協議し、「『親子旅応援』ベット付客室で過ごす親子旅プラン~通常料金よりオトク!~」を企画しました。


 

 ふだんは、なかなか話せないことでも、旅先では素直に話ができるような経験ありませんか。「お母様、お父様を誘っての『親子旅』を鷺乃湯は応援いたします」がキャッチフレーズです。
 

 特典では、ベット付客室が確約なので、足が不自由なお客様も安心。お部屋食なので、ゆっくり食事がいただけます。
 

 また、親子旅プランの良さでは、客室から、エレベーターでスムーズに移動可能や大浴場が1階で、浴場が近く行きやすいなども高齢者には喜ばれます。
 

 宿は上諏訪駅からも近く、諏訪湖近辺に観光名所が集中して、観光巡りしやすい、というのもプランの魅力です。
 インバウンド一辺倒のなか、日本人客の新たな開拓も考えていかなければなりません。 

 

コラムニスト紹介

大坪敬史氏

旅館コンサルタント 大坪 敬史 氏

大手旅行会社での実務業務を経て船井総合研究所入社。インターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増&即時業績向上ノウハウには定評があり、数多くの宿泊産業の業績向上に貢献。観光文化研究所を設立し代表取締役。

「津田令子のにっぽん風土記(47)」館山でリゾートを実現させたい~千葉県館山市編~

2019年3月16日(土) 配信

 

今年5月にリニューアルオープンする「森羅」の外観パース
株式会社こがね社長 小金晴男さん

 
㈱こがね社長の小金晴男さんは生まれも育ちも千葉県館山市。自動車会社を経て地元に戻り、白浜温泉の旅館に勤めた。営業、フロントなどさまざまな仕事をするなかで、「もっとお客様に寄り添いたい」と考え、「自分でやってしまおう」と決意する。もともと妻と義母が市内で民宿を営んでいたが、新築して1983年に「民宿こがね荘」を開業した。

 
 学生の合宿を多く受け入れていた時期もある。しかし学生たちは料理にこだわりがなく、館山の新鮮な海産物を使っても、そのよさをなかなか感じてくれない。「やりがいがない」と感じた小金さんは「宴会のついたプランで、料理をしっかりやろう」と方針転換。地元で採れる伊勢エビに目をつけ、安く提供するプランを始めると好評を得た。99年に「海の湯宿 花しぶき」を開業。現在ではこれに加え、旅館とホテルの“いいとこどり”でもてなす「たてやま温泉 千里の風」、2人旅専用のラグジュアリー空間「プライベートホテル&スパレストラン 森羅」も経営している。

 
 こがねでは「地元密着型」かつ、「観光活性化となる」経営をすることを大切にしている。例えば99年に鮨店「たてやま旬鮨 海の花」を開業したのは「お客様に館山でおいしいものを食べていっていただき、価格でも安心して自信を持って勧められる店をつくりたい」という思いからだった。「お客様に不便をさせないようにと考えています。『当社に電話一本連絡をいただければ館山の観光などすべて大丈夫』と言えるようにしたい」と小金さんは話す。

 
 こうした取り組みは地域を盛り上げることにもつながる。「1軒が失敗すると『館山はよくなかった』という印象が残ってしまう。みんなが平均点以上を取らなければ。それを続けていくことで『館山に行ってみたらよかったよ』という話が出るのではないでしょうか」と小金さん。

 
 今では館山インバウンド協議会、たてやま食のまちづくり協議会、館山新・ご当地グルメ推進協議会の会長も務めている。

 
 現在は「森羅」をさらに上質感のある空間へとリニューアル中だ。また、よりカジュアルに宿泊でき、バーベキューやグランピングなどが体験できる施設もあるといいと考えている。「ある人が『最後に残されたリゾートは千葉県の南総部』と言っていました。確かに、新たな発見ができる可能性のある場所で東京から一番近いのは、南房総の南端にある館山だと思います」。 

 

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

 

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

飛騨市 まちの新たなにぎわい創出 連続テレビ小説「さくら」の回顧展を開催 

2019年3月15日(金) 配信

さくら展チラシ

飛騨市は、3月15日(金)から、連続テレビ小説「さくら」の回顧展をスタートした。飛騨市に多くの観光客が訪れるきっかけとなった作品の回顧展を行うことで、観光客の満足度向上や滞在時間の延伸、街の賑わい創出をはかる。

 会場内では、台本や小道具などを展示するほか、脚本家、出演者からのメッセージや、飛騨古川の散策を楽しめるロケ地情報を紹介。 ドラマを見たことがない人も楽しめるよう写真や漫画でストーリーを紹介する。

 「さくら」の放送により、当時は観光地ではなかった飛騨古河町に観光客が押し寄せ、放送された2002年の市の入込客数は、69万6519人に上った。関係者は、「『さくら』は、飛騨市(市民)にとっても思い入れのある大切な作品です。市民の方には放送当時を思い返し懐かしんでいただくとともに、地域の魅力発信やおもてなしにつなげてほしいです。また、観光客の皆さまにはには、ぜひとも飛騨市の古き良き風景とともにさくら展をお楽しみいただきたいです」と思いを語った。

連続テレビ小説さくら展in飛騨古川

日時:3月15日(金)~8月31日(土)

時間:午前9:00~午後4:00

会場:飛騨市古川町弐之町6番7号

入場料:無料

問い合わせ:飛騨市役所企画部地域振興課

TEL:0577-62-8904

伊豆の老舗旅館「坐漁荘」 離れにペット同伴の新客室が誕生

2019年3月15日(金)配信 

「松琴亭ペットルーム」イメージ

静岡県・浮山温泉郷の「ABBA RESORTS IZU-坐漁荘」は2019年4月1日(月)、ペット同伴ができる客室「松琴亭ペットルーム」がオープンする。開業50年で初めての試みで、予約受付は3月18日(月)から開始する。

 ペットも家族の一員と捉えて旅行を一緒に楽しみたいという、高まるニーズに応えるために計画。トラベルウィズドッグ(神奈川県藤沢市)の代表取締役兼CEOの中村貴徳氏が監修し、本館離れの一戸建て露天風呂付きの部屋として誕生した。他の宿泊客に配慮し、専用のアプローチから直接客室に入られる導線を整え、専用の庭には愛犬が気持ちよく遊べるようウッドチップを敷いている。

松琴亭ペットルーム

本館離れの一戸建て庭付きの客室
露天風呂付き

宿泊料金

大人2人1室利用:1泊2食付き1人 4万6千円~(税サ別)

ペット料金:1泊あたり

 体重10㌔未満の小型犬5千円(税別)、10㌔以上の中・大型犬1万円(同)

「ABBA RESORTS IZU-坐漁荘」概要

総支配人:原田 雅史

所在地:〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1741

TEL0557-53-1170

URL以下のページリンクから

目的地前に飛行機降りてぶらり旅 スイスの短期滞在型旅行パッケージでお得に

2019年3月15日(金) 配信 

ルツェルンの街並み(画像はイメージ)

スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)はこのほど、SWISSに搭乗すれば、最終目的地へたどり着く前に、スイスに立ち寄って1~4 泊の旅行をお得に楽しめる「ストップオーバー・スイス」の販売を始めた。日本からヨーロッパや中東、アフリカなどの各国へ向かう途中で、気軽にスイスに短期滞在できる仕組みだ。

 プランには、3~5つ星ホテル宿泊費用のほか、スイス国内の電車・バス・船のフリーパス、スイス登山鉄道の最大50%オフになるクーポンなどの特典が付く。個人で宿泊や交通を手配するよりも安く旅を満喫できるという。今後、季節に応じて他のパッケージも追加し、種類も増やしていく予定だ。

 スイスでの旅行先が1 カ所か複数を問わず、選んだ目的地の3 ~5 つ星ホテルに加え、公共交通機関を利用できる9 つのプランを用意する。スイスの主な観光スポットや都市を、短期間で見て回ることができるようにした。レジャー、ビジネスのいずれかの目的であっても利用でき、スイス全域から宿泊施設を選ぶことができる。

 旅行先を1 カ所に限定するパッケージでは、チューリッヒやインターラーケン、ルツェルンなどの好みの1 都市に滞在し、スイスの魅力に触れる1~4 泊のプランを選べる。これらには、スイス滞在中に、公共交通機関を無制限に利用できる一等もしくは二等クラスのスイストラベルパスも含まれ、気軽で便利に途中下車の旅を楽しめる。

 2~4 泊で複数の旅行先を楽しむパッケージでは、さまざまなアクティビティを用意した。いずれの滞在先でも3 ~5 つ星ホテルに宿泊できるプランがある。例えば、人気の高い湖や山々を巡る「ベスト・オブ・スイス」などのパッケージがあるという。

 「ストップオーバー・スイス」プログラムは、スイス政府観光局(ST)と、スイストラベルセンター(STC)と共同で開発した。

 SWISSは「一度の旅行でより多くの目的地やアクティビティを堪能し、短い滞在期間で多くのエッセンスを味わいたいと考えるお客様も多くいる。SWISS とST はこれまでの分析を踏まえ、そうした新たなニーズに応えるべく、今回のプログラムを共同で開発した」と語った。

 第1 弾の「ストップオーバー・スイス」パッケージは下記から予約可能。フライトと併せての予約のほか、パッケージ単体でも受け付けている。

アパグループ 西日本最大客室数のタワーホテル用地を取得

2019年3月15日(金)配信 

アパホテル&リゾート〈梅田駅タワー〉(仮称)の完成予想図

アパグループ(元谷外志雄代表、東京都港区)は2019年3月14日(木)、西日本最大級の客室数となるタワーホテル開発用地の取得を発表した。取得会社はアパホームとなる。

 同地の開発計画では、客室数1,500室超の31階建て超高層タワーホテルとして、ホテル名は「アパホテル&リゾート<梅田駅タワー>」(仮称)とし、2022年末に開業を予定する。なお、アパグループでは、アパホテル&リゾート<横浜ベイタワー>、アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>に次ぐ客室数のホテルとなる。詳細内容については決定次第、随時公表していくと発表した。

 同地は、JR東海道本線、環状線が乗り入れる大阪最大級のターミナル駅である大阪駅から徒歩6分、大阪メトロ谷町線の東梅田駅から徒歩2分、JR東西線の北新地駅から徒歩4分。阪急線の梅田駅からも徒歩圏内で、大阪を代表する歓楽街「北新地」や「梅田」界隈の百貨店街にも近く、「京都・神戸・奈良」方面へも乗り換えなしでアクセスでき、ビジネスやレジャーに適した至便な立地となる。

 今後、梅田周辺では「うめきた2期地区開発」や「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」など、数多くの再開発が予定され、同プロジェクトの推進がさらなる経済効果をもたらすとしている。また、2025年の大阪万博決定に伴う、大阪エリアでの宿泊需要の増加に応えていく。

用地概要

所在:大阪市北区曽根崎2丁目1番地

公簿面積:3,199・81平方㍍

権利の種類:所有権

北海道のすべての高速道路が定額で乗り降り自由! ドラ割「北海道観光ふりーぱす」3月15日(金)発売

2019年3月15日配信

NEXCO東日本北海道支社は、北海道内のすべての高速道路が定額で乗り降り自由となるETC車限定ドラ割「北海道観光ふりーぱす」を、今年も3月15日から発売する。

 利用開始日を昨年よりも約3週間早め、「ゆったりプラン」は4月2日(火)から、「週末プラン」は4月5日(金)からとした。ゴールデンウィークやお盆期間も利用できる。

販売プラン

1)週末プラン:
 2019年4月5日(金)-11月5日(火)のうち、土日祝日等を含む最大3日間、高速道路が乗り降り自由になる。

2)ゆったりプラン:
 2019年4月2日(火)-11月5日(火)の間、平日・休日を問わず4日-6日間、高速道路が乗り降り自由になる。

3)フェリー限定プラン:
 車でフェリーに乗って本州から北海道へ旅行されるお客限定で、7日~14日間の長期間、高速道路が乗り降り自由になる。

申込受付:
 「週末」「ゆったり」プランとも3月15日(金)午後3:00から下の専用HPにて。フェリー限定プランの利用期間など詳細は後日。

販売価格:

対象区間:
 E5 道央自動車道、E5A 札樽自動車道・後志自動車道、
 E38・E61 道東自動車道、E62 深川留萌自動車道、E63 日高自動車道

利用上の注意点:
 ドラ割は、ETC利用の「普通車」および「軽自動車等」限定の割引プラン。
 高速道路の利用開始前にNEXCO東日本の情報サイト「ドラぷら」から申し込む。
 申し込みの利用期間中に登録したETCカードを北海道の高速道路で利用した場合、期間中の通行料に関わらず、申し込みされたドラ割の料金が請求される。

 

手ぶら観光の促進へ 東京モノレール浜松町駅で実証実験

2019年1月15日(金) 配信

手荷物預かり所(イメージ)

JR東日本スタートアップと東京モノレールは3月18日(月)から、手ぶら観光の促進にむけた実証実験を行う。旅行前の情報とクーポンの提供、旅行中の手荷物預かりサービスの利用促進までを一連で行い、訪日外国人旅行者の観光を促す。

 実証実験では、浜松町駅2階にecboが運営する手荷物一時預かりシェアリングサービス「ecbo cloak」を導入したカウンターを設置する。併せて、WAmazingが運営する訪日外国人向けアプリ上で、旅マエの旅行者に羽田空港や東京タワー、モノレール浜松町駅構内で利用できるクーポンと、観光情報を提供する。これらのサービスを提供することで、荷物預かりスペースの不足や、海外への情報発信などの課題を解決させ、駅周辺の活性化につなげる。

実証実験概要

期間 : 3月18日(月)~ 3月31日(日)

 ecbo cloak 「手荷物預かりカウンター

設置場所:モノレール浜松町駅構内(2階) 旅行センター跡地

荷物の預かり可能時間:8:00〜20:00

預かり料金:荷物サイズに関わらず一律 800円 / 日・個(税込)

当日予約:可能

複数日予約:可能(最大予約可能日数10日)

荷物の預かり可能個数:50個(需要に応じて変更の可能性あり)

WAmazingクーポン

利用場所:

羽田空港第1・第2ビル駅構内のお土産店など3店舗・モノレール浜松町駅構内の飲食店2店舗、東京タワー

内容

羽田空港・浜松町駅5店舗:

会計時5%割引、ノベルティプレゼント、トッピング無料など

東京タワー:メインデッキ(150㍍)展望料金割り引き

 

 

 

 

天草で人、物、地域づくり 桂木誠志さん 拠点の「呼群堂」で

2019年3月15日(金) 配信

桂木誠志さんと和歌子さん

桂木誠志(かつらぎ・せいし)さんは、熊本県天草市で生まれた。福岡(15年)と東京(27年)での暮らしも長く、病院関係の労働団体を定年退職したあと、故郷の天草に戻ってきた。

 
 地元の高校生の進路指導や、地域のボランティア活動に精を出す一方で、拠点作りとして天草の典型的な自宅(農家建築)の納屋を改築。バリアフリーの“古民家風”別棟を建てた。

 
 「友人や知人、地域おこしのグループなどに使ってもらいたい」と、英語のcomrado(仲間)にちなんで、「呼群堂」(こむらどう)と名付けた。

 
 家の周りには田んぼや畑、小川、池、山林があり、海も近い。ニワトリ小屋も自ら造り、毎朝卵を産む。母屋には高齢の母親が暮らす。 

天草の自然に囲まれた呼群堂

 
 桂木さんは「50歳ころから田舎暮らしを考えていた」という。東南アジアなども下見に行ったが、妻の和歌子さんが福岡県太宰府市の出身だったため、双方の親の面倒をみることができる天草での暮らしに決めた。

 
 「高校まで18年間過ごした地元・天草に貢献していなかった」ことも決め手となった。

 
 今は、天草への移住希望者にとって心強い味方だ。「都会と田舎暮らしの両方を知っているので、田舎の豊かな部分や不安に感じるところも都会人の目線で分かる」のが強みだ。移住した若い人が働ける環境づくりや支援も行っている。

 
 「呼群堂」は“田舎暮らし人”と“都会暮らし人”の交流の場としても活用され、週末(金・土・日)と祝日には宿泊と食事もできる。1日1組限定で、最大5人まで可能。家族旅行や熟年の小グループ旅行にも人気で、移住体験や修学旅行の農家民泊としても活用されている。

 
 隣接する田畑での田植えや稲刈り、野菜やミカンの収穫など農作業体験メニューもそろう。桂木さんは「日々の暮らしのなかで、人づくり、物づくり、地域づくりに取り組み、心豊かに住み続けられる天草にしたい」と笑顔を見せる。 

 

現役道最古の小刀根トンネルなどを探検 朝日旅行がツアー造成

2019年3月14日(木) 配信

小刀根トンネル(提供:花田欣也氏)

朝日旅行はこのほど、「ひとりを楽しむ」をコンセプトにしたウェブメディア「DANRO」とコラボレーションし、「トンネル歩き」に特化したツアーを売り出した。トンネル探究家の花田欣也氏をガイド役に、滋賀県長浜市にある「谷坂トンネル」と「旧賤ケ岳トンネル」、福井県敦賀市にある「小刀根トンネル」の3カ所を巡る。

 同ツアーは、山中などにある貴重な産業遺産「トンネル」を訪ね、造られた目的や歴史を考察するなど、トンネルそのものを観察対象にしたユニークなツアー。同社は昨年、「トンネル歩き」という新たなインフラツーリズムを提案するツアーとして第1弾を発表し、多くのの参加者を集めた。第2弾は、関西からの日帰りツアーとなる。

 目的地となるトンネルを選定した花田氏は、「一押しは小刀根トンネル」と語り、「鉄道の道路転用トンネルとしては日本最古で、静かな佇まいが素敵な煉瓦の美しいトンネル。煉瓦もよく残り、これほどの歴史的価値のあるトンネルは全国でも稀有」とPRした。 

「トンネル探検隊がゆく!湖北に残る産業遺産 旧賤ヶ岳トンネルと現役道最古の小刀根トンネル 日帰り」 概要

出発日:5月11日(土)

旅行代金

新大阪駅発着:大人1万8800円、子供1万8千円

米原駅発着:大人1万5300円、子供1万4500円

行程概要:

新大阪駅(午前8:00ごろ)→米原駅(午前10:15ごろ)→長浜市浅井・谷坂トンネル→ 木之本(昼食)→  旧賤ヶ岳トンネル→敦賀市・小刀根トンネル→米原駅(午後5:00ごろ)→大阪駅(午後7:30ごろ)