日本初!「無印」のホテルが4月4日、銀座に開業

2019年4月3日(火) 配信

「アンチゴージャス、アンチチープ」な客室

「無印良品」を展開する良品計画(松﨑曉社長、東京都豊島区)とUDS(中川敬文社長、東京都渋谷区)は4月4日(木)、日本初となる無印良品のホテル「MUJI HOTEL GINZA」を東京・銀座に開業する。また、すでに3月20日(水)から、MUJI HOTEL公式ウェブサイトで宿泊予約を開始している。なお、予約は公式サイトからのみ受け付ける。

MUJI HOTEL GINZA(6〜10階)

 同ホテルは「アンチゴージャス、アンチチープ」がコンセプト。無印良品の思想を体現するホテルとして、旅先であってもいつもの生活の延長の感覚で心地よく過ごしながら、銀座をより深く味わい、楽しめる旅の拠点となることを目指す。ホテルは3カ所目の無印良品の世界旗艦店「無印良品 銀座」とともに開業し、6階にフロントとレストラン「WA」を設置、7~10階で79部屋の客室を用意する。

 内装は木・石・土といった自然素材を中心に、共用部には50年前に東京を走っていた路面電車の敷石や船の廃材などを用いて、時間が作り出す風合いを空間に取り入れている。また、ホテルスタッフの案内による銀座ツアーや、ランニングウェアの貸出といったサービスを用意する予定だ。

【客室】

畳の部屋も用意

 全79室の客室は旅先のからだと心を整える工夫を凝らし、家のようなくつろぎと、気持ち良さを追求した。ベッドは眠りと姿勢の研究に基づくマットレス。触り心地の良いバスタオルや、自然な眠りに導く照明などを整える。客室は9タイプ。畳を入れた部屋や2段ベッドの部屋、3~4人で利用できる部屋もある。客室の備品の一部は1~6階の無印良品店舗で購入できる。

【料金体系】

 平日や祝日、ハイシーズンやオフシーズンといった繁閑の差による価格変動はない。いつでも、同じ部屋を同じ価格で予約することができ、消費税やサービス料を含めた価格表記でシンプルな料金体系を整える。部屋の広さに応じた価格を設定し、分かりやすいように料金を固定にしている。一番小さい部屋は1万4900円、最も広い部屋は5万5900円など(※税・サービス料込)。

【レストラン「WA」】(6階)

 WAでは定期的に日本の各地を訪れて、それぞれの地域のくらしに染み込んだ味を見つけて、届けていく。日本各地で食べ続けられているふるさとの味に触れ、豊かな日本の風土を、食を通して楽しみめる店を目指す。注文ごとに一合羽釜で炊き上げるお米は、高品質な米の産地として注目が高まっている飛騨高山のコシヒカリが楽しめる。日本酒は、老舗から若手まで腕利きのつくり手から集めた。

<メニュー例>(消費税込価格)※大分県の料理は6月末までの提供予定。

朝食:
和食と洋食好きなものを好きなだけ 1,800円
ランチ:
魚または肉のおぜん 1,600円、大分のおぜん 1,200円、ごまだしうどんセット 1,000円、WAの鮨おぜん 2,000円など
ディナー:
とり天 1,050円、季節の煮魚 1,320円、和牛すきやき 2,420円、飛騨高山コシヒカリの釜炊き(一合)880円など
営業時間:
朝食 午前7:00 ~ 10:00(9:30 LO)/昼食 午前11:30 ~午後 3:30(3:00 LO)/夕食午後 5:30 ~ 10:30(10:00 LO)

席数:51席

【ATELIER MUJI GINZA】(6階)

 無印良品銀座の6階にある「ATELIER MUJI GINZA」は、デザインをテーマに無印良品が考える未来を見据えたメッセージを発信する複合的なデザイン文化の発信基地。ものづくりやデザインにまつわる展示を行う2つの「Gallery」、コーヒーやお酒とともに語らい集う「Salon」、デザインやアートの古書や希少本なども取りそろえた「Library」、イベントを開催する「Lounge」の5つの空間で構成されており、それぞれのスペースで行う展示やイベント、メニューや書籍などを通じて、デザインについて考えるコミュニケーションの場として育っていくことを目指す。

営業時間:午前10:00 ~午後 9:00、Salonのみ 午前10:00~午前2:00(1:30 LO)

【MUJI Diner】(地下1階)

 地下1階には、家族や友人、1人の時間を満喫しながら、朝から晩まで利用できるレストラン「MUJI Diner」がオープンする。カラダに優しく、食べて美味しい「素の食」を、ゆったりとした空間で提供することで、食の大切さ・楽しさを伝えていく。

営業時間:朝食 午前7:30~11:00(10:30 LO)/昼食 午前11:00~午後3:00(午後2:30 LO)/夕食 午後5:00~10:00(9:30 LO)

座席:118席

【メニュー例】(消費税込価格)

おにぎりセットのイメージ

朝食:おにぎりセット500円、トーストセット500円、湯豆腐セット850円など
朝食は「1日のはじまりに、体を整える」をテーマとし、作りたての豆乳がゆ、おにぎりとみそ汁、焼きたてのパンと目玉焼きなど、シンプルでからだにやさしい朝食セットを用意する。

昼食:焼き魚定食850円、から揚げ定食850円、サラダバー400円
昼食は「美味しい定食」をテーマとし、毎朝小田原の漁港から届く鮮魚の日替わり定食やサラダバーを提供する。

夕食:自家製寄せ豆腐400円、早川漁港の魚の煮付け1,400円、宮崎ハーブ牛のサーロインステーキ2,500円
夕食は「みんなで囲む食卓」をテーマとし、小田原漁港から直送された魚介類や、産地まで足を運んで選んだ肉や野菜など、素材や鮮度にこだわった食事を提供する。店内では、豆腐工房で作り立ての自家製の豆腐が堪能できる。

 

MUJI HOTEL GINZA 概要

名称:MUJI HOTEL GINZA

所在地:東京都中央区銀座3丁目3番5号

開業日:2019年4月4日(予定)

客室構成:全79室、14平方㍍~52平方㍍

フロア構成:6階 フロント、レストラン 7階-10階 客室

レストラン:6階 レストランWA 51席

企画・内装設計・運営・経営:UDS株式会社

「西九州のハブ都市」へ 旗印の新キャッチとロゴを制作 佐賀県武雄市

2019年4月1日(月) 配信

キャッチコピーは「それ、武雄が始めます。」
公式ロゴマーク

 九州新幹線西九州ルートの暫定開業を2022年度に控えるなか、「西九州のハブ都市」を目指す佐賀県武雄市では、市民が主体となり、今後のまちづくりの旗印となるキャッチコピーとブランド公式ロゴマークを新たに制作した。

 新キャッチコピー「それ、武雄が始めます。」は、地元の中・高・大学生や市民、市職員らが、コピーライターの中村禎さんと一緒に、まちの魅力や、目指すべきまちのあり方などについて議論を重ね、昨年11月に生み出した。“あったらいいな”“こうしてほしいな”と思う、さまざまな“それ”を、誰か任せではなく、市民一人ひとりが考え、行動していこうという「全員アイデア・全員アクション」の意思が込められている。

 さらに、今年3月には、新キャッチコピーを、よりわかりやすく伝えるブランド公式ロゴマークも決定。全403点の応募作品のなかから、市民らの投票で選ばれたロゴには、新しいことにチャレンジするワクワク感が表現されている。

 3月16日に行われたロゴ発表会で、同市の小松政市長は「新たなキャッチコピーとロゴは、市民の皆さんが考え、選んだもの。市民一人ひとりが、武雄をよくするために、自分たちの手で新しい何かにチャレンジする。そんな気持ちを持ってもらえるよう、しっかりと浸透させていきたい」と抱負を述べた。

 今後は新キャッチコピーとロゴマークを、市の宣伝活動はもちろん、土産品のパッケージに掲載するなど、民間にも広く活用してもらい、全国に向け、武雄ブランドの浸透をはかっていく。

岬亭4階リニューアル 外装も一新 鳥羽シーサイド

2019年4月3日(水) 配信

岬亭4階和ベッドタイプ

 三重県鳥羽温泉郷の鳥羽シーサイドホテルは3月1日、「岬亭」の4階客室をリニューアルするとともに、「岬亭」の外装を一新し、リフレッシュオープンした。

 4階客室は、これまで和室タイプだった9室を、和ベッドタイプ5室、和室タイプ4室に改装。全客室とも琉球畳に張り替え、室内照明も変更することで、これまで以上に窓から望む青い海が映える、明るい空間へと生まれ変わった。18帖ある角部屋のみ、ベッドを3つ配置したファミリータイプとなる。

 リニューアルに合わせて、4階は禁煙フロアに変更。これにより、同ホテルの禁煙客室の比率は25%超となる。

 さらに、「岬亭」の外装は、壁面をホワイト、屋根部分は淡いグリーン色で全面塗り直し。白く輝く外観は、よりリゾート気分を盛り上げてくれる。

抽選でペア温泉宿泊券が当たる!「第60回 旅と温泉展」開催中

2019年4月2日(火) 配信

日本温泉協会は4月2日(火)から5日(金)まで、「第60回 旅と温泉展」を開催し、全国の温泉地や会員施設の紹介、現地の最新情報を提供している。会場は東京駅に隣接した商業施設KITTE・地下1階で、買い物や仕事帰りに立ち寄るのにも便利だ。

 

アンケートに答える来場者

 3日(水)には群馬県の伊香保温泉が、4日(木)には宮城県の作並温泉が抽選会を実施。また、アンケートの回答者には先着順で機関誌「温泉」がもらえるほか、抽選で下呂温泉や熱海温泉などのペア宿泊券が4組8人に後日送付される。

 

温泉の体感コーナー

 下呂温泉から直送された源泉に触れることができる「温泉の体感コーナー」も設置。この日、東京駅から新幹線で引越し先の仙台に向かうという親子は、「手を拭いたあとも、ぽかぽかしてます」と喜んでいた。

 

パネル写真を見つめる来場者

 温泉地紹介、秘湯の宿など、コーナーごとにパネル展示やパンフレットを提供。真剣に見つめる来場者の姿もあった。

 

 

お楽しみ抽選会

●4月3日(水)午後2時から

群馬県伊香保温泉 先着100人

●4月4日(木)午後3時から

宮城県作並温泉 先着50人

期間

2019年4月2日(火)~4月5日(金)

時間

午前10時から午後7時まで(最終日は午後5時まで)

会場

東京駅丸の内南口 KITTE 地下1階(東京シティアイパフォーマンスゾーン)

トリップアドバイザー、世界の人気エアライン2019を発表  日本のベストエアラインは3年連続JAL

2019年4月2日(火) 配信 

トリップアドバイザー利用者からの投稿写真

「TripAdvisor(R)」(トリップアドバイザー)はこのほど、同サイト上で旅行者に高く評価されたエアラインを表彰する「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2019」を発表した。世界各国から57の航空会社が受賞した。

 世界1位に輝いたのは昨年に引き続きシンガポール航空だった。日本のベストエアラインには3年連続でJAL(日本航空)が輝き、世界のベストエアラインランキングでは5位に輝いた。JALは今回初めて「アジアのベストファーストクラス」にも選ばれた。全日本空輸(ANA)は初のトップ10入りを果たした。

 今回で3回目となる同ランキングは、世界のベストエアラインランキングをはじめ、地域別ランキング(アジアやヨーロッパ、北米、南米、カリブ海地域、南太平洋&オセアニア、アフリカ&インド洋、中東の8つ)、それぞれの国別(17カ国(※1))ランキングを発表している。このほか、ファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスなどのカテゴリー別での発表も行った。

 日本のベストエアラインに選ばれたJALの赤坂祐二社長は、「これからも『世界で一番お客様に選ばれ、愛される航空会社』を目指し、世界中のお客様の声に真摯に耳を傾け、快適な空の旅を提供できるよう、チャレンジし続けていく」とコメントした。

JALは3年連続で日本のベストエアラインに

(1): (アルファベット順)オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ギリシャ、インド、インドネシア、イタリア、日本、韓国、ロシア、スペイン、スイス、タイ、トルコ、イギリス、アメリカ

世界のベストエアライン トップ10

1位 シンガポール航空
2位 カタール航空
3位 エバー航空
4位 エミレーツ航空
5位 JAL(日本航空)
6位 サウスウエスト航空
7位 アズールブラジル航空
8位 ニュージーランド航空
9位 Jet2.com
10位 ANA(全日空)

世界のベストサービスエアライン(クラス別)

ベストファーストクラス: エミレーツ航空

ベストビジネスクラス: カタール航空

ベストプレミアムエコノミークラス: ニュージーランド航空

ベストエコノミークラス: シンガポール航空

アジアのメジャーエアライン

ベスト:シンガポール航空

そのほかの受賞航空会社(アルファベット順):ANA、 チャイナ エアライン、エバー航空、ガルーダ インドネシア、海南航空、 JAL、大韓航空、タイ国際航空

アジアのローコストエアライン

ベスト:インディゴ

そのほかの受賞航空会社:シティリンク

アジアのリージョナルエアライン

ベスト:ヴィスタラ

そのほかの受賞航空会社(アルファベット順):エア アスタナ、バンコク エアウェイズ、ロイヤル ブルネイ航空、タイ スマイル

アジアのベストサービスエアライン(クラス別)

ベストファーストクラス: JAL

ベストビジネスクラス: エバー航空

ベストプレミアムエコノミークラス: エバー航空

ベストエコノミークラス: シンガポール航空

ベストリージョナルビジネスクラス:ガルーダ インドネシア

アジア各国のベストエアライン

ベストエアライン インド: ヴィスタラ

ベストエアライン インドネシア: ガルーダ インドネシア

ベストエアライン 日本: JAL

ベストエアライン 韓国: 大韓航空

ベストエアライン タイ: タイ スマイル

【調査方法】…同ランキングは、2018年1月~2018年12月の1年間にトリップアドバイザー上に投稿されたエアラインの口コミの質、量、および5段階評価をもとに集計したもの

※「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2019」は下記のURLから閲覧可能

阪急交通社で入社式 松田社長が新入社員74人にエールを送る

2019年4月2日(火) 配信

松田社長(左から6番目)と新入社員(大阪新阪急ホテルにて)

阪急交通社は4月1日(月)、大阪新阪急ホテルで2019年度の入社式を実施した。松田誠司社長は平成最後となる新入社員74人に対し、エールを送った。以下、あいさつ全文を紹介する。

松田誠司社長のメッセージ

 皆さん、入社おめでとうございます。本日、新元号の発表がありました。「令和」の令は良いという意味、和は和むという意味です。新年度がそういった新しい年になれば良いと思っています。このように総勢74人の新入社員の皆さんを迎えられたことは、大変喜ばしいことであります。感謝いたします。

 皆さんに、私が一番お伝えしたいこと・心がけていただきたいことを3つ申し上げます。それは「自ら汗をかいて動くことを好きになる」「現状に安住せず常に変化を求める」「新たなことを聞く力をもつ、つまり頭の中に『白紙の部分』をもつ」ということです。「耳二つに口ひとつ」というように、聞くことを大切にしていただきたいと思います。

 ヒット商品を生み出した場合も、ひとつの方程式にとらわれず、「常に答えはいろいろなところにある」と変化を求めてほしいと思います。勤続年数が経てば経つほど、この3つが薄れていきがちになります。今後、常に心がけていただきたいと思います。

 さて、次に旅行業界ですが、皆さんの多くが生まれた1996年代からこの22年の間に大きく変わってきています。旅行者数では、海外渡航者数が1,669万人から1,895万人へと200万人しか増えていない一方で、訪日外国人旅行者数は384万人から8倍強の3,119万人に増えています。ここが大きな変化と言えます。

 また、以前は旅行代理店という業態が主流だった業界が、今やインターネット上から簡単に飛行機、ホテルが手配できるようになり、さらに最安値のツアーや自分なりの旅程が組めるようになってきました。いわゆるデジタル革命の時代です。

 そのような近年のIT化の流れの中において、従来の旅行代理店という立ち位置から、「旅行商品メーカー」「旅行アドバイザー」「旅行企画プレゼンター」として、より一層顧客に寄り添う企業へと進んでいきたいと考えています。それは募集型企画旅行に限らず、法人団体旅行、業務渡航、訪日旅行などすべての業態で通じるものであると思います。

 皆さんは、これから社会人として研修を受けていただきます。一番留意していただきたいことは、自分自身を大切にすることです。自らが健康で、充実していればこそ、普段の仕事も面白いと思えてくるものです。そのことを大切にして、一緒に阪急交通社を盛り上げてください。

「令和」仕様のちこり焼酎と一升パン登場 岐阜県・ちこり村

2019年4月2日(火) 配信 

「令和」をあしらったちこり焼酎と一升パン

岐阜県中津川市の観光施設「ちこり村」は2019年4月1日(月)、新元号の発表を記念し、新元号「令和」をあしらったちこり焼酎と一升パンの販売を始めた。憲政史上初めてとなる皇位継承前の新元号発表に伴い、ちこり村でも記憶に鮮明に残る日になるような商品を作れないかと考え、急遽製造を考案した。

「令和ラベル」ちこり焼酎ちこちこ25度720ml

令和ラベルちこり焼酎

 ちこり焼酎は、欧州野菜チコリの芋の部分を使って製造した芋焼酎。今回販売する「『令和ラベル』ちこり焼酎ちこちこ25度720ml」では、ラベルに焼酎蔵長が「令和」と手書きする記念商品。1本720㍉入り、価格は2,550円(税込み)。追加料金100円で、要望の文字色や言葉に変えることもできる。

新元号「令和一升パン」

令和一升パン

 令和一升パンは、ちこり村内のちこり村ベーカリーが販売。フランスパン生地で直径30㌢、重さ約2㌔のパンの表面に、「令和」の字と絵がデザインされている。価格は1個3千円(税込み)。6日前までに要予約、店頭引き渡しと全国発送可能。

問い合わせ先

株式会社サラダコスモ・ちこり村

住所:岐阜県中津川市千旦林1-15

営業時間:午前8:30~午後5:00 ※年末年始を除き無休

tel0573-62-1545(ちこり村直通)

紙の観光マップをオンライン化 古地図などで金沢のまち歩き

2019年4月2日(火) 配信

金沢の古いまち並み(イメージ)

JTBとStroly(ストローリー)、金沢市はこのほど、Strolyのオンラインマップのプラットフォームを活用した「スマホマップまち歩き事業」を始めた。インバウンドを含めた国内外の観光客に金沢市の新たな魅力を伝え、まち歩きを楽しんでもらうため、金沢市の魅力が紹介されている観光マップを活用する。

 加賀百万石の城下町として古くから栄えた金沢市は、金沢城を中心とした半径2㌔のエリアに数多くの見どころが集まっており、まち歩きに適している。市は、魅力を発信するため、江戸時代の古地図をはじめたとした数多くのオリジナリティあふれる観光マップを作成している。しかし、ほとんどの観光客は、これらの観光マップ手に取るが、まち歩きの際は、スマートフォンを見ながら観光地を巡る光景が多くみられているという。

 課題に対JTB情報システムは、市が発行する観光マップの良さと、デジタルの利点を兼ね備えた「スマホマップ」を新たに作成した。オンライン化したのは主要観光スポットやバスルートなどを掲載する「金沢市観光マップ」と、江戸時代に作成された古地図上で現代との変化を楽しむ「金沢古地図めぐり」、金沢のホテルマンがおすすめする早朝ジョギング&ウオーキングマップ「金沢JOGNAVI」の3種類。イラスト、デザインマップや古地図などの実際の縮尺に合わない地図でもGPS情報と連動させることで、自分の現在地を表示できる技術を活用した。

 今回のリリースは、3カ月間の実証実験となり、同マップを通じ、どのスポットに多く訪れたか、どのようなルートを歩いているかなど、スマホマップから取得可能な行動データを可視化、分析し、新たな観光ルートづくりと観光プロモーションにつなげる。

 

現役キャビンアテンダントが案内 訪日外国人旅行者向けガイド事業始まる

2019年4月2日(火) 配信

Franck(フランク、本社大阪市)は、訪日外国人旅行者に向けに、現役客室乗務員を活用したプライベートガイド事業を始めた。4月1日(月)から公式ウェブサイト「Ultimate Japanese Guide」で予約を受け付けている。

サービス概要

プライベートガイド(イメージ)

「Ultimate Japanese Guide」は、訪日外国人旅行者向けのプライベートガイドサービス。ガイドはFranckでネットワーキングした、語学力、ホスピタリティに長けた、接客のプロフェッショナルである現役の外資系客室乗務員が行う。訪日外国人旅行者のニーズに合わせて、観光地への同行だけでなく、イベントや展示会の通訳同行、取材・撮影許可などのアポイント手配も含めたビジネスシーンにも対応する。

サービスの背景

 訪日外国人旅行者は増加の一途をたどり、2018年には年間3000万人を超え、2019年以降もインバウンド市場の拡大が予想されている。最近では訪日外国人旅行者の消費パターンもいわゆる「爆買い」などの「モノ」から「コト」へ消費対象が変化するなど、ニーズも多様化している。

 2018年1月の改正通訳案内士法の施行で、外国語での有償のガイド業務は国家資格を保有する必要がなく、誰でも従事できるようになった。さらに現在、民間企業も「働き方改革」の一環として副業を認めるなど、個人のスキルを生かした新しい働き方が求められている。

 同社では、2018年2月から独自にネットワーキングした累計500人以上の現役外資系客室乗務員の語学力、ホスピタリティ、現場対応力を生かした訪日外国人旅行者向けプライベートガイドサービスを限定的に公開し、テストマーケティングを通じてサービスを展開してきた。これまでツアーに参加した旅行者とガイドの双方から共に好評を博したことから、サービスを正式リリースすることにした。

サービス詳細

 旅行者は同社ウェブサイトから、希望の日程や場所を選択しガイドの問い合わせをする。問い合わせに対して、旅行者に最適なツアー内容や要望をヒアリングした上で、予約リクエストを受け付ける。予約リクエストを受けたガイドが対応可否を回答する事で、ガイド予約が成立する。

特徴1:現役の客室乗務員によるプライベートガイド
 高い国際基準をクリアした語学力、異文化対応力、接客力とホスピタリティを持つ、現役の外資系客室乗務員が専属でガイドを担当する。旅行者の要望に合わせた質の高いプライベートガイドの提供が可能で、当日の急な予定変更などにも対応することができる。

 ツアープランはすべて同社が利用者の要望を事前にヒアリングして、作成するオリジナルプライベートガイドだ。地元のローカルな観光地から予約困難な飲食店まで、客室乗務員の現地コーディネート力を生かして幅広く対応する。

特徴2:カジュアルな観光地案内からビジネスシーンの通訳同行も対応可能
 観光地へと案内するプライベートガイドでは、チケットやレストランの予約手配だけでなく、ショッピングや写真撮影スポットの案内など、旅行者の要望に合わせたプランを作成できる。天候や状況に応じて、当日でも臨機応変にツアー内容を変更することも可能。

 取材依頼、撮影許可、アポイントメント、イベント、展示会、会議の通訳同行などの事前準備から当日までの様々なビジネスシーンにも対応する。VIP対応に慣れている客室乗務員が専属で対応するため、海外の大事な取引先の接待などにも活用できる。

特徴3:客室乗務員や外国語人材の活動支援
 高い語学力や接客力などの強みを持つ客室乗務員をはじめとする外国語人材のスキルを生かした活動を支援し、新しい働き方の実現を目指す。

 同社のサービスを通じて、訪日外国人旅行者に対して日本国内の魅力を発信し、地域経済の活性化に貢献すると共に、個人が自分の強みやスキルを生かすことができる活動の場を積極的に創出していく。

サービスリリース記念キャンペーン

 訪日外国人旅行者にプライベートガイドを体験してもらうキャンペーンを実施している。東京都内で提供しているプライベートガイドを期間限定で、キャンペーン価格で提供する。キャンペーン期間は2019年4月1日(月)から5月31日(金)まで。(※対象は国外在住者だが、代理予約なども受け付けている)詳細はウェブサイトから問い合わせる。

Franckについて

会社名:株式会社Franck(英語表記:Franck,inc.)
本所所在地:〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島2-10-19-603
設立:2014年10月
代表者:代表取締役社長 速水大河
事業内容:訪日外国人観光客向けプライベートガイド事業

広島・呉発展の歴史に触れる旅②瀬戸内の島「下蒲刈島」と「大崎下島」を巡る

2019年4月2日(火) 配信

松濤園

広島県呉市は、「旧海軍鎮守府」と「朝鮮通信使」、「北前船」の3つの歴史物語を核に、1泊2日の滞在型観光地づくりを進めている。JR呉駅を中心に点在する旧海軍関連の史跡と、とびしま海道が結ぶ「下蒲刈島」と「御手洗」(大崎下島)を巡り、呉の発展の歴史に触れる。また、ここでしか見られない景色、グルメを歴史と絡め楽しむことで、呉の魅力を堪能してもらいたい考え。情報発信を強化に加え、朝や夜の観光コンテンツの造成も進めている。Webでは、2回に分け、魅力を発信。今回は、「朝鮮通信使」と「北前船」と呉の歴史物語を辿る。

交通の要所「下蒲刈島」

瀬戸内の多島美も魅力

 「安芸灘とびしま海道」は、呉市の南東に位置する下蒲刈島から愛媛県今治市の岡村島を7つの橋で結ぶ。古くから瀬戸内海の交流の要所として栄えた下蒲刈島は江戸時代、朝鮮通信使や、参勤交代の西国大名が立ち寄る港として重要な位置を占めていた。4つの資料館からなる「松濤園」には、朝鮮通信使の歴史を紹介する資料館がある。所蔵する「朝鮮人来朝覚備前御馳走船行烈図」は、ユネスコの世界記憶遺産登に録されている。

 また島には、洋画家須田国太郎氏の常設展示室がある「三之瀬御本陣芸術文化館」や、川合玉堂、横山大観ら日本画の重鎮の作品を収蔵する「蘭島閣美術館」などもある。

時代の面影残る御手洗

 江戸時代、潮待ち・風待ちの港町として栄えた御手洗は江戸時代、北前船の寄港地として大いににぎわった。

御手洗のまち並み

 江戸から昭和まで4つの時代の面影を残し、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている。江戸時代一番大きな茶屋だった「若胡子屋跡」や、昭和の映画館「乙女座」など個性的な建物が並ぶ街並みは、全国的にも稀有。4月からは、新たに「旧金子家住宅」が公開される。

旧金子家住宅

 幕末に長州藩と広島藩が討幕のために「御手洗条約」を結んだ家で、坂本龍馬や中岡新太郎も訪れたという。

 金子家が要人の接待のためだけに使用したようで、当時のようすが良く残っているという。