雇用維持と観光需要喚起はかる 岩井・大西両副大臣就任 国土交通省

2020年10月14日(水) 配信

岩井茂樹国土交通副大臣

 国土交通省の岩井茂樹副大臣と、大西英雄副大臣は10月14日(水)に就任会見を開き、抱負を語った。

 観光や国際関係を主な担務とする岩井副大臣は、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた地域交通運輸と観光業界に対して、「適切な感染拡大防止策を取りながら業界の雇用維持と、Go Toトラベル事業による国内観光需要の喚起をはかっていく」考えだ。

 日本各地の観光資源が「コロナによって魅力が失われたわけではない」と認識を示したうえで、「新型コロナ感染拡大防止の水際対策を徹底する」と述べた。

 インバウンド回復までの期間で、魅力的な滞在コンテンツ造成、インバウンド受け入れ環境整備、訪日プロモーションに力を入れる。「引き続き、2030年訪日外国人旅行者数6000万人に向け、政府一丸となって取り組んでいく」とした。

 頻発する災害への防災・減災・国土強靭化の加速化と進化は喫緊の課題として、「3カ年緊急対策を着実に実施していく」と力を込めた。

大西英雄国土交通副大臣

 大西副大臣は「安全・危機管理を担当する立場から、感染症対策の徹底が重要」とした。

 感染拡大によって「国民のライフスタイルが大きく変化している」とみており、「新しい生活様式に対応した国土政策・都市開発を進めていく必要がある」と考えを述べた。

 2地域居住や、ワーケーションによる豊かで健康的な新しい暮らし方・働き方を通し、個性ある地域づくりへの意欲を示した。

小豆島からの復路フェリー無料CP、対象者を全国に拡大

2020年10月14日(水) 配信

3つのスタンプを集めると小豆島からの復路フェリーが無料になる

 小豆島観光戦略会議(中村彰紀事務局長)は10月15日(木)、小豆島から各港を結ぶフェリーの復路における旅客運賃、車両運賃が無料となるキャンペーンの対象を中国・四国地方在住者から全国に拡大する。東京都がGo Toトラベルキャンペーンの対象に追加されたことを受けて対象者を変更した。

 キャンペーンでは、3つのスタンプを獲得することで復路のフェリー代金が無料になる。スタンプの獲得は、条件加盟宿泊施設に宿泊、加盟飲食店で500円以上の飲食、加盟土産店で1千円以上の買い物または加盟有料観光施設へ入場の3つが条件になっている。加盟店は公式Webサイトに掲載している。

 キャンペーンの対象となるのは、小豆島フェリーと四国フェリー、国際両備フェリー、瀬戸内観光汽船、内海フェリー、ジャンボフェリーの6社のフェリー。期間は11月10日(火)までを予定しているが、予算の関係で早期の終了や期間の延長をする場合がある。

ANAグループ、 FLYING HONUチャーターフライト第3弾実施 要望受け飛行時間を2倍に

2020年10月14日(水) 配信

機内ではホノルル線で配るバナナマフィンなどを提供する

 全日本空輸(ANA)グループは11月15日(日)に、「ANA FLYING HONU」チャーターフライトを実施する。

 同チャーターフライトは、これまで2回行ってきた。ANAグループは利用者から「遊覧時間を長くしてほしい」という声が多く挙がったことを受け、飛行時間を約90分から2倍の約3時間に延長する。機内ではホノルル線で提供しているバナナマフィンとキャラメルポップコーンを用意する。また、旅程表に記載されたキーワードを申し出たお客と子供連れの利用客には、プレゼントもある。

 8月と9月に実施した「ANA FLYING HONU」チャーターフライトは、販売数に対して約110倍を超えた応募があった。実施後にも継続を希望する意見が多かったという。

 申し込みの同グループの専用サイトで 10月16日(金)午前9:00まで、受け付けている。 なお、申込み多数の場合は抽選となる。

 
 

日観振×トリアド、「新しい旅と観光」ウェブセミナー開く

2020年10月14日(水)配信

(左から)プリンスホテルの小山正彦社長、日本観光振興協会の久保田穣理事長、トリップアドバイザーの牧野友衛社長

 日本観光振興協会とトリップアドバイザーは10月2日(金)、各地域の行政や観光協会などの観光関係事業者を対象に、共同ウェブセミナーを開いた。新型コロナウイルスが観光産業に多大な影響を与えているなか、ウィズコロナ時代のニューノーマルな旅と観光のあり方について、さまざまな観点から議論を交わした。

 同セミナー冒頭で、日本観光振興協会理事長の久保田穣氏が「観光をきっかけとした感染が広がることになると、『Go To』の行方も厳しいものになる。セミナーで具体的な感染防止の取り組みを参考にしてもらい、観光振興業務に生かして欲しい」と説明。「アフターコロナも見据えて観光の力を付けていくことで、インバウンドが戻ってきたときの力に変わっていく」と力を込めた。

基調講演はトリアド、旅行者の意識調査発表

牧野社長の基調講演のようす

 基調講演では、トリップアドバイザー社長の牧野友衛氏が、「コロナ禍における旅行者の意識について」の調査結果を共有した。調査結果によると、国内旅行を今後3カ月以内で検討している人が調査を繰り返すたびに増え、国内旅行が少しずつ回復傾向にあると伝えた。また、現在は近場の旅行がトレンドで、関連してドライブやアウトドアなどの自然散策の人気がより鮮明になり、旅行者の意識が変わってきていると明かした。

 牧野氏は、旅行者がホテルを決める際にコロナ対策を1番気にしているという調査結果に、「宿泊施設はコロナ対策を行い、発表することが大事だとわかる。とくにマスクの着用、消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、基本的な対策は過半数の人が気にしている」と説明。ホームページなどでの対策情報の発信を呼び掛けた。

プリンスH社長が登壇、業界ディスカッション

 続いて、「ニューノーマルな旅と観光のあり方とは?」をテーマに、登壇者のディスカッションが行われた。登壇者は、トリップアドバイザー社長の牧野氏と日観振理事長の久保田氏に加えて、プリンスホテル社長の小山正彦氏の3人。

 小山氏は冒頭、牧野氏の基調講演が参考になったとあいさつ。ホテル事業者として「一番大事なことはお客様に対する安全安心の提供と、従業員に対する感染リスクを極力排除することだ。(基調講演で)お客様に安全を提供していくことの大切さをあらためて確認できた」と述べた。

 ディスカッションを踏まえ、小山氏は「安全安心を土台に、国内旅行需要をいかにこれから取り組んでいくかが重要。地元の魅力をもう一度見つめ直して、事業を通じて発信していきたい。海外からのお客様が来ていただけるときに、海外向けにも日本の深い魅力を届けられるよう努力していきたい」と意気込みを語った。

京都が1位に「世界で最も魅力的な大都市ランキング」 米国の旅行雑誌が調査

2020年10月13日(火) 配信

京都がランキング1位に(画像はイメージ)

 日本政府観光局(JNTO)は10月9日(金)、米国の大手旅行雑誌「Conde Nast Traveler(コンデ・ナスト・トラベラー)」誌が行った読者投票ランキング「世界で最も魅力的な大都市ランキング」で京都が1位、東京が6位に選ばれたと発表した。トップ10入りは2都市とも5年連続。

 また、同誌の「読者が選ぶ世界の旅行先トップ20」では日本が4位に入り、昨年の12位から大幅に順位を上げた。

 これらの結果を受け、JNTOは長年にわたり実施してきた米国でのビジット・ジャパン事業や、各地域が継続して行ってきたブランディング、受入環境整備が進んだことなど、様々な取り組みが功を奏したとみている。

 「Conde Choice Awards(コンデ・ナスト・トラベラー)」誌は、高品質の旅行やホテル、レストランなどの最新情報を掲載している。読者は主に高所得者層で、紙・デジタル両媒体を合わせて約580万人が読んでいるとされる。ランキングは毎年秋に発表している。

オトナの酒学旅行開催 第1回は山形・出羽桜酒造 阪急交通社

2020年10月13日(火) 配信

イメージ

 阪急交通社(酒井淳社長)はこのほど、おうち旅として、酒蔵と町観光をオンラインで巡る「オトナの酒学旅行」を10月27(火)、28(水)、31日(土)に開催する。全国の酒蔵の日本酒を食・文化・観光地とともに、インターネットを通じて紹介する。監修は日本酒スタイリストの島田律子氏。

 第1回は山形県の出羽桜酒造で、酒造りの解説とともに酒造りのようすをバーチャルで体験する。天童市内の観光では、松尾芭蕉が俳句を詠んだ山寺立石寺や、出羽桜美術館を案内する。

 参加者には事前に日本酒や名産品のおつまみを届け、バーチャル観光をしながら全員で食べるタイミングを設けるなど、臨場感のある旅を演出する。

 参加中は、添乗員と参加者が常時チャットでコミュニケーションができる。

 催行日時は、10月27(火)、28日(水)は、午後5時~6時30分。10月31日(土)は、午後4時~5時30分。

 参加費用は1人5000円。参加は成人のみ。

【受講施設募集中】感染症対策の無料WEBセミナー 10月29日(木)に開催 ヒューマニック

2020年10月13日(火)配信

講師を務めるウェルネット山根社長

 宿泊施設の感染症防止策を紹介するホームページ「さんみる」を運営するヒューマニックは2020年10月29日(木)、新型コロナウイルス感染症対策の無料Webセミナーを開催する。現在、参加者を募集している。

 経営コンサルティングを手掛けるウェルネットの山根裕基社長を講師に迎え、(1)最新情報(2)感染症坊策の基本(3)チェックインや食事など5つの場面別ポイント(4)発熱者発生時の対応フローなどを解説する。受講者には「観光業向感染症対応マニュアル」(データ版)も配布する。

 対象は宿泊施設の経営者や衛生管理者のほか、日帰り観光施設や物販施設など。日時は10月29日(木)、午後1~2時半までの予定。申し込みの締め切りは10月27日(火)正午。

 受講申し込みはコチラ(Googleフォーム利用) 

 問い合わせ=ヒューマニックさんみる事務局 ☏03(4564)2582。

山梨県、「ゆるキャン△」コラボCP実施 賞品が当たるスタンプラリーを開催

2020年10月13日(火) 配信

「週末も山梨にいます。ゆるキャンペーン△」を実施する

 山梨県は11月7日(土)~来年3月31日(水)まで、アニメ「ゆるキャン△」シリーズとのコラボ企画「週末も山梨にいます。ゆるキャンペーン△」を実施する。

 同CPでは、ショートアニメ「へやキャン△」のデジタルスタンプラリーと県内宿泊キャンペーン、公共交通機関におけるキャンペーン広告・情報発信などを予定している。

 「へやキャン△」デジタルスタンプラリーは、5人のキャラクターにちなんで5コースに分かれており、各コースをクリアすると抽選でクッションやバッグなどの賞品が当たる。全コースをクリアした先着4千人には、缶バッジをプレゼントする。

デジタルスタンプラリー概要

実施時期:2020年11月7日(土)~2021年1月31日(日)

参加方法:

①スタンプラリー特設サイトにアクセスし、Googleアカウントでサイトにログインする。

②スタンプラリーのスポットに設置されているポスターのQRコードを読み込む。

③読み込みが完了すると、スタンプ画面にスタンプが追加される。

④スタンプの数に応じてプレゼントの抽選に応募できる。

ラリースポット:

なでしこコース:富士山世界遺産センター、大石公園、河口湖 富士山パノラマロープウェイ、鳴沢氷穴

リンコース:下部温泉郷

千明コース:道の駅なんぶ、南部の火祭り会場

あおいコース:市川三郷 中央公園、市川三郷 くるみや、青洲公園、みたまの湯

斉藤コース:身延山久遠寺

鹿児島市内の宿泊施設で利用可 県外客対象に、2千円で6千円分使えるプレミア付き電子クーポン発売中

2020年10月13日(火)配信

 鹿児島県鹿児島市はこのほど、市内の宿泊施設で利用できるプレミア付き電子クーポン「“まってるし鹿児島市”宿泊満喫クーポン」を売り出した。鹿児島県外の居住者が対象で、1枚2千円で購入したクーポンを6千円分の宿泊代金として使用できる。

 利用期間は2020年10月1日(木)~12月31日(木)。先着順、限定1万枚の発行で、1人2枚まで発売する。特設サイトにあるQRコードをスマートフォンで読み取り、宿泊施設を選んだうえで、購入する。代金の支払いは各種クレジットカードやApplePay、GooglePayを利用できる。

神戸空港就航1周年記念!夕焼け遊覧チャーターなど企画 FDA

2020年10月13日(火) 配信

神戸空港発着の夕焼け遊覧チャーターフライト

 フジドリームエアラインズ(FDA、楠瀬俊一社長、静岡県静岡市)は10月27日(火)、神戸空港就航1周年を迎える。当日は、神戸空港2階で神戸午前10時発、松本行の搭乗者を対象に、記念セレモニーを開く。10月25日(日)には神戸空港発着の「夕焼け遊覧チャーターフライト」を実施する。

 同社の神戸空港発着路線は2019年10月に松本線と出雲線を開設。同年12月に高知線、20年3月に青森線を就航している。

 神戸空港就航1周年のセレモニーは、関係各所からのあいさつを予定する。また、神戸市から提供を受けた菓子と、FDAのオリジナルグッズの記念品をFDA232便(神戸発午前10時~松本着午前11時)とFDA833便(神戸発午前11:45~松本着午後1:20)の搭乗者に配布する。

 夕焼け遊覧チャーターフライトは普段は入れないコックピットの見学や、駐機機材の見学ができる。搭乗記念のFDAグッズや搭乗証明書も発行される。神戸空港に午後2:15に集合。神戸空港を4:15に出発し、5:15に到着する。

 プランは「現地集合プラン」と「松本発/高知発1泊2日プラン」を用意する。料金は、現地集合プラン1人参加でGo Toトラベルキャンペーン適用後の価格が3万1800円など。詳細や申込はFDAホームページから。なお、販売は2席ずつになる。