日本旅行、19人の新卒迎えリアル形式で入社祝う

2021年4月7日(水) 配信

日本旅行は4月1日、新入社員19人の入社式を行った

 日本旅行(小谷野悦光社長、東京都中央区)は4月1日(木)、2021年度入社式を実施した。新入社員19人がマスク着用のうえ、本社会議室で行われた入社式に臨んだ。

 小谷野社長は、「新型コロナウイルス感染症の影響で入社式の開催には慎重になっていたが、緊急事態宣言が解除されたことから実施に踏み切った」とし、「皆さんは私が社長となって初めての新入社員。この壁を乗り越えられるよう共に頑張っていきましょう」と述べた。

 感染拡大防止の観点から、面接や内定式など、ほとんどがオンラインでの開催であったため、「会社の雰囲気もよくつかめずに、少なからず不安を感じていた部分もあったと思う」と入社式までの新入社員を慮ったうえで、「同期入社の19人がリアルで集まるのは初めて。ソーシャルディスタンスは保ちつつ大いに親交を深めてもらいたい」と期待を語った。

新入社員に向け、エールを送る小谷野悦光社長

 同社は、新型コロナ禍により落ち込んだ旅行需要や、市場の構造変化が加速化したことから、20年度から6カ年の中期経営計画「TRANSFORM 2025」の見直しをはかった。市場がコロナ禍以前には戻らないことを前提とし、大幅な前倒しで実行する旨を新入社員に説明した。

 新たな経営計画では、21~22年度を構造改革期として、早期黒字化を目指し、DXを含んだ事業構造の改革や緊急経費対策の継続を行う。23~25年度は発展成長期として、構造改革の成果による持続的成長で、利益の拡大を目指す。

 

KNT、ふじみの救急病院と業務提携契約結ぶ PCR検査でより安心の旅行・イベントを

2021年4月7日(水) 配信

髙浦雅彦社長(左)と鹿野晃院長

 法人旅行を専門に扱う、近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(近畿日本ツーリスト、髙浦雅彦社長、東京都千代田区)は4月5日(月)、ふじみの救急病院(鹿野晃院長、埼玉県・三芳町)と業務提携を締結するとともに、「PCR検査をセットした法人向け旅行・イベント」への取り組みを始めた。ふじみの救急病院と提携することで、旅行やイベント直前にPCR検査を行い、より安心して旅行などが実施できる「新しいスタイル」を構築していく。

 今回の提携により、PCR検査は精度の高い鼻咽頭検査を取り入れ、検査結果も検体が検査会社到着後1時間30分後に判明する態勢を整えた。陽性反応が出た場合は、ふじみの救急病院から管轄保健所に報告し、専用車で療養場所に送迎する。また、体調不良の際はふじみの救急病院での診察に加え、遠隔診察にも対応する。

 検査は、ふじみの救急病院で受検できるほか、移動PCR検査バスの手配や、出張検査も可能にした。陰性者は旅行・イベントに参加できるとともに、検査は施設や地域など受入側への安心材料の役割も兼ねる。

 同社では、PCR検査をセットにすることでコロナ禍でもより安心して旅行・イベントを実施し、旅行需要の回復を通じて地域経済に寄与していく。

高知で星付きシェフの食事を楽しむツアー限定販売、ジャルパック

2021年4月7日(水) 配信

エーゲ海をイメージしたホテル「ヴィラサントリーニ」で食事

 ジャルパック(江利川宗光社長、東京都品川区)はこのほど、「星付きシェフが織りなすグルメコラボ企画in高知」を先着で売り出した。

井原シェフ(左)、下村シェフ(右)

 九州旅客鉄道(JR九州)のクルーズトレインのデザート担当などの経歴を持つ下村浩司シェフと、日本航空(JAL)機内食監修などを手掛ける井原尚徳シェフの特別な食事が楽しめる。5月29日(土)に、ヴィラサントリーニホテル(高知県土佐市)内のレストランで、 同ツアー限定のスペシャルメニューをランチまたはディナーで提供する。

 Aコースの「スペシャルランチ付き1泊2日コース」は5月28日(金)出発で、ホテル日航高知旭ロイヤルに宿泊する。価格は1人7万4,800円。先着3組(1組2人)まで。

 Bコースの「スペシャルディナー付き1泊2日コース」は5月29日(土)の出発。宿泊はヴィラサントリーニで、価格は1人9万2,800円。募集人数はBコース・Cコースあわせて先着3組(1組2人)限定となる。

 また、Cコース「スペシャルディナー付き2泊3日コース」は5月28日(金)出発で、1泊目は城西館(高知県高知市)、2泊目はヴィラサントリーニに泊まる。価格は1人11万7,800円。3コースとも出発は羽田空港。


 

西武HD、23社580人の新入社員 初のオンライン入社式に

2021年4月6日(火)配信

オンライン入社式のようす(西武ホールディングス提供)

 西武ホールディングス(後藤高志社長、東京都豊島区)は4月2日(火)、西武グループで初めてオンラインによる入社式を行った。グループ23社の新入社員580人が感染防止対策を講じたうえ、各社会場に分かれて出席。後藤社長は新入社員に向け、「行動変容・価値変容の中でも原点の『グループビジョン』に立ち返り、私たちの使命を再確認してほしい。ビジネスチャンスを捉え、社員一丸となってこの難局を乗り切る」と力を込めた。

 後藤社長は「現在、新型コロナウイルスの影響で行動変容・価値変容が起きているが、変わるべきものと変わってはいけないものをしっかりと見極めていく必要がある」と語る。「その変わってはいけないものの代表例が、西武グループの『グループビジョン』。今後の社会人生活において、壁にぶつかったり、判断に迷ったりした場合は、原点である『グループビジョン』に立ち返り、私たちの使命を再確認してほしい」と述べた。

 また、少しずつ見通しが明るくなってきたが、感染収束は未だに見えていないと指摘。鉄道やホテルをはじめグループ施設での利用状況は、依然として厳しい状況が続いていると語った。一方で、今夏に開催を予定している東京オリンピック・パラリンピックは、西武グループにとって大きなビジネスチャンスと発信。このような機会を逃さず、社員一丸となってこの難局を乗り切っていきたい考えを伝えた。

 最後に新入社員に心掛けてほしいポイントに、①明るく爽やか②仕事に対する思い入れ③心と身体の身だしなみ――の3点を挙げた。これらを意識したうえで、「プロフェッショナルとしての責任を果たし、チームワークを大事にして大いに挑戦してほしい。また、新型コロナウイルスの影響が続いている状況だからこそ、笑顔・スマイルを忘れないでほしい。共に頑張っていきましょう」とエールを送った。

埼玉西武ライオンズの源田選手がお祝いの言葉を贈った(同)

 入社式ではあわせて、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手からのビデオメッセージも配信した。源田選手は新入社員に向け、「皆さんは西武グループの貴重な戦力。西武グループのスローガンである『でかける人を、ほほえむ人へ。』に向けて、我われも日本一を目指して頑張ります。皆さんも一緒に、西武グループを盛り立てていきましょう」とお祝いの言葉を送った。

Airbnb、電話による近隣からの苦情受付始める 迅速さや的確性など向上へ

2021年4月6日(火)  配信

Airbnbのロゴ。「近隣コミュニティサポート窓口」で電話を受ける

 Airbnb(エアビーアンドビー)は4月6日(火)、日本国内にある同社宿泊施設の近隣からの苦情などに対して、電話による受け付けを始めた。迅速さや的確性などの向上をはかる。

 対応する近隣コミュニティサポート窓口はこれまで、オンラインフォームのみで受け付けていたが、24時間365日、近隣の住民などに日本語の通訳を介して、騒音やマナー違反など、さまざまな問題に電話でも応える。

 今後は、需要の増加が想定される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会時期に、スタッフを増員し、近隣住民などの安全性向上をはかる。

「令和トラベル」創業 新たな海外旅行事業に挑戦 篠塚社長「令和時代にふさわしい“価値体験を提供する”」

2021年4月6日(火) 配信

会社のイメージ。令和の時代にふさわしい〝価値体験を提供する”会社を目指す

 令和トラベル(篠塚孝哉社長、東京都渋谷区)は4月5日(月)、「新たな海外旅行事業への挑戦」を掲げ、創業した。第1種旅行業免許を取得し、令和の時代にふさわしい“価値体験を提供する”旅行会社を目指す。

 篠塚社長は、ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」を運営するLoco Partnersを2011年に創業。同社社長を退任後1年間、「これからの旅行会社における体験はどうあるべきかを徹底的に考えた」と振り返り、現在の旅行予約における手続きの複雑さに改善の余地を見つける。

 会社設立にあたり、「デジタル化で効率化をはかることで、低価格と高品質な旅行を実現し、将来必ず回復する海外旅行需要を取り込める」と勝機を語る。

 また、「既存の旅行会社を中心に、取り引きしていた現地のホテルなどが、新規参入の会社との交渉を始めている」と、この時期に海外旅行事業への参入の意図を話した。

篠塚孝哉社長。デジタル化で効率をはかり、低価格と高品質な旅行を実現し、需要を取り込む

 5月には、サービスの詳細を公表する予定で、利用者全員が使いやすく、自由に楽しめる旅や体験などを提供する。

東武トップ、妙高市へ社員派遣 課題解決に向けて協定結ぶ

2021年4月6日(火)配信

東武トップツアーズが妙高市の地方創生に取り組む

 東武トップツアーズ(坂巻伸昭社長、東京都墨田区)は4月1日(木)、新潟県妙高市と社員の派遣に関する協定を結んだ。派遣期間は同日から2年間を予定。派遣する同社社員は「地域創生戦略監」として、地域課題解決や地方創生に関する業務の提案、立案などを妙高市と共に推進する。

 同協定は、昨年7月に新たな人の流れの創出や地方創生に関する連携協定を結んだ妙高市と、総務省の「地域活性化起業人制度」(旧地域おこし企業人交流プログラム)を活用したもの。妙高市に民間企業の社員を一定期間派遣することで、民間知見の活用や、官民連携によって多様化する市民ニーズや複雑化する行政課題に対応した地方創生に取り組む。

 同社は昨年、妙高市の宿泊施設を活用したワーケーションプランを企画・実施し、その誘致などにも取り組んでいる。

島根県・ポーラ・ANA 「美肌観光」で連携 5月にはツアー販売予定

2021年4月6日(火) 配信

3月11日に行われたオンライン調印式のようす

 島根県は3月11日、「美肌ウェルネスツーリズム」の本格展開に向け、ポーラ・ホールディングス(東京都中央区)、ANAホールディングス(東京都港区)と連携協定を結んだ。

 美肌ウェルネスツーリズムは、ポーラが2019年に行われた内閣府主催のビジネスアイデアコンテストで提案し、ANAホールディングス賞を受賞した新しい旅のスタイル。肌カウンセリングやエステ体験をツアーに組み込みながら、その地域の観光資源をめぐることで、心身の活性化を目指す。

 美肌ウェルネスツーリズムの第1弾の開催地に選ばれた島根県は、ポーラが主催する「美肌県グランプリ」で第1位を全国最多の5回獲得するなど、「美肌観光」を売り出している。

 新しいツアーは新型コロナウイルスの感染状況を見ながら5月以降に販売開始予定。料金など詳細は未定だが、2泊3日のツアーを想定し、温泉やグルメ、肌カウンセリング、エステなどを組み合わせる。当初は全日本空輸(ANA)が羽田便を就航している米子鬼太郎空港(鳥取県境港市)発着の見込みだ。

平戸城 常設の城泊施設開業 1泊最大60万円

2021年4月6日(火) 配信

伝統とモダンが融合した空間

 長崎県平戸市の平戸城で4月1日、日本100名城で初の常設城泊施設となる「平戸城CASTLE STAY懐柔櫓(かいじゅうやぐら)」がオープンした。1日1組限定で、宿泊料金は素泊まりで1泊最大60万円(税・サ別)。オプションとして、茶道や座禅、乗馬などの各種体験メニューも用意する。

 城泊は、市の公募で選ばれた百戦錬磨グループの「kessha」と「アトリエ・天工人(てくと)」、日本航空の3社が設立した新会社「狼煙(のろし)」が運営。当初は海外富裕層を主ターゲットに、昨年夏から実施する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見合わせていた。

 懐柔櫓は1977年に復元された建物で、鉄筋コンクリート造りの2階建て。延べ床面積は約120平方㍍。城泊施設への改修工事により、新たにリビング・ダイニングルーム、ベッドルーム、和室コーナー、ウッドデッキ、浴室を設けた。

 内部は、桃山後期から江戸時代にかけて広まった日本美術の流派の1つ「琳派」をイメージした内装を施し、華やかでありながらも、情緒ある日本らしい空間を創出。3面ガラス張りのバスルームからは、美しい海を一望することができる。

 利用は1日1組限定で定員は5人。食事は別料金で、専属シェフによる地元の旬の素材を使った創作料理を提供する。宿泊者向けに、平戸藩松浦家に伝わる武家茶道体験や、国指定重要無形民俗文化財である平戸神楽鑑賞など、平戸島の歴史文化を体感できるプレミアムな体験メニューも用意する(別途有料)。予約は公式ウェブサイトで受け付ける。

 また、平戸城では同じく4月1日、天守閣もリニューアルオープン。最新のデジタル技術を取り入れた、より楽しめる展示空間となっている。

日旅と日大事業部が包括連携協定を締結 グローバル人材育成など支援

2021年4月5日(月) 配信

日本旅行と日本大学事業部は3月18日付で包括連携協定を結んだ

 日本旅行(小谷野悦光社長、東京都中央区)と日本大学事業部(出村克宜社長、東京都世田谷区)は3月18日(木)付で包括連携協定を結んだ。2者の業務提携を通じて、多様なグローバル人材育成や、学生のキャリア育成に関わる諸事業など、日本大学が進める新規事業に貢献する。

 連携協定の主な内容は、①日本大学事業部旅行課の事業拡大に向けた業務・人的協力②学部・付属校の学外研修、校外研修などにおけるさまざまな課題解決に向けた提案③オーストラリア・ニューカッスルキャンパス運営全般④国際交流・外国人留学生受入拡大⑤医療ツーリズムに向けたコンテンツの共同開発や事業化⑥学生の人材育成・キャリア形成のための共同取組⑦日本旅行内に「日大事業部営業推進部」設置──など。

 日本旅行は教育旅行の分野で、従来の修学旅行などの概念から進化し、SDGsの理念を周知するため、次世代人材育成プログラム「SB Student Ambassador全国大会」を開催している。学生が自身のキャリアや未来の社会について考えるサポートを行う。