ネイキッドと「京友禅」 二条城を彩る万華鏡花火 8月1~15日開催

2021年7月29日(木) 配信 

2019年開催のようす

 ネイキッド(村松亮太郎社長、東京都渋谷区)は8月1(日)~15日(日)に、世界遺産・二条城で開催中の「二条城夏まつり2021~ネイキッド万華鏡花火~」で、「京の七夕」とコラボレーションしたアートを展示する。京都の伝統産業である「京友禅」と、同社のプロジェクションマッピングを融合させた「七夕の星空に打ち上がる万華鏡花火」の演出を行う。

 「京の七夕」では、京友禅に描かれた花々が万華鏡花火となって夜空に打ち上がるようすが楽しめる。

 この特別演出は、旧暦の七夕に当たる8月1(日)~15日(日)の期間中に、重要文化財「台所」の前庭で披露する。

 同イベントは、9月5日(日)まで開催。「京の七夕」は8月1(日)~15日(日)まで。

 前売りチケット料金は、月―木曜日は大人1200円、小学生800円。VR&ゴーグル付きチケットは大人1800円、小学生1400円。金土日祝は、大人1600円、小学生1200円。VR&ゴーグル付は大人2200円、小学生1800円。価格はすべて税込み。

 また、同イベントの関連VR作品として「NAKED NINJA ―Nijo-jo Castle― からくり万華鏡花火」も発売中。同社が完全3DCG化したバーチャル二条城に忍者として忍び込むストーリー。障壁画に描かれた生き物が飛び出してくる演出や、現存しない天守が復活するなど、不思議な二条城を探索できる。価格はVR映像とVRゴーグルセットで900円(税込み)。

東京都旅行業協会、東京都に要望書提出 今夏などの旅行需要消失で

2021年7月29日(木) 配信

村山吉三郎会長。緊急の支援を要望した(21年6月撮影)

 東京都旅行業協会(村山吉三郎会長)は7月27日(火)、会員への支援などを求める要望書を、東京都産業労働局観光部長の築田真由美氏に手渡した。4回目の緊急事態宣言が発令され、昨年春から今夏の旅行需要がほぼ消失したことなどを踏まえた。

 村山会長は「多くの会員各社は危機的な状況にある。緊急に支援してほしい」と訴えた。

 内容には①東京都休業協力金について旅行会社に適用すること②移動自粛要請で発生する取消料の補償③ソーシャルディスタンスを考慮した座席配置や旅マエに行うPCR検査に対する補助金の創設④Go Toトラベルキャンペーンなどの再開時に職場旅行を対象とすること⑤感染防止マニュアルを遵守する宿泊や交通機関などの利用を条件とした圏外旅行⑥ワクチン接種の補助業務や飲食店の感染防止対策点検など東京都の事業の優先受託――などを盛り込んだ。

 築田観光部長は「旅行会社が大変厳しいことは承知している。支援について前向きに検討する」と応えた。

オマツリジャパン、観光大使と連携 地域と祭りの魅力を発信

2021年7月29日(木)配信

全国の観光大使が地域自慢の祭りを紹介

 オマツリジャパン(加藤優子社長、東京都渋谷区)はこのほど、全国の観光大使と連携し、観光大使が地域の魅力を紹介する記事を「ご当地ガールズコレクション」として、同社ウェブメディアで配信を始めた。第1弾は愛知県岡崎市の「観光大使おかざき」、第2弾は三重県津市の「津クイーン」と連携。観光大使からご当地自慢の祭りや観光名所、グルメなどの地域の魅力を発信した。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、祭りやイベントが相次いで中止や規模縮小がされるなか、各地で地域振興のために活動する観光大使も活動の場を失っている。地域を盛り上げたいという想いをもって活動する観光大使と、オマツリジャパンが連携することで、観光大使の活動の場を創出したい考えだ。

 第1弾の「観光大使おかざき」では、岡崎市のシンボル「岡崎城」をはじめとする岡崎公園や、村積山などの自然スポット、グルメや土産などの魅力を紹介している。

 第2弾の「津クイーン」では、高田本山専修寺や榊原温泉などのおすすめ観光スポットや、ご当地グルメの津ぎょうざなどの魅力を紹介。このほか、津クイーンもパレードに登場する三重県最大級の祭り「津まつり」も紹介している。

関越トンネルに潜入 オンラインツアー「おうちでドラぷら探検たび」(NEXCO東日本・阪急交通社)

2021年7月29日(木) 配信

関越トンネルイメージ

 東日本高速道路(小畠徹社長、NEXCO東日本)と阪急交通社(酒井淳社長)は9月11日(土)に、Zoomを活用したオンラインでのインフラツアー「おうちでドラぷら探検たび 関越トンネルに潜入編」を開く。オンラインツアーは、高速道路会社では初。

 関越トンネルは、新潟県と群馬県の境にある谷川岳を抜ける全長約11㌔におよぶ日本最長の山岳道路トンネル。

 同ツアーでは、普段は見ることができない関越トンネルの非常時用の避難坑や、立坑などを見学できる。

 また、JR越後湯沢駅周辺の観光情報や、関越自動車道谷川岳パーキングエリアを案内する。コロナ収束後の訪問のきっかけとなるよう魅力を紹介する。

 全国どこからでも家の中にいながら、気軽にインフラの裏側を楽しめるツアーとなっている。

 ツアーは9月11日(土)の午前10時~11時半。参加費用は3000円。申し込み1件ごとに、特性トンネルカードとNEXCO東日本のグッズをプレゼントする。ツアーの応募は先着順となる。

小学生の親「夏休みに旅行する」が5割 昨年より旅行意欲が上昇(ナイル)

2021年7月29日(木) 配信

ナイルはこのほど、今年の夏休みの旅行に関するアンケート調査を行った

 定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイル(高橋飛翔社長、東京都品川区)はこのほど、全国の小学生の子供を持つ1061人を対象に、今年の夏休みの旅行の有無や、旅行の交通手段について調査を行った。この結果、子供の夏休みに旅行する予定、または旅行したと回答した人は49・5%となり、昨年(39・5%)より増加した。

 「旅行しない(しなかった)」理由で、「コロナだから」が78・6%と、ほかの選択肢に差を付けて最多となった。次いで「仕事・子供の予定があるから」が8・9%、「お金がないから」が6・8%となった。

 旅行先に県内と県外どちらを選んだのかという問いには、県内が53・5%、県外が46・5%となった。昨年の調査では、県内が61・2%、県外が38・8%だったため、「県外旅行を選ぶ人が増えている印象だ」(同社)。

 旅行の際にメインとなる交通手段は、「自家用車」が最多の64・1%、次いで「飛行機」が19・5%、「電車」が10・8%、「レンタカー」が2・2%となった。

 自家用車を選んだ理由として、「便利・楽だから」との回答が多かった。昨年は約半数の人が「コロナ感染を避けたいから」と回答した。このことから、「密を避けたい」という意識よりも利便性を重視して自家用車を選択している人が多い結果となった。

 同調査は7月3(土)~15日(木)に、インターネットを用いて行われた。

 

祝!世界遺産登録 JALが特別塗装機など記念の取り組み実施

2021年7月29日(木) 配信

世界自然遺産(奄美・沖縄)特別塗装機(イメージ)

 日本航空(JAL)グループはこのほど、ユネスコ世界自然遺産への「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の登録と、「北海道・北東北の縄文遺産群」の世界文化遺産登録を祝し、記念の取り組みを実施すると発表した。「地域の宝から世界の宝となった『日本の世界遺産』と世界を”つなぐ”」、「自然との”共生・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」、「文化遺産の”保護・保全”を通じ『日本の世界遺産』を後世へ”つなぐ”」がテーマ。

 具体的な取り組みとしては、2つの世界遺産の特別塗装機を就航させるほか、機内誌での特集、世界遺産の専用ポータルサイト開設などを行う。専用サイトでは、登録された意義をはじめ、地域の魅力発信とともに、環境保全や希少種の保護、文化遺産の保護・保全など地域課題の解決にむけた取り組みを紹介していくという。

 JALグループは奄美・沖縄地域で、2016年から行政・地元企業・団体と連携し、世界自然遺産登録を推進するための共同体(鹿児島地区:63企業・団体、沖縄地区:47企業)の代表幹事社を務める。自社媒体を通じて奄美・沖縄地域の豊かな自然とそれを保護する人々の活躍を紹介する啓発活動や、希少生物の交通事故死防止活動・密猟密輸対策、環境保全活動など、さまざまな活動を通し、世界自然遺産登録活動を応援してきた。

 今後も、「ジェイエア(J-AIR)」をはじめ、地域航空会社の「日本エアコミューター(JAC)」、「日本トランスオーシャン航空(JTA)」、「琉球エアーコミューター(RAC)」を含めたJALグループ全社で、持続可能な地域活性化の実現を目指していく。

 また、北海道・北東北(青森県・秋田県・岩手県)地域では、機内誌・機内ビデオなどによる地域固有の風土・歴史をはじめとする魅力の発信や、縄文遺跡群の認知拡大を目的に空港スタッフが「縄文バッジ」を着用するなど、世界文化遺産登録活動を応援してきた。今後は、文化遺産の保護・保全と活用を両立させながら、地域への誘客プログラムなどを展開していく。

Paidy、WILLER TRAVELに導入 あと払いサービス可能に

2021年7月29日(木) 配信

「WILLER TRAVEL」の決済に、Paidyが利用できるようになった

 Paidy(杉江陸社長兼CEO)は7月27日(火)、WILLER(ウィラー)のポータルサイト「WILLER TRAVEL」に、後払いサービス「ペイディ」を導入した。ウィラーの高速バスやバスツアーなどが予約できる同サイトの支払い方法として、利用できるようになった。

 「ペイディ」は、携帯電話番号とメールアドレスのみで簡単に決済ができ、利用した金額は翌月にまとめて「あと払い」できる。さらに、利用金額を分割手数料無料(口座振替・銀行振込のみ)で3回に分けてあと払いできる「3回あと払い」も提供している。

 今回の導入によって、東京や大阪、京都など主要都市を結ぶ「WILLER EXPRESS」をはじめとする全国240路線を越える高速バスの決済で利用可能。また、テーマパーク、ホテルとセットのツアー商品の予約にも利用できるようになった。

愛知県 インバウンド向け体験型旅行商品のPR動画制作 アフターコロナに向けて

2021年7月29日(木)配信

 愛知県は、県内で体験できるインバウンド向けのアクティビティ(体験型旅行商品)を紹介するPR動画を制作した。アフターコロナのインバウンド回復時期に、日本での訪問先として愛知県を選んでもらえるよう魅力を発信する。

 紹介している体験型旅行商品は、愛知県が昨年度、OTA(オンライントラベルエージェント)と連携して造成したもの。そのなかから「手筒花火の製作体験」(豊橋市)など4件をピックアップし、外国人ユーチューバーが現地で実際に体験しているようすや、周辺の観光地を紹介している。

 各動画は英語版で3分程度。観光コンベンション局の公式YouTubeチャンネル「Aichi Tourism Bureau」で公開している。

HIS、美蘭牛・福姫の流通支援へ 日本の牛肉食文化の維持はかる 

2021年7月28日(水) 配信

美蘭牛・福姫のステーキ。PJはHIS FOOD PROJECTの一環で実施する

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)はこのほど、食に関わる生産者を支え地域創生につなげる「HIS FOOD PROJECT」の一環で、福田農場(福田博明社長、北海道・本別町)と連携し、「美蘭牛・福姫」を国内外へ流通させる畜産支援プロジェクトを始動した。日本の牛肉生産量と自給率を向上させ、日本の牛肉食文化の維持をはかる。

 和牛の消費量は近年増加しており、輸⼊量も増加している。さらに、アジア地域で需要が拡⼤したことから、日本の⽜⾁の輸出量は年々増えている。将来にわたり国内で安定的に⽜⾁を供給し、新たな市場を獲得するために、HISは農林水産省が推奨する「国内の⽣産基盤を強化し、国産⽜⾁の⽣産量を増加させる必要がある」ことを踏まえた。

 HISは“食”が旅行をする重要な要素であり目的となりうることに着目し、地域ごとに特徴がある食・地産を購入者が認知することで、市場を育て、地域創生につながる仕組みを支援する「HIS FOOD PROJECT」を立ち上げている。これまで、三重県のお茶とみかんのほか、兵庫県の日本酒などの販路を拡大してきた。

 美蘭牛・福姫は福田農場が育てるブランド牛で、黒毛和牛のオスとホルスタイン(乳用牛)のメスによる交雑種。ほぼ自社生産の国産飼料を食べて育つ牛に名付けられる。「肉本来の旨みを追求しながら、化成肥料をできるだけ使わず土づくりから人の健康を考えた牛肉を作っている」(同社)という。

ガマの聖地「筑波山」を「ケロロ軍曹」と周遊! 8月から第73回筑波山ガマまつり開く

2021年7月28日(水)配信 #旬刊旅行新聞 #ケロロ軍曹 #筑波山ガマまつり

 茨城県つくば市で2021年8月1日(日)~9月30日(木)に、第73回筑波山ガマまつりが開かれる。例年実施している約800人の老若男女が「がまマスク」を被って筑波山門前通りを全力疾走する「筑波山がまレース」は新型コロナウイルス感染防止の観点から中止するが、広大な筑波山全体をフィールドとして活用した周遊企画をカエルをモチーフとした作品「ケロロ軍曹」とタイアップして実施する。

 筑波山ガマまつり実行委員会とつくば観光コンベンション協会の主催。「ケロロ軍曹」のイラストを活用した2種類の周遊企画を実施する。イラストは今回のコラボのために「ケロロ軍曹」の作者・吉崎観音氏が描き下ろした、筑波山限定バージョンだ。

 第1弾は8月1日(日)~8月31日(火)まで、捺し巡り御朱印「ケロロ、筑波山で疫病退散を願う!」を実施する。筑波山各地6カ所を巡り、ケロロ軍曹たちの印を台紙に押印。最後に筑波山神社の御朱印を授かる企画だ。

 第2弾は9月1日(水)~9月30日(木)まで、手ぬぐいクイズスタンプラリー「福が来る筑波山特産物を探すであります!」を開催。筑波山各地7カ所を巡り、手ぬぐいにケロロ軍曹たちのスタンプと筑波山の特産物スタンプを思いのままに押しながら、鮮やかに彩っていく企画だ。筑波山を学びながら、思い出に残る世界に1つだけの手ぬぐいを作ることができる。