旅工房、鹿児島特集を開設 世界遺産の奄美大島・徳之島など

2021年7月30日(金) 配信

インスタ映え写真満載の特設ページを開設

 旅工房(高山泰仁会長兼社長、東京都豊島区)は7月30日(金)、3つの世界遺産を持つ鹿児島県の絶景を紹介する「きゅん旅♡鹿児島」特設ページを開設した。

 鹿児島県は、7月26日(月)に世界自然遺産に登録された「奄美大島・徳之島」、日本初の世界自然遺産「屋久島」、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」と3つの世界遺産を有している。特設ページでは、歴史的な建物から美しい海や神秘的な森など、多彩な魅力があふれる観光地である同県の大自然が織りなす絶景や、写真映えスポットの魅力を紹介する。

 さらに、奄美大島、屋久島、鹿児島市内と周遊で行くのにおすすめの“ちょい足し都市”のマップやスポット情報のほか、実際に現地を訪れた人が撮ったインスタグラムの写真を掲載。写真だけでも鹿児島の魅力が伝わる特設ページとしている。また、同ページから地域別のおすすめツアーが並んだページにつながるため、自分好みのツアー探しに活用できる。

ANAのお盆期間予約数、前年比31.1%増に 予約率は48.0%

2021年7月30日(金) 配信

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 全日本空輸(ANA、平子裕志社長)は7月29日(木)、お盆期間(2021年8月6~15日)の予約状況を公表した。国内線の予約数は前年同期比31.1%増の63万377人で、緊急事態宣言発出後も各方面で予約が増加している。国際線も同145.8%増の2万6794人となり、五輪関連と里帰り需要により大幅に増加した。一方で、前々年と比べると、国内線は56.0%減と、コロナ禍前の水準にはおよばなかった。

 国内線の予約率は48.0%で、北海道(49.2%)や中四国(48.9%)、沖縄(48.9%)方面が高い傾向にある。ピークは、下り便が8月7日(土)、上り便が8月15日(日)。

 国際線は予約率が34.6%となり、最も高い中国が70.9%、次いで欧州の41.8%、北米36.8%と続く。出国のピークは8月10日(火)、帰国のピークは8月12日(木)となっている。

琵琶湖ホテルが坂本地域の魅力を案内 マイクロツーリズムに対応

2021年7月30日(金) 配信

日吉大社東本宮本殿

 琵琶湖ホテル(前田義和総支配人、滋賀県大津市)は8月2日(月)から、「里坊のある門前町 比叡山坂本めぐり」付宿泊プランを開始した。コロナ禍でマイクロツーリズムが注目されるなか、同ホテルでは変化する旅行スタイルに合わせた楽しみ方を提案している。

 今回の新プランは京阪坂本比叡山口駅を拠点に、坂本の街並みを案内する。滋賀県内に在住する宿泊客にも魅力を再発見してもらえるような、ならではの体験を盛り込む。比叡山延暦寺の本坊である「滋賀院門跡」では写経体験を行い、希望によっては持ち帰ることもできる。また、約2100年前に創建された「日吉大社」では、同ホテル利用者だけの特典として、通常非公開の重要文化財の神輿を展示する「神輿収蔵庫」を見学する。

 同プランは8月30日(月)までの毎週月曜日に開催する。対象は日曜日と月曜日の宿泊客。2日前までに予約が必要。

 料金は2人1室利用時で、1人1万2900円から。宿泊代や現地までの交通費、拝観料なども含む。

県民割の補助支援を延長 予約・販売は12月末まで(観光庁)

2021年7月30日(金) 配信

観光庁は7月30日(金)、地域観光事業支援の補助対象となる旅行の販売期限を延長した

 観光庁は7月30日(金)、「地域観光事業支援」の補助対象となる旅行の予約・販売期限について、都道府県からの要望を受け、10月31日(日)までとしていた期間を12月31日(金)まで延長することを決めた。

 なお、支援対象となる旅行の実施期間は、4月1日(木)~12月31日(金)の宿泊分(2022年1月1日チェックアウト分)まで。

 地域環境事業支援は、新型コロナウイルス感染症の感染状況がステージ2相当以下とする都道府県で、県内旅行の割引事業を財政的に支援するものとして、今年4月1日(木)から実施されている。

 緊急事態宣言の発出や、都道府県の要望などを踏まえ、感染状況が落ち着いた後に利用できる前売り宿泊券や、旅行券の発行に対する割引事業を行う場合についても、支援の対象とした。

 また、感染状況に関わらず、各都道府県内の宿泊事業者が感染拡大防止策の強化などに取り組む際の費用も、同事業の支援対象となる。

 

 

地域観光事業支援の進捗状況(7月20日時点)

 7月20日(火)時点で、「県内旅行の割引事業に対する支援」の交付決定を行った都道府県は31道県。「宿泊事業者による感染防止対策などへの支援」の交付決定を行った都道府県は44都道府県となっている。

 また、県内旅行の割引事業は、岩手、秋田、山形、新潟、富山、山梨、岐阜、静岡、三重、和歌山、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、愛媛、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島県――の計22県で実施されている。

 宿泊事業者による感染防止対策事業を行っているのは、岩手、宮城、秋田、山形、福島、栃木、群馬、千葉、東京、富山、石川、福井、岐阜、静岡、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、岡山、広島、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎――の計27都府県。

バーチャルアシスタントが海外渡航をサポート JAL×日本IBM

2021年7月30日(金) 配信

マカナちゃんがサポート

 日本航空(JAL)と日本・アイ・ビー・エム(日本IBM)はこのほど、海外渡航をサポートするバーチャルアシスタント「マカナちゃん」の運用を開始した。コロナ禍で国際線を利用予定の利用客に対し、ウェブ上で渡航に関わる最新情報を提供する。

 新サービスは、JAL国際線の運航計画や各国の入国制限情報などについて、「マカナちゃん」がチャット形式で情報提供する。日々変化する情報のなかから、最新情報をピックアップできるよう、「IBM Watson」の情報探索機能を活用する。

岡田美術館で夏の思い出作り ヨガなど楽しめる

2021年7月30日(金) 配信

明治東京恋伽公式メインビジュアル

 岡田美術館(神奈川県・箱根町)は8月31日(火)まで、「ぬりえコンテスト」や「ヨガ」など、夏の箱根での思い出作りにつながるさまざまなイベントを展開している。

 9 月26日(日)まで、特別展「東西の日本画 ―大観・春草・松園など―」 を開催している同館。明治から昭和にかけて東京と京都を中心に活躍した画家に焦点を当て、同館が誇る日本画コレクション約 45件を一挙に公開している。

 出品中の作品などを題材に、子供向け・大人向けのぬりえを製作し、コンテストも開催している。来館者は、展覧会鑑賞後や自宅でぬりえが楽しめる。でき上がった作品を8月31日まで募集し、10月2 日(土)~10月31日(日)の期間中、館内に掲示する。10月2日には同館ホームページなどで優秀作品を発表し、優秀作品受賞者には、美術館オリジナルグッズをプレゼントする。

 同展覧会と、人気メディアミックス作品「明治東亰恋伽(めいこい)」とのコラボレーション企画も展開している。

 「めいこい」に登場する菱田春草や横山大観らの日本画を鑑賞してもらうきっかけとして企画されたもので、オリジナルコラボレーショングッズなどを販売。ぬりえコンテスト用に、同館限定のぬりえも用意している。

めいこいコラボぬりえ

 敷地内足湯カフェでは、めいこいとのコラボレーションしたスペシャルドリンクを販売。菱田春草、横山大観をイメージしたオリジナルノンアルコールカクテルが楽しめる。また、同カフェでは、専属ショコラティエ監修のチョコレートパフェも味わえる。

プレミアムチョコレートパフェ

 大壁画 「風・刻」 前では7、8月の曜日限定で、朝のヨガイベントを行う。「岡田美術館ヨガ」は同館の夏の恒例企画で、今年で7回目の開催。8月の実施日は、1日(日)と8日(日)、9日(月・祝)、14日(土)、15日(日)、22日(日)、29日(日)。実施日によって講師が変わる。

岡田美術館ヨガ

長野県筑北村 特産品など当たるスマホスタンプラリーを7月31日(土)-10月31日(日)に開催

2021年7月30日(金)配信

 長野県東筑摩(ひがしちくま)郡筑北(ちくほく)村は、スマートフォンの位置情報(GPS)を活用したスタンプラリー「信州ちくほく村でのんびりスタンプラリー」を2021年7月31日(土)~10月31日(日)に開く。

 多彩な魅力を多くの人にぜひ知ってほしいと、村では知られた名所からディープスポットまでの20カ所をスタンプスポットにしたスタンプラリーを企画した。スタンプを集めるとコテージ宿泊券や野菜の詰め合わせなどの特産品が抽選で当たる。

 信州の山間にあり日本の原風景が残るここ筑北村には、派手さはないが、興味深い史跡、四季が色濃い彩り豊かな自然、素朴ながら丁寧な暮らしといった魅力が多数ある。

ケイ・アイ・エスインターナショナル破産申請へ 負債総額約5億円(東京商工リサーチ調べ)

2021年7月30日(金) 配信

ケイ・アイ・エスインターナショナルはこのほど、事業の停止を発表した。

 ケイ・アイ・エスインターナショナル(澤木康人社長、東京都千代田区、資本金8600万円、旅行業登録観光庁第1種1502号)は7月29日(木)、事業を停止した。負債総額は約5億円。

 破産申請は安藤武久弁護士(安藤武久法律事務所、東京都港区)に一任した。

 同社は1997年2月に設立し、海外行きの航空券と海外ツアーの販売を手掛けていた。日本旅行業協会(JATA)の正会員。主にタイやベトナム、カンボジアなどの東南アジアを行先とした商品を扱った。東京、大阪、名古屋に営業拠点を置き、2012年12月期には約38億5700万円の売上高を計上していた。

 しかし、同業他社の競合などが原因で減収に転じ、近年では売上高30億円程度で推移していた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外渡航が制限されたことにより、航空券などの販売が困難になり売上高は激減。加えて、21年に代表権を持つ役員が死去したことから、今後の事業継続を断念し、今回の措置となった。

JATA、新会長に菊間潤吾氏 髙橋、小谷野両副会長と3人体制

2021年7月29日(木) 配信

新会長に選ばれた菊間潤吾氏

 日本旅行業協会(JATA)は7月29日(木)、坂巻伸昭前会長の死去に伴い、副会長だった菊間潤吾氏(ワールド航空サービス会長)を新会長に選定したと発表した。同日に臨時理事会を開き、就任が決定した。任期は来年6月中旬開催予定の定時総会まで。

 今後は、菊間会長(海外旅行担当は継続)、髙橋広行副会長(JTB会長、国内旅行担当)、小谷野悦光副会長(日本旅行社長、訪日旅行担当)の3人体制となる。

                  ◇

 菊間 潤吾氏(きくま・じゅんご) 1952(昭和27)年生まれ。75年ワールド航空サービス入社。96年社長就任、2013年から会長。JATAでは、12年会長、14年副会長などを歴任。17年からJATAアウトバウンド促進協議会会長、21年から会長。

北海道・北東北の縄文遺跡群世界遺産に 

2021年7月29日(木)配信

三内丸山遺跡(青森市)

 ユネスコの世界遺産委員会は7月27日(火)、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界遺産一覧表へ記載することを決定した。

 「先史時代における農耕を伴わない定住社会及び複雑な精神文化」や、「定住社会の発展段階やさまざまな環境変化への適応」を示していることが評価された。これにより、日本の世界遺産は25件となった。

 同資産は、北海道と青森県、岩手県、秋田県にある高砂貝塚(北海道)、三内丸山遺跡(青森県)、御所野遺跡(岩手県)、大湯環状列(秋田県)など17の考古遺跡で構成される。

 縄文遺跡群世界遺産登録推進本部長の三村申吾氏(青森県知事)は、世界遺産委員会での記載決議時のスピーチで、「自然とともに生き、平和で協調的な社会を形成していたことを物語る遺跡群は、顕著で普遍的な価値を持ち、今日のSDGsにもつながる、私たちへの大切なメッセージと示唆を与えてくれます。今後は遺跡群の保全に全力を尽くすとともに、遺跡群の価値や魅力を全世界に向けて積極的に発信し、訪れていただいた方々に、より一層の感動を与えることができるよう、関係者が連携してしっかりと取り組んでいきます」と語った。