「箱根登山電車に乗っていこう! 風祭トレインフェスタ」9月14日(日)、「鈴廣かまぼこの里」で

2025年8月13日(水) 配信

 小田急箱根(水上秀博社長)と鈴廣かまぼこ(鈴木博晶社長)は9月14日(日)、神奈川県小田原市の「鈴廣かまぼこの里」で「箱根登山電車に乗っていこう! 風祭トレインフェスタ」を開催する。

 両社は、箱根登山電車の車両として長年活躍したモハ1形107号が現役引退後、車両譲渡とCAFE107として保存、再活用に取り組んでいる。このたび、小田急電鉄の協力のもと、3社がコラボレーションして、箱根登山電車風祭駅直結の「鈴廣かまぼこの里」を舞台に、鉄道にちなんだイベントを実施する。

運転士お仕事体験など色々なイベントを用意

 当日は、来場記念グッズのプレゼントや、家族で参加できるクイズラリー、107号車内での運転士お仕事体験、トークショーなどを企画。

 さらに、おだきゅうの「もころん」と鈴廣の「グッちゃん」によるグリーティングのほか、箱根登山電車・鈴廣・小田急電鉄の3社コラボグッズ「サコッシュ」を限定販売する。

観光庁、ペルー共和国と覚書 観光分野の連携に向けて

2025年8月13日(水)配信

署名は両首脳立ち会いのもと行われた(観光庁HPより)

 観光庁は8月8日(金)、石破茂首相とペルー共和国のディナ・ボルアルテ大統領の首脳会談後、両首脳立ち会いのもと、ペルー共和国通商観光省と観光分野における協力覚書を結んだ。署名には、日本側から村田茂樹観光庁長官、ペルー共和国側からウルスラ・デシル・レオン・チェンペン通商観光大臣が立ち会った。

 覚書では、観光分野の発展に関する情報交換、観光産業の人材育成および技能向上における協力などで連携することを目的としている。

 契約期限は5年間。解約がない限り、自動的に5年間延長される。

成田空港に観光拠点NARITA BEYOND開業 周辺地域の魅力アピールし送客へ

2025年8月13日(水) 配信

NARITA BEYONDのイメージ

 成田空港の周辺地域をアピールする観光送客拠点「NARITA BEYOND(ナリタビヨンド)」が8月1日(金)、同空港の第1ターミナル1階に開業した。成田国際空港(NAA)グループが地域の魅力・資源と成田空港のシナジー効果の最大化を目指し、新たな地域振興はかる取り組みの一環。運営はNAAグループのプラスナリタラボ(福島健之社長、千葉県成田市)が担う。

 同施設では、県や市町、地域事業者などが空港を利用する訪日客に空港周辺地域の観光地や文化、物産品を紹介する。地域産品が購入できる自動販売機も設置されている。訪れてみたい、体験してみたい、味わいたいなど五感を刺激する日本の美を散りばめた空間に仕上げている。

観光庁、「交通空白」解消に マッチングイベント参加者募集

2025年8月13日(水)配信

観光庁(写真はイメージ)

 観光庁は8月29日(金)、「交通空白」解消の一助とするためのマッチングイベントをオンライン形式で実施する。同イベントを通して、観光客向けの2次交通(観光の足)に係る課題をもつ自治体や観光協会、DMOなどの地域と、課題解決につながるソリューションをもつ企業や団体などと結びつける。申し込み期限は8月22日(金)正午まで。

 観光における「交通空白」とは、訪日客を含む観光客が、主要交通結節点から観光スポットや宿泊先に向かう移動の足がない、または利用しづらい、移動手段自体はあっても観光客向けのわかりやすい情報発信が不十分であるなど、2次交通に係る困りごとを抱える地域のこと。この地域とは、必ずしも、タクシーなどの2次交通がない「交通空白」に限らず、多客期などに移動手段が不足する場合なども含むとしている。

 5月30日(金)に開催した第4回国土交通省「交通空白」解消本部で、全国の462の交通結節点を「交通空白」地点としてリストアップ。集中対策期間(2025~27年度)内に、これらすべてで「交通空白」解消に目途をつける方針とした。

 マッチングイベントの実施時間は午後2時~5時。当日は観光庁長官や観光庁観光地域振興部長らが出席し、観光庁による趣旨説明、登壇企業・団体からのソリューション概要説明、個別相談セッション(登壇企業・団体ごとにブレイクアウトルームを設定)を予定する。

 参加者は、「交通空白」解消・官民連携プラットフォーム会員を対象に募集している。入会手順は、国土交通省ホームページ内にある、「交通空白」解消本部ページ(https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_tk_000237.html)のうち、「【会員募集】「交通空白」解消・官民連携プラットフォーム」の項目に掲載。新規入会の場合、申請から入会まで数日ほど要するという。

 参加希望者は、会員宛てに配信するメールに記載のURLから所属、参加者氏名、電話番号、メールアドレスなどを記入のうえ、8月22日(金)正午までに申し込む。新規入会の場合、プラットフォーム事務局からの入会承諾の連絡後、改めて「観光二次交通支援事務局」(kanko-nizikotsu★jtb.com、メール送信の際は「★」を「@」に置き換える)までメールで同イベント参加希望の旨を伝える必要あり。

群馬県沼田市、新ご当地パン「殿様パン」開発 土岐章子爵のレシピをヒントに

2025年8月13日(水) 配信

殿様パンの販売チラシ

 群馬県沼田市は、同市との関わりが深く、かつて「パンの殿様」と呼ばれていた土岐章(とき・あきら)子爵が残した「落花生味噌パン」のレシピをヒントに、新ご当地パン「殿様パン」の開発とPRに注力している。

 同事業では、子供たちから募集した「殿様パン」の商品アイデアをもとに、地元のパン職人が開発を行っている。

 「殿様パン認定シール」に使用されているロゴデザインは、地元・利根実業高校と尾瀬高校の生徒のアイデアをもとに、ぬまた起業塾の卒塾生であるデザイナーが完成させたもの。

 さらに、利根商業高校(みなかみ町月夜野)の生徒たちは、「殿様パン」を地域の新たなご当地パンとして定着させるためのPR活動にも取り組んでいる。

 殿様パンの条件は①落花生を使用②沼田市の特産品を使用③桔梗(土岐氏家紋)を表現④指定のロゴデザインを使用――などとしている。

 今年7月20日(日)に開催された「縁じょいパン祭り」内で初めてお披露目した際には、「多くの来場者からご好評をいただきました」(沼田市)という。

 殿様パンを販売しているのは、沼田市内の次の5カ所。

 パディベーカリー▽パン工房UTAKANO▽パン工房すとうさんち▽フリアンパン洋菓子店▽ぽんまるぱん

登別石水亭、朝5時から「早朝日帰り入浴」営業開始

2025年8月13日(水) 配信

登別石水亭「早朝日帰り入浴」スタート

 登別石水亭(北海道・登別温泉)はこのほど、早朝から利用できる「早朝日帰り入浴」の営業を始めた。

銀杏館露天風呂

 従来は午前11時~午後7時までだったが、「早朝も営業してほしい」との声があり、午前5時~9時(最終受付8時)も同館の2つの大浴場を利用できるようになった。

 主に地元の住民や夜勤帰りの人に利用されているという。

8月31日(日)に日本シードル祭り開催 神田明神で試飲や販売など行う(日本シードル祭り実行委員会)

2025年8月12日(火) 配信

フェスティバルのイメージ
 日本シードル祭り実行委員会(委員長=藤井達郎・上州沼田シードル醸造社長)は8月31日(日)、神田明神ホール(東京都千代田区)で「日本シードル祭り2025(SISGA JAPAN)」を開催する。リンゴを原料とした発泡酒「シードル」の認知度を高める狙い。
 
 当日は国内外から約30組のシードル生産者や関係者が試飲や販売などを行う。試飲ブースでは、登録者約50万人のバーテンダーユーチューバー「しずたにえん」さんが自ら考案したシードルカクテルを提供。さらに、銀座マキシム・ド・パリやローマ三ツ星レストランなどに勤めた料理人立野尚寿氏が、飲食ブースでシードルに合う料理を用意する。シードルの国際品評会やリンゴ農家トークショーも開く。
 
 入場券は1人3300円。チケット販売サイト「チケットペイ」で発売されている。

旅館・飲食店の運営会社「たち川」(岐阜県・池田町)が事業停止(帝国データバンク調べ)

2025年8月12日(火) 配信

 旅館や飲食店などの運営会社「たち川」(立川智浩代表、岐阜県・池田町)は7月31日(木)までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。帝国データバンクによると、「負債は現在調査中」としている。

 同社は、2019(令和元年)5月に設立。池田町からの委託を受け、町営温泉施設「池田温泉新館」3階の「池田温泉旅館 たち川」、同2階の「郷土料理たち川」のほか、道の駅池田温泉内の「池田温泉パンたち川」や、大垣市内で「たち川珈琲」の運営などを手掛けていた。

 新型コロナの影響で2021年4月期にかけて赤字を計上していたが、政府の旅行支援策や、社会活動の正常化により、宿泊者数が増加。さらに高級食パンブームが寄与したパンのネット販売などで、23年4月期には年間売上高は約1億8900万円を計上していた。

 しかし、その後は旅行支援策の反動や、宿泊客数の低迷などにより、24年4月期の年間売上高は約1億6500万円にとどまっていた。施設資金などの借入金が負担となるなか、原材料費の値上がりや電気代などランニングコストの上昇から収益性は低下。「池田町への施設使用料などの支払いが滞るなど資金繰りが逼迫し、事業の継続を断念した」(帝国データバンク)という。

 なお、「池田温泉新館」1階の日帰り温泉は、当初から池田町が運営しており、営業は継続している。

HIS、丸紅エアロスペースが業務提携 空飛ぶクルマの普及に向けて

2025年8月12日(火) 配信

シミュレーター体験のイメージ
 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、丸紅エアロスペース(中川聡社長、東京都千代田区)と、1人乗りの空飛ぶクルマ「HEXA」の関連イベントに関するプロモーションと社会受容性の向上に向けた覚書を締結した。
 
 HISは、大阪府・森之宮の未来モビリティ体験型テーマパーク「e METRO MOBILITY TOWN」で、丸紅エアロスペースが提供するHEXAのシミュレーター体験の販売とプロモーションを実施している。体験料金は1人3000円。申し込みは当日現地、またはオンラインで受ける。
 
 両社は今後、プロモーション企画の検討や、HEXAの日本での運航に関する情報の迅速な共有などを行っていく。さらに、HEXAに搭乗する飛行体験についても、将来的の実施を見据えて協議していく考えだ。
 
 アメリカでは、HEXAの商用運航が既に行われており、航空機の操縦免許を持たない一般の人が搭乗して操縦しているという。

KNT-CTHD、学研HDと基本合意 探究学習の事業化に向け

2025年8月12日(火)配信

探究学習専門スクールの設立を目的とした基本合意契約を結んだ

 KNT-CTホールディングス(小山佳延社長)はこのほど、学研ホールディングス(宮原博昭社長)と共同で実施するオンラインとリアルを組み合わせた「探究学習専門スクール」の設立を目的とした基本合意契約を結んだ。今後、テーマ旅行と探究学習を組み合わせた新たな学習プログラムを提供していく。

 第1弾は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が開発する「高輪ゲートウェイシティ」(東京都港区)を会場として、中高生30人を対象とした探究学習ツアーを販売する。同ツアーでは、高輪ゲートウェイエリアマネジメントの担当者が案内。高輪ゲートウェイシティ内のビジネス創造施設や、自動走行モビリティ、高輪ゲートウェイ駅構内の無人決済店舗「TOUCH TO GO」の仕組みなどを探究する。

 実施日は10月18日(土)で午前10時に集合、午後2時に解散する。小学生対象は10月中旬に開催予定。詳細については8月下旬からクラブツーリズムホームページで予定する。

 そのほか、テーマ旅行の希少体験と学研グループの持つ教育メソッドを融合した新たな探究学習プログラムとして、学研HDのグループ会社からも販売していく計画だ。