リーガロイヤルホテル東京と脳梗塞リハビリセンター 専門的なリハビリが受けられる滞在プラン売り出す

2021年11月25日(木) 配信

スタッフがデモンストレーションを行った

 リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)とワイズが運営する脳梗塞リハビリセンター(東京都港区)は11月24日(水)、ホテルに滞在しながら専門的なリハビリが受けられるプランを売り出した。

 快適な環境で集中的にリハビリを行うことで、ストレスのないリハビリ通所を実現。低下したADL(日常生活動作)身体の機能改善を目指す人、個々に合わせたオーダーメイドのリハビリメニューを提供する。

 プランは、ショート(2泊3日)、基本(6泊7日)、長期(29泊30日)の3タイプ。ショートでは1時間の鍼灸と理学療法士(または作業療法士)によるリハビリ1時間のセットを3回、基本は5回、長期は20回受ける。

 1室2人分の宿泊費は、ショート26万500円、基本53万7500円、長期223万円(すべて諸税・サービス料・朝食を含む)。滞在は「バリアフリールーム ジュニアスイート」。

 11月24日に同ホテルで行われた説明会で中川智子総支配は、「ホテル滞在によって介助者の方のリフレッシュにもなる新たな展開を提供するプランが、ウィズコロナ、アフターコロナだからこそ必要になる」と狙いを語った。

ロケツーリズム協議会で制作者と首長マッチング ロケがシビックプライド醸成に

2021年11月25日(木 ) 配信

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長)は11月19日(金)、リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で、5市町の首長が映像制作者に地域を売り込むトップマッチング大会を開いた。

 岐阜県飛騨市の都竹淳也市長が「シティプロモーションで重要なシビックプライドを生み出すのがロケツーリズム」と語るなど、熱心な意見交換が行われた。

 協議の会合は今年度4回目。自治体関係者や制作者ら約140人が参加し、トップマッチングのほか、クラス別の勉強会を開いた。来賓の観光庁観光資源課・横田愛室長はあいさつで「地域に経済効果をもたらす持続可能な取り組み」とロケツーリズムを評価した。

 トップマッチングに駆けつけたのは都竹市長のほか、田中豊彦・千葉県茂原市長、星野淨晋・静岡県西伊豆町長、齋藤繁北海道上富良野町長、澤里充男岩手県久慈市副市長の4人。

 これまでもマッチング大会をきっかけにTBSテレビ「日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室』」の撮影が茂原市で行われるなど、数多くの成果を上げてきた。西伊豆町の星野町長は「くまなく地元を知る首長こそ、ロケ地案内役に最適」と自らをPR。制作者も現在進行している企画のロケ地のイメージなどを細かく語り、ふさわしいロケ地がないか各担当者と相談を進めた。

Webサイトロケなび!刷新

 撮影・ロケの総合ポータルサイト「ロケなび!」は11月15日、無料の撮影相談窓口を開設した。LP(ランディングページ)も公開し、利用を呼び掛けている。来年2月にはTOPページをはじめ施設、番組情報ネタ情報ページもリニューアルする。

北アイルランド開発庁日本事務所 英国大使館前でエクリプス・ジェミニ3撮影会

2021年11月25日(木) 配信

ジュリア・ロングボトム駐日英国大使左とはとバスの塩見清仁社長

 北アイルランド開発庁日本事務所は11月16日(火)に英国大使館前で、オープントップバス「エクリプス・ジェミニ3」のメディア向け撮影会を行った。

 製造業が盛んな北アイルランドの優れた工業製品を紹介することが目的。当日は、ジュリア・ロングボトム駐日英国大使と、はとバスの塩見清仁社長が同車の前で記念撮影に応じた。

 はとバスは4月3日から、新型 2 階建てオープントップバス「エクリプス ジェミニ 3」の運行を開始している。

JTB、67億円の黒字転換 23年度から新卒採用再開 21年4-9月期連結

2021年11月25日(木)配信

山北栄二郎社長

 JTB(山北栄二郎社長)が11月19日(金)に発表した2021年4―9月期の連結決算によると、当期純利益67億3300万円(前年同期は781億7200万円の損失)と黒字に転換した。これは、本社ビルを含めた所有不動産の売却などによる特別利益の計上によるもの。そのうえで新卒採用を22年度は見送るが、23年度には再開する考えを明らかにした。山北社長は「具体的な採用人数は今後の状況を見極めながら検討を進めていく」と伝えた。

 売上高は前年同期比38・5%増の1798億4500万円と大幅増。営業損失は330億7900万円(同710億7千万円の損失)、経常損失は260億2800万円(同580億300万円の損失)とともに前年同期から大幅に改善した。

 売上高の構成比は、旅行事業が48%(867億円)、旅行事業以外が52%(931億円)。国内旅行やイベント需要が低調に推移した一方で、企業や行政が抱えるさまざまな課題を解決する旅行以外の事業が拡大した。これにより売上高構成比が前年度までと一転し、旅行外事業が旅行事業を上回る結果となった。

 部門別の売上高は、国内旅行は571億円(同43.0%増)、海外旅行は10億円(同95.3%減)、訪日旅行は277億円(同894.4%増)、グローバル旅行は8億円(同92.4%減)だった。全部門で大きく落ち込み、とくに海外とグローバルが非常に厳しい事業環境だった。

 一方で、旅行事業以外の売上高931億円は、前年同期543億円から大幅に伸長。とくに法人の会議やイベント運営、プロモーション支援などのソリューション事業を大きく拡大したことが要因とみている。

旅行需要の回復遅れ、移動制限継続が影響

  同社は今期からの新中期経営計画により、①ツーリズム②エリアソリューション③ビジネスソリューション――の3つのビジネスユニットに再編し、将来へ向けた成長戦略に取り組んでいる。

 そのうち、個人・団体旅行などのツーリズム事業の売上高は1305億円(前年度641億円)と大幅に伸長。一方で、コロナ禍による移動制限の継続で旅行需要の回復に遅れがみられる。

 旅行外事業が主となるエリアソリューション事業の売上高は261億円(同237億円)で、観光地整備運営支援事業が堅調に推移した。また、 ビジネスソリューション事業の売上高は318億円(同153億円)。企業向けのソリューション事業の獲得により、増加につながった。

 販売管理費は、構造改革の進捗による人件費を中心とした経費削減により、857億円(同1043億円)だった。19年度から3.3%減までの削減に成功した。

 構造改革では19年度から、国内グループ会社の4社、国内店舗数の93店舗を削減。年平均要員数は7200人の削減目標だったが、海外を中心に想定よりも上回り、8170人を削減した。

 21年度通期の見通しについて、構造改革による経費の圧縮を継続し、最終利益の黒字化の達成を目指す。山北社長は「感染リスクが低いことが証明されたお客様の旅行需要や、前期を上回るソリューション事業など旅行外事業の取り扱いをさらに増やす」と示した。

NAA 21年11月、旅客数は53%増に 隔離の短縮などで改善

2021年11月25日(木) 配信

田村社長は「1日の入国者数の上限が増えるため、12月は旅客が増加するだろう」と予想した

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が11月18日(木)に発表した2021年10月の航空発着回数は、前年同月比31%増の1万1926回、航空旅客数は同53%増の53万5851人と大幅に増えた。隔離期間が10日から3日に短縮され、緊急事態宣言の解除で観光需要が増加したことが主な要因。

 このうち、国際線では、旅客便発着回数が同45%増の4510回。旅客数は42%増の16万8393人。

 国内線の発着回数は同43%増の2784回。旅客数は同58%増の36万7458人だった。

 田村社長は「一部の国では、感染拡大の傾向が見られ、隔離の緩和状況も不安定だ。水際対策を万全に講じ、動向を注視したい」と述べた。

 国際線貨物便は発着回数が同21%増の4434回と19カ月連続で最高値を更新した。旅客便の運休で貨物スペースが減少し、臨時便が運航されたことが大きな原因。とくに、世界的な半導体不足を受け、半導体製造装置の荷動きが好調だった。

旅行需要増で復便 来月は利用増予想

 同日に発表した11月1(月)~13日(土)までの国際線発着回数は、前年同期比28%増の1966回、出国旅客数は同25%増の2万6100人。隔離措置の緩和で増加傾向に転じた。

 国内線の発着回数は、同39%増の1286回。前々年比では同28%減で、21年10月同期の同34%減から改善した。LCC(格安航空会社)各社が旅行需要の増加を見据えて復便した。

 田村社長は「(11月26日(金)から)1日の入国者数の上限が3500人から5000人に増えるため、12月は旅客数が増加するだろう」と予想した。

船橋、柏から乗換なしで日光へ 東武トップツアーズが12月18日限定でツアー実施

2021年11月25日(木) 配信

スカイツリートレイン

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は12月18日(土)限定で、千葉県の船橋駅・柏駅から東武鉄道の展望列車「スカイツリートレイン」に乗り日光へ行く日帰りツアーを実施する。

 同ツアーは、通常直通列車の設定が無い船橋・柏方面から日光へ「スカイツリートレイン」を貸切で往復利用し、乗換なしで日光への旅が楽しめる。日光の2社1寺の観光に便利な循環バスが乗り降り自由の「世界遺産めぐり手形」や、500円分の買い物券がセットになっているほか、往復の利用列車はソーシャルディスタンスに配慮し、1人でペアシートやツインシートの2人席を利用できる。また、ツアー限定のスタンプラリーを実施。日光でのフリータイム時に対象施設をまわってスタンプを集めると、プレゼントがもらえる。

 旅行代金は船橋駅・柏駅発着ともに1人大人8900円、小学生5600円。募集人員は80人。申し込みは同社柏支店かWeb販売サイトまで。

スペイン政府観光局、年内にも視察旅行実施する予定 観光業と朝食会開く

2021年11月24日(水) 配信

旅行会社などから約30人が集まった

 コロナ禍での受入状況や、日本の収束を見越した誘客計画をアピールしようと、スペイン政府観光局は11月24日(水)、The Okura Tokyo(東京都港区)で、旅行会社や観光系団体、省庁などを招いて、朝食会を開いた。年内にも視察旅行を実施する予定だ。

 朝食会には感染防止をはかるため、人数を約30人に限定した。ホルヘ・トレドスペイン特命全権大使は冒頭、全世界からの入国者数が約8千万人だった19年には、約69万人の日本人が同国を訪れたことや、JTB総研による海外旅行再開後に行きたい国の調査結果で、スペインがヨーロッパのなかで2位となったことに触れ、「日本からの来訪者数は今後、増加する余地がある」とあいさつした。

ホルヘ・トレドスペイン特命全権大使。約69万人の日本人が19年に、訪れていたことなどから、「日本からの来訪者数は今後、増加する余地がある」と強調した

 政府観光局のハイメ・アレハンドレ局長は、ワクチン接種済証または陰性証明書の提示者には隔離を免除していることを説明。さらに、スペインのワクチン接種率が約9割に達し、衛生管理認証制度「セーフツーリズム認証」を国営ホテルなどに付与したこと、宿や飲食店などで接種済証などを求められることから、「スペインは最も安全な観光地の1つ」と強調した。

政府観光局のハイメ・アレハンドレ局長。ワクチン接種済証または陰性証明書の提示者には隔離を免除していることなどを説明した

 日本での隔離が免除された後の計画では、「日本人がワーケーションへの関心を高めている」として、「自然が豊かで、長期滞在者を迎える宿泊施設が多く位置するリゾート地カナリア諸島への誘客を強化する」と語った。

 同諸島は、バルセロナから飛行機で約3時間の場所に位置する。島内にあるガラホナイ国立公園は世界自然遺産に認定されている。

 最後には、「早ければ年内にも、観光業を対象にした視察ツアーを催行する。スペインへの入国の流れや安全性を確認してほしい」と参加を呼び掛けた。

100年に1度の変革期 新しい長崎の魅力を巡る旅

2021年11月24日(水) 配信

長崎県庁から見た工事中の長崎駅

 長崎県は11月17(水)~19日(金)、長崎市を中心にプレスツアーを行った。近年の長崎市では、長崎開港450周年のほか、長崎市恐竜博物館、出島メッセ長崎、ヒルトン長崎などの開業ラッシュなどにより大きな変化の最中にある。2022年秋には西九州新幹線が開業し、24年には長崎スタジアムシティが完成するなど、「100年に1度の変革期」が訪れている新しい長崎を巡った。

 

世界新三大夜景「長崎星・物語」

稲佐山展望台から見える長崎市の夜景。中央にハートが浮かび上がる

 長崎市は、「鶴の港」と呼ばれる長崎港を中心としたすり鉢状の地形に形成された斜面市街地が特徴的で、独特の都市景観が稲佐山展望台から望める。

 地形が生み出す立体的な夜景や、多方面から入江全体を見渡すことのできる夜景の美しさなどが評価され、長崎市で開催された「世界夜景サミット」でモナコや上海と並び、「世界新三大夜景」都市として認定された。

 稲佐山展望台は、東京タワーと同じ標高333㍍の高さから、夜景が360度眺望できる。展望台まではロープウェイとスロープカーが利用できる。

 また、今年7月にオープンした稲佐山山頂レストラン「ITADAKI」の店内はガラス張りとなっており、食事をしながら夜景を堪能できるような工夫が施されている。

 夜景を楽しむにあたり、午後8~9時50分の15分毎に5分間点灯される「長崎・星物語」も見どころの1つ。星座やハートのカタチなどが夜景の中に浮かび上がる「夜景灯」の演出が行われている。光の演出は時期や季節、イベントで変化するため、その時々での星座を見ることができる。

 

新幹線開業で沸く いま長崎駅が熱い

工事中の新幹線ホーム(長崎駅)

 来年秋に開業する西九州新幹線「かもめ」は、長崎~武雄温泉を運行する。武雄温泉~博多までは、在来線の特急区間となり、武雄温泉駅の同一ホームで対面乗り換え方式(リレー方式)を採用する。これにより、従来は最速1時間50分かかっていた長崎~博多間が、所要時間1時間20分に短縮される。

 武雄温泉~新鳥栖間もフル規格で整備することで、時間短縮や、新大阪までの直通運行の実現による中国・関西方面との交流人口の拡大が期待されている。

 11月19日(金)現在、長崎新幹線駅は工事が進められている。内装は「長崎らしい」デザイン。柱や天井にはレンガ造りと出島建物を想起させるタイルや架構を採用し、新幹線ホームは白い膜屋根で、明るい駅舎を演出した。

 新幹線開業に伴い、長崎初のコンベンション施設である出島メッセ長崎や、新しいランドマークホテルとなるヒルトン長崎など、駅周辺の施設を充実させている。

 また、ジャパネットホールディングスはこのほど、長崎駅から徒歩10分、三菱重工長崎造船所幸町工場跡地に「長崎スタジアムシティ」を建設する。スタジアムシティは、サッカースタジアムを中心に、アリーナ、オフィス、商業、ホテルなどを併設した複合型施設。開業は24年を目指している。

 

朝から長崎を楽しむ「朝たび長崎」プラン

 長崎国際観光コンベンション協会では、泊食分離+アクティビティ体験のプラン「朝たび長崎」を造成した。

 19年度、長崎市内へ訪れた観光客約690万人のうち市内に宿泊した人は270万人と、約4割に留まっていたことから、市内ビジネスホテル宿泊の魅力づくりを打ち出した。

 この一環として、市内のビジネスホテルから徒歩数分の場所にある飲食スポットでスペシャル朝ごはんを楽しみ、朝からアクティビティ体験を楽しむ「朝活プラン」を提供している。

 今回のプレスツアーでは、「ホテルベルビュ―長崎出島」に宿泊し、朝7時から中島川シーカヤック(シーカヤック長崎)を体験した。長崎の市街地を流れる中島川を、眼鏡橋近くから出島、長崎港までを往復するコース。

 料金は1人当たり2500円。所要時間は1時間半ほど。コースを変えての半日ツアーや1日ツアーも用意している。

 「旬彩ながや」では朝食として鯛茶漬けを頂いた。長崎の伝統柑橘「ゆうこう」を食べて育った「ゆうこう真鯛」を昆布締めした刺身は、途中で出汁をかけて出汁茶漬けにするとさらに美味しさが増す。

 

海とのコントラスト「長崎市恐竜博物館」

全身骨格ごしに見える海が見どころ

 10月29日(金)、野母崎にオープンした長崎市恐竜博物館は、日本で3カ所目となる恐竜専門の博物館。長崎の沿岸部・三ツ瀬層から10㍍級のティラノサウルス科の歯や、国内最大級のハドロサウルス上科の化石など、白亜紀後期の貴重な標本が数多く産出している。

 1階の常設展示室は、生物の進化や地球環境に関する5つのテーマで構成。約180点の標本を展示している。長崎から産出した化石のほか、オランダから取り寄せた6700万年前のティラノサウルス「トリックス」の全身骨格レプリカなど、化石の魅力が満載のエリアとなっている。

 また、海側は一面ガラス張りとなっているため、海や軍艦島を眺めることができる。スクリーンは1時間間隔で開閉する。青い海と空に「トリックス」のシルエットが浮かび上がるようすは圧巻だ。

 2階には全長6㍍のティラノサウルス科復元ロボットが設置され、においを嗅ぐしぐさや吠えるようすなど、生命力にあふれたリアルな動きを見せてくれる。

 オープンラボでは、国内の自然史博物館では2カ所しか導入していないX線CTスキャナが置かれ、化石研究を自由に見学できる。

 開館時間は午前9時~午後5時(入館時間は午後4時半)。休館日は毎週月曜日、12月31日、1月1日。観覧料は一般が500円、小・中学生、幼児が200円、3歳未満は無料。

 

クルーズ船で行く、世界遺産「軍艦島」

世界文化遺産「軍艦島」(端島)

 長崎港から約1時間で「軍艦島」・端島へ。島の南にあるドルフィン桟橋から上陸し、第1見学広場から第3見学広場まで、島の5分の1を見学可能。世界遺産に登録されているのは、明治時代に建造された護岸と廃坑道の坑口のみ。

 2015年に世界文化遺産に認定された「軍艦島」こと端島は、面積が約6万5000平方㍍しかない小さな海底炭鉱の島。岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋アパートが並ぶ外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼称されている。

 最盛期の1960年には約5300人が住み、当時の東京都の9倍もの人口密度を誇ったという。島内には小中学校や病院、映画館、パチンコホールなど、施設が充実していた。

 第1見学場から見える端島小中学校は、窓が大きく作られているのが特徴的。高層アパートばかりの島内では日の光が届かない場所が多かったため、学校にいる間は子供たちに太陽の光を十分に浴びてほしいという想いで作られた。

 新幹線の開業に沸く長崎は、観光客を迎え入れるための気運醸成として、県全体で誘客促進や観光体験の準備を進めている。27年には九州・長崎IR開業も控えており、今後も長崎から目が離せない。

移動式の宿泊施設「HUBHUB」をオープン 三井不動産らが実証実験で東京・人形町に 

2021年11月24日(水) 配信

RECEPTION、パーティールームユニット「BBQ-KITCHEN」

 三井不動産(菰田正信社長、東京都中央区)とグループ会社で新規事業を担うShare Tomorrow(須永尚社長)は11月22日(月)から、移動型宿泊施設「HUBHUB(ハブハブ)日本橋人形町」をオープンした。移動式ユニットを活用し、遊休不動産に集まる場所を創出する「HUBHUBプロジェクト」の実証実験施設として、来年1月まで運営する予定。

 同施設は、宿泊ユニットとバーベキューなどが楽しめるパーティールームユニット、フィンランド式ヒーティングルームを備えたプールユニットの3種類を組み合わせた「遊べる宿泊施設」をコンセプトに据える。各ユニットはコンテナサイズで、トレーラー車両登録と旅館業の営業許可を取得している。

佐藤貴幸プロジェクトリーダー

 11月18日(木)に開いた報道関係者向けの内覧会で、Share Tomorrow新規事業部の佐藤貴幸プロジェクトリーダーは、「新しいライフスタイルを作りたい」と狙いを語った。場所に応じた最適な拠点の創出や、BBQなど自宅では確保しづらい潜在的なニーズの高いコンテンツを生活圏内に設置することで、日常の生活に豊かさを提供したい考え。「観光よりも、近隣の人の利用を想定しており、マンションのパーティールームや趣味、ワークスペースのための場所として捉えている」。

 今後は、実証実験の結果を踏まえて具体的な事業化を検討しているが、佐藤プロジェクトリーダーは「将来的には各地に設置したい」と意気込む。事業化後は、グループ会社の宿泊施設を運営する部門に運営を託す想定という。

宿泊ユニット「GUEST-ROOM」

 なお、宿泊は最大4人までで、すべてのユニットが利用できる1棟貸切料金が1泊6万円(税・サ込)から。パーティールームとプールのデイユースはそれぞれ4時間、定員8人で2万円(同)から。利用日やプランにより価格は変動あり。申し込みは「HUBHUBプロジェクト」公式Webサイトからのみ受け付けているという。

クラツー、東京メトロらと連携 台東区を歩くツアー始める

2021年11月24日(水) 配信

銀座線(イメージ)

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都新宿区)はこのほど、日帰りツアーの新シリーズ「東洋初の地下鉄開業を成し遂げた東京メトロと大都市東京の街並みをあるく」を売り出した。第1回と第2回のコースが異なるツアーを計8回実施予定で、出発日は2022年1月19日(水)から。旅行代金は8980円。

 同企画は、クラブツーリズムと東京都台東区が11月1日(月)に締結した「観光分野における連携協定」の協力内容の1つ、「地域資源を活かした観光振興」の取り組み。同社と台東区、そして同区に本社を構える東京地下鉄(東京メトロ)の3社連携により、「持続的な江戸東京の魅力・活力創出事業」を実施する。

 今回のツアーは、東京メトロ沿線をゆっくりと散策しながら楽しめる、現地集合・現地解散型のウォーキングツアー。第1回の日本初の地下鉄・銀座線「上野駅から浅草駅」コースは、「駅員からのあいさつ」や「駅員による構内特別見学」などを組み込み、同ツアーでしか得られない体験価値を提供する。

 「上野駅から浅草駅」コースの出発日は、1月19日(水)、28日(金)、2月5日(土)、13日の計4回。第2回となる、東京を代表する繁華街の入り口「銀座駅から日本橋」コースの出発日は、2月4日(金)、22日(火)、3月11日(金)、19日(土)の計4回実施。