SUNQパス割引 九州高速バス乗り放題

2022年10月26日(水) 配信

ドカンと!秋のSUNQ祭

 九州・山口の47のバス・船舶事業者が加盟する SUNQパス運営委員会(宮﨑泰運営委員長)は12月23日まで、高速・路線バスなどがお得に利用できる「ドカンと! 秋のSUNQ祭」キャンペーンを行っている。

 SUNQパスは、九州と山口県西部の都市間高速バスと一般路線バスのほぼ全線、一部の船舶が乗り放題となるフリー乗車券で、約2400路線で利用できる。

 CPでは、「全九州+下関4日間」(1万4千円)を3千円引きの1万1千円で販売する。

 「全九州+下関3日間」(1万1千円)が9千円。「北部九州+下関3日間」(9千円)は7千円で、2日間は5千円。南部九州3日間は8千円となる。

観光庁看板商品事業で情報漏洩 申請事業者最大1万1483人分の個人情報(JTB)

2022年10月25日(火) 配信

観光庁はこのほど、地域の稼げる看板商品創出事業で個人情報漏洩が発生したと発表した

 観光庁は10月25日(火)、「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の補助事業者であるJTB(山北栄二郎社長)が管理・運用するクラウドサービスにおいて、アクセス権限を誤設定したことで申請事業者の個人情報が採択事業者(間接補助事業者)へ漏洩したと発表した。

 このほど漏洩した個人情報は、最大1万1483人分の個人情報を含む1698件の申請書類と、補助金交付申請書など。このなかには、組織名、部署名、役職名、氏名、業務連絡先用電話番号、メールアドレス──などの情報が含まれていた。

 JTBが管理・運用するクラウドサービスは、本来であれば、申請する事業者が自社の申請書以外にはアクセスできない仕様だった。

 しかし、クラウドサービス内に格納したデータへの個別アクセス権限を誤設定したことで、同事業の申請書類と補助金交付申請者などの情報が、ログイン権限を持つ事業者相互に閲覧可能な状態となっていた。

 同社の調査によれば、ファイルをダウンロードしたのは18件の間接補助事業者。この事業者に対して削除を依頼し、全件削除済みであることを確認している。クラウドサービスについては、同社が厳重に総点検を行い、アクセス権限が適切に設定された旨を観光庁へ報告した。

 JTBは今回の事態に対し、関係者へ謝罪の意を伝えるとともに「アクセス権限設定のチェック体制ならびに事業管理体制の徹底強化により、再発防止をはかっていく」と発表した。

 また、観光庁は、「今後このような事態が生じないよう、個人情報などの厳正かつ適正な管理について、補助事業者への指導を徹底していく」とした。

【PR】第3回観光経営力強化セミナー 12月7日(水)、都内で開催 テーマは「口コミマーケティング」 リアルな交流の場も提供

2022年10月25日(火)配信

 東京都と東京観光財団は2022年12月7日(水)、東京都内で第3回観光経営力強化セミナーを開催する。今回は、「口コミマーケティング」をテーマに、3部構成のプログラムを用意する。東京都内の観光事業者(旅行業や宿泊業、小売業、観光施設)に加え、「都内の観光産業に関わっている人」も対象に、11月30日(水)まで参加者を募集している。参加は無料。

 第1部のセミナー(午後2時5分-3時25分)は、「刻々と迫るインバウンド時代に不可欠な”口コミマーケティング”の過去・現在・未来」がテーマ。旅館と飲食店の事例を紹介する。旅館の事例では、未経験から京町家の宿 楽遊(京都市下京区)の運営を始め、Trip Advisor外国人が行きたい日本の旅館部門で、口コミ日本一を獲得した鈴木啓太氏が、口コミサイトを利用したマーケティング戦術や過去・現在の取り組みを解説。飲食店からは肉汁水餃子 餃包(東京都港区)の店長・曾茂氏が、集客に際して「こだわること」「捨てること」など、同店の取り組みを紹介する。

 第2部の東京観光産業ワンストップ支援センター事業説明会(午後3時35分-4時5分)では、今年7月に開設した新しい相談窓口を通じて利用できる、東京都や東京観光財団が提供する観光事業者支援メニューを紹介する。

 知見を深めるだけでなく、第3部では新しいビジネスが生まれる場として、参加者同士が交流を深める「名刺交換会・交流会」(午後4時5分-4時30分)も開催する。セミナーの感想や、互いの状況、これからの方針・新たなビジネス展開などを自由に意見交換してもらう。

 セミナーの参加登録はコチラから(Googleフォームへのリンクです)

第3回観光経営力強化セミナー

開催日:2022年12月7日(水) 午後2:00-4:30(1:45開場・受付)
会 場:測量年金会館 2階「大会議室」
    東京都新宿区山吹町11番地1
    東京メトロ有楽町線江戸川橋駅(2番出口)徒歩5分
    東京メトロ東西線神楽坂駅(矢来町側出口)徒歩5分
定 員:来場参加 60人、オンライン100人(要事前申込)
    来場参加は、第3部の名刺交換会に参加希望のある人が優先
参加費:無料                             
対 象:東京都内の観光事業者・観光産業に関わっている人
プログラム:
 第1部 セミナー
  午後2:05-3:25 ※オンライン同時開催 
  講演テーマ 刻々と迫るインバウンド時代に不可欠な
        ”口コミマーケティング”の過去・現在・未来
   Part1 京町家の宿 楽遊 鈴木啓太氏
   Part2 肉汁水餃子 餃包 曾茂氏
       Part3 質疑応答・ディスカッション

 第2部 東京観光産業ワンストップ支援センター 事業説明会
    午後3:35-4:05 ※オンライン同時開催

 第3部 名刺交換会・交流会
    午後4:05-4:30

セミナー講師紹介

旅館未経験から口コミ1位を獲得した戦略的訪日マーケター
株式会社AIS 訪日マーケティングアドバイザー/京町家の宿楽遊 鈴木啓太氏

【プロフィール】2013年に(株)AISに入社し、現在まで7年以上に渡り自治体や企業のインバウンドマーケティングに従事。2016年から京都の旅館「京町家楽遊」を運営する旅館事業を展開中。戦略的マーケティングとデジタル戦略、及び外国人受け入れ整備の対策の研究と徹底により、“Trip Advisor外国人が行きたい日本の旅館部門”で4年連続全国トップ10入り、1度の日本一に導く。インバウンドマーケティング、口コミに関わる講演実績多数。

強いチーム作りで口コミ1位を成し遂げた飲食店店長
株式会社アールキューブ代表取締役/肉汁水餃子餃包 曾茂氏

【プロフィール】2005 年に大学を中退し同社に入社。ラーメン店やカフェ店など複数業態の店長として従事し、その後取締役に就任。2012 年から新業態として肉汁水餃子餃包を開店。『世界でいちばん幸せになれる場所』をビジョンに掲げ開店以来業績を伸ばしている。世界最大の口コミサイト「Trip Advisor」で東京23区10万店舗中1位を2年連続獲得。Google口コミ件数地域No1。自店舗のみならず、暖簾分け店舗や卸先店舗の支援、コンサルティングも行う。

お申込み・問い合わせ

 観光経営力強化セミナー事務局(株式会社ゼロイン
 担当:安野・増田  午前10:00-午後5:00
 TEL:03-5537-5554 E-mail:info_seminar@zeroin.co.jp
 セミナーの参加登録はコチラから(Googleフォームへのリンクです)

 

【三重県】鳥羽シーサイドホテル 夕食バイキング料理を10月、リニューアル  イセエビ・松阪牛・牡蠣を使った料理や地元離島料理など

2022年10月25日(火)配信

イセエビ 磯香(いそか)鍋 煮込み麺(イメージ)

 三重交通グループの鳥羽シーサイドホテル(三重県鳥羽市)は10月1日(土)、夕食バイキング料理をリニューアルした。伊勢、鳥羽、志摩地域の特色ある料理をはじめ、 鳥羽市の離島料理 「鳥羽台所(トバキッチン)」 をアレンジし、宿泊客自身で 料理を仕上げるわくわく感を取り入れた 新メニューがラインナップに加わった。

 鍋の煮込み加減を好みで仕上げる「イセエビ 磯香(いそか)鍋 煮込み麺」や「手こねすし」「鰹出汁のお茶漬け」「松坂牛と伊勢うどんの煮込み」などが新たに登場したほか、造り盛合せが4種から7種盛へと ボリュームアップした。食事会場はホテル内「ラルジュ」または「シーサイドホール」。

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(10月号)」

2022年10月25日(火) 配信

http://zoomjapon.info

特集&主な内容

 9月30日発行の本誌10月号では、日本政府から個人自由旅行の完全な解禁の発表がある前でしたが、日本の「開国」に備えて、まだフランス人があまり訪れていない日本の地域を紹介しました。その象徴的なルートは、JR山陰線です。砂丘に代表される鳥取は、日本の文化に親しむフランス人にとっては、小説や映画の“砂の女”の舞台であり、写真家植田正治の故郷としてよく知られています。最近は“海の京都”として知られる天橋立や船屋が連なる伊根町などがある京都府北部も、昨年からパリで全作品が公開されている“寅さん”でフランス人には馴染みになった場所です。ほかにも、日本の近代史で重要な舞鶴や、東尋坊の絶景も取り上げました。さらに通常の旅行ページでは、最新の列車、観光特急「あをによし」を紹介しています。

〈フランスの様子〉フランス人はベジタリアンに?

9月8日付けLe Monde紙の紙面。「電力:中小企業は“とどめの一撃”に不安」

 フランス人を理解するためには個人意識の強さだけではなく、最近は環境意識の高さも重要なポイントになっている。◆近年、もう一つ顕著になりつつあるのが、ベジタリアン傾向だ。◆フランスの小学校の給食では、すでに数年前からは週に1回だったベジタリアンメニューを週に2回とする試みが、この9月から一部の自治体で始まっている。一部の自治体では、毎日というところも。◆とはいえ、フランスの学校給食は、日本とは違い、社食などのように、自分が好きなものを数種類のなかから、前菜、メイン、デザートと選ぶので、メインのベジタリアンメニュー以外にも、肉や魚が選べる。◆ベジタリアンメニューを提唱するのは、地球環境のためと、子供たちの健康のためで、一般的にもフランスではさまざまなベジタリアンレストランが一ジャンルとして定着し始めて久しい。◆ただし現状では、9割近くの子供たちがベジタリアンメニューを選ばない自治体があったり、親もそこまでは望まないという調査も。◆それでも、日本で言う豆腐ハンバーグのような「ベジタリアンラザニア」が好物になっていくフランスの子供たち。将来どうなるだろうか。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

福島12市町村の観光資源55件選定 HPで観光資源マップ公開(復興庁)

2022年10月24日(月) 配信

復興庁はこのほど、福島12市町村の観光資源55件を観光資源マップにまとめた(復興庁HPから)

 復興庁はこのほど、「福島12市町村における魅力ある観光地域づくり研究会」で選定された観光資源55件の観光情報を観光資源マップなどにまとめ、復興庁ホームページで公開した。

 2011年3月に発生した福島第一原子力発電所の事故に伴う避難指示の対象となった12市町村が、「10年越しに最新かつ充実した観光情報をまとめられた」(復興庁)として、地域の魅力紹介やモデルコースを掲載している。

 観光資源は第一次産業、伝統文化、食文化、スポーツ、自然、復興、物産、宿泊──の8種別。HPで公開している観光資源マップでは、A~Fまでのモデルコースを用意した。

 選定された観光資源の例として、富岡町の「夜の森の桜並木」は、富岡町の誇りの桜並木として紹介。福島県を代表する桜の名所であり、全長2・2㌔にわたって420本が植えられている。現在は800㍍の区間で190本のみ観賞できる。

 サッカーのナショナルトレーニングセンターであり、震災後は原発事故の対応拠点でもあったJーVILLAGE(楢葉町)は、19年4月から施設が全面再開した。観客席付きスタジアムや天然ピッチ8面、人工芝ピッチ2面、雨天練習場のほか、全200室のホテル、フィットネスジム、アリーナ、プールなどを備えている。21年東京五輪の聖火リレーの出発式の会場となったことでも知られている。

 また、環境省ではホープツーリズムの一環として、飯舘村長泥地区の中間貯蔵施設において、環境再生事業見学コースを用意した。

 福島県内の除染で発生した土壌や廃棄物を県外最終処分するまでの間、安全・集中に貯蔵している。同地区では、除染で発生した土壌のうち、放射能濃度が低いものを再生資材化して盛り土に活用し、農地を造成する事業を進めている。

 中間貯蔵施設見学コースでは、土壌貯蔵施設の見学や、第一原発・土壌貯蔵施設を遠望する。

 飯舘村長泥地区見学コースでは、プレゼンルームで概要の説明や動画を観たのち、水田試験エリアを見学し、展望台から農地盛土造成地を展望する。

ガイド研修受講者を募集 高付加価値なインバウンドに対応できる人材育成(観光庁)

2022年10月24日(月) 配信

観光庁は高付加価値な訪日観光サービスを提供するガイド育成の研修受講者を募集する

 観光庁は10月24日(月)~11月10日(木)まで、「高付加価値なインバウンド観光サービスを提供するガイド育成事業」の研修受講希望者を募集する。スキルアップ研修プログラムやネットワーキングを用意した。

 観光庁は、「ポストコロナの時代でもインバウンドには大きな可能性があり、2030年訪日外国人旅行者6000万人・旅行消費額15兆円などへの目標達成に向けた取り組みを行うことが必要」という認識を示している。

 高付加価値な観光体験を提供するに当たり、旅行者の知的好奇心や探究心に応えることができるガイドの担い手確保・質の向上のため研修を実施する。

 通訳ガイドとして今後も活躍していく意向がある、同業者(ガイド)と自分の持っている知見・情報を共有してゲストへのサービス向上していく意欲がある、集合研修・実地研修・旅程&コンセプト造成研修・ネットワーク構築会にリアルタイムで参加可能、日本語での研修受講に支障がない、英語を使ってガイドができる──などの条件をクリアする必要がある。

 定員は約50人。費用は原則参加費無料。開催地までの交通費や滞在費、食費などは自己負担となる。

松江で光のフェス 中国地方初11月19日から

2022年10月24日(月) 配信

「幻想的な雰囲気を創出」(イメージ)

 光のライトアップイベント「フェスタ・ルーチェ in 松江」が11月19日から来年2月26日まで、島根県松江市の松江フォーゲルパークで行われる。

 11月19日から来年1月9日までは毎日実施し、1月10日から2月26日の期間は土・日・祝日に実施する。全66日間。

 フェスタ・ルーチェは、国際的なイルミネーションメーカー・MKイルミネーションや同社の製品と技術を日本で展開するタカショーデジテック(和歌山県)などでつくる実行委員会が、2017年に和歌山県で始めた。これまで全国5カ所で開催し、70万人以上を動員する人気のイベントだ。

 中国地方での開催は初めてとなる。会場の松江フォーゲルパークは、32㌶の広大な緑豊かな丘陵地に建つ全天候型の花と鳥のテーマパーク。ベゴニアやフクシアなど約1万株を常時展示する国内最大級の室内ガーデン「センターハウス」や、2つの鳥の温室、これらを結ぶ屋根付き回廊が、さまざまなイルミネーションで彩られる。

 センターハウスでは「花と光」をテーマにした光のショーが行われ、屋根付き回廊ではランタンやネオンライトなど10種類以上のコンテンツでライトアップされる。

 フォーゲルパークは特定日を除き、夜間営業を行っておらず、ライトアップとともに夜のパーク内の雰囲気も楽しそうだ。

 開催時間は午後6時から9時まで(最終入場は8時30分)。入場料は大人1800円、子供(3歳以上中学生以下)1千円。前売券はそれぞれ200円引き。

安来市観光協会 ガイドツアー始動 サイクリングで満喫

2022年10月23日(日) 配信

田園風景のなかをサイクリング

 島根県安来(やすぎ)市の安来市観光協会は10月8日、日帰りの自転車ツアー「サイクルナビゲーターとめぐる安来ぶらりチャリ」をスタートさせた。

 同ツアーは、JR安来駅を拠点に、所要時間約5時間前後で市内をめぐるもので、サイクルナビゲーターと称するガイド役が、観光地や体験メニュー、昼食を組み合わせた行程を案内する。立ち寄り先で地元住民とのふれあいの機会を設定するなど、安来観光の魅力をより深く体感してもらう狙いだ。同協会が新型コロナ収束後の新たな観光を見据え、昨秋にモニターツアー、今夏にガイド養成講座を実施するなど準備を進めてきた。

 今秋は10月8日から11月27日までに5本のツアーを設定した。設定日によりコースは異なる。参加費は4千円(自転車持ち込みの場合は500円引)。

 それとは別に、島根県主催で同協会が企画・運営する「水鳥観察&和鋼博物館・雲樹寺サイクリングモニターツアー」も11月12、20日に実施予定だ。

 第1弾となったのが、市内の能義・伯太・雲樹寺方面を周遊する約25㌔のコース。定員の8人が参加し、「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な漫画家・水木しげる氏の妻である武良布枝さんのふるさとで、生家などがある「ゲゲゲの女房のふるさと」や、1926(大正15)年創業の大正屋醤油店、22年に創建された臨済宗妙心寺派の古刹、雲樹寺などを訪ねた。当初コースには入っていなかった、たたらの総合博物館「和鋼博物館」も訪れ、イベント開催していた古代たたらの復元操業を見学した。

昼食で参加者同士の交流も

 昼食はそばの老舗「民芸そば志ばらく」で割子そばなどを味わい、参加者同士の親睦を深めた。

 同協会の門脇修二事務局長は「安来は観光施設、立ち寄りスポット、沿線風景とそろい、サイクリングに適している。ほとんど車が通ることのないルートを走るのでストレスもない」と安来でのサイクリングの利点を強調し、「ナビゲーター養成を続けながら、サイクリングでの交流人口増加に結び付けていきたい。安来の魅力再発見につながるツールになれば」と意気込む。

〈観光最前線〉ウポポイに行ってきた!

2022年10月22日(土) 配信

ウポポイ(民族共生象徴空間)正面入口

 今年9月に北海道・白老町へ行ってきた。町内に妻の実家があり、昨年9月に義父が亡くなったので一周忌の墓参りでの帰省だった。

 1年前の葬儀で帰省した際は、北海道もコロナ禍で「緊急事態宣言」実施期間中だったため、通夜も葬式も火葬場も身内だけで執り行った。休業要請で外食店はどこも閉まっており、通夜の晩は近くのコンビニでサッポロクラシック缶を購入して、独りさびしく呑んだ思い出もある。

ウポポイPRキャラクター「トゥレッポん」

 東京へ帰る前に新しくできた「ウポポイ(民族共生象徴空間)」へ立ち寄ってみたが当然の如く休館中で敷地内に入ることすらできなかった。年末に再度帰省した際も同じだった。今秋になってようやく入場することができ念願が叶った。国立アイヌ民族博物館は待たされた分だけ感慨も一入だった。

【古沢 克昌】