成田空港活用協議会、高校で出張授業 人手不足で選択肢にしてもらう

2023年1月7日(土) 配信

講師はカウンター業務を行うJALスカイのスタッフが務めた

 成田空港活用協議会(佐久間英利会長、千葉県千葉市)はこのほど、千葉敬愛高等学校(同四街道市)に空港でカウンター業務などを行うJALスカイのスタッフを派遣し、高校生に航空関連業種への興味や関心を高めてもらうための出張授業を実施した。

 空港関連の一部の業種で現在も人手が不足するなか、成田空港では新滑走路の建設などさらなる機能強化で航空需要の増加が見込まれる。これを受け、将来高校生に同空港での就業を選択肢にしてもらいたい考え。

 当日は、航空・空港関連の仕事について聴講を希望する1~3年生の32人が出席。生徒からは「『英語が得意だから国際関係の仕事に就きたい』と漠然と考えていたが、航空関係の仕事に魅力を感じた」や、「仲間との協力のほか、お客様からの励ましを聞き、やりがいを感じられると思った」などの声が挙がった。

 同協議会は今年、ほかの学校でも出張授業を実施する予定だ。

大河ドラマ需要を好機に 徳川家康ゆかりの地を巡るin静岡

2023年1月6日(金) 配信 

徳川家康公(秋葉総本山 可睡斎・宝物館にて)

 静岡県観光協会は昨年12月8(木)~9日(金)、徳川家康ゆかりの地を巡るプレスツアーを行った。1月8日(日)から、静岡県ゆかりの偉人・徳川家康を主人公としたNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映される予定だ。大河ドラマ需要を好機とした静岡市や浜松市をはじめとした各地域が一丸となり、受入体制の整備に注力している。ツアーでは、家康にまつわる史跡や城、寺を訪問し、放映に向けて準備が進められている大河ドラマ館を視察した。

 

家康の人生は波乱 ゆかりの地を巡る

 江戸幕府を開き、260年余にわたる江戸時代の基礎を築いたとして、日本で最も有名な偉人ともいわれる徳川家康。その人生は苦難と忍耐の連続だったという。

 ツアー1日目は、武田信玄と徳川家康・織田信長の間で行われた「三方ヶ原の合戦」に関係する浜松市の城跡・古戦場をバスで巡った。信玄率いる武田軍に大敗した家康の敗走ルート(三方ヶ原古戦場~犀ヶ崖古戦場~浜松城)を逆走するカタチだ。

 家康の敗走ルートに当たる地域には、各逸話が語られている。例えば、敗走中の家康が途中で立ち寄った茶屋で小豆餅を食べていたが、追手に気付いて代金を払わず逃げ出たところ、茶屋の老婆が代金を求めて2㌔も追い掛けたとされる「小豆餅町」と「銭取」地区など、町名やバス停の名前に名残が見られる。

 家康と居眠り和尚のエピソードが有名な曹洞宗の禅寺「秋葉総本山 可睡斎」は、地産の旬の食材が使われた精進料理が楽しめる。2人以上から予約可能。季節によっては特別な精進膳も期間限定で味わえる。1週間前要予約。

 宿坊体験では写経や坐禅、読経などを行う朝の勤行を体験できる1泊2日の宿泊も受け付けている。料金は1人当たり税込み9000円。企業や団体、学校などの研修も受け入れている。

 可睡斎の敷地内には数多くの文化遺産があり、武田勢に追われた家康が隠れたとされる「出世六の字穴」という洞が残されている。この後、家康が天下人として出世したことからこの名前がついたとされる。

 朝昼夜の勤行を行う本堂には、家康を始めとした歴代将軍や徳川先祖代々の位牌を祀る「徳川家御霊屋」も設置されている。

 

家康が祀られた神社を訪ねて

 死後、神号を東照大権現とされた徳川家康を祭神とした東照宮は、各地の大名によって全国に700社ほど建立された。明治時代の神仏分離令に伴う廃仏毀釈の影響で、現存しているのは130社ほど。家康の遺体は遺言の通り現在の静岡市・久能山に葬られ、一周忌には現在の栃木県・日光山で改めて埋葬されたという。これが有名な「久能山東照宮」と「日光東照宮」となる。

 久能山東照宮の本殿へは、山の麓である石鳥居から1159段の階段を上がるルートのほかに、日本平ロープウェイを使って行くことができる。

 国宝指定されている御社殿は、家康を祀る本殿と、参拝をするための拝殿を石の間でつないだ「権現造」や、つややかな黒漆や赤漆で仕上げられた「総漆塗」、当時の職人の技巧が光る極彩色の装飾が鑑賞できる。当時の技術を結集して作り上げられた久能山東照宮は、のちに全国各地に作られた東照宮造りのモデルとなった。

久能山東照宮 国宝・御社殿

 

大河ドラマ館 開館準備進む

浜松城と共に望む「浜松 大河ドラマ館」

 静岡県は、22年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に引き続き、2年連続で大河ドラマの舞台となる。これに伴い、静岡市・浜松市・岡崎市の3カ所に大河ドラマ館が設置される。今回のツアーでは、浜松市と静岡市の大河ドラマ館予定地を訪問した。

 浜松大河ドラマ館は、出世城と名高い浜松城がある浜松城公園敷地内に建設された。ドラマの放送内容に合わせてプレオープンとグランドオープンの2回に分けて開業する。1月22日(日)のプレオープンでは、ドラマの基本情報や、年表、歴代作品のシアター映像など、歴代の大河ドラマが描いた徳川家康を中心に展示する。3月18日(土)のグランドオープンでは、ドラマに登場する小道具や衣装、出演者のパネル展示などを行う。プレオープン期間の入館料は大人400円、小人200円。グランドオープン後は大人800円、小人400円。

 静岡浅間神社内にある静岡市大河ドラマ館は、静岡文化財資料館(21年に閉館)を改築し、ドラマ内容に関する展示のほか、静岡・駿府のまち紹介を行うエリアも用意した。開業は1月27日(金)から。入場料は大人400円、小人200円。

 このほど開業する大河ドラマ館の来館者数は、1年間の開館期間で50万人を目標とし、大河ドラマを契機とした観光需要の創出に期待を寄せている。

 また、浜松城とのセット入場券や、1月13日(金)にグランドオープンする静岡市歴史博物館とのセット入場券の販売など、域内の周遊性を高めていく考え。

 静岡県観光協会は昨年10月、静岡県産の食材を使用した「食の新メニューコンテスト」を開催し、旅行者に楽しんでもらう新たなメニューを用意した。応募総数77商品の中から、団体旅行部門と個人旅行部門の2部門から5商品ずつ選出。

 プレスツアーでは、個人旅行部門でグランプリを獲得した「静岡グルメスペシャル10 桜えびやしらす盛り込み」(静岡市・入船鮨葵タワー店)と、同部門で特別賞となった「静岡抹茶ティラミスの巾着風クレープ包み」(浜松市・グランドホテル浜松)を味わった。新メニューは提案者の店舗で提供される。

左・「静岡グルメスペシャル10 桜えびやしらす盛り込み」、右・「静岡抹茶ティラミスの巾着風クレープ包み」

外国人在留支援コンソーシアム、第1回特定技能サミット開催へ 外国人採用の意義解説

2023年1月6日(金) 配信

会場とオンラインで開催する
 外国人支援に取り組んでいる企業や社会保険労務士、日本語教師など約60者で構成する外国人在留支援コンソーシアム(岩永智之理事長、東京都墨田区)は1月18日(水)午後3~7時に、TKP東京駅日本橋カンファレンスセンターホール(東京都中央区)とオンラインで「第1回特定技能サミット」を開催する。さまざまな業種で人手が不足するなか、外国人の採用活動を活発化したい考え。
 
 第1部では、出入国在留管理庁の担当者などが特定技能の現状と課題について
事前に参加者から募集した質問に回答する。第2部では、元ラグビー日本代表キャプテンでHiRAKUの廣瀬俊朗社長がラグビーの試合で日本人も相手国の国家を歌うScrum Unison(スクラムユニゾン)などの経験を基に、多文化共生における組織作りやリーダーシップなどについて講演する。
 
 第3部は軽食と飲み物を用意し、大交流会を行う。会員以外の参加費は会場が3千円、オンラインは1000円。会員は無料。大交流会は3000円。

はとバス 「二十歳を祝う会」開く 4人の門出祝う

2023年1月6日(金) 配信

本社で写真撮影

  はとバス(塩見清仁社長、東京都大田区)は1月6日(金)、初の「はとバス二十歳を祝う会」を行った。

 今年20歳の門出を迎えたのは、2021年に入社したガイド3人と整備士1人。

 毎年、祝日に当たる成人の日に業務多忙になるバスガイドのために、成人式を一足早く独自に行ってきた同社。今年は、民法改正に伴い22年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、「はとバス成人式」から名称を変更し、引き続き門出を祝う行事を実施した。

 磐井神社(東京都大田区)を参拝した4人は、「仲間を大切にこれからも頑張っていきたい」などと抱負や決意を語った。 

「インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト・シンポジウム」1月21日開催(北海道開発局主催) 白鳥大橋(室蘭市)の観光資源化など探る

2023年1月6日(金) 配信

 国土交通省北海道開発局は1月21日(土)午前 10時から、エンルムマリーナ室蘭(北海道室蘭市)で「北日本最大の吊り橋・絶景の白鳥大橋の観光資源化」をテーマに、「インフラツーリズム魅力倍増プロジェクト・シンポジウム」を開く。供用開始25周年を迎える「白鳥大橋」の観光資源化と、西胆振地域の広域周遊観光推進に向けて、“稼ぐ”観光圏の実現について考える。

 基調講演「観光庁における観光地域づくりの取組」では、観光庁観光地域振興部 観光地域振興課長の河南正幸氏が登壇。

 また、特別講演では、跡見学園女子大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科准教授の篠原靖氏が「広域観光を視野に入れた白鳥大橋のインフラツーリズム」について語る。

 パネルディスカッション「北海道観光の新たな幕開け! コロナ後の地域が稼げる観光地づくり」では跡見学園女子大学の篠原氏がコーディネーターを務め、パネリストには、観光庁観光地域振興課長の河南氏、室蘭開発建設部長の篠宮章浩氏、室蘭市長の青山剛 氏、登別市長の小笠原春一氏、伊達市長の菊谷秀吉氏が討論する。

 同シンポジウムは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、原則として、WEB上での聴講となる。 WEB聴講希望者は、1月17日(火)までに申込みが必要。問い合わせ・申し込みはQRコードから。

 

 

23年度観光庁予算、38%増の307億円計上 観光本格回復に向け、訪日観光に重点

2023年1月5日(木) 配信

23年度の観光庁予算は総額1870億2300万円となった

 政府は昨年12月23日(金)、2023年度予算を閣議決定した。観光庁関係予算額は、前年度比38%増の307億300万円(22年度予算額は222億5300万円)を計上した。22年度第2次補正予算の1500億2000万円を加え、同31・2%増の1807億2300万円を確保した。「観光立国復活に向けた基盤強化」と、「インバウンド回復に向けた戦略的取組」の2つを柱とし、観光の本格的な回復を目指す事業を盛り込んだ。

 国際観光旅客税(出国税)財源の充当額は、23年度の税収見込みを200億円で概算し、宮内庁管轄の三の丸尚蔵館の整備費を引いて、197億3100万円を計上した。前年度が80億9500万円だったことから、2倍超の額となる。

 東北の復興枠は、「福島県における観光関連復興支援事業」と、「ブルーツーリズム推進支援事業」に対し、前年度とほぼ同額の7億6900万円を計上した。

 

観光の本格的な復活 訪日施策を手厚く

 23年度の柱として、「観光立国復活の基盤強化」と、「インバウンド復活に向けた戦略的取組」の2つを挙げた。基盤強化では、観光資源の磨き上げや魅力向上、観光地域の足腰強化などを中心に取り組んでいく。

 インバウンド施策においては、訪日観光のV字回復に向けたプロモーションに多くの予算を割き、早期回復を目指している。

 

①観光立国復活の基盤強化

 「観光立国復活の基盤強化」で最も予算を割いた「文化資源を活用したインバウンドのための環境整備」では、同81%増の40億円を計上した。25年大阪・関西万博に向けて、文化資源を活用した観光コンテンツの磨き上げや創出を行う。また、戦略的なプロモーションを推進することで、観光インバウンドの需要回復と地方誘客、消費拡大を促進する目的。「Living History(生きた歴史体感プログラム)」として、城跡での茶会体験や忍者文化体験、古民家を宿泊施設へ転用するなど、文化財をインバウンド活用することで、地域活性化の好循環を創出するため、支援を行う。

 「国立公園のインバウンドに向けた環境整備」には同16%増の25億4500万円を充当する。「ポストコロナを見据えた受入環境整備促進事業」は、同21%減の21億4300万円を計上した。

 新規事業として、地域の食材を積極的に活用することによって食の価値を高め、宿泊業の付加価値の向上と地域経済への裨益効果を増大させる取り組みを調査・検証する「地域の資源を生かした宿泊業等の食の価値向上事業」に5600万円。また、「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりの支援」で、富裕層向けのインバウンド観光地づくりを推進するためモデル観光地を10カ所程度選定する。予算は1億円を計上した。

 

②インバウンド復活に向けた戦略的取組

 日本政府観光局(JNTO)の活動経費に「戦略的な訪日プロモーションの実施」事業として、23年度観光庁関係予算の中で最高額となる同89%増の123億5600万円を充当する。デジタルマーケティングの活用でマーケティング基盤の強化を行うほか、ポストコロナにおいて訴求力が高い観光コンテンツの発信を強化していく。旅行者の意識の変化も踏まえながら、旅行消費額の増加や地方誘客促進を目指し、戦略的なプロモーションを実施する。

 このほか、「円滑な出入国の環境整備」に36億4800万円を充てる。ストレスフリーで快適な旅行環境を目指し、ディープラーニング技術を用いた個人識別情報システムや、顔認証システム、出入国手続き時の多言語対応の強化など、最先端技術を用いて旅客の待ち時間の短縮をはかる。

HISなど3社、チャータークルーズ催行 「今年は再興の年に」

2023年1月5日(木) 配信

MSCベリッシマ

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)とクルーズプラネット(小林敦社長)、ベストワンドットコム(野本洋平社長)は2023年夏に、「MSCベリッシマ」のチャータークルーズを催行する。
  
 アフターコロナにおける新しい安全管理規定が各クルーズ会社から発表されたほか、日本発の外国船が3月から、3年ぶりに運航されることを受け、今年をクルーズ旅行の再興の年にしたい考え。
 
 同船は19年に新造。日本発着のクルーズ船として最大という17万㌧級の大型客船。レストラン12施設や20カ所のバーを備える。また、エンターテインメントや巨大LEDスクリーンドームを使った映像などを上映する。

 販売する商品のうち、「ねぶたに沸く、東北夏祭りとよさこい祭り、釜山クルーズ10日間」は8月2日(水)、神奈川県横浜市の大黒ふ頭を出発し、宮城県・石巻や岩手県・宮古、青森県・青森、高知県・高知、韓国・釜山などを訪れる。東北5大祭である青森ねぶた祭、盛岡さんさ踊りのほか、「高知市納涼花火大会」と同時に行われる「よさこい前夜祭」にも参加する。

 「お盆休み 佐世保・韓国ショートクルーズ 6日間」は大黒ふ頭から出航。長崎県・佐世保と韓国・済州島に寄る。世界遺産城山日出峰や東門市場に訪問するオプショナルツアーも用意している。

 両商品の特典として、大人2人と同室の18歳未満の子供代金を無料にする。さらに、過去HIS主催クルーズ旅行を利用した人には、1室2人までを上限に1人当たり最大2万円を割り引く。

蟹御殿 有明海の湯に「グラヴィティ・サウナ」誕生 有明海を全身で感じられる空間

2023年1月5日(木) 配信

グラヴィティ・サウナ

 蟹御殿(荒川信康社長、佐賀県・太良嶽温泉)はこのほど、有明海を全身で感じられるリトリートサウナ「グラヴィティ・サウナ」を同館有明海の湯にオープンした。

 サウナに最も適していると言われる木材「スプルース」(樹齢350~400年)を人の手のみで削り出し、力強さと有機的なやさしさを感じる空間とした。「有明海を幅5㍍の窓から眺める景色は時間を忘れてしまう」(荒川社長)という。

 多良岳の柔らかい地下天然水を贅沢に注ぎ込む水風呂は露天で、階段状に最大150㌢の深さがあり、肩まで浸かりながら有明海を眺められる。

 日帰り入浴は150分3300円(税込)で利用できる。

 「グラヴィティ・サウナ」は有明海の干満の差が最大6㍍に及ぶことから「引き戻すような重力のような」という意味が込められている。荒川社長は「有明海を眺めながら、心身ともに解放できるサウナを併設する温浴施設を作りたかった。お客様が本来お持ちの健全さを取り戻してほしい」と話す。

淡路サンプラザ 新客室2室オープン 海望む温泉内風呂付き

2023年1月5日(木) 配信

大きな一枚窓から海を望む(イメージ図)

 兵庫県洲本市の淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ(樫本文昭社長)は2022年12月30日(金)、異なるコンセプトの客室がそろう特別フロア「波の音」に、温泉内風呂付プレミアムルーム2室をリニューアルオープンした。

 オーシャンビューの和室で、広さは41平方㍍。室内に設けられた大きな1枚板の窓から、紀淡海峡が一望でき時間ごとに移り変わる海の眺望が楽しめるという。同館の客室で唯一、洲本温泉「うるおいの湯」を内風呂に引く。浴室はガラス張りになっていて、客室を通して海の眺望が見られる。

「和」をベースにした洗練空間(イメージ図)

 客室デザインは、過去に「波の音」の和モダンルームのデザインを手掛け、国際的なデザインコンペティションで数々の受賞歴を持つ設計事務所GOSIZEの藤田豪氏が監修した。

 和のしつらえをベースに、こだわりのアート作品を配する上質さが特徴。ヒバの浴槽や畳、マットレスなど和洋のマテリアル(素材)を組み合わせた新しい温泉旅館の空間を提示する。

東旅協千代田地区、3年ぶり業務懇談会開く 60人集まり施設PR

2023年1月5日(木) 配信

濵田千秋地区長

 東京都旅行業協会の千代田地区(濵田千秋地区長)は昨年12月23日(金)、東京都内でクリスマス業務懇談会を開いた。東京都旅行業協会協定会員連盟の会員が地区会員に施設をアピールした。3年ぶりの開催となった今回は約60人が集まった。

 濵田地区長は「会員から全国旅行支援の割引額の立て替えや制度の複雑さに苦労していると聞く。(官公庁に)声を挙げていく」と話した。

 また、旅行会社や宿泊施設をはじめ、ホールセラーや観光協会、ランドオペレーター、案内所など多様な会社が出席していることから、「交流をはかり、事業拡大に役立ててほしい」と呼び掛けた。

 東京都旅行業協会協定会員連盟の児島博司会長はさまざまな業種と関係性を構築することで、「団体だけではなく、個人旅行にも注力するなど多様化するニーズに応えてほしい」と語った。

児島博司会長

 受入業者PRタイムでは、各社がリニューアルした施設やアクティビティをアピールした。地区の各会員は力を入れている方面や体験コンテンツなどを説明した。

 このほか、クリスマスプレゼント交換会や出席者全員によるきよしこの夜の斉唱で、親睦を深めた。

クリスマスプレゼント交換会のようす